界アルプスに宿泊してきました。<br />母と妹の女3人での旅行でした。<br /><br />施設・部屋や設備、備品、料理等写真映えする箇所が多く、女性がキュンとするツボを良く抑えてます<br />女性なら絶対喜ぶ宿泊施設です。<br /><br />温泉の泉質も良く、肌がつるつるになりました♪<br /><br />スタッフの年齢層は若く、やる気を感じ、宿全体に活気があります<br /><br />一方で2泊目は食事の味付けにマンネリ感があり、日本旅館にある落ち着き・重厚さ・歴史を感じる備品、凛とした空気などなどが、ちょっと恋しくなりました。<br /><br />この価格帯の旅館だと思うと、自分の経験値や持っているイメージから何か物足りなさを感じますが、これが星野リゾート流の旅館と言われればそうなのかもしれません。

界アルプスに泊まる

8いいね！

2018/08/15 - 2018/08/17

52位(同エリア87件中)

エリア

青木湖・大町温泉(長野)

同行者: 家族旅行

一人あたり費用: 5万円 - 10万円

交通手段: 自家用車

旅行の手配内容: 個別手配

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界アルプスは大町温泉郷の旅館・ホテルが集まるエリアの一番奥にあります。

2017年末にリニューアルオープン
正面に延びる道は公道だそう。
公道を挟んでフロント棟（左）と宿泊棟、食事棟（右）と大浴場棟、宿泊棟がある

星野リゾートが運営に関わる前は仁科の宿松延

界アルプス宿・ホテル

 演出が絶妙 by crema-cremaさん
宿場町の雰囲気のある共用エリア

別世界に入った感を抱かせる上手い演出
宿泊棟の入口までは統一されたデザイン

宿泊棟の共用部（廊下・階段）は意外と殺風景だった
部屋内の三和土
下駄は信州木曽の木を使ったねずこ下駄

部屋内は素足または靴下
スリッパはトイレにあるのみ

宿泊者用に足袋風靴下がありました
足裏部分に滑り止め付
部屋内は途中まで板間

畳み部分にベッド　と　掘りごたつ式テーブル
左手壁側にカウンター

花器や壷等の美術品はなし

壁にアートフレーム
信州きりえ作家　柳沢京子氏の作品
3人利用時はベッド３台を並べる

４人用の部屋は同じ棟内の２階で、ロフトがあるそう
部屋は1階

窓の外は隣地の畑が長閑に広がっている
クローゼットは一つだけだったが、カウンター下が意外に便利な旅行バック置き場になった
部屋に備えてあるお茶・珈琲のセット

カップ・茶椀は長野上田市の作家阿部春弥氏のもの

冷蔵庫内はミネラルウォーターのみ無料

入口三和土の灯り

信州の伝統工芸品　松崎和紙を使ったもの
TV の上部にある飾り

床の間の雰囲気を出していたのかな？
掘りごたつのテーブルにセットされていた　御茶請けのくるみゆべし

フロントチェックイン時におしぼりとウェルカムドリンクのサービスがあり、部屋で説明を聞く時は、お茶を入れてくれるサービスはなし。
館内の案内図

部屋のキーは雷鳥のキーホルダーつき
鍵は美和のシリンダーキーでした
（ディンプルキーが主流の昨今、懐かしさあり）
部屋での説明は食事時間の確認とその他のサービスの案内

混雑時期のためか、夕食は5時半か7時半
朝食は7時から15分刻みで希望を言える

クローゼット内の浴衣（グレー右）、靴下（中央）、作務依（パープル左）
浴衣・作務依は亜麻地で肌触り良
作務依を着ている人が多かった

KAIのタグ付き
館内ショップでの販売はなかった。
部屋には風呂はなくシャワーのみ

洗面台が手狭だったし、使用中のタオルをかける場所がなかった
今回は3人での宿泊なので、手狭感を余計感じた
トイレは壁紙が凝っていた
フロント前から大浴場方向

提灯の下が　囲炉裏処

大浴場は2階にあります

露天風呂
滞在中は雨がちの方が多かったので気にならなかったが、日陰になる庇がないので、晴天の昼は陽射しがキツイかも

屋内風呂は露天風呂よりもう少し広め
風呂縁が檜で、屋内に良い香りが広がっています
温泉には日に2回は行きました

朝は5時から入浴可
6時過ぎに行ったら、誰もいなかったので、写真を
パウダーエリア
背面にも同様のパウダーテーブル

壁紙が個性的
アメニティは界オリジナル

客室も同じ物が同様のボトル仕様で置いてあります

ショップでの販売はなし
大浴場棟側にある中庭

こじんまりとしていて、湯上がりの散策は気持ち良い
正面建物も宿泊棟

小川には足をつけて涼んでも良いと案内された
夕涼み時間に提供されるラムネ

雨天時は軒下で冷水に使っていた
夕方のひと息はフロント棟にある囲炉裏処でも
囲炉裏内のディスプレイがされていて、実際には火を入れることはなさそう。

非日常な雰囲気を味あうには十分な演出
囲炉裏処では午後にかき氷が提供される
目の前で氷を掻き、杏シロップを掛けてくれる

量については相談可
おかわりも可
初日の夕食メニュー

品書きは朝食にも用意されていた。

こういうサービスが上手いと思う。
料理にワンランク上を期待させるし、写真映えする料理をSNSにアップする際に便利
また、スタッフ側も料理の説明の軽減となると思う。

最初に配膳され、各自に山葵を擦って置くように案内される
初日夕食の先付

本山葵と牛肉（ローストビーフ）
味のアクセントに林檎のスライス

メニューにある安曇野沢仕立ては安曇野の山葵田をイメージしたもの

夕食は盛り付けが華やかで、目でも楽しめる料理が続く
初日のお椀

穴子の柔らか煮、玉子豆腐
宝楽盛りは八寸、お造り、酢の物の盛り合わせ

見た目にインパクトある演出
大町の木の多いエリアをイメージした盛り付けだそう

お品書きと見比べながらの食事は楽しいし、会話の提供にもなる
食事処はパーティションで半個室を演出している
他の客の視線は気にならないが、声は良く聞こえる

各個室に担当が割り当てられる。
この日の担当がお品書きの説明を丁寧にして下さった
（赤南蛮が赤ピーマンだとか、刺身の内容とか、、、）

担当者のトークも意外と筒抜け・・・
初日の八寸

穴子小袖寿司、南京豆腐、合鴨ロース、川海老唐揚げ、赤南蛮の茶巾包み、ひたし豆からすみまぶし
個人的にはお造りは保冷のためにも別に出してもらいたかった

この日は烏賊とヒラメだったかな

この盛合せの中だと気にならないけど、ちょっとお造りとしては貧相
初日の揚げ物

鱧の薄衣揚げは春巻でした。

包み込まれた木の芽が綺麗

春巻きに隠れている夏野菜は隠元
初日の蓋物

とうきび餅とフォアグラの（えんどう）餡かけ
初日のメイン　台の物　はすき焼き

台の物って、ガスコンロ台に乗っているってことのようです。

料理名は雪鍋
こちらも洒落た演出です

運ばれてきたのは雪の玉が乗ったと思わせる鍋

雪ではなく、綿あめ
点火後、宿泊客が自分で割り下を綿あめにかけて溶かす演出

食事が印象深いものになりますね

スタッフの方も動画を撮りますか？との声掛けをして下さる。
スタンバイまでガスコンロの点火を待ってくれました
2名で鍋ひとつ

３人グループの私達には大小２鍋がでてきて、２回楽しむことができました。

すき焼きの卵が温泉卵だったのも新鮮でした
初日のデザート

林檎のシャーベット
山葵入りヨーグルトが添えられいた

デザートは2種類から選択

品数も多く、目でも楽しめる食事でした。
ごちそう様です
胃もたれするかな？？と思いましたが、翌朝はすっきりお腹が空きました。
２日目の朝、部屋の窓から

初日は夕方から雨が降ったり止んだりでした
朝は青空が見えましたが、この後天気は下り坂です。
囲炉裏処は朝もオープン

朝食前にお粥が振る舞われる

こちらの釜は現役でした

お粥は朝食が始まる7時にはサービスが終了
朝食のテーブルにセットされた味噌汁椀と一味

案内された個室は前夜とは違う場所
２日目朝食のお品書き
朝食の味噌汁

２日目の味噌汁は茸と鶏の味噌汁

サービスは火をつけるところまで、お椀には各自でよそう
２日目の朝食

朝食は膳にのって出されます

２日目朝食　炊き合わせ
鶏と豆腐のつくね、人参、オクラ、大根、蓮根

ジュースはご当地ジュースなのでりんご
小鉢と卵料理（右の小鉢）
五目豆と塩丸いか
豆腐の野沢菜納豆かけ

卵料理は干し大根の玉子とじ
焼き魚

なのですが、川魚が苦手と伝えたため、焼鮭がさつま揚げになっていました。

中央は豚の味噌漬け、右　花豆甘煮

ご飯は１膳はよそってでてきます。
２杯目以降はおひつがだされますので、ご自由にというシステムでした。

これにフルーツかヨーグルトがあると尚うれしい
ごちそうさまでした！
朝食ではお茶のみが出される
食後の珈琲はフロント、囲炉裏処の並びにあるラウンジで

珈琲マシーン、お湯ポットがあり、珈琲、紅茶の無料サービス
ドリンク類はテイクアウト用のカップもあり、部屋に持ち帰ることも可能

界アルプスではルームサービスがなく、コールドドリンクの自販機もなく、飲食の自由度が少ない
徒歩圏内にコンビニもない。
２日目夕食の席は中庭に面した席だった
５時半だとまだ明るい

隣席から聞こえる声によると、他のテーブルは私達が前日いただいたメニュー内容だった
つまり、宿泊初日、宿泊２日目　と夕食メニューは決まっているみたい

雪鍋（綿あめのすき焼き）は看板メニューがあるので、そうならざるを得ないのでしょう。
２日目の夕食のお品書き

初日に負けないメニュー内容に思えるが、食べ終わってみると、初日ほどのインパクトある演出・料理は少なかった

初日は夕食後車の運転があるのでアルコールは自粛、
この日もマッサージの予定があるので、瓶ビール１本でアルコールは終了

館内にはバーラウンジがなく、食事が唯一のアルコール摂取の時間でしたが、今回は健康的に過ごしました
２日目の先付

玉子豆腐の上に海鮮餡

これは印象に残るおいしさでした
（器がちょっと大きかったけど・・・）
2日目の八寸

この日は秋物に盛合せ
木の株のイメージだそう。
フルーツの辛麹、海老とゴマの煎餅、蕗味噌と鶏の松風、蚕豆かのこ、ジャガイモのトビコ和え、赤南蛮の小袖、雲丹寒天、鱚の真砂焼
２日目　お椀
鯛にゅうめん　鳴門仕立て
２日目のお造り

お品書きは界アルプス流　お造りの取り合わせ
ホタテとキウィフルーツのマリネだったと記憶

器が実に綺麗でした。

２日目揚げ物
鮪のすり身、鱒と鮭のいとこ揚げ

色素麺を揚げて花飾りにしている演出
見た目はいいのですが、魚臭さが気になる揚げ物でした
２日目　蓋物
焼ホタテの進上
２日目の酢の物

鱸の南蛮漬け
２日目の台の物（メインの鍋）はシャブシャブでした
お品書きは牛滋味スープ鍋

肉は聞いたら、「信州の肉です」との回答？？
シャブシャブのあとはスープを使っての雑炊でした
デザートメニューは2日間とも同じだった

フルーツのラムネゼリー

初日に比べるとかなりトーンダウンした感じでした。
ごちそう様！
３日目の朝は快晴！

３日目の朝食のお品書きの写真がありません。
残念ながら、メニュー内容として朝食もかなりトーンダウンしておりました。

朝食も夕食同様、宿泊初日と２日目でメニューが違うのか、宿泊日で違うのかはわかりませんでした。
３日目の朝食

この日の味噌汁は豚汁
３日目の朝食

焼魚は鯵の開き
出汁巻き卵など、一般的なメニューでした。
界アルプス中央の公道突き当りにあった祠

祥龍山泉嶽寺の参拝芳名帳が置かれていました

これから手入れがはいるといいですね。