2019/05/28 - 2019/05/29
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Dwind_999さん
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ルーマニアの中部、トランシルヴァニア高原の南端に位置するシビウ。
農業が中心だったこの地方に、12世紀になってザクセン人(ドイツ人)の入植により商工業が持ち込まれ、次第に交易も盛んになって15世紀頃から商業都市として発展をみせたといわれる、中世ヨーロッパの面影を今に残す古都。
シビウの丘の上に築かれた旧市街は小さくまとまっていて歩きやすく、さ迷いながらの路地歩きを楽しませてくれます。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月28日(火)、ティミショアラのバスターミナルから「Autogari.RO」のサイトで予約した7時発の「Duda Trans」のミニバスに乗ります。運賃は61Lei(約1600円)。
シビウまで約280kmですが、途中何カ所も停まるので6時間もかかります。 -
乗客はルーマニアの人ばかり10人弱で、途中何カ所かで人を乗せたり降ろしたりしながら走り、10時過ぎにバスターミナルのような所で40分ほどの休憩をとりました。
ワゴン車を長くしたような、20人近く乗れる車両。
他の国でもこの形の車をよく目にしましたが、人を運ぶ中長距離路線のトランスポートカーとして活躍しているようです。 -
田園や丘陵地帯の草原を車窓に見ながらシビウへ向けて走る。
ティミショアラからの道は峠越えの箇所もあり、途中で雨が降ったりやんだりするところもありました。 -
定刻通りの13時頃、シビウ駅の隣にあるバスターミナルに到着。
実質の乗車時間は5時間ちょっとですが、腰痛持ちなので腰の痛みに耐えながらやり過ごしました。 -
のどかな雰囲気のシビウ駅前から、ゆるい坂道のゲオルゲ・マゲル通りを西南へ歩き、旧市街の中心となる大広場を目指します。
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シビウ駅から10分ほどで、旧市街の中心に位置する大広場に到着。
観光スポットが集まる広場の例にもれず、この石畳の広場周りにもレストランやカフェが軒を連ね観光客たちで賑わっています。 -
大広場の一角にある建物の中に、予約しているアパートメント「Vendi Grand Square Residence」があります。(vodafone shopの右横にある赤茶色の扉から入る)
鍵の受け渡しのために到着したら連絡するようになっていたので、入口の前で待っているとのメールを送信すると、5分ほどで来るとの返信があり、まだ若そうなスポーツマンタイプのオーナー男性が自転車(ロードバイク)に乗ってやってきました。 -
築300年の歴史ある建物だと誇らしげに、建物入口横にあるその旨を記したプレートを示してから部屋へ案内してくれました。
広場に面した建物を入ってからすぐ右手の階段を2階へと上がり、中庭を下に見おろしながら張り出した板張りの廊下を歩いて、その先にあるドアを鍵で開けて3階に上がってくると、大きな天井の梁がいくつも並ぶ、きれいにリノベーションされた空間に出ました。
この一角にいくつかの部屋があるようです。 -
3階の部屋は天井の梁を残したまま、きれいにリノベーションされており、エアコンも冷蔵庫もあり一通りのもは揃っていて申し分なし。2泊分358Lei(9300円)を現金払いしました。
2階の入口の鍵と3階の部屋の鍵、2つもらいましたが、2階のドアの開け閉めにコツがいりました。古い建物のドアは一筋縄ではいかないのが多い。 -
まずは近くの地下にあるパブに行き、入口の路地脇のテーブルについてビールをいただきました。9Lei(230円)。
いつものように、旅の移動を経て無事宿にたどり着いたあとの一杯は、張り詰めた心も和らいで心地よい脱力感をもたらしてくれます。
その土地の空気を味わいながらほろ酔い気分に浸れるこのひと時は、私にとって安上がりな旅の醍醐味の一つです。 -
ビールを飲んで人心地ついたあと、大広場から南西方向の統一広場まで続く、カフェやレストランが連なる歩行者天国のニコラエ・バルチェスク通りを歩いていて目にしたパン屋さん。
ショーケースの中のパンに引き止められ、中にチェリージャムが入った平ぺったい大きなパンを1ついただきました。4Lei(104円)。
これはGogosi(ゴゴシ)と呼ばれるルーマニア定番の揚げパンだそうで、中にチョコレートやカスタードクリーム、チーズやハムなどの具材が入ったものがあるそうです。 -
統一広場近くの公園では、年配の人たちが集ってボードゲームなどを楽しんでいました。
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イタリア料理のレストランでカルボナーラ(22Lei=570円)と400mlの生ビール(7Lei=180円)の夕食をとりましたが、生クリームがスパゲティにからまった、あの濃厚な味わいがぜんぜんなくてがっかりしました。
こんな不満足なカルボナーラを食べさせられたとあってはチップを払う気にもなれないけど、10%のチップを加えて32Leiを中年女性に支払ったところ、チップが少なかったのかサンキューの言葉もなく無言で受け取ってすぐ立ち去っていきました。 -
ニコラエ・バルチェスク通りにある「Carrefour Market」で水やビール、コーラなどを購入。
ルーマニアの定番ビールURSUSのダーク500m缶で3.9Lei(101円)。水は2Lで2.5Lei(65円)。 -
フランス洋菓子店でケーキを買って宿でいただきました。2つで7.5Lei(195円)。
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夜のとばりに包まれ始めた21時過ぎに部屋を出て、旧市街を散歩。
大広場のすぐ北側の小広場を抜けると、「うそつき橋」と呼ばれる道路の上に架かる小さな鉄の橋があります。
この橋の上で嘘をつくと橋が崩れてしまうという言い伝えがあり、そのことからカップルの愛の告白や新婚さんの愛の誓いなどに利用されたりするそうで、人気の観光スポットになっています。 -
うそつき橋の上から小広場の方を見る。
うそつき橋は1859年に建造されたルーマニア最初の鉄の橋だとか。 -
うそつき橋の上から見る、小広場とは反対側の淡い街灯に照らされた通り。
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人の通りも少なくなってきた、22時頃のニコラエ・バルチェスク通りを少し歩いてから宿に戻りました。
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翌朝は8時半過ぎに3階の部屋を出ました。
2階に下りて板張りの廊下を歩いて1階に来ると、建物入口からは大広場と時計塔(市参事塔)が見えます。 -
大広場の北側には、塔以外は教会らしく見えない造りの、1730年頃に完成したカトリック教会があります。
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教会の中に入ってみると、まだ9時前ですがすでに団体観光客の一団が訪れていました。
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きれいなステンドグラスがありました。
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大広場から小広場へと入り、カフェやレストランが並ぶ前を進んでくると、赤い花に飾られた小さなうそつき橋が現れてくる。
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うそつき橋の向こうに見える塔は、福音教会(シビウ大聖堂)。
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うそつき橋の横から石段を下りていきます。
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振り返ってうそつき橋を見たところ。
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歩いていると、何だか屋根の目に見つめられているような錯覚を覚える旧市街の路地。
特徴ある鱗のような赤茶色の瓦を敷き詰めた屋根の所どころに、まるで目のように見える窓がいくつもありますが、これは屋根裏の通気のための換気口だそうです。 -
とくに当てもなく石畳の路地裏をそぞろ歩き。
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パステルカラーの色合いが目を楽しませてくれる家の壁。
ぽろぽろと剥がれ落ちそうな瓦屋根ですが、ここでも四角い瞳の屋根の目に見つめられる。 -
軽い朝食でもとろうかとやってきた「Pardon Cafe & Bistro Sibiu」という店。
グーグルマップでは営業中と出ていたので来てみたが、10時前でまだオープン前だったようです。
食事はできないが、ビールサーバーがあったので聞いてみるとOKとのことだったので、チーズケーキ(これしか見当たらなかった)をお供に歩道脇のテラスでいただきました。ビール8Lei(208円)、チーズケーキ13Lei(340円)。
あんがい丁寧に対応してくれた男性店員に気を良くし、「民衆の壁」の見張り塔を眺めながら朝ビールを楽しみました。 -
15世紀から16世紀にかけてのオスマン朝の侵攻を防ぐために建設されたという、民衆を守る城壁だったことから民衆の壁(ズィドゥル・チェタツィ)と呼ばれる城壁と見張り塔が一部残っていて、シビウの観光スポットになっています。
見張り塔がアクセントをつけている民衆の壁。
写真の塔はPotters Tower(陶器職人の塔)と言われるもので、当時はギルドと呼ばれるいくつかの職人組合が集まって町の統治を行っており、見張りの塔には町の運営や防衛を担当していた各ギルドの名前がつけられていたそうです。 -
道路側のCitadel Parkに下りてみると、あんがい高さのある赤レンガ壁の城壁跡が続いている。
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何度も行ったり来たりする、ニコラエ・バルチェスク通り。
小さくまとまった旧市街の路地や通りをぶらぶらするだけの、おだやかな時間の過ぎるままにまかせる街歩き。 -
今日もまたこの店に立ち寄って、ハムとチーズの入った揚げパンのGogosi(ゴゴシ)を購入。
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さらに隣のカフェでアメリカーノの大(7Lei=180円)をテイクアウトして店の前のテーブルで揚げパンとともに美味しくいただきました。
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前を通るたびに気になっていた「Naturo Juice」というジュースバー。
ここは果物屋?と見間違えるような、店内にカラフルなフルーツをたくさん置いたジュースとスイーツの店。店内ディスプレーのひとつなんでしょうね。
何とかレモネードとチョコレートケーキのブラウニーを注文しましたが、店名のとおり、レモンを絞ったナチュラルな味わいのジュース、そして固めのブラウニーはかなりの甘さで相性のいい組み合わせとは言えなかったけど、美味しくいただきました。 -
時おり小雨のぱらつくお昼頃のニコラエ・バルチェスク通り。
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ニコラエ・バルチェスク通りから路地を南へ進み、チェタツィイ通りにある見張り塔「Harquebusiers Tower」付近を歩きました。
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シビウの著名人なのだろうか、いくつかの胸像がならぶ統一広場近くの公園。
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高さ73mの塔がひと際目につく、14世紀頃に建てられた、シビウ大聖堂とも呼ばれるプロテスタントの福音教会。
教会には6000本もの管を持つパイプオルガンがあるそうですが、工事中で中には入れませんでした。シビウ大聖堂 寺院・教会
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シビウ大聖堂の横を進んでくると、今度は下の方へと抜ける階段がありました。
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こんな抜け道があると、やはりアーチをくぐらずにはいられない。
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階段の下からシビウ大聖堂の塔を見上げる。
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何の変哲もないただの路地裏光景ですが、なんだか歳月を重ねた歴史の香りに五感をくすぐられるような趣があります。
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ひときわ目につく、縞模様の20世紀初めに建設された「Holy Trinity Cathedral」。
内部の写真は撮れなかったけど、中もなかなか立派な装飾が施されていました。 -
大広場と小広場をつなぐトンネルの上に建つ建物は、13世紀頃に市街地を取り囲んでいた城壁の出入り口に「参事官の塔」として建てられたものだそうで、シビウ最盛期の1588年に現在の姿となり、市参事塔(時計塔)と呼ばれているとのこと。
最上階からはシビウの街並みが一望できるというので、アーチ右横の狭い入口から入りました。 -
2Lei払って狭い螺旋階段を上がりました。
途中に、美術品や奇妙なオブジェなどのちょっとした展示場があったりします。 -
時計塔の最上階に上がってきました。
屋外の展望台がないのは残念ですが、窓からシビウの街並みが見渡せます。 -
時計塔の最上階の窓から眼下に見る、長さ142m、幅93mの大広場。
広場の周囲を15世紀から19世紀にかけて建てられた建築物が取り囲んでいます。 -
西の方に目を向けると、ニョッキと建つ塔がひときわ目につく、シビウのランドマークともなっているシビウ大聖堂(福音教会)。
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時計塔をあとにして、15時過ぎに宿に戻りスマホでドラマを観たり少し仮眠をとったりして過ごす。
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薄暗くなってきた21時半頃に宿を出て、ニコラエ・バルチェスク通りから細い路地に入った所にある「Oldies Pub」に来ました。
薄暗い路地に面した、倉庫か何かの扉のような緑色のドアを開けて中に入りました。 -
21時からオープンのこの店、客はまだ誰もいなくて、意外に広い店内を一人占め。といっても小心者には逆に居心地が悪い。
カウンターで受け取ったギネス(19Lei=490円)を、こぼさないように手に持って適当なテーブルにつき、特にオールディーズナンバーというわけでもないBGMを耳にしながら、一人静かに飲みました。 -
最初のドアを開けて店内に続く通路の壁にも店内フロアの壁にも、年配者には懐かしい往年の映画スターやミュージシャンなどの写真やポスターの数々が掲げられていました。
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なるべく嘘をつかない人間になれますようにと(今さら遅い?)、願掛けのごとく何度も足を運んだ「うそつき橋」にまたやってきました。
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まだ飲食を楽しむ人たちの姿がいくらか見られるものの、人の通りも絶えたうそつき橋。
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人もまばらな大広場に戻ってきて、向こう正面にある宿へ引き上げます。
たいして観光もせずに終わりましたが、歩きやすい旧市街の路地巡り、屋根の目に見つめられながら楽しみました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 寅さん 2019/09/09 10:18:44
- 懐かしいシビューです
- 寅ともうします。シビューには17年、18年と好きな街なので2回行ってます。
旅行記を読んでいたらテミショアラからのバス、シビューの泊まったアパートとも同じでした。長いバスですよね。そのバスはモルドバに近い街まで行く最長のミニバスと思います。
ベオグラードからテミショアラまではわたしも旅行しましたが、わたしの時は乗り合いミニバンタクシーがあったので、安く済みましたが。
楽しく、懐かしく旅行記を読まさせてもらいました。
寅
- Dwind_999さん からの返信 2019/09/09 22:40:36
- Re: 懐かしいシビューです
- 寅さん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
中欧から東欧にかけて、精力的に旅をされていますね。
実は旅行前に、寅さんのルーマニア旅行記を拝見して参考にさせていただきました。
ポルトガルやアンダルシア地方にも興味がわいてきたので、寅さんの旅行記をまた参考にしたいなと思っています。
Dwind_999
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