光あふる南九州（７）鵜戸神宮～茅の輪で穢れを祓い、運玉で幸運を～しあわせの循環

2019/06/10 - 2019/06/10

ずっと前から行ってみたかった鵜戸神宮。
海の前の断崖絶壁の洞窟の中に鎮座するご本殿。
訪れた６月は「夏越の祓」と言われ、「茅の輪くぐり」で穢れを払う機会に恵まれました。
そして、亀石に向かって投げた運玉が見事真ん中の枡の中に入るという幸運に！きっと願いが叶うことでしょう。
偶然の重なりで来ることになった鵜戸神宮。本当に訪れてよかった！

エリア 日南(宮崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

日南海岸めぐりタクシー観光の続きです。
６月１０日午後１時前。
道の駅なんごうを後にして北上します。
国道２２０号線で油津港近くの堀川運河を渡ります。
このあたりは１９９２年公開の寅さんシリーズ「男はつらいよ」のロケ地になったそうです。

南郷から３０分程で鳥居の建つ鵜戸神宮への参道の入り口にさしかかりました。

海岸参道をそのままタクシーで進みます。

鵜戸千畳敷奇岩を見ながら

正面には白い鵜戸崎灯台が見えてきました。

鵜戸神宮の駐車場にタクシーを止めて歩いておまいりします。

鵜戸神宮 寺・神社・教会

鳥居

境内にもヤシの木が。南国の神社です。

灯籠

訪れた６月は「夏越の祓」と言われ、「茅の輪くぐり」で穢れを祓うことができます。

書かれている通りに茅の輪くぐりをさせていただきました。
これが功を奏したのか、このあとの幸運へとつながって行きました。

朱塗りが鮮やかな神門

社務所の前を通って

朱塗りの柵、フェニックスの緑、海の青。
こんな景色を見ているだけだ心が洗われます。

立派な楼門

国指定名勝　鵜戸。

参道のすぐ隣は断崖絶壁の海。

この景色が美し過ぎます。

千鳥橋
フォトスポットです。

神様の使いのうさぎ

鵜戸神宮御本殿についての説明書き。
御本殿は階段を下りた先の洞窟の中にあります。

千鳥橋を渡ります。

うさぎの絵馬

うさぎがかわいい休憩所

手水舎

福注連縄で身体を撫でて心身を清めます。

玉橋。
こちらは帰路専用。往路は左側の脇の道を降ります。

階段を下りた先の断崖絶壁の上の洞窟内に鵜戸神宮の御本殿があります。

絶壁の奇岩。
以前のブラタモリでその成り立ちを解説していたことを思い出します。

階段を下りて進みます。
２時間ドラマでよく見る光景です。

朱塗りの柵の外には奇岩群
フォトジェニックです。

御本殿のある洞窟入り口にやってきました。

洞窟の中にある御本殿

御本殿の右側には授与所。

御本殿の左側から洞窟の中を回りこんで奥のお社へ
暗いので写真はうまく撮れてませんがフラッシュ使えないので

撫でうさぎ
なでると病気平癒、開運、飛翔などの御利益があると言われているそうです。

御霊石

この先にお乳岩があるそうです。

この位置から見るとお乳のように見えます。
青い丸で囲んだ部分ですが、写真だとちょっとわかりづらいかもしれません。

おちちあめ
お乳岩から滴り落ちる石清水を使ったあめ。お乳の出がよくなると言われているそうです。

お乳水

御本殿の右側に戻って来ました。

授与所で頂いた運玉（５個１００円）を亀岩に向かって投げます。
男性は左手、女性は右手で投げます。

亀岩の上の枡（水の入った窪み）またはしめ縄の中に運玉を投げ入れることができたら願いが叶うと言われています。

枡の中に赤く見えているのは入った運玉。


１回、２回、３回、４回と全然入る気配もなく。
もうダメかなと思った５回目。放った運玉はダイレクトに枡の中に入りました。投げた瞬間に「あっ、これは入る」と思ったほどきれいな放物線を描いて。
隣にいたカップルからも思わず「おめでとうございます」の声が。

思わぬ幸運に感謝です。

こちらは見事に入った運玉を回収して乾燥させているそうです。
これをお守りの中に入れて授与所で授けているそうで、巡り巡ってどなたかの手に渡ることになるそうです。
ということは私が投げ入れた幸運の運玉がどなたかのお守りとして幸運をリレーする仲立ちになるってことですね。すてき！

心から思い願います

神様からお授け頂いた幸せも富も

流れをせき止めて独り占めにすることは運気の流れに淀みを生み出して、運気から見放されてしまうことにつながると。
幸せの循環。富の循環。
人から人へ循環することで何倍、何十倍、何百倍にもなって戻ってくる。
さらにまたほかの人へと続く永遠の幸せの循環

これが、かつて様々な場所を、様々な国を旅して歩いて自分なりに学んだ大切なことでした。
日頃の雑事の中で忘れかけていたこの大切なことを思い出させて下さった今回のお導きに心から感謝です。

運玉の由来

かつてはお金を投げ入れていいたそうですが、拾いに行く子供がいたなどの理由で安全上の配慮から運玉を投げることになったと運転手さんから教わりました。
今では運玉は近くの小学生たちが作っているそうです。

思えば今年の５月に悲しい出来事に見舞われ、生きていく気力を失いかけていた自身に。
あらたな光を見出させて下さった旅。
自らの考えを正すいいきっかけになりました。
これもまたお導きです。

こんな美しい光景を見ていれば、おのずと敬虔な気持ちになるものです。
日頃決して信心深いとはいえない自分でさえも。

美しい物を見るには見る目が曇っていては美しく見えない

ということですかね。

美しい景色を眺めながら、今日のまなびを心に刻みます。

訪れる人は皆、それぞれの様々な思いを胸に来ているのだろうな、と。
そんなことを思いながら鵜戸神宮をあとにします。

（つづく）

この旅行記へのコメント （2）

• Siniさん 2019/06/24 05:30:37

  変われば変わるもの

  HAPPIN様
  
  いつも旅行記を訪問いただきありがとうございます。
  勝手ながらフォローさせていただきました。
  よろしくお願い致しました。
  
  鵜戸神社にて、癒されたこと、新たなるパワーをいただけて良かったです。20年以上前ですが、両親とバス旅行で訪れた時を思い出しました。
  
  それにしてもあまりに変わっていて驚きました。昨今の神社ブーム、パワスポブームのせいかどの神社もかなりお手入れされ綺麗になっていますが、鵜戸神社、まさか、お写真で見るほど変わっているとは思いませんでした！！その当時は足元も危なく、階段も怖くて、断崖絶壁のすごいところ！という印象が強く残っています。だからこそまだ得体の知れないパワーがみなぎっていたようにも感じられました。
  
  しかしお写真で見る限り、綺麗に整備されて、危険回避、派手な赤い手すり等々、、、隔世の感があります。
  
  万物は流転するですね。
  
  また旅行記を楽しみにしています。
  

  HAPPINさん からの返信 2019/06/24 10:35:45

  Re: 変われば変わるもの

  Sini様
  こちらこそいつもお世話になっております。
  またコメントもいただきありがとうございます。
  
  鵜戸神宮を訪れるのは初めてなので以前の様子は知らないのですが、昔2時間サスペンスドラマで見た印象はもっと寒々としていたような気がします。
  なるほどだいぶ変わったのですね。
  
  昨今の神社、御朱印、パワスポのブームのお陰で各地の神社なども整備されているところも多いようですね。
  
  ブーム云々はさておき、ひとりの旅人としてその場に身を置いてみてありのままを感じて帰ってこられたらいいなと思っています。
  
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  Ｈａｐｐｉｎ