2018/08/23 - 2018/08/23
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nanochanさん
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JTBのツアーでスイスに旅行に出かけました。
7日間という短期間でしたが、ベルン、ザンクトガレンなどの世界遺産の街を訪れたり、マッターホルンでハイキングをしたり、氷河特急で沿線の景色を愉しんだりと、スイスを満喫した旅でした。
旅行のスケジュールは、次の通りです。
★1日目 羽田→ドーハ→チューリッヒ→古都ルツェルン観光→ ハスリベルク【ハスリベルク泊】
★2日目 ハスリベルク→世界遺産ベルン旧市街観光→世界遺産ラボォー地区散策→インターラーケン(ハーダークルム展望台)→ハスリベルク 【ハスリベルク泊】
★3日目 ハスリベルク→フランス・シャモニー→モンブラン観光(エギーユ・デュ・ミディ展望台)→テーシュ【テーシュ泊】
★4日目 テーシュ→ツェルマット→マッターホルン観光(スネガ展望台・ゴルナーグラート展望台)→テーシュ【テーシュ泊】
★5日目 テーシュ→サースフェー散策(ミシャベルアルプス)→
アンデルマット→氷河特急乗車→フィリズール→チューリッヒ 【チューリッヒ泊】
★6日目 チューリッヒ→世界遺産ザンクト・ガレン観光→チューリッヒ→ドーハ
★7日目 ドーハ→羽田
今日は、6・7日目 世界遺産ザンクト・ガレンを訪問した後、帰国します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
6日目のコースです。7日目は、ドーハから羽田に向かいます。
-
最後に宿泊したのは、「モーベンピック ホテル チューリッヒ エアポート」です。
今回の旅行の中で、唯一のシティーホテル
今まで、バスタブのないホテルばかりだったので、昨晩は久々に湯につかり、旅の疲れを癒やしました。 -
このホテルは、名前の通り、チューリッヒ空港の近くにあり、夕方にチューリッヒに着いた人や翌朝出発する人たちがよく利用するホテルです。
今日は、実質、旅行の最終日
午前中は、チューリッヒの東にある世界遺産「ザンクト・ガレン」の観光をし、午後には帰国の途に就きます。 -
ホテルを9時ころ出発し、ザンクト・ガレンに向かいます。
高速道路の両側には、牧草地が広がり、牛たちが草を食むのどかな風景が続きます。
ずいぶん牛の数が多いんだろうと思って、帰国後に調べてみると、スイスは、約155万頭で世界95位!!(2017年 乳牛+肉牛)
酪農王国だから、さぞ多いのだろうと思っていましたが、意外でした。
ちなみに、日本は約382万頭で世界64位で、スイスより上位でした。 -
約1時間とちょっとで「ザンクト・ガレン」に到着しました。
ザンクト・ガレンは、標高700mの比較的高地にある中世の都市で、世界遺産「ザンクト・ガレン修道院」が有名です。
1612年ころ、アイルランドの修道士「聖ガルス」が、神の啓示からこの地に小さな僧坊を建てたことがきっかけで、街や修道院ができ、その名前も「ザントク・ガレン」となったのです。 -
ザンクト・ガレンでは、修道院以外にも有名な物があります。
それが、この「出窓」
出窓は、繊維業で財をなした地元の富豪たちが、自らの財力を示す目的で作ったもので、繊細な彫刻や鮮やかな色使いなど、見ていて飽きません。
市内には古い出窓が100以上も残っているそうです。また訪れることができたら、一つ一つじっくりと見たいものです。 -
イチオシ
色々な出窓をながめながら15分ほど歩いていると、開けた場所に出ました。
世界遺産「ザンクト・ガレン修道院」です。
芝生の緑と青空にそびえ立つ2本の塔がとても美しい。
(※画面をクリックして、ごらんください) -
ザンクト・ガレン修道院の現在の建物は、18世紀に建造されたもので、中世修道院の面影はありませんが、後期バロック建築の傑作として高い評価を受けていました。
1983年、ザンクト・ガレン修道院と修道院図書館を含む敷地は、ユネスコの世界文化遺産に認定されました。 -
「パシャ」
自分が写るのはあまり好きではないのですが、大聖堂の美しさに負けて1枚だけ撮りました。 -
大聖堂のファサードです。
同じ鐘楼の塔が2つそびえ立つ、典型的な大聖堂の形です。
窓を覆う赤い扉と金色に光る時計が、塔のアクセントとなっています。
中央上部には、これまた見事な彫刻が施されています。
空には、一筋の飛行機雲が -
大聖堂の隣にある「修道院付属図書館」に向かいます。
千数百年前に造られた修道院付属図書館は、18世紀に建てられた修道院の内部に移されたため、ここに古い図書館があるようには思えません。
中庭は、工事中でした。
十字架を掲げた像は、修道士「聖ガルス」と思われます。(たぶん) -
この先に、修道院付属図書館への入り口があります。
-
ここが、図書館への入り口です。
入り口から、何人もの男子学生が出てきました。
ザンクト・ガレン修道院は、現在では修道院の機能はなく、驚くことに、建物は男子中学校として活用されているそうです。
何と、びっくり!! -
これが、世界遺産「ザンクトガレン修道院付属図書館」の内部です。
内部は、撮影禁止なので絵はがきの写真を載せました。
この図書館はスイス最古で、「世界の重要な図書館20」の1つに数えられています。
膨大な数の蔵書はもとより、バロック ロココ様式の華麗な内装や天井の華やかなフレスコ画にも、すっかり圧倒されてしまいました。
ここが、一般に貸し出しも行っている公立図書館と聞き、さらにびっくり! 入場料CHF12.00 荷物の持ち込みは、不可です。
(※google earth のストリートビューで図書館内部が見られます!) -
修道院には似つかわしくない「バスケットボール」のゴールが見えますか?
ここは、大聖堂の南側にある中庭です。
男子中学校の運動場として、地面にはハンドボールとバスケットボールのラインが描かれていました。 -
図書館の見学を終え、大聖堂の北側にある入口に来ました。
普通、入り口は祭壇の反対側にあることが多いのですが、この大聖堂は側面にあります。
入口の扉は、高さ5mほどの木製の重厚なものです。
下に小さな扉があってそこから入ります。入場は、無料です。 -
入り口の上部にあった彫像です。
どなたなのか、全く分かりません。
まぁ、えらい人だとは思いますが・・・。
さあ、ドアを開けて、内部に入りましょう。 -
「わー すごいっ」
声を出すのがはばかられるほどの、静謐な空間です。
柱の間に多く取られた大きな窓から差し込んだ光が、白壁に反射し、なんとも言えない荘厳な雰囲気を醸し出しています。
(※画面をクリックして、ごらんください) -
少し緑がかった白い柱と暗い色合いの天井画のコントラストが、とても美しい。
数々の精緻な彫刻と美しい天井画で彩られたこの大聖堂は、スイスに現存するバロック様式の建築物の中でも、特に重要なものの一つだそうです。
(※google earth のストリートビューで大聖堂内部が見られます!) -
中央ドームの天井画です。
天井画は、ヨゼフ・ヴァネンマッハーの作品で、聖ガルスや旧約聖書などを題材として、雲の層で分けながら物語が華麗に描かれています。 -
天井画の周囲には、いくつもの繊細な緑色の飾りがあります。
これは、この地方の典型的な装飾様式で、植物をモチーフとしています。 -
美しいポーズをとる天使を見付けたので、思わずズームして撮影しました。
ピントが甘くなってしまい、残念! -
一般的に、バロック様式の大聖堂は装飾が豪華ですが、これだけ内陣や祭壇が見事なものは珍しいそうです。
祭壇には、聖母子像が描かれています。 -
これは、柱に設けられた「説教壇」です。
いくつもの彫像や金色の飾りなど、煌びやかな装飾が全体に施されているのは、後期バロック様式の特徴です。
彫刻家のヨハン・クリスティアン・ヴェンツィンガーが手掛けたものです。 -
祭壇の反対側、大聖堂の後部には美しいパイプオルガンがありました。
できれば、こんな大聖堂で演奏される宗教音楽を、じっくりと聴いてみたいものです。 -
パイプオルガンの下には、水晶のオブジェ(?)がありました。
水晶は「純粋・無垢」を象徴し、心と魂を清め、生命力を活性化させるといわれています。 -
大聖堂の見学を終え、外に出ました。
初日に見たルツェルンの教会も立派でしたが、こちらは、さすがに「世界遺産」
感動、感動また感動でした。 -
ザンクト・ガレン修道院の北側にある建物です。
左側は、ザンクト・ガレン商工会議所
右側は、何らかの史跡だそうです。 -
これも、修道院北側の建物
屋根に小さな十字架があるのが、「ガーディアン エンジェルス チャペル」
その右手は、国立資料室と市の裁判所です。 -
これは、修道院西側の建物
美しいフレスコ画と出窓のある、スペイン料理店「クロスターホフ」です。 -
再度、北側に目をやりますと、大きな尖塔が目に入ります。
これは、「ザンクト・ローレンツェン教会」
大聖堂とは異なるゴシック様式の教会で、緑とオレンジ色のタイルで装飾された屋根がとても美しい。 -
海外旅行では、スタバの「ご当地マグ」を時々買います。
店は、ザンクト・ローレンツェン教会の北側のマルクトガッセ(マルクト広場)にありました。物価の高いスイスなので、きっと高いだろうなぁと思いましたが、意外に安く、CFH19.50でした。
なぜか、持っていた2枚のカードがいずれも使えず、仕方なく妻のカードを借りて支払いました。
マグカップには、時計、チーズフォンデュ、牛、マッターホルン、クマ、チョコレート・・・など、スイスの名物がいっぱい描かれています。 -
旧市街には、歴史ある建物がたくさんあります。
出窓のある建物のほかに、柱や梁が外にむき出しになったハーフティンバーの建物も見られます。
彫刻やバルコニーのある建物も多く、飽きることがありません。 -
ザンクトガレンの旧市街で目に付くのが、こんな、店の「看板」
いろいろな種類があり、どんな店か想像しながら歩くと、街歩きは一層楽しくなります。 -
12時頃にザンクト・ガレンを後にして、チューリッヒに戻る途中にレストランで昼食をとりました。
-
レストランの名前は、「ラデン・ゲランケポ」
日本人のツアーもよく利用する店のようです。 -
建物の外観と異なり、室内には、昔のインテリアがたくさんあり、いい雰囲気のレストランでした。
-
これは、昔の暖房器具です。
店には、店の歴史やアンティーク家具を説明する日本語のパンフレットがありました。 -
今回の旅行で訪れたレストランの多くに、オリジナルのランチョンマットがありました。
どれもデザインや色使いがすてきで、店の歴史や地域の名所などが描かれているものが多かったように思います。 -
今回の旅行では、たくさんの野菜サラダをいただきました。
どれも新鮮で、おいしかったです。 -
また、いろいろな種類のポテト料理も味わうことができました。
言語や習慣、建物、食事などを見ると、スイスが、隣国のドイツと深く関わっていることを感じました。 -
レストランの横に、犬のレリーフのついた噴水がありました。
スイスには、豪華な噴水や歴史のある噴水、かわいらしい噴水、素朴な噴水などが都会にも田舎にもたくさんありました。
噴水めぐりをするのも、楽しいかもしれません。 -
レストランの前にあった教会です。
小さい村にも、立派な教会が建っています。
窓のデザインが面白いと思いました。 -
7日間の旅行も「あっ」という間に終わってしまいました。
のどかなスイスの風景も見納めです。 -
15時にチューリッヒ国際空港に着きました。
6日間の楽しかった思い出が、よみがえってきます。
「明日は天気が悪そうですよ~」「モンブランは見えないかも~」と添乗員さんから、さんざん脅されましたが、結局は天気に恵まれた旅行でした。
スイスの神様、フランスの神様、どうもありがとう!! -
チェックインを終え、搭乗までの間にスイス土産を探しました。
スイスは切り絵細工が有名ということで、友人用に、スイスらしく実用的な「鍋つかみ」を数枚買いました。 -
スイスの航空会社というと「スイスインターナショナルエアラインズ」しか知りませんでしたが、「エーデルワイス エア」もあったのですね。
エーデルワイス エアは、チューリッヒー成田便もあったということが後で判明しました。 -
これは、ドイツのゲルマニア航空の旅客機です。
2019年2月5日、ゲルマニア航空は、資金繰りが悪化したため、破産手続きを申請しました。
この姿は、もう見られなくなってしまうのでしょうか? -
18時に、スイスに別れを告げ、飛行機はチューリッヒ国際空港を飛び立ちました。
ルツェルン、ベルン、インターラーケン、モンブラン、マッターホルン、ミシャベルアルプス、氷河特急、ザンクトガレン・・・どれもすばらしい所でした。 -
帰りもカタール航空(QR096便)
トランジットを含め、約22時間の旅です!!(涙)
値段か、時間かの選択で、「金がないから・・・」で中東経由のヨーロッパ便を選択しましたが、やはりキツい、キツすぎる・・・
次回は、金がかかっても、最低、ヨーロッパ内乗り換えにしよう!と決意しながら夕食を食べました。 -
カタール航空は、エコノミークラスでもアメニティーが配られます。
アイマスク、靴下、耳栓、歯ブラシなどです。 -
ドーハ空港で、ばらまき用に、スイス土産の定番「トブラローネ チョコレートパック」を買いました。
日本でも、カルディーやコストコ、成城石井あたりで入手できるので買わなくても良かったんだけれど、変わった味があるようなので、つい買ってしまいました。 -
「トブラローネ チョコレートパック」に入っていた、セントバーナードのぬいぐるみです。
ウイスキーボトルの代わりに、トブラローネチョコをぶら下げています。
うれしそうに犬が何か言っています。
「スイス 楽しんでくれたか? ワン」
「今度は 直行便で来るといいよ ワン」
6・7日目 終わりです。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。
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