2019/06/04 - 2019/06/05
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Dwind_999さん
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シナイアから南へ約120kmに位置するルーマニアの首都、ブカレストに来ました。
かつては東欧の小パリと称されたブカレスト、第二次世界大戦ではハンガリーやブルガリアなどとともに枢軸国側についたことでアメリカ・イギリスを主とした連合国側の標的となって大きな打撃を受け、さらにその後の社会主義時代の無機質な計画都市建設で歴史的な建物も破壊され、街の景観とともに人心も荒廃。
そんなわけで、"ブカレストは治安が悪い"というのが定説でした。しかしそれも今は昔、となったかどうかは知りませんが、街を歩いていて特に身の危険を感じるようなことはなかったです。
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- 一人旅
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- 個別手配
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6月4日(火)、この日も小雨が降ったりやんだりのシナイア駅から9時40分発のIR1632に乗ります。予約した2等車運賃は800円。ブカレストまでの路線距離は121kmで所要1時間30分。
シナイア駅 駅
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発車してすぐ、車掌による検札がありパスポートの提示も求められました。
あんがい乗客の少ない車両の窓側で写真を撮ったりしていると、反対側の近くの座席に座っていた車掌が、「こっちの方が景色がいいぞ、ここに座れ」みたいなことを身振りで表し、私が遠慮しているとさらに誘いかけてくるのでとうとう男の前に座りました。
特に景色がいいわけではなかったが、車掌の好意に敬意を表し、おお~と感嘆の声を上げながらカメラを構えたりしました。 -
言葉が通じないながらも少しは会話を交わした車掌、どこかの停車駅で本来の仕事にもどっていったので私も自分の席に移り、空調が弱いので少し汗ばみながら車窓の景色を眺めて過ごしました。
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何かの調整なのか途中の駅でしばらく停まったので、列車は30分も遅れてブカレスト・ノルド駅(Bucuresti Nord)に11時40分到着。
首都のメインステーションなのでそれなりの規模はありました。ブカレスト ノルド駅 駅
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1872年に建設されて開業したされたブカレスト・ノルド駅のどっしりとした外観。
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ブカレスト・ノルド駅から東へ少し歩いた所にある中央市場(Matache Market)。宿へ向かう途中なのでちょっとのぞいてみました。
市場はだいたいどこも似たような雰囲気ですが、カラフルな野菜やくだものがいっぱい。中央市場 市場
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中央市場を出てさらに東へ歩き、マップで調べて見つけた「Ryan's Irish Pub」に入って喉を潤します。
店内のカウンターにいた女性にギネスを注文してから表のテラス席に座りました。ところが何を聞き違えたのか、男性スタッフが持ってきたのはホットコーヒー。???、「それは違う、注文したのはギネスだ」と身振り手振りで伝えコーヒーを下げてもらいました。いくら私の発音が悪いといっても、ギネスと言って通じなかったのは初めて。
コーヒーも飲んであげればよかったなと思いながら、17Lei(440円)のギネスに20Leiを支払い、トイレを借りて店を出る時に男性スタッフが笑顔でサンキューバ~イと言ってくれたのでいくらかうしろめたさが和らぎました。 -
なんの変哲もないただの街の落書きですが、ついシャッターを切ってしまう。
荒んだ印象を与える街の様子に治安への不安を覚える一方で、何だか異国の物珍しい情景の一つとして、その生活空間の異様なさまに好奇の眼差しを向けてしまいます。 -
最短の経路を示すマップに従って歩くとあんがい住宅街の路地などに入り込んだりする。アパート1階の壁にはやはり落書きが。
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かつては"バルカンの小パリ"とも称されたブカレスト。
石畳の路地沿いに並ぶ、歳月を経て老朽化した建物は落書きでデコレーションされ、その荒廃ぶりに色を添えています。 -
ブカレストのメインストリートの一つ、マゲル大通り。
社会主義時代の一元的で無機質な印象を与える建物が所どころに見られます。 -
「Emre Baklava」というスイーツの店で、店名にもなっているバクラヴァを2つ買いました。12Lei(310円)。
バクラヴァは中東、西アジア、中央アジア、バルカン半島辺りで人気のある、パイ生地のようなフィロ生地を使った超甘いペストリーとのこと。 -
ヴィクトリア通りを南に下ってきて、予約している宿に近づいてきました。
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ヴィクトリア通りを右に折れ、この少し先にある宿へ向かいます。
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これまたなかなかの荒廃ぶりを見せてくれる、宿がある建物入口。
「cinematograful」の看板があるとおり、昔ここには映画館があったらしい。 -
寂れた重厚な建物から入って中庭を抜けて突き当りの階段を上がり、さらに狭くて急な木製の階段を上がって4階の小部屋にあるレセプションに行くという、名前通りの「Upstairs Boutique」という宿。
かなり狭いスモールシングルルームで1泊4600円。
簡素ではあるがぜんたいに小ぎれいにリノベーションされた宿で、ダイキンの壁埋め込み型エアコンもよく効いてくれました。 -
レセプション横にあるわりと広い共用スペースには従業員の男が一人スマホをいじってるだけで他には誰もいなくて、屋根裏の空間を利用した木の柱がレトロ感を見せていい雰囲気ですが、ぜんたいに暗い印象で蒸し暑かった。
ここで先ほど買った、かなり甘いバクラヴァを美味しくいただきました。 -
18時頃になって宿を出る。
ブカレストでも人気の電動スクーター(電動キックボード)。 -
落書きのある街角風景。
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旧市街を歩くと、ついカメラを向けたくなるような歴史の息吹を感じさせるクラシカルな建物が多い。これは19世紀末に建てられた、ルーマニア国立銀行旧館。
中世期の建物はその多くが、社会主義時代の都市計画による破壊や、火災、戦禍などにより消失していて、現在残っているのは19世紀から20世紀初頭にかけて建てられたものが多いそうです。 -
ヴィクトリア通り沿いに建つ、CEC宮殿と呼ばれるドーム状の屋根が印象的などっしとしたバロック調の建物。今は貯蓄銀行として使われているそうです。
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CEC宮殿の向かいにあるのが、19世紀末に郵便施設として造られた建物を利用して、1908年から開設している国立歴史博物館。
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16世紀半ばにに創建され、外壁がきれいに修復されたブカレスト最古の教会といわれるクルテアヴェケ教会。
夕方の19時頃ですが、多くの地元の人たちがお参りに訪れていました。クルテア ヴェケ教会 寺院・教会
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旧市街には歴史的な建造物とともにカフェやレストランがほんとに多くて、観光客や地元の人たちでどこも大賑わい。
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一人だと何だか気おくれして入りにくい。
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1724年に、ギリシャ人修道僧によって修道院として建てられたスタヴロポレオス教会。「十字の町」という意味を持つギリシャ語「Stauropolis」が名前の由来となっているそうです。
スタヴロポレオス教会 寺院・教会
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旧市街の街角風景。
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どこで夕食にしようかとなかなか決めかねましたが、グーグルマップで調べた「St. Patrick」(アイルランド料理店)というの店の店頭メニュー写真を見て、肉やソーセージなどが盛られた「Transylvania Platter」をギネスを飲みながら食べようと思いテラス席のテーブルにつきました。
しかし残念なことにTransylvania Platterは2人前からと言う。他のメニューを見てもよくわからないので、ここはもうてっとり早くいつものカルボナーラを注文。
ところがこのカルボナーラはスパゲティ麺ではなく、あまり好みでない穴のある太い奴(ペンネ?)だったのでガッカリ。味もたいしたことない。カルボナーラは失敗ばかり。 -
ブカレスト大学のそばにある大学広場では、特設ステージが設けられバンドが演奏してました。
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6月5日(水)。昨夜からお腹の調子が今一つだったので宿での朝食は抜いて、お昼のビュッフェに的を絞りました。
次の移動は23時30分のバスなので、12時前に宿をチェックアウトして荷物を預け、すぐ近くにあるHotel Capitol(上の写真左)のレストランに27.5Lei(715円)のランチビュッフェがあるというのでいそいそと出かけました。
1人入店はおばちゃんとの相席になり、少ない料理とお粗末なデザート類、その上飲み物は別料金という期待ハズレのランチビュッフェでした。まあ安いからこんなものなんでしょうけど。 -
地下鉄の1日乗車券(8Lei=210円)を券売機で買って「Izvor駅」から地下鉄3号線に乗り、郊外にあるバスターミナルの下見に行きました。心配性なもので。
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「Izvor駅」から地下鉄に乗って西へ10数分の「Pacii駅」そばにある、設備の乏しいバスターミナル「Bucharest Autogara Militari」を確認してから、また地下鉄に乗って戻ります。
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バスターミナルから戻ってきて、「The Harp」というアイリッシュパブで一休み。
昼間は26、7度まで気温も上がるが、市内を流れるドゥンボヴィツァ川の少し南にあるこの辺り、テラス席に座ってビールを飲んでいると風に吹かれて心地良い。 -
ビールを飲んでひと息ついたあと、統一広場近くの小高い丘に建つ、17世紀半ばに創建されたルーマニア正教の総本山「大主教教会」に来ました。
この時は意外にも訪れる人も少なく閑散としてました。大主教教会 寺院・教会
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正面の外壁にはキリストと12使徒の綺麗なモザイク画があり、教会内には聖ディミトリチ・バサラボフの聖体(ミイラ)が安置されているとか。
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大主教教会のある丘を下りて統一大通りの並木道を西へ歩き、「国民の館(議事堂宮殿)」前に来ました。
世界中の官庁・宮殿などの建物のなかで、アメリカ国防省ペンタゴンに次ぐ世界で2番目に大きな建築物だそうで、部屋数は3107にのぼるという。
当時の独裁者チャウシェスク大統領が権威の象徴として建設を命じ、ルーマニア革命で失脚・処刑されて一時工事が中断したものの、その後も建設が進められ13年もの歳月を費やして築かれた巨大な宮殿。
内部見学ツアーが人気だそうですが、その気力もなく威容を誇る巨大な館を外から眺めるのみ。 -
地下鉄「Piata Victoriei駅」の地下道脇にあったパン屋さんで、パン2つとコーラ。8.5Lei(220円)。
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勝利広場から北へ歩いて、その先に建つ凱旋門の所に来ました。
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第1次世界大戦の勝利を記念して、パリの凱旋門をモデルに1922年に建てられた凱旋門。建国記念日の12月1日には、軍隊のパレードが凱旋門の下で行われるそうです。
凱旋門 史跡・遺跡
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凱旋門の見学を終えて地下鉄で戻り、1989年12月の民主革命の舞台となった革命広場にやって来ました。
ブカレスト大学図書館前の大学広場に建つのは、ルーマニア初代国王カロル1世の騎馬像。カロル1世の像 モニュメント・記念碑
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ブカレスト大学図書館に隣接する建物がルーマニア共産党本部庁舎(旧庁舎)。
1989年12月21日、失脚して逃亡する直前のチャウシェスク大統領が、10万人の聴衆の前で最後の演説を行った場所。 -
革命広場の近くに建つ、1722年に建てられたルーマニア正教会のクレツレスク教会。赤レンガ造りが特徴の素朴な外観。
クレツレスク教会 寺院・教会
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旧市街にある、その名も「Oktoberfest Pub」というビアレストランのテラス席で1杯8.5Lei(220円)の生ビールをいただきました。
すぐ横にある教会から讃美歌が聞こえてくるなか、こちらは大勢の客で賑わう異次元の酔っ払い天国。 -
宿に預けた荷物を受け取り、地下鉄に乗って「Bucharest Autogara Militari」に来ました。余裕を持って早めに来たのでバスターミナルのすぐ隣にあるスーパーで、ルーマニア通貨をなるべく残さないためにワインとチョコレートを購入。
薄暗い待合室の椅子に座って待ったあと、23時30分発のFLIXBUSに乗ってブルガリアの首都ソフィアに向かいます。サイトから予約した運賃は11.72ユーロ(1420円)で所要7時間。また腰の痛みに耐えないといけないな。
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