2019/04/28 - 2019/04/30
1位(同エリア43件中)
Chamさん
長いゴールデンウィークを利用して、念願のコタキナバルとムルのジャングルへ!
途中ブルネイへレンタカーで4時間ドライブし7つ星ホテルに宿泊するはずが、飛行機のディレイで泣く泣くキャンセル…
ムルはどうしても堪能したいと予定を繰り下げてリスケジュール。
最古の熱帯雨林にある世界遺産の洞窟と大自然を満喫してきました!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 1.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
4月28日(日)コタキナバル14時発 MAS wing便
プロペラ機は海沿いを飛び、その後内陸へ。
ぶ厚い雲の底からジャングルが見えてくる。 -
15時、ムル空港へ着陸。
滑走路一本だけの小さな小さな空港。
1日1本か2本しか飛行機が来ない。
わぁこんなかわいい空港はじめて~♪
着陸した飛行機は走ってきた滑走路をくるっと180度Uターンして建物の真ん前に到着。 -
平屋の小さな建物の中に小窓がひとつあり、そこがイミグレーション。
荷物も手渡しで受けとる。 -
ムル・マリオットのお迎えが来てくれてる。
荷台を改造したトラック!わーお!
座席の下にスーツケースを積んでしゅっぱーつ!
ホテルまで10分ほどのドライブ。 -
山からはもうもうともやが立ちのぼり雲がどんどん出来ている。
気温はコタキナバルよりも若干涼しく30℃程だろうか。 -
どうやらさっきまで大雨が降っていたようだ。
厚く立ち込めた雲と増水して濁り溢れそうな川がそれを物語っている。 -
5つ星のムル・マリオットに到着。
ゆったりと落ち着いたインテリアで、ここがジャングルの真ん中で濁流に溢れた川に囲まれてるとは忘れてしまいそう。 -
お部屋へはこのボードウォークを通っていきます。
-
広々したお部屋とふかふかベッドが嬉しい♪
-
緑を見ながらお風呂に入れます♪
トイレも清潔。マリオットなら当たり前か。
昨日のクラシックキナバルホテルも悪くはないが、やはりリゾートはいい。 -
テラスにはデッキチェアもありのんびりできそう。
-
荷ほどきしたら早速、グヌンムル国立公園に向かいます!
ホテルのエントランス付近にカウンターがあり10分程でシャトルが到着。
ホテルから公園までは5分ほどのドライブ。 -
公園までの間に家が転々とあるけれど、庭も畑もすべて水没してる。
高床になっていて家の中への水の侵入は免れているようだ。高床は涼しかったり蛇などを避ける意味もあるのでしょうが、こういう水没からも家を守る意味もあるのでしょう。 -
タマンネガラ・グヌンムル・ナショナルパーク
グヌンムル国立公園 -
公園エントランスはこの吊り橋を渡ったところ
-
パークオフィスで受付をする。
公園のエントランスフィーとして1人30リンギット支払い5日間有効のリストバンドを巻いてもらった。なんだかフェスみたいでドキドキ。
前もってグヌンムル国立公園のサイトでツアーを予約したが、到着が遅延したため改めて予約し直し。このツアーに参加しないと世界遺産の洞窟には入れない。
参加したいのは、この夜にナイトウォーク(22リンギット)、明日午前にウィンドケイブ&クリアウォーターケイブ(67リンギット)、午後にラングケイブ&ディアケイブ(35リンギット)という3つのツアー。
しかし残念ながらナイトウォークは木道の水没により実施されないとのこと。翌日の2つを申し込み、ひとまず自分達で行けるところまで散策することに。 -
確かにボードウォークのすぐ下まで水が…
-
少し歩くとボードウォークが水没していて、先に進めなくなっていた。あちゃー。(右側の道が森への道)
それでも欧米人は靴を脱いで水の中をバシャバシャ膝まで入っていたけれど、水をでかいムカデが泳いでいたりしてて入るのがためらわれやめておいた。 -
もうひとつの道はある程度まで進むことが出来た。誰もいない。
今日はツアーがほぼキャンセルになったようだ。もしも昨日予定通り飛行機に乗れてここに来ていたら、大雨でナイトウォークにも行けず今日のツアーもキャンセルになっていたと考えると、結果として飛行機に乗れなかったことはかなりラッキーだったかも。
ここは日本の4~5倍も雨が多い熱帯雨林。来てみて分かったけれどツアーや飛行機は本当に天候次第。明日は晴れますように! -
面白い植物。
他の木に寄生しているみたい。
幹に突然葉が生え、雨水か虫でもためるのか器のように葉が丸まっている。 -
なんでしょう、これ。
幹の上部からたわわに実のようなものが。しかも熟れると黒くなるようで隣のは全部真っ黒。 -
わぁ、こんなのも見たことない。
葉の裏側が黒いブツブツ。
ちょっと不気味~。
自然て不思議なものをつくるよなぁ。 -
これも奇妙。
葉が全部同じ方向を向いている木。
重ならないようにちゃんとお互いに隙間を開けている。
自然の作り出すアートだなぁ。 -
生き物もいくつか見られました。
特にとかげやヤモリはたくさん。 -
デカイ!きもーーーい!
ナウシカのオウムみたいなやつ。
団子虫かと思いきや、ヤスデの仲間だそう。
5~7センチ程。これもよく見かけました。 -
巨大カタツムリ。
全長10センチ以上。
不思議なものだが、
普段虫嫌いな私もここではなんだか少し大丈夫。
都会で見る虫は怖いけど、自然の中で見る虫は、
当然の姿で驚かない。 -
泳ぐカエル。まぁまぁデカイ。
変な声で鳴きます。
ペコーン、パコーン、プァーンみたいな。
最初は誰かが楽器を弾いてるのかと思ったほど。 -
公園内にロッジがいくつか建っていた。
二人で9,000円ほどなのでかなりリーズナブル。
ただこの時はロッジの前はどこも水没していた。 -
散策を終え、公園入り口にて少し待つと、マリオットのトラックが私たち2人だけをピックアップ。荷台でなく前に乗せてもらう。
雨が降りだして、明日の天気がいよいよ心配になってきた。 -
夕食はビュッフェ。
マレーシア料理をはじめとしたアジア・中華料理のほかにもパスタやフライ、魚、デザートなど種類は豊富。
味は、うーん、そこそこ。ビュッフェなんてこんなものかな。 -
翌朝、29日(月)6時
えっっ!!部屋の前が湖になってる。
昨日より水かさがあがってる…
ツアーは絶望的かぁ -
とりあえず朝食を食べ、公園へ
9時に公園オフィスへ行くと、続々と集まる人たち。どうやらツアーは無事に開催されるみたい! -
9時15分
まずはCave of the winds ウィンド洞窟とClear water caveクリアウォーター洞窟のツアー。
マレーシア人のガイドさんが1人つき、英語で丁寧に説明してくれる。
全員で12名。地元ミリの家族、アメリカ人女性、東欧のカップル、日本人とチェコ人のカップル、そして私たち。ボート2台に分かれて上流まで川をのぼり、洞窟を目指します。 -
細長いボートに縦に8人乗り、川をぐんぐん進む。
-
村がある。
本来はここに立ち寄りお土産などを見る予定だったが、村も水没しているとのことで寄れませんでした。 -
石灰岩の大きな壁が見えてきた。
左下に小さく見えるのが前のボート。
この奥に未知の洞窟が広がってるんだ!
ワクワク!! -
船から上陸!
-
階段を300段ほど登る。気温と湿度で結構汗だく。
-
ここでしか見られない珍しい植物。
Monophyllaea pendulaモノフィレア ペンデュラ
洞窟の岩に一枚葉で張り付き1枚の葉っぱに白い花がひとつ咲く。
鍾乳石に張り付いているのがペンデュラで、地面に似たようなのがあって、そっちはまた別名でMonophyllaea glaucaモノフィレア グラウカだって。グラウカのほうははさほど珍しくないらしい。 -
いよいよ中へ
-
写真がブレブレ。
濡れるだろうからと持っていった水中カメラは画素が低い。しかし結果として洞窟から滴る水と汗でびしょ濡れになったので、スマホは置いてきて正解。 -
懐中電灯で照らして進む。懐中電灯もそれなりのを準備してきてよかった。
白いものはバクテリアだそうな。この菌が長い年月かけて鍾乳石を作り出すので決して触ってはいけないそうだ。触るとそこで成長が止まるんですって。珊瑚みたいだ。確かに洞窟は一部海だった頃の珊瑚の化石もあった。 -
500万年の歳月が不思議な造形を作り出す。
ガイドさん曰く、昔からこの辺りの人は岩を見て何かの形や顔や動物に見立てて岩に名前をつけたそうだ。 -
クリアウォーターケイブは洞窟が広く暗く写真が全く写らない。これは出口付近のバクテリアが針のようになった形状のもの。太陽の方向に向いて尖っている。
クリアウォーターというだけあって洞窟の中を大量の水が川となり流れる。上級コースはその川を泳ぎさらに洞窟の奥地まで行くそうだ。今日はクリアウォーターでなく濁流がごうごうと渦巻いていた。触ってみたがそこまで冷たくはなかった。 -
午前のツアーを終え、ランチは公園オフィス横にあるレストラン。メニューも豊富で安い。
サテと野菜とカレー。実際マリオットのカレーよりも美味しかった。
早朝から夜まで営業しているので、ロッジに泊まる人も便利。 -
この洞窟は1977年に発見されて41年しか経っていない。まだまだ奥がどれだけ長いか全て解明されていない。発見当時、裸の民族が集落を作って暮らしていたそうだ。
公園オフィスの奥に小さな無料の博物館がありムルの歴史を展示してある。博物館は涼しくて昼寝している人もいた。 -
さて、14時からは午後のツアー。
Deer Cave ディア洞窟と Lang Cave ラング洞窟。
洞窟まで3キロのボードウォークを歩き洞窟内を歩き回ったあとに3キロ戻る。道は平坦だが往復すると結構疲れそう。
道すがらガイドさんが昆虫や植物を教えてくれまる。早速ヒルがいた。ハンマーヘッドみたいな形。うーーーこれは気持ち悪い! -
ヤスデ。おお、何でこんな色なの~。
-
わ!ビワハゴロモ。
象のような赤い鼻をしていて緑の羽だ。
ガイドの青年はとても慣れているし目が良く昆虫が好きな樹や場所を知っていてすぐに見つけて知らせてくれる。日本語に興味があるようでコウモリとかクモとか教えてあげた。マレー語も教えてもらい、小さい亀の事はクラクラって言うらしい。大きいのは忘れてしまった。 -
あ、これなんだっけ??日本でも見たことあるような。
そうこうしていたら、ラングケイブに到着。ここは小さい洞窟。ラングとは発見したラングさんの名前から取ったそうだ。 -
ここは奇妙な形の鍾乳石が多い。
シャワーヘッドのように水が滴る。
ガイドさんがあとあともっとすごいシャワーヘッドを見せるから、とのこと。 -
エイリアンのような、クラゲのような。
-
続いては今日のハイライト、ディアケイブへ。
中央の黒い部分が洞窟入り口で、巨大な口がポッカリあいている。
この距離でも巨大さがわかる。 -
分かりにくいけれど洞窟の壁と天井。
デカイ!!そのスケールに驚きます。
高さ120メートル、幅175メートルあるそう。
そして天井の黒いのは全てコウモリ。なんとその数300万匹。天井がザワザワ動いている。しかも獣臭がすごい。ガイドさん曰く、ムルパフュームだそう。あとはチィチィ、ギュギュと高い周波数で鳴くコウモリの声。床は一面茶色く糞が堆積。なんて異次元! -
午後のグループは欧州やロシアの人が多かった。とある男性が手すりを持ったら糞だらけで「oh! Shit!!」と叫んでいた。うん、確かにね。
男性はすかさず手を床の水溜まりで洗っていたが、おいおいその水も糞だらけでしょうが。 -
洞窟の奥は崩れてしまったそうで、そこから光が差し込んでいた。エデンの園と呼ばれている。
その手前に例の大きなシャワーヘッドがあって、ホントに滝のようなシャワーがジャージャー出ていた。なんという光景。 -
日暮れて17時半。
洞窟を出てみんなでコウモリを待つ。
食事をするために一斉に洞窟から飛び立ち列をなしてドラゴンダンスを描くのだ。
昨日は出ていないから今日は出るわよと誰がが言う。 -
ついに出た!
300万匹が何らかの法則に従い順序よく流れ出てきた。このあと彼らは一晩で20トン蚊を食べてくるそうだ。それだけの量の蚊がいるのも恐ろしい。2箇所ほど蚊に刺されたが、彼らがいなければ刺されまくっていたろうな。
日暮れてきて早々に旦那さんと来た道を引き返した。帰りは自由解散。進むうちに辺りは本当に真っ暗に。一応ボードウォークにライトが設置してあるが壊れているのか点灯しない。欧米の人とか懐中電灯を持たない人が多かったが、この暗闇をどうやって戻るのかなぁ。
ためしに私たちもライトを消して歩いてみた。だんだんと目が暗闇に慣れてきて、感覚が研ぎ澄まされる。日が落ちて夜の生き物達に交代しだした森は、昼よりも騒がしく動物や昆虫が蠢き、鳴き出した。暗闇の中、その音を楽しみながらずんずん歩く。そうか。現代は明るすぎる。感覚が鈍ってしまう。人間はある程度は暗くても歩けるように出来ているんだ、なんて考えながら。
そうは言えども、公園オフィスの灯りが見えたらホッとした。 -
戻ってからプールへ行ってみた。
夜のプールは誰もいなくて満点の星空。なんてキレイなんだろう!仰向けに浮かんで天然のプラネタリウム。1日歩き回って疲れた体が癒される。
ディナーへは少しドレスアップして。
平日だからかビュッフェはなかった。
もともとアラカルトにしようと思っていたので、ちょうどよい。左はシーフードマリネ。右は真っ黒いローカルベジタブルのサラダ。たぶん山菜でワラビだと思う。シャキシャキしてとても美味しい! -
メインはラムチョップ。
これも美味しい!!臭みがなく柔らかい。
圧倒的にビュッフェよりもアラカルトが美味しい。 -
ディナーのあとはバーへ。
旦那さんはムルウィンドみたいな名前のやつと、私はピニャコラーダ。ムルの風のお酒はかなり強かった。丸い大きなソファーベッドで横になり夜風にふかれながら飲む。あぁ、幸せー。帰りたくなーい!
しばらくするとシャンデリアに大きいセミみたいのが入り込んだようでジリジリジーっと言い出した。セミのあれ、怖いんだよな…。さっきまでジャングルの夜道を歩いてきたのに、ジリジリを聞いたら急に虫が怖くなってきた。早々に部屋へ退散。 -
4月30日(火)
翌朝、朝食を外のテラスで食べていたらニャンが座り込み。かわいい子だなぁ。 -
飛行機は14時50分発なので、10時から二人でマンダラスパへ。
アーリーバードプロモーションで、10時から14時のコースは30%オフ♪2時間コースが1人1万円ほどになった、ラッキー! -
朝は曇っていたのに、心地よく晴れてきた。
マリオットの車で空港まで送ってもらいバイバイ。
ムルの山々が晴れやかに見えます。 -
空港の小さな食堂で昼食。
名物のサラワク・ラクサ。細麺でスパイシー。 -
帰りのプロペラ機から、行きには見えなかったくねくねと蛇行する川が見えます。
バイバイ、ムル!
また来れるかな!また来たいな!
このあと、ミリ空港でトランジットし、再びコタキナバルへ戻ります。
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