2019/04/10 - 2019/04/10
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pedaruさん
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カランバカは小さな町である。メテオラ以外観光の目玉を持たないが、町の北の山際の高台に古い教会があると聞いたので、メテオラに行く前に、今日はこの教会を訪れようと、文字通りブラブラと歩き出した。
町の端といっても20分も歩いただろうか?奇岩の麓の高台を見上げる、いかにも古い質素な塔の一部が見えた。教会に至る道が分からないので、少し歩いてみると、上に向かってなだらかな坂道があった。緩い坂だと思ったが、病み上がりの身には意外ときつい坂だった。
登り切ったところで、一息つくと道は今度はすこし下り坂になっていて、正面にギリシャ正教の立派な建物と、青くかすんだ山と民家の赤い屋根が見えた。
左側には可愛い鐘を屋根に頂いたチャペルがひっそりと建っていた。鐘の小さな屋根の上にはギリシャ十字架が載っている。
ひと気のない薄日さす緩やかな坂、なんとも例えようもない豊かで安らかな気持ちを誘う風景だ。一言で表現するなら「いとしい」という気持ちを生み出すような空気だった。
こんな風景を求めてはるばるギリシャまで来たかのような錯覚に陥った。道の真ん中に座り込んで、スケッチブックを広げた。人や車が通る気配はまったくない。「どうぞ、どうぞ」とおしりの下で、暖まった道路が言っていた。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
駅を降りてホテルを目指して歩いていると、おいしそうなパンの店がありました。
普段しているようにトレイとトングを探したが見当たらない、女性のおかみさんに(おかみさんは女性に決まっているが)トレイとトングはありますか?と聞くが、全く英語は通じない。
ゼスチャーでパンをつまむ格好をする、手で四角に作り、上にパンをのせるゼスチャーをする、・・・見かねて若い女性客が寄ってくるが、要領をえない、
おかみさんは、あー、分かったといって、奥からおおきな紙の箱を出してきた、仕方ないので、これに指差しで注文してたくさんパンを入れてもらった。
果たして、食べきれるだろうか? -
道を歩いていくと、このような奇岩が頭上に迫ってくる。住民はプレッシャーを感じないのだろうか?
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これが今夜泊まるホテル エーデルワイス
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地元では比較的おおきなホテルらしい。
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床などは天然の大理石が使用されている。
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箱を開いてさっき買ったパンを食べてみる。うんっ 美味しい。
パンというよりクッキーに近いものが多い。 -
実にシンプルなトイレットペーパーのホルダー
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ベランダに出られるようになっていて、家並みと遠くの山が見えた。
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特に高い山がないので眺望は良い。
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小高い山が見える、杉の木など生えていて、鎮守の森ではなかろうか?
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明日メテオラに行くことにして、今日はこれから街歩きとしよう。
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途中このようなレストランのような店がある。
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早速目についたのが岩の上の修道院、ここカランバカでもあるんですね。しかし、誰も訪れることはないようだ。
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ガソリンスタンドが押しつぶされそうな岩山の威圧。
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町のメインストリートトリカロン通りを右折すると、町で一番古いビザンチン教会に通じる道にでる。
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途中の店の軒下に、丸い石にペンキを塗ったたのしいテントウムシがあった。
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巨岩の下に、美しいギリシャ正教の教会があった。まだ新しい感じだ。
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この教会の庭の横にあるベンチに腰かけて、水筒の水を飲む。
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そしてまた歩き出す。道の左側、つまり山際の家の間に、古い鐘楼らしきものの一部が見えた。しかし、どうやってそこに行けばいいのか、道を探しながら歩いた。
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道がカーブをしたところにこのような坂道があり、古い教会に続いているような気がした。ゆっくりと坂を歩いて行った。
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やっと登りきると小さなチャペルを頂いた小さな教会があった。静かな誰もいない道が交差していた。日差しは穏やかで、汗ばんだ私の顔を下から吹いてくる緩い風が撫でていく。
私はスケッチブックを取り出し、地面に座り込みこんだ、あたたまった道路の温みが伝わってくる、さらに幸せな気分になる。 -
道路はやや下り坂になって、歩いていくと、向こうからアインシュタインの風貌の背の高い老人が「こちらですよー」と指をさしている。
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息を切らせながら登りきると、古い鐘楼が目に入った。これがビザンティン教会にちがいない。先に立って教えてくれたこのおじいさん、足が長いねー。
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巨大な岩山を背景に建つ教会。
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教会の前は眺望が開けている。向こうにギリシャ国旗がはためいている。
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山の稜線はその色を濃く薄く変えて、穏やかなギリシャ風の景色を演出している。
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11世紀に建てられたというビザンティン教会、鐘楼は独特の形をして、入り口の前に建っている。
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門をくぐると・・・
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門を入って右側には、古風な水飲み場があった。
僅かな拝観料を支払って、(2?)中を見学する。撮影禁止なので映像はないが、なかなか渋い作りだった。係りの老婆は「美しいでしょう?」と自画自賛していた。
建築当時のまま、壁、天井に至るところまで、キリストや聖人の姿、聖書のエピソードが描かれていたが、とくに天井付近のフレスコ画には、地獄でサタンの拷問を受ける人の姿、ライオンに食われている人々など、恐ろしい様子が描かれている、無知な庶民を脅すには十分の効果があったようだ。日本の寺でも、同じような絵が描かれているのを見たことがある。それらは?げ落ち、色も薄くなっており、それがかえっていい味を出していた。 -
教会を出ると急な階段が待ち受けていた。手すりを頼って慎重に下りる。
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途中の民家の白い壁を見ながら、ゆっくりと歩く。
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キリスト教が生活に根差しているような雰囲気の街のたたずまい、小さな鐘が朝な夕な鳴らされるのだろう。
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来るときスケッチをした小さな教会が見えた。普通の民家の屋根に鐘と十字架を乗せただけの素朴な建物だ。
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のんびりと猫が歩いている。
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小さなお堂と呼んだらいいのか、窓からろうそくの光が漏れていた。
なにやらゆかしい気持ちにさせる雰囲気だ。 -
さらに石段を下りていく。路地の向こうには独特の奇岩が迫っている。
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最初に休んだ教会が見えてきた、その裏側にあたる。
アギオス・ヴィサリオス教会というらしい。 -
種々雑多なものを集めている店があった。外から眺めていると、そこの主人が出てきて、
ガイドブックがあるよ、と古びたハングル語の冊子を持ってきた。黙っていると、こんどは日本語のガイドブックを出してきた。
丁寧にお断りして店を出た。 -
足元を見ると猫が気持ちよさそうにくつろいでいた。
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歩道の際には満開の花をつけた街路樹があった。
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広場にはこのような水飲み場があり、子供たちが集まっていた。
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周りの民家の煙突を見ると、どの煙突にも、コウノトリを模した飾りが乗っていて、風が吹くとその方向に体の向きを変えていた。
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ホテルに着くと、夕食が待っていた。
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夕食は10ユーロ追加した。特に味の印象は思い出せない。
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ホテルの地上階
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明日のメテオラ行きの確認のため、広場のところまでいって、バス停を調べた。
バスステーションと英語表記があった。これで安心して、バスに乗ることができる、
小心者の心は安堵した。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 前日光さん 2019/07/23 22:47:56
- いいなぁ、絵が描ける人は(^-^)
- 師匠、こんばんは。
最近すっかり4トラをさぼっている前日光です。
昨日から今日まで娘と孫が来ていて、今日は義母の入所している施設に行ったりと、オマケに久しぶりに蒸し暑かったし。。。
夜には雷も鳴っているし。。。
さて、メテオラに行く前の町歩き、小さな教会の前に座り込んでスケッチブックをひろげ。。。まずそのシチュエーションからして羨ましいです。
人前で何気に楽器の演奏が出来る人とか、スケッチブック片手に絵筆を握る人とか。。。
ああ、自分とは根っこが違う人たちだわと憧れております。
音楽の才能も絵の才能も、全く無いものですから。
師匠の絵は温かくてソフトなタッチですね。
淡いオレンジの屋根となだらかな山が、この町の穏やかさを表しているようです。
=^_^=さんまでが柔和なお顔ですね!
ヨーロッパの猫って、シャープでツンとしていたりすることが多いですが、この=^_^=さんは日本=^_^=みたいで親近感を感じます。
悠揚迫らぬ野良猫の風情がいいですね(^_^)v
前日光
- pedaruさん からの返信 2019/07/25 05:36:46
- RE: いいなぁ、絵が描ける人は(^-^)
- 前日光さん おはようございます。
フィレンツェのドゥオーモ前でチェロを弾いている人がいましたが、楽器は弾けなければ様になりませんね、しかし、スケッチは別です、自己満足ですから絵を描く行為そのものは、誰でもできます。
写真は絵以上にリアルですし、その物を再現できます、しかし、絵は・・・なぜ絵を描こうとするのか、それはたった一つの理由、描くのが好きなだけです。
私には絵のサークルも教室も参加経験がありません、出来が悪くても、旅行記で発表できるのが幸せです。絵を描かなくちゃならない、というのも大変なプレッシャーですけど(笑)。
pedaru
-
- ふわっくまさん 2019/07/23 08:04:13
- メテオラの麓・・
- pedaruさん、おはようございます。
メテオラの麓は、奇岩がお店に迫っているような光景のようで・・
何とも見たことのない景色を、眺めさせていただきました(^^)
・・パン屋さんでは、たくさん買われましたねー
少し甘めにも見えましたが、どれも美味しそうです。
雑多なものを集めているお店は、店主さんがガイドブックを持って入店を勧められたそうですが・・ホント外観だけで、充分味わいを感じました。
ギリシャの異国情緒たっぷりのご旅行、お陰様で楽しませていただきました♪
ふわっくま
- pedaruさん からの返信 2019/07/24 07:07:05
- RE: メテオラの麓・・
- ふわっくまさん おはようございます。
海外旅行では貴重な一日、ツアーなら何か所も回れる時間なのに、行く当てもなく、ただブラブラと街を歩くなんてもったいない気もします。
カランバカはメテオラ目当ての観光客が、ほかに泊まるところがないので仕方なしに滞在するところのようですから、人によっては、日帰りでメテオラだけで帰る人も多いとか。
のんびりしている事にかけては、カランバカは向いているようです。
どこの街にも立派な教会があるのがヨーロッパですが、素朴な教会も味があっていいものですね。
パン屋さんはトングで客が自分でとる形式ではなかったのに、それをやろうとした私に無理があったようです。おかげでパンをたくさん買ってしまいました。飢えた時の非常食になりました(笑)。
pedaru
-
- norisaさん 2019/07/19 20:40:48
- 奇岩の街
- pedaruさん
こんばんわ。
早速旅先でスケッチに投稿しましたよ!
是非表紙の絵もどうぞ!
(って管理人ではないのですが(笑))
それにしても奇岩に囲まれた街ですね。
その上に教会がある?
じゃあメテオラに行くまでもない?ような気もするくらい見事に高いですね。
ここは訪れる人もいないそうですからメテオラへの期待、いやがおうにも高まります。
norisa
- pedaruさん からの返信 2019/07/20 06:26:33
- RE: 奇岩の街
norisaさん おはようございます。
昨夜しばらくぶりで旅行記を投稿しましたが、その直後、タイムラインに乗らないうちに、誰かが一票いれてくださいました。こんなに早く信じられないっ!4トラベルの管制官かっ、 なんとそれはnorisaさんだったのです。うれしいです、感激です、ありがとうございます。
”旅先でスケッチ”ありがとうございます、管理人に成り代わり御礼申し上げます、って、パルファンさんはとっくにコメントいれてますよねー、
「サントリーニの窓を開ければ」詩人ですねー、絵のモチーフがいいですねー、手を抜かない素晴らしい絵ですねー、手すりにもたれて景色を眺める、後姿の婦人(norisa夫人)なども絵になると思います。
ようやく始動のギリシャ旅行記、トラブルがないのでアクセス数が伸びません(笑)。
pedaru
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