2018/03/02 - 2018/03/11
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Tatsuoさん
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この旅行記のスケジュール
2018/03/08
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車での移動
アオスタ→ブレイユ=チェルビニア
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その他での移動
ブレイユ=チェルビニア→プラン・メゾン→チーメ・ビアンケ・ラーギ→プラトー・ローザ
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プラトー・ローザ
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プラトー・ローザ→プラン・メゾン→チーメ・ビアンケ・ラーギ→ブレイユ=チェルビニア
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ブレイユ=チェルビニア→アオスタ
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この旅行記スケジュールを元に
北イタリアの対象的な2つの絶景を巡る旅。
最初に訪れたのはリグーリア海に面した5つの村、チンクエ・テッレ。海沿いの崖にへばりつくようにカラフルな家が立ち並びます。シーズンオフで列車が1時間に1本と少なくて遊覧船も運航しておらず、営業している店も少なくて不便でしたが、その分観光客が少なくてゆっくりと街を巡り景色を眺めることができました。
次に訪れたのはアルプスの麓の街、アオスタ。古代ローマがガリアに通じる街道の要衝に築いた街で、街中や街道沿いに遺跡が多く残っています。当時の街の中心の通りが今もそのまま使われていて、往時の人々の息吹を感じられる街です。アオスタ・バレーに残る古代ローマ遺跡を訪れたほか、東にある谷を遡って誰もが知っている名峰の別の姿も楽しみました。
☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?
【7】モンテ・チェルビーノ 誰もが知ってる名峰の別の顔
この旅で初めての快晴に恵まれたので、山を見に行くことにします。アオスタ・バレーから北の谷を遡ったところ、スイスとの国境に聳えるモンテ・チェルビーノです。
麓のブレイユ=チェルビニアから3つのロープウェイを乗り継いで3,480mのプラトー・ローザ展望台まで上り、山を間近に望みます。
実はこのモンテ・チェルビーノ、だれでも知っている名峰なんですが、知っている姿とあまりにも違っていて、どう見ても同じ山に見えません。美しさは今ひとつですが、でもこれはこれで大変な絶景。青空のもとに聳え立つ姿を堪能しました。
☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?
1 天気予報は8日間ずっと雨・・・
2 チンクエ・テッレを味わい尽くす・その1
3 チンクエ・テッレを味わい尽くす・その2
4 雨のち晴れ
5 リオマッジョーレ最後の散歩と絶景カフェ
6 チンクエ・テッレの絶景ドライブ
>7 モンテ・チェルビーノ 誰もが知ってる名峰の別の顔
8 古代ローマ都市アオスタのローマ遺跡巡り
9 イタリアとガリアを結ぶアオスタ・バレーのローマ遺跡三昧
10 雨に煙る古城
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日は夕方まで370km離れたチンクエテッレにいて、ホテルに着いたのは夜中の0時でした。疲れて朝起きられないだろうな、と思って眠りに就いたのですが、朝7時半頃に目が覚めて意外と爽快な朝を迎えました。
熟睡できたみたいです。
窓を開けると青空が広がり、遠くにアルプスらしき山並みが見えています。HB Aosta Hotel & Balcony SPA ホテル
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この快晴ですから行き先は景色が重要なところに決まり。
10:16、モンテ・チェルビーノに向けて出発です。
アオスタ・バレーを東に25km程行ったところにあるシャティヨンChâtillon から、マルモレ川を27km程遡り、モンテ・チェルビーノの麓の街、ブレイユ=チェルビニアに向かいます。HB Aosta Hotel & Balcony SPA ホテル
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ホテルを出て路地を進みます。ホテルの宿泊者や関係者以外は自動車進入禁止のエリアです。
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路地からアオスタの街のメインストリートに出ました。ここも自動車進入禁止なので歩行者は車が来るなんて思っていませんから、慎重に進みます。
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メインストリートを30mほど走って共和国広場に出たら、一方通行の車道を北に向かいます。
右手に古代ローマ時代の見張り塔があります。ここが2000年前当時の街の西の城壁があったところなのです。 -
街中を少し走ってSS26に入り、東に向かいます。
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シャティヨンまでは25kmあるので高速に乗るつもりだったのですが、ここで右に行かなければならないのにまっすぐ進んでしまいました。
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道は空いているし時間もほとんど変わらなそうなので、一般道SS26をそのまま進むことにします。
ランアバウト、日本語で言うロータリーがたくさんあるのがちょっと面倒です。でも信号と違って長時間止まることがないので、慣れるとむしろこの方が気持ちよく走れます。 -
気持ちのよいドライブです。
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シャティヨンの街の入口にあるこのランアバウトで北に向かう道に入るはずが、間違えて市街地に向かう道に入ってしまいました。
本当は奥に見える坂道に入らなきゃいけなかったんですが。 -
シャティヨンの街中をぐるっと回って戻ります。
街中の古い石畳の狭い道ですが、幸い路地に入り込んだりすることなく抜けられました。 -
先程のランアバウトまで戻ってきました。
すぐ横の1個目の出口が先程間違えて入った街に向かう道、2個目が目的の北に向かう道です。 -
ランアバウトの出口から急坂で登ります。
念のため標識を確認します。大丈夫そうですね。 -
SS46はマルモレ川の谷に沿って右に左にカーブしながらどんどん登っていきます。
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ときどき右、左とヘアピンカーブで高度を稼ぎながらずんずん登っていきます。
そのうち道路脇に雪が現れました。 -
正面にアルプスの真っ白な山並みが見え隠れします。
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道の先に尖った山が現れました。あれがモンテ・チェルビーノでしょうか。
この雪の状況を見ると、天気が悪かったらおそらく普通タイヤでは走行不可能だったでしょう。天気に恵まれて本当によかった。 -
ブレイユ=チェルビニアの手前にラーゴ・ブルという小さな湖があって、湖面にモンテ・チェルビーノを映す姿が美しいと紹介されていたので楽しみにしていました。地図だとこのあたりの右手のはずなんですが、雪に埋もれていて入れそうな道はありません。
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その先で道が右に回り込んだところに人が歩いた跡があったので行ってみましたが、雪原が広がるばかりで、普通の靴では進めそうもありません。結局湖まで行けるのかどうかわからないまま、あきらめました。
また夏に来よう。 -
12時頃ブレイユ=チェルビニアに着きました。
やはり先程見たのがモンテ・チェルビーノでした。正面にドーンと聳えています。 -
ここからロープウェイでプラトー・ローザという展望台まで登ります。
最初道の左の方に入ったところにある駐車場に入れたのですが、地図によるとロープウェイは道の右手なので、あらためて右の坂道を登っていきます。 -
登った先に駐車場がありました。
いくつかのブロックに分かれていてかなり大きな駐車場ですが、どこもいっぱいです。 -
頭上をゴンドラが行き交う駐車場で少し待ってみましたが、この時間に帰る人はなく全く空く気配がありません。
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結局空きがなく、路肩に停めることにしました。
ちょっと広めの場所で、近くに他の車も停まっているところを選んで停めました。 -
駐車場からロープウェイ乗り場への道がわかりにくくて街中をさまよってしまいました。遠くから見てあの辺りというのはわかるのですが、雪で見通しが利かないのです。
当たりをつけて歩き回り、汗だくになりながらようやくたどり着きました。
古いロープウェイ駅の廃墟もあって紛らわしいです。 -
頭上に見えていたこの大きなゴンドラに乗るのかと思ったらこれは夏用。冬は4人乗りの小さなゴンドラで登ります。
チケット売り場でプラトー・ローザまで往復(Roundtrip)と行ってチケットを買います。スキーをやるか、こちらに降りてくるか、と確認されました。今の時期、乗客のほとんどはスキーヤーなので片道きっぷで、こちらに戻らずスイス側に下る人もたくさんいます。 -
ロープウェイは駐車場の上を越え、ブレイユ=チュエルビニアの街を見ながらぐんぐん登っていきます。
大きな建物がたくさん建っています。おそらくホテルでしょう。かなり大規模なスキーリゾートですね。 -
最初の中継点、プラン・メゾンに着きました。
駅を出るとそこがスキー場で、カラフルなウェアを身に着けたスキーヤーが次々と滑り降りていきます。 -
そしてこの正面に見えているのがモンテ・チェルビーノ。
雄大な眺めです。 -
反対側の谷間にはブレイユ=チェルビニアの街が見えます。
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初心者向けらしい緩やかな傾斜のコースもあります。
右手の建物がロープウェイ駅です。再びこの中に入り、2番めのロープウェイに乗ります。 -
2つ目の中継点、チーメ・ビアンケ・ラーギ(Cime Bianche Laghi)に登ってきました。
このゴンドラでは年配の女性が同乗しました。片言の英語で話しましたが、この方はスイス在住で、冬はイタリア側で食事やスキーを楽しみ、夕方スイス側にスキーで下って帰るんだそうです。イタリアの方が安くて美味しいものが食べられるからいいとのこと。確かにスイスは物価が高いし美味しいものがありませんからね。 -
スキーヤーがプラン・メゾンに下って行くのが見えます。
気落ち良さそう。私はスキーはやらないんですけどね。 -
雪の上でくつろいでいる人たちがいます。今日は本当にいい天気なので気持ちよさそう。
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ここから頂上のプラトー・ローザまでは大型のロープウェイで登ります。
スキーヤーで大混雑。 -
雪面に乗っているロープウェイの影が写っています。
だんだん勾配が急になります。 -
ぐんぐん登っていきます。
周りの山の尾根が同じくらいの高さになりました。 -
最後はほとんど崖と言ってよいところをよじ登る感じでプラトー・ローザに着きました
ロープウェイのプラットホームからモンテ・チェルビーノが間近に見えます。さっきまで遥かに見上げていた山が間近にあって、だいぶ高いところまで来たことを実感します。 -
ここは標高3,480m。
アルプスの山並みが目線と同じくらいの高さに連なっています。 -
しばらくして乗ってきたゴンドラが下っていきました。
乗客はスキーヤーばかりなので下りはガラガラです。 -
プラトー・ローザのロープウェイを降りたところがイタリアとスイスの国境です。
-
イタリア側なのはロープウェイのホームだけで、雪の上に降りるのもカフェに行くのも全てスイス側に行かなければなりません。
と言ってもシェンゲン協定加盟国同士なのでパスポートチェックはなく、床に黄色い線が引かれているだけです。 -
駅の建物を出ると左手がスイス側の斜面で、たくさんのスキーヤーが下っていきます。
下ったところの谷がツェルマットです。 -
麓のツェルマットには1998年、初めての海外旅行で1泊しました。この写真はその時のもの。ホテルの小さなバルコニーからマッターホルンを見たのがつい昨日のように思い出されます。
マッターホルンと言えば知らない人はいない、点を突き刺すような尖った頂きが印象的な、スイスを代表する山ですね。 -
そしていま目の前にあるモンテ・チェルビーノ。実はこれがそのマッターホルンなのです。
でも写真を見比べても形が全然違っていて、どうしても同じ山には見えません。
しかし同じ山であることは事実。
麓のツェルマットからだと、この右後ろの方角から見ているはずなので、それがたまたま一番幅が細く尖って見える方向から見ているだけで、実際はこんなに奥行きがあるということなのですね。尖った三角錐みたいに思っているのが錯覚というわけです。
先程ロープウェイで同乗した年配の女性は、マッターホルンはスイス側がとても美しい、イタリア側から見るとひどい(Terrible)と言っていました。ほんとにその通りです。スイスの人にとって美しいマッターホルンは誇りなんでしょうね。 -
右手には一段と高い頂があります。あそこはマッターホルン・グレーシャー・パラダイスという展望台で、ツェルマットからロープウェイを乗り継いで登ることができます。右の方を巻いてここまで下るスキーコースもあって、時々スキーヤーが滑り降りてきます。
以前はクライン・マッターホルンと、山の名前で呼ばれていました。だいぶ高く見えますが、標高3,883mなので、マッターホルンの4,478 mと比べると600mも差があります。
あそこからマッターホルンを見ても、ここと角度はあまり変わらないので、マッターホルンの点を突き刺すような姿は見られないでしょうね。 -
駅のホームの階下にカフェがあります。
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ここは標高3,480m。寒いというより痛いという感じです。
カプチーノで温まってホッと一息つきました。 -
カフェの外はテラスになっています。そこからイタリア側の絶壁を見下ろしていると、黒い鳥がたくさん飛んでいるのが見えました。
この高所で動物を見るとは想像していませんでした。
キバシガラス(Alpine chough)という高山に住むカラスの仲間で、ユーラシア大陸に広く生息しているようです。 -
ゴンドラが着くとスキーヤーが溢れ出してきました。3時を過ぎてますます混んできたようです。
先程同乗した女性同様、スイス側に下る人が多いのでしょうね。 -
ガラガラのロープウェイで下ります。
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車窓にはモンテ・チェルビーノ=マッターホルンの姿がずっと見えています。
知っているマッターホルンとは見た目が違いますが、よくよく見ればこれはこれですごい絶景です。 -
プラトー・ローザの崖の上から一気に下ります。
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ロープウェイの下にスキーコースが見えています。
難易度が高いのでしょうか、スキーヤーの姿はちらほら見える程度。 -
チーメ・ビアンキ・ラーギのホームは上りのロープウェイを待つ人で溢れかえってます。
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あそこから降りてきたんです。
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小さなゴンドラに乗り継ぎます。
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遥か下の方にブレイユ=チェルビニアの街が見えます。
下にはスキーの轍が見えます。 -
左上の一番高いところがプラトー・ローザ、真ん中あたりに建物のようなものが見えるところがチーメ・ビアンキ・ラーギです。
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プラン・メゾンで更に次のゴンドラに乗り換えてブレイユ=チェルビニアまで下ります。
勾配が急でちょっと怖い。 -
右後ろにモンテ・チェルビーノを見ながら下ります。
中央右よりの出っ張りがプラトー・ローザです。 -
ブレイユ=チェルビニアの街が近づいてきました。
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最後に一気に降ります。
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15:56、ブレイユ=チェルビニアに降りてきました。
ロープウェイ駅の窓からモンテ・チェルビーノが見えています。 -
登る前はわからなかったのですが、中央右寄りの頂がプラトー・ローザです。
ここブレイユ=チェルビニアが標高2,050m、プラトー・ローザは3,480mです。 -
駐車場に戻ります。街の背後にはモンテ・チェルビーノがそびえています。
右手は旧ロープウェイ駅の廃墟。 -
16:23にアオスタに向けて出発。
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谷の出口シャティヨンまで降りてきました。
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帰りはシャティヨンから高速に乗ります。
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アオスタバレーには古城が点在していて高速道路からも見えます。
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これも古城。
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アオスタバレーを夕日に向かって走ります。
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高速のアオスタ出口。
イタリアの高速道路は有料です。「TELEPASS]というのは日本のETCと同じものなので、その専用出口に行かないように注意が必要です。「CARTE」はカード払い、「CASH」が現金支払い可能なブースです。自分の持っているカードが使えない可能性もあるので、「CASH」とあるところを通りますが、今回カードが使えないことはありませんでした。 -
昨日から気になっていたのですが、どの標識も「AOSTA」「AOSTE」と並べて書いてあります。
調べてみたらアオスタ周辺のヴァッレ・ダオスタ州はフランス語を話す人も多く、自治州でフランス語も公用語とされているのだそう。だからイタリア語とフランス語を併記しているのですね。
そういえば先程通ってきた街の名シャティヨン Châtillon はフランス語です。「L」がヤユヨの発音になるのはフランス語で、マルセイユ Marseille なんかもそう。 -
日がだいぶ傾いていました。
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ホテルの近くまで広い道だけで行けるので、街中とは言っても運転は楽です。
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ロムルスとレムスの像が見えたらホテルはすぐそこ。
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正面の自動車通行止めのメインストリートに入ります。
車止めがありますがホテル宿泊者は通行可能です。 -
”HOTEL”の標識のある路地の奥です。
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18:14、アオスタのホテルに帰着。
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街を散策してみます。
路地越しに雪山が覗きます。山の上を名残の夕日が照らしています。 -
ホテルはメインストリートの西の端。そこからメインストリートを東に向かいます。
アオスタは紀元前25年にローマ帝国がこの辺りを征服したときに作られた街です。
ローマが作った街は中心に縦横の通りが十字に貫いていましたが、その東西の通りが2000年経った今のこのメインストリートなのです。 -
街の中心には、夕暮れの雪山を背景にした市庁舎があります。
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更に進むとプレトリア門があります。
これは古代ローマ時代、この街が作られたときの城壁に設けられた入り口です。
つまりここが当時の街の東端で、ローマ側から来るとここから街に入ることになります。 -
今のメインストリートはプレトリア門の東側にも続いています。食べるところを探しながらメインストリートを歩きましたが、どうもいまひとつ食欲をそそる物がありません。
ピザを売る店は何件もあって、ピザを持っている人をちょくちょく見かけます。
でもパンもピザも残念ながら好きじゃないんですよね。だから海外ではいつもそうであるように、今日も食べ物に困ります。 -
またプレトリア門まど戻ってきました。
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すっかり日が落ちて柔らかな灯りがいい雰囲気です。
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東側の空はもう暗くなっています。
結局食べたいものは見つからず、切り売りのフォカッチャを買って夕食にしました。
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