ザンクトガレン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 本当に運のよい出発でした。我々が関空を飛びたったのが9月3日の夜です。翌4日午前、台風21号が関西を直撃して全便欠航、さらにタンカーが連絡橋にぶつかり関空は閉鎖という事態となりました。<br /> 毎年続けてきた海外旅行のパターンなら4日午前に出発の予定のはずだったのを、今回観光日数を1日多く確保するため、前日の夜飛びたつ便に計画変更したのが運命の分かれ道でした。運に恵まれていたのです。もちろん、現地に到着するまでは関空が悲惨な状況になっているなんて全く知らず、楽しい旅行が始まることに心は弾んでいました。(関空で悲惨な目に合われた方に申し訳なくて、この旅行記をずっと書けずにいました)<br /><br /> 旅行の日程は以下の通り:★印がこの旅行記です。<br /> 9月03日(月) 19:10関空~22:10香港経由0:05~06:30チューリッヒ着<br />(機中泊)<br />★9月04日(火) ザンクト・ガレン、<br />        シュタイン・アム・ライン、コンスタンツ(コンスタンツ泊)<br /> 9月05日(水) メアスブルク、ウールディンゲン・ミュールホーフェン 、ユーバーリンゲン、シャフハウゼン(コンスタンツ泊)<br /> 9月06日(木) フェルトキルヒ、ブリゲンツ、リンダウ(コンスタンツ泊)<br /> 9月07日(金) シュトゥトガルト、バート・ヴィンプフェン、ハイルブロン(シュトゥトガルト泊)<br /> 9月08日(土) (ホーエンツォレルン城の予定でしたが中止)(シュトゥトガルト泊)<br /> 9月09日(日) エーベルバッハ、ハイデルベルク(マインツ泊)<br /> 9月10日(月) ザンクト・ゴアール、ボッパルト、オーバーヴェーゼル、バッハラッハ(マインツ泊)<br /> 9月11日(火) 13:45フランクフルト~06:50香港(機中泊)<br /> 9月12日(水) (08:00香港~12:55関空着の予定でしたが変更)<br /><br />もちろん、全てがうまくいった旅行ではありません。帰国の便ではトラブルに会いました。それらは後程。。。<br /><br />

2018夏ボーデン湖とライン川の旅01:運よく出発、ザンクト・ガレン

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2018/09/04 - 2018/09/04

28位(同エリア116件中)

blumental

blumentalさん

 本当に運のよい出発でした。我々が関空を飛びたったのが9月3日の夜です。翌4日午前、台風21号が関西を直撃して全便欠航、さらにタンカーが連絡橋にぶつかり関空は閉鎖という事態となりました。
 毎年続けてきた海外旅行のパターンなら4日午前に出発の予定のはずだったのを、今回観光日数を1日多く確保するため、前日の夜飛びたつ便に計画変更したのが運命の分かれ道でした。運に恵まれていたのです。もちろん、現地に到着するまでは関空が悲惨な状況になっているなんて全く知らず、楽しい旅行が始まることに心は弾んでいました。(関空で悲惨な目に合われた方に申し訳なくて、この旅行記をずっと書けずにいました)

 旅行の日程は以下の通り:★印がこの旅行記です。
 9月03日(月) 19:10関空~22:10香港経由0:05~06:30チューリッヒ着
(機中泊)
★9月04日(火) ザンクト・ガレン、
        シュタイン・アム・ライン、コンスタンツ(コンスタンツ泊)
 9月05日(水) メアスブルク、ウールディンゲン・ミュールホーフェン 、ユーバーリンゲン、シャフハウゼン(コンスタンツ泊)
 9月06日(木) フェルトキルヒ、ブリゲンツ、リンダウ(コンスタンツ泊)
 9月07日(金) シュトゥトガルト、バート・ヴィンプフェン、ハイルブロン(シュトゥトガルト泊)
 9月08日(土) (ホーエンツォレルン城の予定でしたが中止)(シュトゥトガルト泊)
 9月09日(日) エーベルバッハ、ハイデルベルク(マインツ泊)
 9月10日(月) ザンクト・ゴアール、ボッパルト、オーバーヴェーゼル、バッハラッハ(マインツ泊)
 9月11日(火) 13:45フランクフルト~06:50香港(機中泊)
 9月12日(水) (08:00香港~12:55関空着の予定でしたが変更)

もちろん、全てがうまくいった旅行ではありません。帰国の便ではトラブルに会いました。それらは後程。。。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
キャセイパシフィック航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 19:10関空発です。初めての夜の出発、初めてのキャセイパシフィック。予報では翌朝近畿に台風21号が最接近するとのことですので、今までの午前出発のパターンではなく、前日の夜の便を選んだことは偶然ながら本当にラッキーでした。<br />台風から逃げるように出発。

    19:10関空発です。初めての夜の出発、初めてのキャセイパシフィック。予報では翌朝近畿に台風21号が最接近するとのことですので、今までの午前出発のパターンではなく、前日の夜の便を選んだことは偶然ながら本当にラッキーでした。
    台風から逃げるように出発。

  • 22:10香港着。初めての香港空港、乗り換えまでの約2時間は退屈はしませんでした。写真はディズニーショップ。

    22:10香港着。初めての香港空港、乗り換えまでの約2時間は退屈はしませんでした。写真はディズニーショップ。

  • しかし表示が読めん!

    しかし表示が読めん!

  • これならわかります。0:05発のチューリッヒ行きに乗り換え。

    これならわかります。0:05発のチューリッヒ行きに乗り換え。

  • 6:30チューリッヒ到着。この頃関空が悲惨な状況になっているなんて全く知らず、楽しい旅行が始まることに心は弾んでいました。<br />(全てを知ったのはこの日の夜、ホテルでWiFiにつないだ時に入ってきた娘からのメールです)

    6:30チューリッヒ到着。この頃関空が悲惨な状況になっているなんて全く知らず、楽しい旅行が始まることに心は弾んでいました。
    (全てを知ったのはこの日の夜、ホテルでWiFiにつないだ時に入ってきた娘からのメールです)

  • 空港の地下が鉄道駅というのはありがたいです。7:48チューリッヒ空港駅発のIRに乗りました。

    空港の地下が鉄道駅というのはありがたいです。7:48チューリッヒ空港駅発のIRに乗りました。

  • 8:54、国境を超えると同時にコンスタンツ駅に到着。懐かしのコンスタンツ! 20年間ずっと再訪を望んでいました。

    8:54、国境を超えると同時にコンスタンツ駅に到着。懐かしのコンスタンツ! 20年間ずっと再訪を望んでいました。

  • まずはコンスタンツ駅でBodensee Ticketを購入。ボーデン湖周辺の鉄道、バス、カーフェリーが乗り放題の周遊券です。ボーデン湖周辺の周遊区間を3つのゾーンに分けて販売されていますが、われわれは全ゾーン3日間有効の二人用の切符(69ユーロ)を購入しました。これで3日間の移動は全てOK。

    まずはコンスタンツ駅でBodensee Ticketを購入。ボーデン湖周辺の鉄道、バス、カーフェリーが乗り放題の周遊券です。ボーデン湖周辺の周遊区間を3つのゾーンに分けて販売されていますが、われわれは全ゾーン3日間有効の二人用の切符(69ユーロ)を購入しました。これで3日間の移動は全てOK。

  • 旅行初日はスイスのザンクト・ガレンとシュタイン・アム・ラインをまわります。駅前のホテルCity-Hotel Konstanzに荷物だけ預け、列車の時間まで大聖堂を往復することにしました。<br />皇帝の泉Kaiserbrunnenの前を通って。。。

    旅行初日はスイスのザンクト・ガレンとシュタイン・アム・ラインをまわります。駅前のホテルCity-Hotel Konstanzに荷物だけ預け、列車の時間まで大聖堂を往復することにしました。
    皇帝の泉Kaiserbrunnenの前を通って。。。

  • 大昔の記憶を辿ってたどり着いたコンスタンツ大聖堂。これを見ただけでコンスタンツ再訪を実感、感慨深い。

    大昔の記憶を辿ってたどり着いたコンスタンツ大聖堂。これを見ただけでコンスタンツ再訪を実感、感慨深い。

  • 大聖堂内部を見たいのをぐっとこらえてコンスタンツ駅に戻りました。とにかく旅行は始まったばかり。まずはスイスの2つの街を訪問したあとで、夕方コンスタンツ旧市街をゆっくり見るつもりです。<br />(実はこの時の写真から後で重要なことに気付くことになりますが、それは後ほどの旅行記で)

    大聖堂内部を見たいのをぐっとこらえてコンスタンツ駅に戻りました。とにかく旅行は始まったばかり。まずはスイスの2つの街を訪問したあとで、夕方コンスタンツ旧市街をゆっくり見るつもりです。
    (実はこの時の写真から後で重要なことに気付くことになりますが、それは後ほどの旅行記で)

  • 9:48コンスタンツ発のS-Bahnでスイスの隣駅クロイツリンゲンに9:51着。カラフルな座席です。<br />

    9:48コンスタンツ発のS-Bahnでスイスの隣駅クロイツリンゲンに9:51着。カラフルな座席です。

  • 乗り換え予定の10:00発ザンクト・ガレン行が15分遅れで到着。列車を乗り換えても座席風景は同じです。しかしこの座席の色の配置は全くランダムなのでしょうか。

    乗り換え予定の10:00発ザンクト・ガレン行が15分遅れで到着。列車を乗り換えても座席風景は同じです。しかしこの座席の色の配置は全くランダムなのでしょうか。

  • 列車はボーデン湖畔を進みます。

    列車はボーデン湖畔を進みます。

  • 何とザンクト・ガレン手前のビッテンバッハからは工事中のためバスの代行運転のようです。ヴィッテンバッハには10:47の到着予定でしたが当然15分遅れで到着。

    何とザンクト・ガレン手前のビッテンバッハからは工事中のためバスの代行運転のようです。ヴィッテンバッハには10:47の到着予定でしたが当然15分遅れで到着。

  • これとつながる予定の10:50発のバスは既にいません。しかたなく次の11:20発のバスに乗車。

    これとつながる予定の10:50発のバスは既にいません。しかたなく次の11:20発のバスに乗車。

  • 11:37ザンクト・ガレン駅前到着。予定なら30分前に着いていたのですが。とにかく観光開始です。

    11:37ザンクト・ガレン駅前到着。予定なら30分前に着いていたのですが。とにかく観光開始です。

  • 駅前の中央郵便局。古風で落ち着いた感じの建物。

    駅前の中央郵便局。古風で落ち着いた感じの建物。

  • 駅前のバーンホフ広場から南へ延びるコルンハウス通りKornhausstr.を進むと左手に真っ赤な風景が。2005年に登場したシティーラウンジStadtloungeと呼ばれるアートと建築のコラボだそうです。この赤い車はポルシェでしょうか。

    駅前のバーンホフ広場から南へ延びるコルンハウス通りKornhausstr.を進むと左手に真っ赤な風景が。2005年に登場したシティーラウンジStadtloungeと呼ばれるアートと建築のコラボだそうです。この赤い車はポルシェでしょうか。

  • 赤いカーペット表面はゴム素材のようで、クッション感があります。奇妙な空間Roter Platz(赤い広場)を南に通り抜けてから東に移動。

    赤いカーペット表面はゴム素材のようで、クッション感があります。奇妙な空間Roter Platz(赤い広場)を南に通り抜けてから東に移動。

  • ガルス通りGallusstr.を東に進むと木組みの家が。その向こうに大聖堂の一部が見えます。

    ガルス通りGallusstr.を東に進むと木組みの家が。その向こうに大聖堂の一部が見えます。

  • 通りの先がガルス広場Gallusplatz。大聖堂の南西に位置します。

    通りの先がガルス広場Gallusplatz。大聖堂の南西に位置します。

  • 広場にはガルスの泉Gallusbrunnen。街の名前の由来になった聖ガルス様が立ってらっしゃいます。広場西側には木組みや出窓が見事な家が並んでいます。

    広場にはガルスの泉Gallusbrunnen。街の名前の由来になった聖ガルス様が立ってらっしゃいます。広場西側には木組みや出窓が見事な家が並んでいます。

  • 北に目を向けると壁にフレスコ画のある切手専門店Briefmarken-Mu:nzen。

    北に目を向けると壁にフレスコ画のある切手専門店Briefmarken-Mu:nzen。

  • グリフィン(頭と翼が鷲で胴体が獅子の怪物)が描かれていますが、何か逸話があるのでしょうか。

    グリフィン(頭と翼が鷲で胴体が獅子の怪物)が描かれていますが、何か逸話があるのでしょうか。

  • この家の出窓の彫刻もなかなかです。両端の彫刻は日本の狛犬そっくりに見えます。

    この家の出窓の彫刻もなかなかです。両端の彫刻は日本の狛犬そっくりに見えます。

  • さらにその右手の風景(大聖堂の北西側)。左の切妻屋根は観光案内所。右は緑の屋根つき木組みがユニークなチョコレート屋Chocolaterie am Klosterplatz。

    さらにその右手の風景(大聖堂の北西側)。左の切妻屋根は観光案内所。右は緑の屋根つき木組みがユニークなチョコレート屋Chocolaterie am Klosterplatz。

  • さて、大聖堂St. Gallen Kathedral (Stiftkrche St. Gallen)に入ります。入り口は北側です。

    さて、大聖堂St. Gallen Kathedral (Stiftkrche St. Gallen)に入ります。入り口は北側です。

  • 内部は華麗なバロックの世界、圧倒されます。白い柱と淡緑色の装飾がすごく調和していて格調高く感じます。天井画も華麗です。

    イチオシ

    内部は華麗なバロックの世界、圧倒されます。白い柱と淡緑色の装飾がすごく調和していて格調高く感じます。天井画も華麗です。

  • 主祭壇。金箔をふんだんに用いた装飾と細かい細工に感心させられます。内陣との仕切りに柵が設けられているのは珍しいのではないでしょうか。この金の柵も凝った細工です。

    主祭壇。金箔をふんだんに用いた装飾と細かい細工に感心させられます。内陣との仕切りに柵が設けられているのは珍しいのではないでしょうか。この金の柵も凝った細工です。

  • 柵より向こうの内陣部はかなり広いですね。大聖堂の東半分くらいありそうです。

    柵より向こうの内陣部はかなり広いですね。大聖堂の東半分くらいありそうです。

  • 内陣中央部に設置された聖歌隊席。装飾の浮彫は聖ベネディクトの生涯を表しています。(柵越しに撮影)

    内陣中央部に設置された聖歌隊席。装飾の浮彫は聖ベネディクトの生涯を表しています。(柵越しに撮影)

  • 祭壇側から見た身廊風景。パイプオルガンは1968年に作り替えられたそうです。

    祭壇側から見た身廊風景。パイプオルガンは1968年に作り替えられたそうです。

  • 天井中央部のフレスコ画。

    天井中央部のフレスコ画。

  • よく見たら、下の方で跪いている人の足だけが飛び出しています。ここだけ作り物。

    よく見たら、下の方で跪いている人の足だけが飛び出しています。ここだけ作り物。

  • 説教壇の繊細な彫刻も素晴らしいですね。

    説教壇の繊細な彫刻も素晴らしいですね。

  • 教会の起源は613年まで遡るようですが、この建物は1755-67年の建設です。次は大聖堂の外周を時計回りに。

    教会の起源は613年まで遡るようですが、この建物は1755-67年の建設です。次は大聖堂の外周を時計回りに。

  • 大聖堂の北、東、南側には旧修道院Kloster St. Gallenがあります。これは北側部分で現在は国立資料室と市裁判所。建物の向こうに聖ロレンツォ教会が見えます。

    大聖堂の北、東、南側には旧修道院Kloster St. Gallenがあります。これは北側部分で現在は国立資料室と市裁判所。建物の向こうに聖ロレンツォ教会が見えます。

  • 大聖堂の東側。コの字型の建物の内側は中庭(というよりも広場)Klosterhofがあります。東側部分は現在は官公庁。<br />23年前初めてここを訪れた時、この中庭は雪で真白でした。

    大聖堂の東側。コの字型の建物の内側は中庭(というよりも広場)Klosterhofがあります。東側部分は現在は官公庁。
    23年前初めてここを訪れた時、この中庭は雪で真白でした。

  • そして中庭から見た大聖堂。広い中庭のおかげてなんとか全景が撮れました。中庭の対角線の隅からです。

    イチオシ

    そして中庭から見た大聖堂。広い中庭のおかげてなんとか全景が撮れました。中庭の対角線の隅からです。

  • すごく大きく感じますが高さは68m。<br />この大聖堂は正面が東向きでルール違反のような建て方です。これは、カトリックの教会エリアの西側にプロテスタントが壁を建てたため、塔を建てる場所が無くなり仕方なく反対側に建てたんだそうです。<br />次に写真左手にある通路を通って修道院の南側に。

    すごく大きく感じますが高さは68m。
    この大聖堂は正面が東向きでルール違反のような建て方です。これは、カトリックの教会エリアの西側にプロテスタントが壁を建てたため、塔を建てる場所が無くなり仕方なく反対側に建てたんだそうです。
    次に写真左手にある通路を通って修道院の南側に。

  • 修道院南側の中庭は工事中でした。現在ここらの建物は男子中学校として使われています。この写真の右手にガルス礼拝堂があります。入り口に聖人と兵士の像がありましたが撮り忘れました。

    修道院南側の中庭は工事中でした。現在ここらの建物は男子中学校として使われています。この写真の右手にガルス礼拝堂があります。入り口に聖人と兵士の像がありましたが撮り忘れました。

  • ガルス礼拝堂Galluskapelle内部です。

    ガルス礼拝堂Galluskapelle内部です。

  • 天井は絵画でぎっしりでした。

    天井は絵画でぎっしりでした。

  • 建物の脇にひっそりと立つ修道士の泉(本当にそんな名前がどうか知りません、勝手に命名しました)。

    建物の脇にひっそりと立つ修道士の泉(本当にそんな名前がどうか知りません、勝手に命名しました)。

  • 建物沿いに少し西に移動すると修道院図書館Stiftsbibliothekの入り口があります。いつかスイストラベルパスでスイスあちこちの有料施設をタダ見して廻ろうという思いがあり、今回はパス(いつになるかわからんのに...)。

    建物沿いに少し西に移動すると修道院図書館Stiftsbibliothekの入り口があります。いつかスイストラベルパスでスイスあちこちの有料施設をタダ見して廻ろうという思いがあり、今回はパス(いつになるかわからんのに...)。

  • さらに西に進めば修道院の南西側に。建物の左部分は大聖堂の後陣、右半分は修道院図書館です。

    さらに西に進めば修道院の南西側に。建物の左部分は大聖堂の後陣、右半分は修道院図書館です。

  • 再びガルス通りを北に。先ほどのチョコレート屋の東側を進みます。

    再びガルス通りを北に。先ほどのチョコレート屋の東側を進みます。

  • 通りの突き当りには聖ロレンツォ教会があります。

    通りの突き当りには聖ロレンツォ教会があります。

  • 聖ロレンツォ教会Kirche St. Laurenzen。創建は12世紀中頃で、1851-54年にネオゴシック様式に改築。三角屋根がずらっと並んでいるのが面白い。

    聖ロレンツォ教会Kirche St. Laurenzen。創建は12世紀中頃で、1851-54年にネオゴシック様式に改築。三角屋根がずらっと並んでいるのが面白い。

  • 入って右手にあった立派なパイプオルガン。プロテスタントの教会ですから彫像などの装飾はないのにえらく華やかな感じがします。壁面装飾の色彩や模様がすごく派手に思えました。

    入って右手にあった立派なパイプオルガン。プロテスタントの教会ですから彫像などの装飾はないのにえらく華やかな感じがします。壁面装飾の色彩や模様がすごく派手に思えました。

  • ところで祭壇は反対側かと振り向けば、どこにもありません。

    ところで祭壇は反対側かと振り向けば、どこにもありません。

  • よくよく見ればパイプオルガンの前にあるのが祭壇のようです。祭壇とパイプオルガンが同じ側にあるとは珍しい。

    よくよく見ればパイプオルガンの前にあるのが祭壇のようです。祭壇とパイプオルガンが同じ側にあるとは珍しい。

  • このパイプオルガン、後ろのステンドグラスと調和してとても綺麗に感じました。

    このパイプオルガン、後ろのステンドグラスと調和してとても綺麗に感じました。

  • 説教壇です。

    説教壇です。

  • 教会入り口の向かい側にはあったチョコレート店Praline Scherrerの看板。ここからマルクト通りMarktgasseを北に進みます。

    教会入り口の向かい側にはあったチョコレート店Praline Scherrerの看板。ここからマルクト通りMarktgasseを北に進みます。

  • マルクト通りから左(西)に延びるシュミード通りSchmiedgasseを散策します。

    マルクト通りから左(西)に延びるシュミード通りSchmiedgasseを散策します。

  • 振り返ると木組みの家の向こうに聖ロレンツォ教会がちらり。

    振り返ると木組みの家の向こうに聖ロレンツォ教会がちらり。

  • シュミード通りですぐに目についたのはカフェPelikanの出窓です。17世紀末から18世紀に財を成した商人は出窓で家を飾り、自分の富を誇示しました。ザンクト・ガレンは繊維産業で栄えた街で、この店も繊維産業に絡んだ店だったようです。

    シュミード通りですぐに目についたのはカフェPelikanの出窓です。17世紀末から18世紀に財を成した商人は出窓で家を飾り、自分の富を誇示しました。ザンクト・ガレンは繊維産業で栄えた街で、この店も繊維産業に絡んだ店だったようです。

  • 当時の繊維産業を支えたのはトルコ人労働者で、この出窓を支えているのもトルコ人労働者のようです。<br />

    当時の繊維産業を支えたのはトルコ人労働者で、この出窓を支えているのもトルコ人労働者のようです。

  • シュミード通りには木組みの家も結構あります。

    シュミード通りには木組みの家も結構あります。

  • 花による装飾もあります。

    花による装飾もあります。

  • マルクト通りに戻り、少し北に進むと今度は右手(東)にシュピーザー通りSpisergasse。出窓がいくつか見えたのでこちらも散策。

    マルクト通りに戻り、少し北に進むと今度は右手(東)にシュピーザー通りSpisergasse。出窓がいくつか見えたのでこちらも散策。

  • 出窓のある街並みを感心しながら見て回りました。

    出窓のある街並みを感心しながら見て回りました。

  • ほんと、いろんな出窓があるものですね。

    ほんと、いろんな出窓があるものですね。

  • 再びマルクト通りに戻り、北に少し進むとマルクト広場Marktplatz。

    再びマルクト通りに戻り、北に少し進むとマルクト広場Marktplatz。

  • ヨアヒム・ファディアン(1484-1551)の像が立っています。ザンクト・ガレン出身の宗教改革者で市長としても活躍した人物です。遠目にはでっぷりしたおばさんに見えました。<br />

    ヨアヒム・ファディアン(1484-1551)の像が立っています。ザンクト・ガレン出身の宗教改革者で市長としても活躍した人物です。遠目にはでっぷりしたおばさんに見えました。

  • 向こうには聖マグニ教会St. Mangen Kircheが見えますが、そちらへは行かず、マルクト通りを後戻り。

    向こうには聖マグニ教会St. Mangen Kircheが見えますが、そちらへは行かず、マルクト通りを後戻り。

  • マルクト通りから西に延びるムルテル通りMultergasseを通って駅に戻ることにしました。ここがメインストリートになるのでしょうか、とても賑やかです。

    マルクト通りから西に延びるムルテル通りMultergasseを通って駅に戻ることにしました。ここがメインストリートになるのでしょうか、とても賑やかです。

  • 壁に人の頭がずらりと並んだブティック PKZ Women。この前を通りすぎると。。。

    壁に人の頭がずらりと並んだブティック PKZ Women。この前を通りすぎると。。。

  • ブローダーの泉Broderbrunnenがありました。

    ブローダーの泉Broderbrunnenがありました。

  • ブローダーの泉の後ろ(東側)の風格のある建物は銀行UBSです。泉に面したザンクト・レオンハルト通りSt. Leonhardstr.を西に向かうと。。。

    ブローダーの泉の後ろ(東側)の風格のある建物は銀行UBSです。泉に面したザンクト・レオンハルト通りSt. Leonhardstr.を西に向かうと。。。

  • 駅前のバーンホフ広場Bahnhofplatz。何かわからないモニュメントの向こうに見えるガラス張りの建物は市庁舎Rathausです。

    駅前のバーンホフ広場Bahnhofplatz。何かわからないモニュメントの向こうに見えるガラス張りの建物は市庁舎Rathausです。

  • その左手にあるのがザンクト・ガレン駅。しかし今回は鉄道駅を利用することはありませんでした。

    その左手にあるのがザンクト・ガレン駅。しかし今回は鉄道駅を利用することはありませんでした。

  • 帰りの便も途中までバスの代行運転です。13:09駅前発のバスに乗りました。午前中通った経路を戻り、次の目的地シュタイン・アム・ラインを目指します。

    帰りの便も途中までバスの代行運転です。13:09駅前発のバスに乗りました。午前中通った経路を戻り、次の目的地シュタイン・アム・ラインを目指します。

  • ザンクト・ガレン旧市街から出るあたりだったでしょうか、バスから見えた教会の外観にびっくり。名前は「開かれた教会」Offene Kirche。

    ザンクト・ガレン旧市街から出るあたりだったでしょうか、バスから見えた教会の外観にびっくり。名前は「開かれた教会」Offene Kirche。

  • バスは13:25にヴィッテンバッハ駅前に到着。13:42ヴィッテンバッハ発のS-Bahnでシュタイン・アム・ラインに向かいました(14:57着)。<br /><br />(シュタイン・アム・ライン) https://4travel.jp/travelogue/11528378

    バスは13:25にヴィッテンバッハ駅前に到着。13:42ヴィッテンバッハ発のS-Bahnでシュタイン・アム・ラインに向かいました(14:57着)。

    (シュタイン・アム・ライン) https://4travel.jp/travelogue/11528378

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  • maggieさん 2019/08/13 12:33:27
    はじめまして^_^
    blumentalさん

    ザンクトガレン懐かしく拝見させていただきました。

    2017年、チューリッヒに娘が留学していたので遊びに行き、その際ザンクトガレンにも訪れました。
    ちょうど大聖堂の前の広場には大きな音響設備のあるステージが設置されていたので、大聖堂の全景もカメラに収められず、その上、日曜だったおかげでお店も開いておらず、閑散とした街を散策し、ランチも選択の余地ナシでオープンしているカフェで食べ、あまりいい思い出はありません。
    それでも街中は、豪華な出窓やステキな街並みで、当時の繁栄ぶりを知ることができました。
    そして今回、blumentalさんの素敵な写真を拝見し、もう一度ゆっくりと訪問してみたいな…と思いました。

    また、関空からは間一髪で出発でき、ホントに良かったですね。1日違いで大違いでしたね。
    娘がチューリッヒの大学で仲良くなったスイス人の学生が、1年間の日本での留学を終え9/6に帰国する予定でしたが、関空があんなことになり、振替便の手配やらビザの延長手続き等で、1日中電話でお手伝いしていたことも懐かしく思い出しました。(帰国前1週間我が家に滞在していたので)
    彼らは早くから振替便を探し始めたので、幸いにも成田発の便のチケットが取れ(神戸から成田まで夜行バスで)、無事スイスに帰国しました。

    blumentalさんも帰国の際にはトラブルに遭われたのでしょうか?
    ドキドキハラハラしながら、今後の旅行記も読ませていただきます。
    長々と失礼致しました。


    maggie

    blumental

    blumentalさん からの返信 2019/08/14 09:25:41
    Re: はじめまして^_^
    maggieさん、

     こちらこそ、はじめまして。ご訪問いただいただけでなく、ご丁寧なコメントありがとうございます。
     maggieさんのザンクト・ガレン訪問も拝見しました(シャフハウゼン旅行記に入っていたんですね)。大聖堂前にステージがあって残念でしたね。毎年ザンクト・ガレン芸術祭のため特設舞台の設置時期があるそうです。
     maggieさんのこの旅、スーツケースが行方不明になるトラブルでスタートしたのを別の旅行記で知りました。いろいろ困難を乗り切られ、大したものだと感心しながら拝読しました。

     私どもの今回の旅行では、帰国便の香港~関空間だけがキャンセルされたため、代替機捜しに時間を取られてしまいました。関空は使えないので、香港~成田(しかも台湾経由)便を何とか手に入れました。私どものように大阪以西に住んでいる人間には、成田からの移動が一番長く感じられました。でも予定していた行程をほぼこなすことができ、大変満足しています。
     今現在、大型台風10号の接近とか香港空港の全便欠航とかで騒がれてますが、旅先ではこんなのには遭遇したくありませんよね。

     maggieさんの旅行記、いろいろなネタが盛り沢山、しかも語り口も軽快で、大変楽しく読ませていただいております。これからもよろしくお願いします。

    blumental

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