2018/03/02 - 2018/03/11
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Tatsuoさん
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この旅行記のスケジュール
2018/03/09
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古代ローマの水道橋ポン・デル(Pont d’Ael)
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古代ローマ橋ポン=サン=マルタン Pont-Saint-Martin
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ドンナス Donnas の古代ローマ街道
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バール城塞 Forte di Bard
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サン=ドニ Saint-Denis のクリー城 Castle of Cly
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この旅行記スケジュールを元に
北イタリアの対象的な2つの絶景を巡る旅。
最初に訪れたのはリグーリア海に面した5つの村、チンクエ・テッレ。海沿いの崖にへばりつくようにカラフルな家が立ち並びます。シーズンオフで列車が1時間に1本と少なくて遊覧船も運航しておらず、営業している店も少なくて不便でしたが、その分観光客が少なくてゆっくりと街を巡り景色を眺めることができました。
次に訪れたのはアルプスの麓の街、アオスタ。古代ローマがガリアに通じる街道の要衝に築いた街で、街中や街道沿いに遺跡が多く残っています。当時の街の中心の通りが今もそのまま使われていて、往時の人々の息吹を感じられる街です。アオスタ・バレーに残る古代ローマ遺跡を訪れたほか、東にある谷を遡って誰もが知っている名峰の別の姿も楽しみました。
☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?
【8】イタリアとガリアを結ぶアオスタ・バレーのローマ遺跡三昧
午後はアオスタ・バレーに残るローマ遺跡を巡ります。
アオスタ・バレーは古代からイタリアとガリア、つまり今のフランスとを結ぶ重要な経路で、2000前の古代ローマの遺跡が残っています。そのうち水道橋ポン・デル、ローマ橋ポン=サン=マルタン、ドンナスの街道跡を訪れました。2000年前、古代ローマの人々が確かにここに立って生きていたのだという実感に浸ってとてもいい気分でした。
アオスタ・バレーは中世の城も数多く残されています。そのうちバール城塞、Castle of Clyも訪れます。
※古代ローマ遺跡に興味のある方はぜひ下記のサイトもご覧ください!
アオスタ近郊の水道橋ポン・デル Pont d’Ael(イタリア)
http://roman-ruins.com/pont_dael/
アオスタ渓谷入口のローマ橋ポン・サン・マルタン Pont-Saint-Martin(イタリア)
http://roman-ruins.com/pont-saint-martin/
アオスタ渓谷入口のドンナス村にあるローマ街道跡(イタリア)
http://roman-ruins.com/donnas/
☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?☆?★?
1 天気予報は8日間ずっと雨・・・
2 チンクエ・テッレを味わい尽くす・その1
3 チンクエ・テッレを味わい尽くす・その2
4 雨のち晴れ
5 リオマッジョーレ最後の散歩と絶景カフェ
6 チンクエ・テッレの絶景ドライブ
7 モンテ・チェルビーノ 誰もが知ってる名峰の別の顔
8 古代ローマ都市アオスタのローマ遺跡巡り
>9 イタリアとガリアを結ぶアオスタ・バレーのローマ遺跡三昧
10 雨に煙る古城
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アオスタ市内の古代ローマ遺跡を見終わったので、今度はアオスタ渓谷に点在する古代ローマ遺跡の見物に出かけます。
最初に目指すのはアオスタにほど近い水道橋ポン・デル(Pont d’Ael)。
アオスタから西に8kmほどのところで、ドラ・バルテア川に南側からグランド・エイヴィア川(Grand Eyvia)が流れ込んでいますが、この川を5kmほど遡ったところにその水道橋はあります。
食事より遺跡を見る方が大事なので、そのままホテルに戻ってすぐにレンタカーででかけます。
12:40にホテルを出発し、西に向かいます。 -
アオスタ渓谷を貫くSS26を西に5kmほど進み、SR27に分岐。
高速の入り口があるので間違えて入らないように標識と地図を確かめながら慎重に走って、ドラ・バルテア川の南岸に渡ります。 -
斜面にあるアイマヴィルの街の中を登っていきます。
登り始めて最初のヘアピンカーブのところに、壁に美しい絵が描かれた教会が見えました。 -
そして街の中心らしい次のヘアピンカーブでは城が見えました。
次に来たらこの街も散策してみよう。 -
街の中心を通り過ぎて更に登っていくと展望が開け、眼下にアオスタ渓谷のパノラマが広がります。
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川の近くに大きな古城が見えます。12世紀に建てられたサン・ピエール城です。
アオスタ渓谷には中世の古城が数多く残されています。 -
道はグランド・エイヴィア川(Grand Eyvia)の深く切れ込んだ谷に回り込み、しばらくして右手の細い道に分岐して下ると、まもなく古代ローマ橋の名前そのままのポン・デルの集落に到着です。
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13:11、集落の入り口の駐車場に車を停めました。
アオスタからの走行時間は正味25分程です。 -
駐車場にローマ橋の案内板がありました。
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そして「BAR」の看板。
こんな小さな集落にバーがあるんですね。
途中横道に入ったら犬がひどく吠え立てました。よそ者はあまり来ないんでしょうね。 -
人気の全くない民家の間の細い道を250mほど行くとローマ水道橋ポン・デル(Pont d’Ael)のたもとに出ます。
谷が深く切れ込んでいるので、水道橋は思ったより高さがあります。
※古代ローマ遺跡に興味のある方はぜひ下記のサイトもご覧ください!
アオスタ近郊の水道橋ポン・デル Pont d’Ael(イタリア)
http://roman-ruins.com/pont_dael/ -
上流側はかなりの急流で滝と言ってもいいくらい。
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かつては水道が通っていたはずの橋の上を人が渡れます。水道橋の上を渡るのは初めてです。
水路は幅が1mくらいあり、両側の壁は胸のあたりまであるので、高いところが苦手な私でも大丈夫でした。
雪が踏み固められていますが、橋の向こう側には何もないので普段の生活で渡る人はいなそうです。ハイキングコースのルートになっているらしいので、ハイカーが通ったのでしょうか。 -
水路とアーチの間に四角い小さな穴が空いた層がありますが、中は水路を点検するためのトンネルになっているそうです。四角い穴は明かり取りとのこと。
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集落側のたもとに見学用の建物があり、その階下からトンネルの扉まで橋が架けられています。ここから見学できるようですが、今はシーズンオフで施設は閉館中でした。
対岸側にも鉄の扉がありますが、施錠されていて入れませんでした。
残念。 -
こんな小さな集落にも教会があります。入り口は鍵がかかっていて入れませんでした。
背後の斜面には先ほど途中で別れた道路SR47が見えます。この先コーニュという、この辺りの中心の集落まで通じています。 -
次はアオスタバレーの入り口にあるローマ橋と、ちょっと変わったローマ街道を見に行きます。
13:40にポン・デルを出発。
アオスタ渓谷に降りて高速道路に入るあたりはサールという街で、丘の上に城が聳えています。17世紀建造のサール・ロイヤル・キャッスル Sarre Royal Castle で、13世紀に建てられた城塞跡に建てられたものです。 -
アオスタ市街地の真南辺りで、高速道路の上をロープウェイのゴンドラが行き交っていました。アオスタの街の南側にスキー場があり、そこに登るロープウェイです。
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昨日行ったモンテ・チェルヴィーノへの道が分岐するシャティヨン Châtillon が近づくと、右手の小山の上に古城がそびえ立っているのが見えました。
ちょうどサービスエリアがあるので入ってみます。 -
ウッセル城 Castello di Ussel です。
高速の出入り口と一体のサービスエリアから間近に勇姿を見上げることができます。
ここまで東に流れてきたドーラ・バルテア川は、ここシャティヨンで南東に向きを変えます。 -
14:34,ポン=サン=マルタン Pont-Saint-Martin の標識に従って高速道路を降り、街の中心に向かいます。
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ここもまた橋の名前がそのまま町の名前になっています。
想像より開けた街です。 -
14:39、ローマ橋の直ぐそばにある駐車場にレンタカーを停めました。
※古代ローマ遺跡に興味のある方はぜひ下記のサイトもご覧ください!
アオスタ渓谷入口のローマ橋ポン・サン・マルタン Pont-Saint-Martin(イタリア)
http://roman-ruins.com/pont-saint-martin/ -
橋桁が今の街の地面よりだいぶ高いのはなぜなんでしょうか。
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橋の上に登るにはトンネルを潜って上流側に行きます。
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トンネルを出るとすぐ左側に折り返すように橋の上に通じる階段があります。
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階段を登ると橋につながる道に出ます。左側の塔のような建物の向こうが橋です。
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橋の上に出ると周囲の山が一望できます。
今の街より一段高いところにあるので展望が効きます、 -
橋の上に出ると周囲の山が一望できます。
今の街より一段高いところにあるので展望が効きます、 -
橋の中央には祠があります。
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中に祀られているのが聖マルタン?
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足元に何やら描かています。巡礼路を現しているのでしょうか。
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橋の反対のたもとは建物と一体化しています。
3階のバルコニーで男性が外を眺めています。ここの住人のようです。洗濯物も干してあります。
この2000年の風雪に耐えた古代の橋のすぐ横に、全く普通の生活があるのが面白いですね。 -
橋の東側からは右に折り返して降りる坂が付けられていて、これはもう一度折り返して現代の車道の橋のたもとにつながっています。
ローマ街道がこんな構造だったはずはなく、おそらく当時の道は失われてしまったのでしょう。 -
現代の車道より1階分下がった川沿いの遊歩道に降りてみます。
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そこから見上げるとこのローマ橋はかなりの高さであることがわかります。
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下を流れるのはモンテ・ローザから流れてくるルイス川。
この先1kmほどのところでドラ・バルテア川に注ぎます。かつてドラ・バルテア川沿いは湿地帯で増水すれば水没する土地だったようで、そのためローマ街道が川からこんなに離れた山沿いを迂回していたのです。
橋のスパンがかなり長いことがわかります。建築技術が優れているのは2000年残っていることが証明しています。 -
15:08,次の目的地、ローマ街道の跡がある隣村ドンナス Donnas に向けて出発します。
駐車場にはバスも発着しています。 -
5分ほど走ると右側に特徴的な短いトンネルが見えました。
これが目的のローマ街道跡です。
知らなければ見過ごしてしまうでしょう。 -
大きな駐車場があってランアバウト(ロータリー)から入れます。
15:13、到着しました。 -
国道の下を通り抜けた先、崖っぷちの平らな部分が古代のローマ街道の石畳です。
固そうな崖を大きく削って道を造ったのですね。これもドーラ・バルテア川周辺の湿地帯を避けて道を通したためでしょう。
※古代ローマ遺跡に興味のある方はぜひ下記のサイトもご覧ください!
アオスタ渓谷入口のドンナス村にあるローマ街道跡(イタリア)
http://roman-ruins.com/donnas/ -
そしてここを特徴付けるこの短いトンネル。
ここだけ崖を削り残してトンネルにしています。厚さは3mくらいでしょうか。
中世には扉が付けられて関所として使われていたといいますから、もともと関所として作られたのでしょうか。 -
トンネルの手前にある円柱はマイルストーンです。古代ローマ街道には1マイル毎に建てられていました。
でもこのマイルストーン、崖を円柱形に削り残しているのですね。合理的と言うのか融通が効くと言うのか、なんとも面白い発想です。 -
一番上に「XXXVI」と彫られているのがはっきり見えます。
数字の36ですから、36マイル=53.3kmに当たり(1ローママイルは1.48km)、アオスタまでの距離のようです。 -
路面には車の車輪が削り取った轍がくっきりと刻まれています。
古代の人々が確かにここを通っていたのです。今、古代の人々と同じ場所にこうして立っていることがうれしくなります。 -
これで今日予定していた古代ローマ遺跡はすべて見終えました。
ついでにすぐ北にある古城、バール城塞 Forte di Bard を見ていきます。
15:13、駐車場を出発し山が迫って狭まった谷あいの道を北に向かいます。 -
15:38、バール城塞に到着。
道沿いにあるこの古城の駐車場に入ります。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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中は近代的な駐車場。
ヨーロッパは駐車場内の道が狭いので慎重に進みます。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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バール城塞は岩山のてっぺんにあるのですが、そこまでガラス張りのリフト3台を乗り継いで登ることができます。
このリフト、斜めに上るエレベーターという感じの乗り物です。乗り場はエレベーターそのもの。
ラスベガスのルクソール・ホテルにピラミッド型の建物があり、角の部分に斜めに上下するエレベーターがあります。あちらは外が見えませが、多分作りは一緒でしょう。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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レールの上をゴンドラがワイヤーにつながって上り下りする姿は、ケーブルカーのようにも見えます。
ても勾配がケーブルカーでは絶対にあり得ない急なものです。
グイグイと高度が上がります。
高いところが苦手なので、見下ろすとちょっと怖く感じるほど。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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2個目の乗り場にリフトが降りてきました。
すごい角度です。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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2個目のリフトでさらに登ります。
1番上の3個目のリフトは営業していませんでした。平日だからでしょうか。
急な坂道を登って頂上まで行きます。下から登ったらかなり大変そう。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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頂上からはアオスタバレーのパノラマが見渡せます。
この城は割と新しく、19世紀にサヴォワ家によって建てられたものです。
しかしこの場所は谷が狭まる交通の要衝で、もともと5世紀には城が建てられていました。5世紀といえば西ローマ帝国が滅びた頃で、北からゲルマン人が押し寄せて来ていた頃です。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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城の北側、ドーラ・バルテア川の対岸のオーヌ・バール Hone Bard 駅を通る列車が見えました。
アオスタバレーを行く鉄道は特急などの高速列車は走っていません。今通り過ぎたような4両編成の、ヨーロッパでよく見るローカル列車だけです。
しかもこの駅は利用者が少ないのでしょう、一部の列車しか停まりません。この列車もスピードを全く落とすことなく通り過ぎていきました。鉄道で来るときは要注意です。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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城の中は博物館ですが、近代の城には興味が無いので中庭だけ眺めて下ります。
なんか歩く距離が長いような気がする、と思ったら、2番目の斜行エレベーター乗り場を通り越して降りてきてしまっていました。
横から見ると傾斜が急なのがよくわかります。ちょうど45度でしょうか。乗っているとほとんど崖のように感じます。フォルテ ディ バルド 城・宮殿
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さてこれで本日の予定は終了。
でもまだ明るいのでどこか寄れるところはないか地図で探してみたら、サン=ドニ Saint-Denis という村にあるクリー城 Castle of Cly という古城が山の斜面にあって面白そうなので行ってみることにします。
16:41、バール城塞の駐車場を出発してアオスタに向かいます。
途中、高速道路から山の頂に塔が建っているのが見えました。
モンジョベ Montjovet 村にあるサン・ジェルマン城 Castle of Saint-Germain です。標高656mで見晴らしが良さそう。次に来た時は行ってみよう。 -
サン=ドニ Saint-Denis はモンテ・チェルビーノに行った時に分岐したシャティヨン Châtillon のすぐ西側。シャティヨンで高速を降ります。
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このシャティヨンの街中を走るのは3回目。
別にここに用があるわけではないのですが、なぜかシャティヨンに縁があります。 -
シャティヨンから7kmほどアオスタ方面に行ったシャンバーヴ Chambave から、右手前に折り返すよう山側に登るサン=ドニに向かう道に入り、つづら折りに山を登って行きます。
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遠く画面右にクリー城が目えてきました。
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サン=ドニ集落の手前で右に分岐します。
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そのまま道は城のすぐ下に続いています。駐車スペースもありました。
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17:23、太陽が沈みかけた頃クリー城に到着。
城に続く階段を登っていきましたが、扉が施錠されていて城の中には入れませんでした。 -
こじんまりした城ですが、がっしりした外観は周囲を圧倒する迫力があります。
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クリー城から暮れていくアオスタ渓谷を見下ろします。
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斜面には畑が広がっていますが、その先の崖の突端に十字架が建てられていました。
日本でお地蔵さまなんかが祀られている小さな祠がよくありますが、同じような感じでしょうか。 -
サン=ドニの集落はすぐそこ。教会が見えます。
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少し離れた道沿いから雪を被った山を背景にした美しいクリー城の姿が見えました。
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再び高速道路に乗り、暮れていくアオスタ渓谷を西に進みます。
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レプッブリカ広場を通り、18:44、ホテルに戻りました。
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夕食はホテルからほど近いブレーク・ハウス Break House というレストランにします。
地元の人が多い印象です。ブレーク ハウス イタリアン
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これは魚介のトマトソースのパスタ。地中海から少し離れているので、まあ海産物はこんなもんか、という感じ。でもパスタとしてはおいしいものでした。
ブレーク ハウス イタリアン
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濃いめのソースがかかったラビオリ。
ブレーク ハウス イタリアン
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イカ焼き。
添えられている焦げた野菜はなんでしょうか?もともと苦い葉っぱが焦げてさらに苦くなってます。ブレーク ハウス イタリアン
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肉料理にも同じ焦げた野菜が添えてありました。
全体にまあまあの味、といったところ。ブレーク ハウス イタリアン
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食後にライトアップされた凱旋門を見に行きます。
市庁舎前を通って東に進みます。 -
不動産屋に掲げられていた物件。
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プレトリア門がライトアップされていました。
シーズンオフなので人影はありません。アウグストゥス帝の凱旋門 史跡・遺跡
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ライトアップされたアウグストゥス の凱旋門です。
写真では明るく写っていますが、実際はあまり明るくなくてうっすら浮かび上がっている感じ。ちょっと哀愁を感じるような雰囲気です。
古代ローマ時代には当たり前ですが真っ暗で何も見えなかったでしょう。それどころかここは城壁の外なので命の保障もない場所です。アウグストゥス帝の凱旋門 史跡・遺跡
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ローマ橋は街の明かりにぼうっと照らされているだけ。
こうしてこの旅行最後の1日が終わりました。
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