2018/11/11 - 2018/11/21
273位(同エリア1966件中)
Salaamさん
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2018年夏ワイフ様と今年後半の義兄結婚式に合わせた海外旅行はどこに行くか協議をしていました。
ワイフ様はオシャレな場所がお好き、私はカオスな場所がお好き、と夫婦で旅行のテイストが大きく異なる我が家ですが、この時ワイフ様は「タージ・マハルが見てみたい」と仰せ。
独身時代は平均で年1のペースで渡印していた私には嬉しいお言葉。鉄は熱い内に打て!とワイフ様の気が変わらぬ間に航空券やらホテルやら見所やらをプレゼンし手配完了!
独身時代は場当たり的な貧乏旅行でインド巡りをしましたが、今後「またインドに行きたい」と思ってもらえるように細心の注意を払います。その為にも自分なりに旅行のルールを設け、以下の項目に沿った旅程表を作成。
1. 内容は詰め込みすぎない
2. ホテルはなるべく良いところ
3. インドin/outはビジネスクラス(ワイフ希望)
4. カオスでピリピリした旅行にしない
今回はワイフ様が初インドなので、定番中の定番を巡るプランにしました。
【旅程表】
11月11日 成田→クアラルンプール→バンコク
11月12日★バンコク→クアラルンプール→デリー
11月13日 デリー→バラナシ
11月14日 バラナシ→アグラ
11月15日 アグラ→デリー
11月16日 デリー→クアラルンプール→バンコク
11月17日 バンコク
11月18日 バンコク
11月19日 バンコク
11月20日 バンコク→クアラルンプール
11月21日 クアラルンプール→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアインディア JAL マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
大気汚染渦巻くデリーはインディラ・ガンディー空港に到着し、インド舞踊で用いられる手の型であるムドラに迎えられました。
デリーの空港は約10年前に新築されて以来初なので、ボロくて崩れかかっているターミナルからあまりの変わりように面食らっています。
さて、基本的に旅行記は一日一話のペースで書いてきましたが、今回のインド旅行はほぼ毎日長距離移動があるので、一都市一話の変則でお送りさせて頂きます。インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
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インドに到着して最初の観光要素がトイレ、と言うのもなんとも微妙な駆け出しですが、インディラガンディー空港のトイレは見ていて楽しい!
インド風衣装を纏ったインド美女とインドイケメンの写真をドーン!と貼り、女性トイレ男性トイレの表示にしているこのアイディア好き。
個人的には一か所くらいモデルではなくガチな一般インド人(リクシャから覗くウザいオヤジ、でっかいビンディを貼ったシワシワお婆ちゃん)がシリーズに混じっていてもよかったのになぁ。インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
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到着ロビーに出ました。
電力事情の問題かは定かでないですが、どことなく薄暗いのは昔と変わりません。
一方、明らかに変わったのがカオス感の減少。ターミナルから出た瞬間に柵の所が黒山の人だかりで、白タクのドライバーが押し寄せ「ミスタる!ミスタる!タクシー!?」と強引な客引き…がない!
どうしたインド!ここは本当にインドなのか!?インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
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到着便が遅延した事に伴い、もともときつかったこの後のスケジュールが一層厳しくなりました。
この段階で私が心配していたのが
1) エアポートエクスプレスの終電の時間が迫っている
2) 夕食で行こうとしているお店の閉店時間に不安あり
長い陰鬱とした地下道を進み、金属探知機のセキュリティー検査を受け、要領を得ない係員から切符を買うと急いでホームへ。
無事23:19の終電に乗ることができました。
ANAとかだとデリー到着が終電後なので、計画時はご注意を!
ちなみにワイフ様はセキュリティー検査の警察官に「ユーアーるビューるティフる」と言われそうでご満悦。 -
22分でニューデリー駅に到着致しました!
昔なら空港を出て、プリペイドタクシーカウンターに行って、タクシーがガス欠直前でガソリンスタンドに寄って、渋滞に巻き込まれて、指定した目的地以外に連れて行かれかけて、運転手とバトルして、牛が道路の真ん中で寝ているから通過できず、やっと到着したと思ったらチップ寄越せと言う運転手とケンカして、降りるまで1時間半は最低でもかかっていたのに!!
でも駅を出た瞬間にリキシャワーラー(リキシャ運転手)が寄ってウザい巻き舌営業を掛けてきます。
「ミスタる!リクシャる?ウェアるアルるユー強引グ??」
ドン引きするワイフを余所に、「あぁ、やっぱりインドだ…」と懐古感に浸る私。デリーの玄関口 by Salaamさんニューデリー駅 駅
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鬱陶しいリキシャワーラーは無視するに限ります。
正直ろくな奴ではない事は確実。
ニューデリー駅目の前まで行き、近くにいた警察官に「ジャマーマスジッドまでどうやって行ったら良い?」と聞いてリキシャーを捕まえてもらいます。
ちなみにインドの警察は日本の警察と違い道案内業務等は基本的にしてくれません。ですので今回はラッキー。デリー駅 (オールドデリー駅) 駅
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ジャマーマスジッドはオールドデリーの深い所に位置しているモスク。
地図にも記されないような入り組んだ狭い道が方々に伸び、車が走れる道も片側1車線(に穴ぼこと道にはみ出るゴミや店舗の収納?や寝ている牛)でごちゃごちゃしている地区。
深夜なのにけたたましい音を立てて走るリキシャーが行き交う道の中央分離帯をねぐらにする不可触民と思われる方々。到着早々ワイフ様は少なからずショックを受けた模様。
でもこれがインドの現実なんだよね。 -
さて、今回オールドデリーに急ぎたかった理由が夕食でどうしても行きたいレストランがあったから。実は旅行前に会社のデリー出身者十数名にデリーで一番美味い店を聞いた所、意見は二分。
片やオールドデリーの庶民派老舗『カリームス・ホテル』。
片や高級ホテルITCマウリヤ内の『ブハラ』。
営業時間の観点からワイフ様のバースデーディナーは『カリームス・ホテル』へ。
ジャマ・マスジッド目の前の道を数十メートル進んで左手、写真で数人が吸い込まれて行くあの通路の奥にお店があります。はっきり言ってめっちゃ解り難い所にある(゚д゚lll)会社のデリー県人会推奨なだけある! by Salaamさんカリムズ ホテル インド料理
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こちらに限らず、南アジア地域ではレストランの事を「ホテル」と呼ぶ事がしばしばあります。ですが宿泊施設は併設しておりませんので悪しからず…。
通路の奥まで進むと料理長(?)がデーンと構えており、目の前には炭で煮込んでおいでです。曰く、開業当時の味を守るべく、今でも炭で調理します!との事。
他にもロティやナンを焼くエリア、タンドール窯で調理するエリア、ケバブ系の炭焼きを作るエリアと4セクションに分かれた店内は圧巻。
ちょっと効率悪そうですが、開業した場所にて全く同じレイアウトで提供する事にこだわっているとか。その心は、先代のお客様が戻って来ても「この店の味は変わっていない」と解ってもらうためだそうです。会社のデリー県人会推奨なだけある! by Salaamさんカリムズ ホテル インド料理
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我々のオーダーは以下の通り。
・チキン・バッラ(ハーフ-INR270)
各種スパイスとカード(インド風ヨーグルト)でマリネしたチキンをタンドール窯でグリルした物。
・マトン・コルマ(ハーフ-INR195)
カードとクリームとスパイスで煮込んだマトン。コルマはウルドゥー語で蒸し煮。
・プレーン・ナン(INR75)
どちらもムガール宮廷料理です。と、言うのも、1913年にこのお店が開店した時のコンセプトが「王族の料理を庶民に提供する事で富と名声を得る」だったので、そんなお店では宮廷料理を注文してこそ正解。今回の旅行の半分はムガール帝国史を辿る旅なので、先ずは皇帝の食事から入るのが理に適っているでしょう。
それをナンや生玉ねぎと一緒に頬張ると口の中で奏でられるオーケストラたるや、もはや料理界の第九。会社のデリー県人会推奨なだけある! by Salaamさんカリムズ ホテル インド料理
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恐る恐る最初の一口を口に運ぶワイフ様。
「インドでは必ず腹を壊す」と言われ、ちょっと神経質になっている模様。
衛生事情や異なる調理方法(油やスパイスを多用)で腹を壊す人が多いのは事実ですが、あまり神経質になりすぎて旅行を楽しめないのも勿体ないですよね。ちなみに我々は夫婦共に腹を壊す事無くインド旅行を終えました。会社のデリー県人会推奨なだけある! by Salaamさんカリムズ ホテル インド料理
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まだちょっと食べれそうだったので追加。
・チキン・ビリヤニ(ハーフ INR210)
インド版混ぜご飯。ピラフとは違ってご飯とカレーを別々に作って、最後に混ぜます。
バスマティ米(パラパラした長米種)を使っているので日本の米とはだいぶ異なりますが、私は長米種が大好き!会社のデリー県人会推奨なだけある! by Salaamさんカリムズ ホテル インド料理
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イチオシ
ご馳走様でした!
オヤッさんがメッチャ睨み利かしていますが、恐らく彼のポーズ。他にもヤンキー的なキメポーズを何回か取ってくれて、お礼を言ったら少年みたいな笑顔を見せて下さいました。
会社のデリー県人会に調査し多くの票を得ただけある、超美味なディナーでした。
残念ながら胃袋のサイズで制限されてしまいましたが、ここは是非再訪したいお店ですね(゚∀゚)=3会社のデリー県人会推奨なだけある! by Salaamさんカリムズ ホテル インド料理
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カリームスでの夕食に満足したのでホテルに向かいましょう。
1913年に開店した初代の名前がハジ・カリムディーンだったのでそこから取った名前。名前の通りカリームスの店員さんは見た感じ全員イスラム教徒。インド最大規模のモスクのお膝元と言う事もあって、この地区はイスラム教徒が多いようですね。
ここでもリクシャワーラーが「ミスタる!ミスタる!」と強引な客引きをしてきますが、まぁ徒歩圏内なので無視して歩き続けます。シャー=ジャハーンが建設したデリー最大のモスク by Salaamさんジャーマー マスジド 寺院・教会
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しかし誤算がありました。
男一人なら気になりませんが、ワイフ様が怖がっています。
そりゃそうだ、人の気配がしない暗い夜道、しかも整然としているのではなくゴミが散らかった、日本的感覚では決して治安が良さそうには見えない通り。
私は「え?インドってこんなもんでしょ。平気じゃない?」と思っており、むしろ狂犬病持ちの犬がいたらって方が怖い。 -
直ぐソコだから、あと○○mだから、と杉本清ばりの実況しながらワイフをだましだましホテルまで誘導。
うん、自分で書いていて変な誤解されそうな表現。
無事ホテルにたどり着いたのでした。観光に便利で適度にボロいオールドデリーの安宿 by Salaamさんホテル タラ パレス チャンディ チョーク ホテル
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前述の通りワイフ様が不満を持たない事を最優先にしている今回の旅行ですが、生憎デリーの初日だけは立地的に希望する地区でのホテルがなく、やむなくオシャレ感ゼロの安宿に泊まる運びとなりました。
・Tara Palace Hotel, Chandni Chawk
オールドデリー内にあり、夕食予定であったカリームスと翌朝観光予定のレッドフォートとの中間地点にある立地とリーズナブルさで選びました。
ボロいですが、まぁ清潔で、寝てもダニに噛まれたりする事はないのでアリ。観光に便利で適度にボロいオールドデリーの安宿 by Salaamさんホテル タラ パレス チャンディ チョーク ホテル
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おはようございます!
いよいよインド観光の本番が始まる朝です。
午前7時過ぎ、昨晩は遅くに投宿した事を考えるとかなり早い目覚めですが、時間が限られているデリー観光なのでここは少し無理を。ただ幸いだったのはぐっすり眠れたので、近隣にモスクが多くある割にはファジュル(夜明け前)のアザーン(礼拝の呼びかけ、スピーカーから爆音で流れるが神秘的)で起こされる事もなくすっきり起床しました。観光に便利で適度にボロいオールドデリーの安宿 by Salaamさんホテル タラ パレス チャンディ チョーク ホテル
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イチオシ
なんでこんなに早起きしたか、と言うと、時間節約で少しでも観光をする為。
インド旅行最初の観光地はラール・キラー、訳して赤い要塞レッドフォート。
実はこのラール・キラーの開館時間は「日の出から日の入りまで」なので、短時間で色々と巡らなければならない旅行者にはもってこい。しかも早朝だと差ほど混雑しておらず、静かな庭園をゆっくり散歩するように見て巡れるのでオススメヾ(*´∀`*)ノ
15年前初めてインドを訪れた時、ここの広場で付け髭(口ひげ)だけを売るオッサンに出会いました。
「ヒゲ、ヒゲ」とだけ片言の日本語で寄ってくる死んだ目をしたあのオッサン、今日はいないみたい。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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ラールキラーの入場料は外国人は500ルピー、インド人は35ルピー!
実に外国人の7%の料金で入場する事ができるんです!
そしてワイフ様の入場料も35ルピー( ゚Д゚)マッ!!
いえ、インド人と結婚したのではありません。
実はインドとタイは共にBIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ)と言う協力機構加盟国で、このBIMSTEC加盟国国籍はインド人価格と同じ入場料が適用されるんです!
ってな事で実質私の入場料+消費税レベルで入場できてしまいました。
・ラホール門
赤砂岩で造られ、高くそびえる2基の八角形の塔に挟まれた入口は正に要塞のそれで、二重にできた門の構造は明らかに外敵侵入を拒むための物。残念ながら妖しい自称観光ガイドの進入は拒む事ができないようです。
なんとも皮肉だな、と思うのがこの西を向いた門の「ラホール門」と言うネーミング。建設当時は同じくムガール帝国の領地だったラホールへと通じる道に繋がっていたからついたこの名前も虚しく、現代ではパキスタン領ラホールとの往来は容易でないのが現実。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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・ディワーニアム(謁見の間)
横に水平で極めてシンプル且つ装飾が最小限な屋根を持つ、ヒンドゥー建築様式の謁見の間。でもよく見ると柱と屋根の間の装飾が実はあの独特な波打つアーチ状のイスラム建築様式も混ざっています。
人間も洋の東西が混じる所に美男美女あり、と言われますが、建築様式も様式が混じる事で生まれる美しさは計り知れないなぁ…と思った次第。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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イチオシ
実はこのラールキラーを建設したのは、かのタージマハルを建設したシャー=ジャハーン。
若かりし頃は血気盛んで兄を筆頭に自分の息女子息以外の王位継承権を持つ人を皆殺しにするほど血も涙もない性格だったのに、帝位についた30代半ば以降はめっちゃ真面目な皇帝になって堅実に執務したとか。まるでインド版長谷川平蔵である。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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で、その真面目になったシャー=ジャハーンが午前中に外国からの使節や請願者が謁見していたのがこのディワーニアム。この玉座に座して、日の出前の礼拝以降、昼食までぶっ続けで接見したり仕事をしていたんだとか。んで、直前まで私利私欲に身内を切り捌いた彼も、各種請願には極めて公正な採決を出したとか。
余談ですが、この大理石でできた玉座のデザインはベンガル様式。丸くふくよかな弧を描いたアーチがベンガル様式の特徴みたい。シャー=ジャハーンの祖父アクバル大帝が1576年にベンガル地方を征服してからラールキラーが竣工した1648年まで70年ちょっと。
情報伝達や人の往来に莫大な時間が掛かった当時にデリーから遠く離れたベンガル地方の建築様式と土着のヒンドゥー様式と祖先の地である現ウズベキスタンにあるサマルカンドの建築様式が一同に会するとはなんとも熱い!旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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皇帝シャー=ジャハーン様に公正な採決を下してもらいましょう。
「陛下、うちのワイフ様があっしを尻に敷くんでさぁ…ご慈悲を…」旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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私の願いが届いたのか、ニコニコ顔のワイフ様。
ご覧の通り、この謁見の間に整然と並ぶ石柱の力強さと、イスラム様式を施したアーチの持つ柔らかさは見応え迫力抜群。
しばし見惚れます。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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ラールキラーの奥まで来るとあるのがこのディワーニカス、私用謁見の間。
主に廷臣や来賓をもてなした広間で、目の前の広場では闘犬や闘牛ならぬ闘獅子や闘象が繰り広げられたって言うからびっくり( ゚Д゚)
全く持ってスケールが違います。
今では白大理石の建築部分しかありませんが、在りし日には真っ赤な天幕が庇の下からぐるりと一周張られていたそうです。残念ながら今ではその当時の姿を想像の中で再現するより他なく。
規模はディワーニアムには劣るけど、その細工の美しさはこちらの圧倒的勝利!旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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イチオシ
白大理石に色石を散りばめた細工はタージマハルのそれを彷彿とさせる美しさ!
見上げる姿勢とその美しさから、アホの子のごとく口を開けてポカーンと魅入った次第( ゚д゚)
ペルシャの著名な詩人アミール・ホスローが詠んだ「この世に天国があれば、それはここ也、ここ也、ここ也」が角に刻まれていますが、正にその通り。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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当時の来賓各位をもてなした際には、貴金属宝玉をあしらった孔雀の座と呼ばれた玉座に座っていたと語られていますが、生憎18世紀に侵攻してきたペルシャ軍により略奪され、今なお行方不明。
略奪や戦利品としての文化財移動には全面的に反対はしないものの、正しく管理されなかったり闇に消えて行く様は見て忍びない。昨今では内線や紛争地域と化した各所の博物館にあった展示品が消える事態が多発しているが、私利私欲ではなく後世に語り継ぐためにも対策が採られたい所。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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インド人のご夫婦に写真撮影をお願いされ、ご返杯(?)に我々も一枚お願い致しました。
ヤムナー川以外、乾期には乾上がる北インドでは大変苦労しただろう庭園の水回りですが、現代では流れること無くなった水路が四方に伸びていたのが解ります。
広大な庭の西側には駐屯していたイギリス軍が建設した建物が並んでいますが、それがなければザファール・マハルを中心とした四分庭園チャールバーグ(四つの庭)と呼ばれるペルシャ式庭園が広がっていた事は明らか。
この庭園の構造の意義を知っていたら、イギリス軍もレイアウトに不要な楔を打つような無粋な真似をしなかっただろうがばかりに残念(笑)旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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ラールキラー北東の角にあるのはヤムナー川から水をくみ上げる取水塔の役割を果たしていたシャーヒーブルジュ。
ペルシャ語で皇帝の塔、シャー(皇帝)イ(所有格)ブルジュ(塔)ですが、考えるとアラビア語とペルシャ語って似ているのかな?ドバイのブルジュ・ハリファもしかり。
奥の斜めになっている所からくみ上げられた水が流れ、城内に巡らされたらしいけど、どうゆう仕組みなのかな?
ちなみに取水塔はシャー=ジャハーンが建設しましたが、併設する美しいパビリオンは息子の次代皇帝オウラングゼーブが建設した物。旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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チャールバーグの南北にはそれぞれサワンとバドンと名付けられた東屋が設けられており、この東屋からも水が流れ出る構造になっておりますが、現在は水が流れる事はなく、乾いた堀のようになっているのが残念。
ちょうど修学旅行か遠足と思われる集団が校外学習を受けておりました。
日本の中学生が修学旅行で日光に出向くのと同じ感じなのかな?と思いながら、先生の講義にちょっとだけ耳を傾けたら歴史とは全く無関係な授業やってた…(科学?数学?)
ここで、しかも早朝に集合してまで実施する内容か?旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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他にも色々と見て回りましたが、内容が薄まるし、見尽くせなかった部分は時間の都合でカット。最後にチャハッタチョークを通って帰ります。チャハッタ(覆いかぶせた)チョーク(市場)はご覧の通り屋根が覆いかぶさったバザール。
ムガール帝国時代はラールキラー内に居住する王族貴族を相手にした金銀財宝に高級反物等を扱う言わばデリーのシャンゼリゼでした。
現代ではラールキラー内を観光する観光客を相手にした品質の妖しい金銀細工に土産物等を扱う言わばデリーの…まぁ正に現代デリー(#´∀`)旧デリーの中枢 by Salaamさんレッド フォート 史跡・遺跡
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早朝からクッキー以外は対して食べずに観光していたのでお腹が空いてしまいました。
ラールキラーは広く内部の博物館でつぶさに見ていたら一日掛かりになりますが、次の予定も圧しているので一旦ホテルに戻りましょう。デリーの下町 by Salaamさんチャンドニー チョーク 散歩・街歩き
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日本では神社仏閣は基本的に独立した建物にありますが、インドのヒンドゥー寺院は時折普通の雑居ビルの中にあったりする事も。それだけ宗教画身近にあり、人々の生活に溶け込んでいるって事なのかな?
もちろん、独立した建物を持つ寺院が多いのですが、このような物も珍しくない、と言う例として。デリーの下町 by Salaamさんチャンドニー チョーク 散歩・街歩き
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ホテルに戻って朝食です。
朝食はインド風3種類、アメリカン、コンチネンタルの計5種から選べます。
私のチョイスはアルーパラータ、カード、アチャールとチャイ(又はコーヒーかジュース)。
アルーパラータはアルー(じゃがいも)のカレー風味マッシュをパラータ(薄いパン)に薄く詰めたパン。カードはインド風甘くないヨーグルト。アチャールはインド風漬物で酸っぱい。インド人朝食の定番です。観光に便利で適度にボロいオールドデリーの安宿 by Salaamさんホテル タラ パレス チャンディ チョーク ホテル
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統計の取り方にも寄りますが、大東京首都圏は世界一の人口を誇り、デリーはそれに次ぐ世界第二位。
ですが、市内では野良牛が我が物顔で徘徊し、裁判所がデリーに於ける牛の放牧(笑)を排除しても今なお3万頭ほどの牛がいると言われております。
こちらは牛ではなくヤギですが都心部でヤギが放牧されている国…(; ゚ ロ゚)
デリーは日本で言えば東京です。その中でも大型の宗教施設であるジャマーマスジッドがある下町ダーヤガンジ町は、東京で言えば浅草みたいな場所。
つまり雷門の前で牛やヤギが放牧(または放置)されているに等しい現状…。
しかも公共井戸?でシャワーする筋肉質なオッサン…。 -
デリー全体では13%しかいない少数派のムスリムですが、ジャマーマスジッドのお膝元ダーヤガンジ街では65%の多数派に逆転する地域。
シャー=ジャハーンは先代まで実施されていたヒンドゥーに対する融和政策をやめてイスラム教の推進を計ったとされていますが、そのイスラムの旗印に集った人々の末裔が今でも、デリーの中でも最も古い地域であるシャー=ジャハーンが造ったオールドデリーで生活を営んでいるのかと思うと胸が熱いです。
それこそ100年単位で変わっていなさそうな青空床屋が良い味を出していますね(*゚∀゚)=3 -
イチオシ
そのシャー=ジャハーンが建設したオールドデリーが当時のジャハーナバード。読んで字の如く、(シャー)ジャハーンの街。
ラールキラーの建設に10年掛かったとされていますが、同時平行して造られたのがこのジャマーマスジッド(金曜モスク)。デリー最大のモスクで、礼拝時には25000人もの人を収容する事が可能な規模です。(礼拝ではなく収容可能人数としては85000人!)
正式名称があるのに金曜日モスクと呼ばれている理由ですが、イスラムにおける金曜日は特別な曜日とされており、他の曜日の各礼拝は個々で行っても構わない一方、金曜日のズフル(正午の礼拝)はモスクで実施する事を推奨されています。
金曜日のズフルの際は沐浴で身体を清め香水を纏うべきとされ、モスクの門の上では天使が礼拝に訪れた人の名簿を作っているそうな。
天使様、まるで風紀委員。シャー=ジャハーンが建設したデリー最大のモスク by Salaamさんジャーマー マスジド 寺院・教会
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コーラン62章「金曜日」にも記載されている啓示では「さぁ信徒よ、サラート(礼拝)への誘いが聞こえたら、商売を後にし、アッラーの追憶する集いへ急げ。解らずともその方が汝の役に立つ。」との事。
余談ですが、私はイスラム文化に人一倍興味を持っておりますが、ムスリムではありません。故にしっかり勉強している訳でもなく、翻訳もアラビア語→英語を訳された物を更に英語→日本語に訳しているので正確性には責任を持てません(笑)
このモスクの建設には6年の年月がかかっているので、単純計算でシャー=ジャハーンは30年ちょいの在位の大半をタージマハル、ラールキラー、ジャマーマスジッドのシャー=ジャハーン三大建設プロジェクトに費やしたと言っても過言ではないですね。シャー=ジャハーンが建設したデリー最大のモスク by Salaamさんジャーマー マスジド 寺院・教会
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うへぇ…雨が降ってきちゃったよ。まぁ大気汚染激しいデリー(って言うかインド全土)の空気中汚染物質を流し去ってくれるから100%悲観でもないけど…。
ってか、そろそろ駅に向かわないとマズい時間じゃん!
ジャマーマスジッドの40mあるミナレット(塔)は上まで昇り、デリーを一望する事ができるのですが、残念ながら省略!シャー=ジャハーンが建設したデリー最大のモスク by Salaamさんジャーマー マスジド 寺院・教会
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さて一気に空港にワープしました。
実はこの度最大のミステイク、時間配分を間違えチェックインカウンター締め切り時間を遥かに過ぎて空港に到着してしまいました。
しかも地下鉄からターミナルに昇るエスカレーターでハプニングが。
我々の数メートル前にいた最大積載量を明らかに超過した空港カートごとエスカレーターに乗ってたお兄さんが、エスカレーターを降りる所で手こずりエスカレーターから降りれず。しかしエスカレーターは動き続けどんどん後方から人を送り込む。
耐えきれなくなったカートが横転し山盛りの荷物とともに雪崩と化し、発狂しながら逃げ惑うインド人諸兄。
咄嗟に「ワイフ!」と思い助けようと乗り出したが、後ろから知らないインド人のおばちゃんに二の腕を引っ張られる…。
幸いワイフ様も私もジャッキー・チェンばりのアクションで飛び越え難を逃れましたが、かなりの阿鼻叫喚。全てがスローモーションに見えた時は「あ、死んだ」と思いましたが、果たして全員無事だっただろうか…乗り遅れの瀬戸際だった我々は見届けること無くカウンターへ走り去ったのでした。インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
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様々なハプニングも乗り越え、ビスタラ航空の御慈悲もあり、無事飛行機に搭乗できる運びとなりました。
先程まで降っていた雨が汚染物質を大気中から流し去ってくれたのか、空が灰色から少し青みを帯びた色に変わっています。
初ビスタラ航空は天候を理由に遅延。
ちょっとしたシトシト雨程度で遅延するとはなかなか繊細な航空会社さん。
さ、次はバラナシです!インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
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バンコク
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ナマステ・インド、サワッディー・タイ part 14 - マレーシア航空ビジネスクラス クアラルンプール→成...
2018/11/11~
クアラルンプール
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ナマステ・インド、サワッディー・タイ 総集編
2018/11/11~
インド
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この旅行記へのコメント (4)
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- つぶ。さん 2019/07/25 04:28:34
- カリーム
- いやぁ、これまた懐かしく拝見しました。
オールドデリーの混沌具合はまさしくインドのイメージそのものですよね。
カリームはいくつか支店がありますが、やはり本店が雰囲気もあって良いですね!
それも、チャンドニーチョークに宿泊されたとは!パハールガンジは何度も泊まりましたが、オールドデリー内は未経験です。
インドにまた行きたい気持ちが湧いて来ました♪
- Salaamさん からの返信 2019/07/28 04:23:22
- Re: カリーム
- つぶ。さん、こんばんは!
そう言えばガルフ移住前は南アジア専属かと彷彿される亜大陸トラベラーでしたね!
台湾の鼎泰豊や香港の添好運もしかりですが、名を馳せ拡張した有名レストランは概ね本店が一番味がしっかりしていながらボロさと形容されがちな味があるんですよねぇ~。
私も初インドはパハールガンジ泊でした。ニューデリー駅から真っ直ぐ伸びる怪しげなあの道に、今のようなネット予約が主流じゃなかった時代に飛び込みで探した記憶が懐かしい…。
でもチャンドニーチョークの方がカオス度は低いかもしれません。パハールガンジ経験者ならマフィームシュケラー。ただ、つぶ。さんのご主人は絶対に拒否されそうですけどね(笑)
是非ご主人と再訪を期待しています!
Salaam
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- エレガンスパッカ→さん 2019/07/09 08:19:47
- インド行ったなんて聞いてないよ~ダチョウ倶楽部風
- すご~い。
インド行ってたんや。しかもしらっとビジネスクラス(◎_◎;)
パート1から豪華絢爛な飛行機日記拝見しました。
有人マッサージが友人になっててうけた。笑
友達がマッサージバイトやってるんかとおもた。
あ~やっぱインドいいなぁ~
また行きたくなってきたやん。
どつきたなる外人料金 タイの方はインド人料金なんや?
結婚して日本国籍になっても適用なの??
続編楽しみにしております。
- Salaamさん からの返信 2019/07/16 21:08:41
- RE: インド行ったなんて聞いてないよ?ダチョウ倶楽部風
- エレちゃん、こんちは!
そうそう、インドに行ったんよ。言ってなかったっけ?
飛行機自体は勝手知ったるマレーシア航空の格安航空券だったし、インドも僕はリピーターだったから安心安心。
でもインド自体は発展したような変わらずのような、不思議な空気。
うちのワイフ様は帰化してないよ。
タイ人特別優待はパスポート必提だから、仮に帰化していた場合は不可だろうね。
まぁインド人価格と比べるとぼったくりっぽいけど、他の国の各種入場料って考えると妥当かな?あとインド人価格が激安のタダ同然ってのも(笑)
まだまだインド続きまっせ。
よろしくね!
Salaam
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