2017/05/30 - 2019/06/07
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forestkoroさん
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5月末から6月初旬にかけて北欧のフィンランドとノルウェーに出かけてきました。
今回の旅の目的は憧れの「フィヨルド」を観ること、
また、訪問したことのないフィンランドとノルウェーの文化に触れてみたいと、
無謀にもホテルと飛行機のチケット、ベルゲン鉄道の周遊チケットだけ
代理店に頼んで、ツアーではない「個人旅行」で出かけてみることにしました。
ベルゲンステイ3日目。
この日は「ソグネフィヨルド周遊」を経て、ベルゲン鉄道でノルウェーの首都・
オスロへの移動日です。
いよいよ、大自然の造形美、憧れの「フィヨルド巡り」ができる!!
朝から期待度はマックスです!!
ベルゲン鉄道 → バス → 船 → フロム鉄道 → ベルゲン鉄道と
乗り物を使った大移動になります。
今回は、途中のミュールダールまでの様子をご紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ベルゲンステイ3日目。
この日は「ソグネフィヨルド周遊」を経て、
ベルゲン鉄道でノルウェーの首都・オスロへの
移動日です。
ベルゲン鉄道 → バス → 船 → フロム鉄道
→ ベルゲン鉄道と、乗り物を使った移動になるので
スーツケースが一緒でも良いのですが、
身軽な方が良いので「荷物別送サービス」を利用します。
これは予め申し込んでおくと、ベルゲンのホテルから
オスロのホテルまで荷物を回送してくれるサービスです
(250NOK/3,380円。逆のルートもあります)。
7時前にピックアップ予定だったのに、
7時20分を過ぎても全然来ません(汗)。
ホテルフロントのお姉さんに
「来ないんだけど?」と相談すると、
電話をかけてくれて「遅れているみたいだから
預かっておきます。大丈夫。気をつけて良い旅を!」
と送り出してくれました(ホッ!)。
代理店の話だと、過去にスーツケースが届かない
などのアクシデントがあったこともあるとか(汗)。
8時43分にベルゲン駅を出発する「ベルゲン鉄道」は
自由席。早めに行かないと良い席が取れないと
いうことで、小雨が降る中、8時過ぎにはベルゲン駅へ。。。
生憎の雨ですが、仕方ありません。。。
すでに駅の中は色々な国からの観光客で
ごった返していました。 -
あっ、その前にホテルで朝ご飯です。
たっぷりと腹ごしらえ(笑)。
船の上は相当に寒いらしいので、日本から
持っていったマグボトルに熱い紅茶もセットします。 -
この日は野菜が少し増えていました。
サーモンもたっぷりと!! -
さて、駅の改札が空くのは発車時間の10分ほど前。。。
並んでいようがいまいが、バーーっとホームにな
だれ込みます。
ベルゲンとオスロの約489kmを約6時間30分かけて
結ぶ「ベルゲン急行」(ノルウェー国鉄のローカル電車)
は世界屈指の景勝ルートとして知られています。
「ノルウェーの屋根」と呼ばれる高地を横断し、
荒々しい山々、渓谷、氷河、湖、森林、集落などが
次々と車窓に現れて旅人を楽しませてくれます。
そして、ノルウェー西部の海岸線に続く
大自然が創る雄大な造形美、それが
「フィヨルド」です。
ノルウェー語で「内陸部に深く入り込んだ湾」
を意味する「フィヨルド」は、U字、V字型の谷
(氷食谷)に海水が浸入して形成された入り江のことで、
切り立った岩肌に囲まれた静かな海は
氷河期から長い時間をかけて大地が削られたもの
なのそうです。
約100万年前の氷河期にはこの界隈は
厚さ1,000~3,000mもの氷河に覆われていたのだとか。
約1万年前から氷河は谷底を削りながら
海に後退していき、その時にできた谷に
海水が流れ込んでできたものが
上記のフィヨルドということになります。
ノルウェーを代表する5大フィヨルドの中で、
今回、訪れたのが、ヨーロッパ本土で最も長く、
深いと言われている「ソグネフィヨルド」です。
長さ204km、水深は最深部で1,308m、
ベルゲンの先から内陸に延び、先に行くほど
何本もの細いフィヨルドに枝分かれしています
今回は細い先端部分の「ネーロフイヨルド」と
「アウルランフィヨルド」を巡ってきました。
「ネーロフィヨルド」は、2005年にユネスコの
世界自然遺産に登録されています。 -
電車やバス、船を乗り継いで回る様々なルートの
周遊チケットがあるようですが、
私のチケットはベルゲン鉄道で「ヴォス」まで行き、
そこで「グドヴァンゲン」行きの
バスに乗り換えるチケットです。
この場合、進行方向に向かって「左側の席」を
確保するのがオススメ。
山岳風景や湖、民家など、のどかな風景か車窓に広がります。 -
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1時間10分ほどで乗換駅の「ヴォス」(Voss)に到着。
ちょっと前にノルウェー発のウルトラ・プレミアム・
ウォーターとして名を馳せた「VOSS」とは
関係がないみたいですね。
ちなみに「Voss」とは「滝」という意味だそうです。 -
こんな列車でした@「ベルゲン急行」。
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ここで駅前に何台も停まっているバスに
乗り換えます。
ここでもインターナショナル連合です(笑)。
隣はフランス人のマダムでした。 -
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バスはなだらかな平地からやがてスタルハイム渓谷
に沿って急な山道を上りはじめます。 -
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これが頂上付近に建つ「スタルハイムホテル」の
横にある碑。 -
霧で何も見えませんが、晴れていると
迫力の風景が望めるのだそうです。 -
そして下りとなりますが、この道がまたすごい!!
-
あり得ないような急勾配の坂を
スイスイと下っていきます。 -
ひっくり返るかと思いました(汗)。
カーブは13あるそうですが、車内の
インターナショナルチームからは
曲がる度に「ウワーーっ!!」という
どよめきが起こります。 -
皆さん、無事で良かったですね!!
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ドライバーさんはサービス精神旺盛!!
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あちこちの滝の前で「シャッタータイム」が
あります。 -
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1時間10分ほどでバスは「グドヴァンゲン」に到着。
ここでフェリーに乗り換えます。 -
フェリーの出航時間までは1時間ほどあるので、
周囲を散策。。。すでにだいぶ寒いです。
マグボトルに入れてきた熱い紅茶とカイロ、
さらにはホテルの朝食で作った「サーモンサンド」
(えっ?)で温まります(笑)。 -
私たちが乗るフェリー以外にも船の行き来はあります。
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「よくここまで来たなー!」と感慨に浸ります(笑)。
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港近くには吊り橋が。。。
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山々は切り立っています。
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近くにあったお土産屋さん。
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やがてフェリーの出航時間となりました。
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こんなフェリーです。
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グドヴァンゲンに別れを告げて出航です。
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グドヴァンゲンを出たフェリーは、
世界遺産に登録された「ネーロフィヨルド」を進み、
1時間ほど後に右に曲がって
「アウルランフィヨルド」ヘ入ります。 -
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「アウルラインフィヨルド」には町や村が
点在しています。 -
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最初はデッキで頑張っていましたが、
とにかく寒くて凍えそうです。
持っているものをすべて着込んでもまだ寒い!!
が、タンクトップにサンダル履きの人がいたり、
フリースやダウンを着込んでいる人がいたり、
概して現地の北欧系の人たちの方が
寒さには強いようでした。 -
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また船内放送で見所を案内してくれるので
聞き漏らさないようにしましょう。
なんと!!「日本語」もありました!!
おそらくこの時、船内に日本人は私一人のはずなのに、
なんともラッキーな話です(笑)。 -
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クルージングの航路はこのような感じでした
(赤いライン)。 -
そして2時間20分のクルージングの後、
フェリーは「フロム」という港に到着します。 -
置物かと思ったら、これがホームに停まっている
電車の一部でした(笑)。
気候が良ければ、氷河で作ったビールなども
飲めるらしいのですが、残念ながらこの日は日曜日。。。
ビールの販売はお預けの日です(涙)。
でも寒いので、とりあえずは温まるものが食べたい!! -
此方は列車の車両を利用した
カフェレストランのようです。 -
奥にある普通のお店の方で
「フィッシュスープ」をいただきます。 -
本当は「ベルゲン」の名物らしいのですが、
ホタテやタラ、その他のお魚が色々と入っていて
そのお出汁がたっぷりと出て美味しいです。
冷え切った身体も温まるし。。。
これで175NOK(約2,370円ぐらいです)。 -
「ほっと一息!」という感じです。
「トエットカフェ」というお店のようでした。。。 -
景色が良いので少しノンビリしすぎて
うっかり乗り遅れるところでした(汗)。 -
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ここ「フロム」からは、山岳鉄道の傑作
「フロム鉄道の旅」です。
16:05にフロムを出発するこの列車は、
1940年に開通した歴史ある路線で、
フィヨルドのほとりから山上の「ミュールダール」
までの20kmほどの急勾配を
約1時間かけて上っていきます。
このフロム鉄道の標高差はなんと!!
「800メート以上!!」とのこと。。。
この時のベストポジションも
進行方向に向かって「左側!!」となります。
裾野を走っている時にはのどかな農村の風景が
ひろがりますが、渓谷に沿って上っていくにつれ
雪を被った荒々しい岩肌へと
景色が移り変わっていきます。 -
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途中には落差93mの「ショースの滝」があり、
写真撮影のために5分ほど停車してくれます。 -
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すごい迫力です。ビショビショになりそうです。
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誰かいます(驚)!!
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この地方に伝わる、歌で男性を誘惑する妖精
「フルドラ」にちなんで赤いドレスを着た
女性が踊っている(演出)のだそうです
(夏季のみ)。 -
およそ1時間ほどで「ベルゲン鉄道」に
接続する「ミュールダール駅」に到着。。。
標高866mの場所にあるだけあって、
とても寒い駅です。
カフェやお店もありますが、ここから
オスロに向かう人、ベルゲンに戻る人と色々いるので、
とても混み合う山間の駅です。 -
やっとここまで来たかーという感じです。
が、これからがもっと長い!!
およそ4時間半かけてオスロへの
汽車の旅が始まります。
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