2019/05/13 - 2019/05/15
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Dwind_999さん
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ポーランドの古都クラクフ。
2日間は雨が降ったりやんだりのあいにくの空模様でしたが、しっとりとした風情ある石畳の旧市街の雰囲気を味わうことはできました。
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5月13日(月)、アウシュヴィッツ見学を終え、ミュージアム前からバスに乗ってクラクフへ移動。バスの車窓から時どき菜の花畑の黄色が目に飛び込んでくる。
アウシュヴィッツでの見聞の記憶と想いをオシフィエンチムの地に置き去りにしてバスに飛び乗ると、いとも簡単に何事もなく元の世界に連れ戻してくれる。回り舞台がくるりと回って場面が一変するように。
こんな思いは錯覚であってほしいけど。 -
クラクフのバスターミナルに着いてから、予約している宿に行く前に喉を潤してひと息つこうと思い、いつものようにマップでPUBを検索して近くにあった「Browar Lubicz」に入りました。
ビール通ではないのでたいして味はわからないけど、「Lubicz Tasting Set」(125ml×4)という4種類の飲み比べセットを注文。14zl(406円)。 -
ビールタイムで一息ついたあと、500mほど歩いた所にある宿へと向かいます。
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旧市街の東端の一角にある「One World Hostel」。
いつの時代の建物か知りませんが、老朽化はしているものの歴史を感じさせる重厚さと風格を見せています。
建物の入口はロックされていて、上にカメラがあるので何も言わないでもブザーを押すと開けてくれました。応答を求められたらしどろもどろになってしまうとこだったので助かりました。
2階にあるレセプションでチェックイン(入口の4桁の暗証番号を教えてもらった)しましたが、事前にメールで連絡があった通り、団体客があったのか系列の別の宿に振り替えられました。 -
別な時に写した写真ですが、この建物の3階部分にあるアパートメントを割り当てられました。150mほど先の左手には聖マリア教会があり尖塔が少し見えています。
左手前が入口で中に入ると通路横に小さな部屋(レセプション)があり、そこに一人の女性がいて2泊分の300zl(8700円)をカードでデポジット50zl(1450円)を現金で支払い、部屋の鍵を受け取りました。 -
古風な階段を上がって部屋の前に来ました。
この建物の中のいくつかの部屋をアパートメントとして宿を提供しているようです。
※この部屋のドアの開け閉めのコツがなかなかつかめず苦労した。 -
建物はぼろいが中はリノベーションされて小ぎれい。
「Mikołajska 5 Apartments」というアパートメントで、予約していたクラシックツインルームよりも断然広くて豪華。当然宿泊料も高いが、向こうの都合で変更されたので料金は変わらずの2泊300zl。
朝食は「One World Hostel」でとるという不便さはあるが、これはラッキーといえる。 -
アパートメントを出て通りを西へ歩き、壮大なゴシック様式の聖マリア教会の横を抜けると、旧市街の中心となる中央広場に出る。
中央広場 広場・公園
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少し肌寒さを感じる曇り空の17時頃、観光客もそれほど多くはなく、聖マリア教会を背に客待ちする観光馬車も手持無沙汰の様子。
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11世紀半ばから16世紀末までの約550年間ポーランド王国の首都として栄えた、中世の佇まいを今に残す古都クラクフ。
このあとスーパーでパンや水(1.5Lで55円ほど)などを調達して早々に宿に引き上げました。 -
翌日は朝から小雨で肌寒い。気温も7度くらい。
歩いてホステルへ朝食に向かいます。
途中の交差点、あんがい交通量も多いのに信号機がない。適当に見計らって渡りますが、車はやさしい運転ですぐ停まって歩行者を優先してくれるのでそれほど危ないことはなかった。ベトナムとはだいぶ違うな。 -
ホステルの前の道路。
頻繁に走るトラムがゆっくりと通り過ぎて行きます。 -
4桁の暗証番号を入力して重い扉を開けて建物に入り、2階に上がって「One World Hostel」共用スペース横の部屋で朝食をいただきました。
ドミトリーもたくさんある安宿のホステルなので食べ物の品数は知れたものですが。
席に着いてしばらくすると、ここは林間学校なの?と勘違いさせるような10代とおぼしき男女の団体が大勢入ってきて部屋の中はいっぱいになり、落ちついて食べられず早々に退散しました。 -
先ほどのホステルの朝食ではゆっくりできなかったので、「Milkbar Tomasza」というミルクバー(大衆食堂)に入ってブレックファストのやりなおし。
ミルクバー トマシャ 地元の料理
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いくつかあるbreakfastの英語メニューから16zl(460円)のとコーヒー(6zl)を注文し、通りを眺めながらいただきました。
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そぼ降る雨に濡れる旧市街の路地。
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旧市街の北の入口にあるのが、14世紀に造られたという高さ33mの「フロリアンスカ門(St. Florian's Gate)」。この門を北に抜けると円形の砦バルバカンがあり、逆にこのフロリアンスカ通りを南へ下ると聖マリア教会のある中央広場に出る。
王国の首都だった頃のクラクフは外敵の侵入を防ぐために、39の塔と8つの門を持つ高さ10mもの城壁が馬蹄形に旧市街を取り囲んでいたそうですが、19世紀になってフロリアンスカ門など一部を残して城壁はすべて取り壊され、今は公園緑地帯となって旧市街を囲み市民の憩いの場となっているようです。フロリアンスカ門 (聖フロリアン門) 建造物
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フロリアンスカ門をくぐると現れるのが円形の砦「バルバカン」。
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入場料9zl払って入り、円形のレンガ壁の回廊を歩きました。
バルバカン 建造物
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中央広場にある旧市庁舎の塔の前に、ゴロンと横たわる巨大な頭。
これはポーランド出身の彫刻家イゴール・ミトライ氏の『エロス』という名の現代アート作品だそうです。 -
アパートメントのある建物の地下にパブがあり、昼過ぎのほとんど客のいない店内で一人静かにビールを飲みました。
昨日からお腹の調子がよくないのでまだ15時前ですが、スーパーでパン2個買って部屋に戻りそのままどこにも出かけずこの日は終わってしまいました。
結局、ヴァヴェル城やカジミエシュ地区にも行けなかった。 -
5月15日(水)、アパートメントの建物前。昨日から降ったりやんだりの天気で今朝も雨模様。10時に宿をチェックアウトしてホステルに荷物を預ける。
今日は、23時59分発の(日付の変わる寸前の微妙な時間)FlixBusでスロヴァキアのブラチスラヴァへ向かいますが、それまでの時間を利用してクラクフの南東15kmにある「ヴィエリチカ岩塩坑」を見学します。 -
「Galeria Krakowska Shopping Mall(クラクフ本駅とも連結している)」のすぐ近くにあるバス停から304番のバスで「ヴィエリチカ岩塩坑」に向かいます。
バスチケットは事前にトラム乗り場の券売機で行きと帰りの分を購入。ZONEⅠ+Ⅱの50分券(シニア半額)で2.3zl(約70円)。 -
クラクフからバスに乗って約50分、小さな町ヴィエリチカに12時頃到着。
一般の観光客が見学する[Tourist Route]89zl(2580円)の12時30分からの英語ツアーを公式サイトから予約購入していたので、入場チケットを発券するためにチケットオフィスに行ってみると、なんとツアー開始が13時30分に一方的に変更されました。人数などの入場制限があるらしいが、団体ツアーなどが割り込んできたのだろうか。 -
仕方ないので小雨の降る中、スマホでカフェを探して時間つぶしをすることに。※ちなみにヴィエリチカの町では「ローミングサービスエリア外」でWEBを利用できなかったので「MAPS.ME」で店を探しました。今回の旅行では他の国でも所どころでエリア外が発生。
パブのような店だったのでビールを飲みたいところですが、2時間以上あるツアーなのでトイレを心配して(トイレ休憩はありましたが)コーヒーだけにしました。
コーヒーは6zl(174円)と安い。 -
少し遅れて13時45分に英語ツアー(女性ガイドの話しがぜんぜんわからんけど仕方ない)がスタートしました。
1978年に世界遺産に登録されたヴィエリチカ岩塩坑は、深さが地下第1層の64mから第9層の327mの所にあり、総延長300km以上に及ぶ1044年創業の世界最古の岩塩抗。そのうちの3.5kmが観光客向けに公開されているそうです。
なるほど、たしかにVery地下にあるな。ヴィエリチカ岩塩坑 (ツーリストルート) 建造物
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ポーランド王妃キンガ姫の指輪の逸話を再現した岩塩で造られた彫刻。
見事な造りです。 -
ヴィエリチカ岩塩坑を有名にしているのが、岩塩で作られた彫像やレリーフの数々で装飾された地下大聖堂とも言われる「聖キンガ礼拝堂」。
シャンデリアまでもが岩塩で作られているというからすごい。 -
岩塩で造られた磔刑のキリスト像。
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これらはすべて坑夫たちが信仰のために岩塩を彫り上げたというから驚きます。
2時間弱で終了したツアーを終え、地下深くにある坑道から地上に上がって、ま304番のバスでクラクフに戻りました。帰りはクラクフ市街の道路渋滞もあり1時間10分ほどかかりました。 -
クラクフ本駅前の大きなショッピングモールでちょっと買い食い。
元祖ベーグルとも言われる、ポーランドの「オブヴァジャネック」というパンは街中でも台車のワゴンで販売されているのをよく見かけるし、食べながら歩いている男女もよく目にします。
「プレッツェル・クラコフスキー」とあるので、この店のはクラクフで手作りされたものなのだろう。もちろんあとで調べてわかったことですが、クラコフスキーを名乗るにはいくつかの条件があるそうです。
砂糖の粒をまぶしているのだろうと思って買ったこの固いパン、口にするとこれがまたかなりのしょっぱさ。いくら岩塩抗帰りとはいえ、罰ゲームじゃあるまいし甘党の私はもう勘弁してよ、と言いたくなります。失敗した~。
ポーランドの人たち、よくこんな塩辛いのを食べられるな。 -
旧市街を巡るセグウェイツアーの一団。
雨の中、ご苦労なことです。 -
建物からしてなかなかの風格を見せるIRISH PUBの入口。
ここで一休みです。 -
ギネス(17zl)を飲みながらひと息つきます。
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とにかく夜行バスまで時間があるが、雨も降っているのでどこか観光しようという気力も湧かず、ただ当てもなく旧市街を歩く。
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通りすがりの一般の建物でもこんな造りをしているのもあり、つい目をとめてしまいます。
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市内にいくつかの店舗がある「Lajkonik-Bakery&Cafe」でスイーツタイムを取りながら1時間以上時間をつぶす。カプチーノ(大)を加えて全部で25zl(725円)。
しかしこれ、かなりの甘さで血糖値上がりまくりです。 -
20時過ぎの旧市街。
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20時半過ぎの中央広場近く。
相変わらず雨がしとしと降り続く。 -
21時半にホステルに預けていたバックパックを受け取り、クラクフ本駅隣接のバスターミナルそばにあるバーガーキングで、メニューの写真とはかなり違うお粗末なハンバーガーを口にしながら最後の時間つぶし。
※ショッピングモールは22時で閉まり中に入れない。 -
スロヴァキアのブラチスラヴァへ向かう23時59分発のFlixBus。WEBで購入した運賃は12.75ユーロ(約1600円)。所要7時間の国際バスにしては安い。
それにしても夜行バスは疲れる。あまり眠れないし腰も痛いし、お腹の具合も今一つ(パンパースがいるな)。※FlixBusはトイレ付なので安心ですが。
古希を迎えるのもそう遠くない老体の身、心も体もコキッと折れてしまいそうです。MDA バスターミナル (クラクフ) バス系
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