2018/03/10 - 2018/03/10
311位(同エリア942件中)
まりも母さん
明治~昭和初期の建物 特に洋館を見るのが大好きな私 いつかは見に行きたいと思っていた「綱町三井倶楽部」
しかし、ここは会員制倶楽部。一般公開されていない為、建物見学の敷居はMAXの高さ・・・。
そんな激レアな建物見学が、なんともあっさり しかも無料で 出来ちゃいました!
なぜそんな事が??? で、中はどんなだった???
久々の旅行記に じっくり掲載致します。
実はですね、娘が今年結婚する事になりました。
娘には、色々「こういう結婚式がやりたい」というビジョンがあり、カレシと2人でいくつもの会場下見などに行っていました。
第一候補は「赤坂プリンスクラシックハウス」 さすが まりも母の娘、ほんまもんの洋館が好みでありました。
クラシックハウスのブライダル見学会にカレシと行って、内部の写真を見せてくれました。
いいなぁ~私も一緒に行きたい位だなぁ~と、思いました。
そういえば、数年前 横浜に行った時、非公開の登録有形文化財の洋館が結婚式場に使われていて、
結婚予定のカップルは内部が見学できると聞き、「まさか、この年で偽装カップルってのも ありえんし・・・」と思った事がありましたなぁ。
で、カレシのお父様が退職されたのは三井関係だという事から、「もしかして三井倶楽部結婚式も有り?」と
ブライダル見学会に申し込み、仕事で来られないカレシ代理で、まりも母が参加したと言う訳なのです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 私鉄
-
娘と待ち合わせをして、地下鉄 麻布十番駅から徒歩で向かいました。
場所は、オーストラリア大使館のお隣。
駅からは、坂を登って歩く道です。
土曜日のこの日 大使館はお休み。
超近代的な建物です。
上の方にある柵のような四角い部分にはカンガルーのオブジェがありました。 -
オーストラリア大使館を過ぎると、長い塀が見えます。
広大な綱町三井倶楽部敷地が見えてきたのです。 -
麻布十番 二の橋側からアクセスすると 手前に別館の建物が見え、少し小さい門があります。
(奥に見えるのは本館建物) -
その先 本館建物を過ぎたあたりに正門が。
入り口には「会員以外の方は入場できません。」と書かれた立て札があり、部外者は怯みます・・・。
が、今日は予約の上、「本当」に 見学会に来たのだから、入って良い訳です。 -
全く関係ありませんが、お向かいにもレトロな建物があります。
旧かんぽ生命東京サービスセンター (旧簡易保険事務センター)
昭和4年(1929)東京簡易保険支局として建設 通信省営繕課設計
こちらもすばらしい建物です。
ま、今日は、三井倶楽部の「ブライダル見学会」が目的です! -
正門から入り、本館入り口に居た方に見学会に来た旨を告げると、
別館入り口へ案内されました。
入り口には他の係りの方が居て、すぐに名簿を確認 席へ案内されます。
別館1階は、打ち合わせスペースに使われているようで、いくつもの椅子とテーブルが並べてありました。
豪華な飾り物などもあり つい キョロキョロ。
そうそう ここは会員制倶楽部なので、普段でもドレスコードがあります。
男性はジャケット着用。女性もそれに順ずる。
たとえ 見学会でもスニーカーやジーンズはNGです。
(さすがに来てすぐにバチバチ写真は撮れないので、この写真は終了間際に撮りました) -
一番最初に言われたのが、会員制の為、三井グループ関連の社員、OBの紹介が無いと結婚式は出来ないという事。案外 ゆるい という噂も聞いたけど そんな事はなかったですね・・・。
ウェディングプランナーの方が、ざっくり説明をしてから 館内の見学となります。
別館の建物と本館をつなぐ廊下を通り 本館のロビーへ進みます。
この ステンドグラスいっぱいなのが、本館の入り口。
ドアは案外こじんまりしていて どかーん!と でっかい扉ではありません。
が、ステンドグラスはとても美しいです。 -
外から本館ドアに入ると正面に見えるのがこの大きな生け込み。
これは、ブライダル用の装花ではなく 普段レストランとしても使われている この建物の装飾花。
この日はピンクの 早咲きの桜らしき花がたっぷりと生けられていました。 -
ロビーは、寄木細工の床に段通が敷かれ 段通と色を合わせたソファーが壁際に置かれた クラシックで格調高いスタイルでした。
この日は、1時過ぎから披露宴が行われる予定で 受付のテーブルも準備されていました。
受付の後方には、ターナーの油絵が飾られています。
館内にはこうした美術品の数々があちこちに。 -
上を見上げるとステンドグラスのドームが。
2階の床が 丸くくり貫かれ その真上に ドームが吹き抜けで見えるドラマチックな意匠となっています。
思わず「おお~~」と言ってしまいますよ。 -
そして、ロビーから2階へ続く 大階段!
手前にイオニア式のオーダーが並び
踊り場から左右に分かれる エンジ色の絨毯のすばらしい階段。
この階段で ウェディングドレスのトレーンやベールを長く広げて写真を撮るのが、テッパンのフォトスポット。 -
次に ロビーから 披露宴会場となるお部屋へ。
横に長い 本館大食堂は、普段もレストランとして使われているお部屋。
古い建物ではありますが、きれいに手入れされ でも、古き良き意匠はそのまま生かされています。 -
エンパイアスタイルのシャンデリアが下がる天井は、蛇腹模様もクラシックで美しいものでした。
-
高砂のテーブルセッティング。
新郎・新婦のナプキンは、鶴亀の形に折られています。
ここで、伝統的なフランス料理が振舞われます。
最近良くある 和食テイストとかのヌーベルなものではなく、
あえて伝統的なスタイルのフレンチというのがお部屋にぴったりで
格式を感じますね。 -
オリジナルの食器が並べられた もうすぐ本当の披露宴が開催される時間の前に 見学をさせてもらえるのです。
この大食堂、普段はレストランとして使われているので、結婚披露宴が行われる日だからこそ。
実際の雰囲気のままに見学できる と言う事で、見学会はそういう日に設定されているようです。
ホテルなどによっては、「今日はこれから披露宴に使うので見られません」という所も多いようで、
せっかく下見に来たのに意味が無いってのもあるのだそう。 -
披露宴会場を見せて頂いた後は、そのまま お部屋のドアからバルコニーへ。
建物裏側にあるバルコニーからはお庭が見えます。 -
バルコニーのアーチから見える噴水。
バルコニー前は西洋庭園。
この西洋庭園もコンドルの設計。 -
バルコニーから噴水前へ降りる階段があります。
案内のプランナーさんと階段を降りて西洋庭園を見せて頂きます。 -
階段の降り口に飾られたお花。
鉢植えではなく こんな風に 水に浮かべられたお花も素敵ですね。 -
綱町三井倶楽部本館 大正2年(1913)ジョサイア・コンドル設計 煉瓦造
昭和3年(1928)関東大震災復旧工事
平成18年(2006)耐震・免震工事 竣工当時の意匠にあわせて復元改修工事
噴水前から見上げた本館。バロック様式のベランダ。
ここは、近年建てられた なんちゃって ではなく ほんまもんの「洋館」だと思い知らされる大迫力です。 -
2階バルコニーの装飾です。
こちらにもイオニア式オーダーがデザインされた角柱が並びます。 -
本館の隣には、別館の建物も見えます。
昭和39年(1964)
別館も2階には大きなお部屋があり レストラン、パーティー、イベント、ウエディングなどに使われます。
今日も 本館のウエディングの後 時間をずらせて ウエディングパーティーが準備されているそうです。 -
四葉型の池に2段の大盃形の噴水。
-
噴水の脇、西洋庭園の端に石灯篭が見えます。
この手前にある大きな石 これは「綱の井戸」
平安時代中期の武将 渡辺綱の産湯の井戸 と 言われるものだそうです。
「綱町」の地名もここから来ているのだそうです。
(現在は 綱町の地名は使われていません) -
建物内へ戻り 階段を上がり 2階の見学へ進みます。
踊り場にあるステンドグラス。
綱町三井倶楽部の建物は、文化財指定も受けていなく 一般には非公開な為か 建物や部材についての詳しい資料が特に見つかりません。
このステンドグラスが、どこの工房の作品であるのか?は 不明です。
が、建物で使われているシャンデリアはフランスから 大理石はイタリア、鉄鋼材はアメリカ、と 当時入手できる最高品質の材料を使っていた事からも 輸入のステンドグラスであったと思われます。 -
左右に分かれるドラマチックなデザインの階段は、1階のフロアーから見ても
いまどきで言う「キャッチー」な眺めでありますが、
階段を上がりつつ 踊り場から見えてくる2階の景色も これまた思わず「おお~~」と言ってしまいます。 -
シンメトリーに2枚並んだアーチ型のステンドグラス。
コンドル自身もイギリス時代にステンドグラス製作を学んだ事があると聞きますので、
こだわりは、相当なものであったことでしょう。 -
階段室に下がる2つのシャンデリア。
古い洋館鑑賞のポイントのひとつである 照明器具。
この建物のそれぞれのお部屋のシャンデリアは、一見似たようなものもありますが、じっくり見ると全て異なるのです。
天井の意匠同様 部屋ごとに変えるというこだわりが、すごいと感じますし それを許した三井家の理解と経済力にも驚くのでありました。 -
今日は、ウエディングの見学会なので、こんなお部屋も見せて頂けます。
新郎用の仕度室。
2階のテラス側にあるお部屋で、奥に新婦用のお部屋もあります(こちらは使用中の為見られませんでした) -
吹き抜けとドーム天井のある2階ホールへ戻ります。
ステンドグラスのはまったドームからは明るい光が注ぎます。
ドームはビザンチン洋式。
ニコライ堂も 実質 コンドルの設計作品で、あの教会建築もビザンチン様式でしたが、
ドームは小窓のある石作りで、ステンドグラスははめられていませんでした。
ニコライ堂のドームは、関東大震災で崩落しています。(後年修復)
綱町三井倶楽部も 関東大震災では損傷を受けましたが、昭和4年(1929)に原型通りに改修したそうです。(改修箇所は不明) -
ドーム天井のすばらしく美しいステンドグラス。
本当にすばらしいです。 -
窓側の結婚式に使うお部屋前のスペース。
-
窓側の天井は、漆喰塗りの折り上げ格天井。
和のテイストがあります。
長く日本に暮らしたコンドルの設計・意匠には、たびたび「和」テイストの部分があります。
「洋」としてもバロック、ビザンチン、ビクトリアンなど 洋式混用もありますし
そこに「和」のテイストも含まれた まさに コンドルならではの「和洋折衷式」なのだと感じました。 -
2階に一間だけある「日本間」
と 言っても純粋な和室ではありません。
コンドルならではの日本間です。
現在は、和婚と神前の挙式に使われています。 -
現役でハレの日に使用されているお部屋ですから 壁紙などは改修が繰り返されているはずです。
御簾は建築当初は無かったでしょうし。
どのように使われているお部屋だったのか・・・? -
こちらも格式高い 折り上げ格天井。
和婚を行う予定が無ければ このお部屋は見せて頂けないかも?と思ったので、見られてうれしかったです。 -
現在は使われていないものの マントルピースは どのお部屋にも残され
インテリアの一部として存在感を示しています。
この「日本間」のマントルピースは、寺社仏閣の家具のようなデザイン。
オリジナルだそうです。
コンドルのこだわりをまたしても見せ付けられました。 -
日本間の隣には 洋室が2つ並びます。
真ん中のお部屋は現在 写真スタジオとして使われています。
白に水色の壁紙のお部屋。
新郎新婦を囲んで親戚一同での記念撮影が行われる ひな壇が用意されています。
ここで、娘と2人 気づいた事が。
ひな段の後方にバックスクリーンが無いのです。
普通 グラデーションカラーとかの背景布がセットされていますよね?
なんと ここでは、壁、ドア、蛇腹飾りに絵画が その代わりになっているのです。
背景布なんて無くても洋館建物そのものが見栄えのする背景って事。
まりも母的には感激ポイントですね。 -
もちろん、天井と照明もチェック。
他のお部屋と違うデザインです! -
マントルピースの前には多くの撮影機材が。
並べられた小さなお人形は、お子様をあやす時に使う小道具なのでしょうね。 -
更に、隣の「2階サロン」と言うお部屋も見せて頂きます。
こちらは、壁紙が緑系。
ほら、マントルピースのデザインが写真室とも違います。
コンドルの弟子、東京駅舎で有名な辰野金吾も 天井やマントルピースが 各部屋ごとに異なるってのが多く「すごいこだわりだ・・・」と驚愕したものですが、
それは、師匠譲りだったのでしょうね。 -
装飾の多い漆喰天井なのは同じ と言うか 統一されているものの 意匠は異なります。
照明器具も同様で、細部が異なります。 -
このお部屋では、小規模な会食なども行われるのでしょうか。
テーブルセッティングがされていました。
大きな窓が多く 古い洋館と思えないほどの明るさです。 -
日本間の左側にもあったはずですが(カーテンと御簾でそれとは判らない)角部屋にはアーチ型の出窓があります。
後で判りますが、カーブの出窓のガラス窓はガラス自体もカーブしているのです! -
使われている家具も豪華です。
まぁ これは、時代ごとに入れ替えられるのでしょうけど。 -
そして ロビーのターナーやロダンの他 各お部屋にも色々な絵画が飾られています。
-
美しいキャビネットもありました。
飾り物も入っています。
で、床の寄木細工の美しさにも見とれました~~! -
2階のホールに戻ると、階段を上がりながら見えた、コリント式のオーダーが目の前に。
ここは、インスタ映えするスポットだらけですな。 -
2階の洋風挙式に使うお部屋は ちょうど 使用中の時間だったので、
今度は地下へ案内されます。
結婚式に来館されている ご両家やお客様と絶妙にバッティングしないように案内されます。
結婚式1日20組なんて式場やホテルと違って 何もかもがゆったりです。
メインの階段を降りて、地下へ行くと床がかわいいタイル張りでした。
画像では細部まで良く判りませんが、スチーム暖房のラジエーターが置いてあります。
もちろん 現在は使われていませんが、このラジエーター
奈良ホテルと同様の 金属部分にレリーフのある 美しいデザインのものなのです! -
赤絨毯が敷かれた階段は、手すりも1階から2階へ上がるものと同じです。
地下のフロアーには レストランスペースは有りませんが、ゲストの使うトイレがあります。
古い建物なので、本館1階2階にはトイレが無いのです。
トイレを使う場合は、階段で地下へ降りないとならない訳です。
(トイレは、最新式のきれいな改装が為されています) -
地下にはトイレ、ウエディングのお客様用の更衣室、衣装と美容のサロンがあります。
タイル張りの廊下が続き、色が明るいせいか地下でも暗さは全く感じません。 -
更衣室はこんな感じ。
試着室のようなドアのある着替えスペースと鍵つきのロッカー、鏡にコンセントもあるメイクコーナー。
綱町三井倶楽部はどこから来ても坂を上がらないと来られないので、ゲストの方は、徒歩の場合 ヒールの靴は来てから履き替えた方が良さそうな場所でした。 -
廊下に置かれたのはちょっとクラシックな別珍張りのソファー。
昔 館内で使われていたものなのかもしれませんね。 -
階段を降りた場所には沢山の扉。
どれも、色のないステンドグラスが入っています。
ウエディングのある日は 更衣室も使われますからドアは全部開けられていても
レストラン営業だけの日はトイレに行く方向だけしか開けていないのかも。 -
地下の見学を終えて、ロビーに戻り 披露宴が行われる大食堂に続く大サロンへ。
ここは、披露宴開始までのウェイティングルームに使われるお部屋です。
今度は黄色の壁紙!
椅子やソファーも同じ色の張り地で 明るくて素敵なお部屋です。 -
再び天井チェーック!
絶対怪しい このオバハン。
さっきから、ウエディング下見なのに 天井だの、床だの、写真撮りすぎだって!
でもね まりも母も自重して 一眼レフは持って来なかったですよ。
今日は、コンデジ。ちいさーいやつ。全然良く撮れなくて帰宅後ガッカリしたけど。 -
壁際のキャビネットには多分、昔ここで使われていたのであろう、銀食器が飾ってありました。
クラシックホテルでは、こういう昔の食器やカトラリーの展示がよくありますね。
長い歴史のあるレストランだからこその物です。 -
このドアの向こうが披露宴会場。まだ始まる前のよう。
披露宴の前に、お庭に出て 噴水前で シャンパンでの乾杯があるそうですから
きっとそんな時間では? -
大サロンのマントルピース 他に見てきたお部屋同様大理石のものです。
が、ここの彫刻には軍配のデザインがありました。
「和」テイストがさりげなく入っている上質な和洋折衷。
彫刻が日本で行われたのか デザインを注文してイタリアで作られてから輸入されたのかはわかりません
でも、デザインは コンドルがおこなって、作らせたものに間違いないですね。 -
沢山のお客様に一番見られるマントルピースかもしれない。
とても美しいです。 -
段通からはみ出た部分に見える寄木細工の床。
さっきとやっぱり違う。こうした細部まで見どころ満載です。 -
1階は これで全部見終えましたので、今度は別館を見せて頂きます。
階段脇に置かれた、ロダンの彫塑。
普通に置いてあります。本物です。
しかも 案内のお姉さん 私と娘に
「こちらがロダンです。どうぞ、触っていただいて結構ですよ」って~~
やめときます。触りませんよ。
絶対、万が一にも無いですが、倒れたりしたら嫌だもの。(小心者) -
再び、渡り廊下で別館へ。
別館の2階ホールです。
こちらは、昭和39年(1964)築
ホテルニューオータニやオークラ旧本館(建替え)などと同じ頃の建物、
東京オリンピック開催の年に出来た部分です。 -
2階も、披露宴の準備が進められていました。
こちらでも 本館の現在進行中のウエディングの後 時間をずらせて、披露宴が行われるのです。
本館のお部屋より広い別館の方が、大人数に対応できます。
テーブル配置もゆったりした感じ。
この日は、オリジナル性の高い スタイリッシュなウエディングパーティーの準備が進められていました。 -
別館披露宴会場前の金屏風。
最後に新郎新婦がここでお客様をお見送りし
お客様は階段を降り 本館1階の入り口からお帰りになる という導線です。
別館ロビーからの階段は、普段は使っていないようですね。 -
今見られるお部屋の見学はおおよそ終わり、別館1階に下りて 説明を聞きます。
大雑把な見積もりなども出してもらいます。
なんか 螺鈿がものすごくて きっとものすごーく高いんだろうなぁ・・・と思わせる鏡。
左側にはバーの入り口があります。
着席して お茶を出して頂き話をしましたが、
この時点で 娘は すっかり「ここで結婚式をやる」という気になっていました。
カレシは来ていませんが、電話すると「○○が気に入ったならいいよ」と。
いやいや そんな簡単に決めてはいけないでしょう~ と思いつつ まりも母もここで出来たらちょ~~うれし~~。という思いが。
なんせ、建物のスペシャル感や完成度、豪華さ、現在のありようは100点満点です。
まぁ 後は2人で考えなさい と 言う事にしました。(カレシも後日 見学に来てもらうという事で) -
最後に、今日1回目の挙式が終わり 2回目までの間の
洋風挙式を行う2階の「チャペル」に案内してもらいました。
元音楽室 と言う 2階サロンと同様のグリーン系の壁紙のお部屋でした。 -
寄木細工は またもやちがっています。段通もグリーン系。
-
ドレープの豪華なカーテンがこの建物はどこも美しいのですが、カーテンの柄はそれぞれお部屋ごとに異なります。
-
中央にエンパイアのシャンデリア。ブラケットが壁にあります。
-
チャペルではなく、お部屋をチャペル風に使っている訳です。
祭壇の後ろにはアーチ窓。窓の左右にマントルピースが2基。
私は この挙式会場に アットホームな暖かさを感じました。
娘も ここを見て すっかり「ここでやりたい」と思ったらしい・・・。 -
音楽室からは2階のバルコニーに出られます。
2階バルコニーもスタイルは1階のバルコニーと同じ。
ただ、床のタイルの貼り方が違います。
この大小のタイルの貼り方大好きなんですよ~。
あ~ まりも母のツボにはまる箇所が多すぎる~。 -
2階バルコニーから見下ろした西洋庭園。
クロスのかけられたテーブルは、シャンパンで乾杯をする時に使われたものでしょう。 -
平成の耐震・免震工事を含めた大規模改修で、壁紙や床など新しくされた部分も多いのでしょうが、
大正時代の竣工当時の様子に 写真や図面で出来る限り復元したそうです。
関東大震災では倒壊を間逃れ、大戦も潜り抜け100年を超え
歴史的にも重要な建物な建造物なのです。
でも、重要文化財はおろか 登録有形文化財にも指定されていない と言う・・・。
現役で、毎日使われている建物として 文化財としての縛りが窮屈なのかもしれませんね。 -
1階に戻り 庭園散策を勧められ 帰る前にお庭も見ていく事にしました。
案内をしてくれた担当さんに 庭園マップが掲載されているパンフレットを頂き
庭園入り口まで送ってもらってそこで案内付きの見学会は終了です。
庭園は、自分で好きなだけ歩いて見て、帰る、と言う事です。
高台にある本館から低い場所にある日本庭園。
築山林泉回遊式(つきやまりんせんかいゆうしき)という構成です。
池泉回遊式庭園より丘部分の起伏があり、より、趣向に富んだお庭という構成になります。
まずは、石畳を進み、石段を下ります。 -
池が見えてきました。石組みの橋と中ノ島も見えます。
春を感じるようになった3月ですがまだまだ新芽は堅く 冬の景色です。
この日本庭園は、パンフによると
会津藩松平家の三田下屋敷を基礎とし、藪内節庵(茶人)による設計
庭師 柴田徳次郎による築園 だそうです。 -
下りて来た石段を振り返って。
庭石や燈籠が数多くあります。
手入れも行き届き この日も 何人もの庭師の方が手入れをされていました。 -
大池の南東方向には 後ろにマンションが見えますが、広い庭園は都心と思えない静けさ。
また ここは、一般公開されていない為 見学に訪れる人も居ないので、散策しているのは私と娘の2人だけ・・・。 -
枝垂紅梅が満開の花をつけていました。
季節の花の木々も植えられ これからの季節は、来館されるお客様に楽しみな庭園散策となるのでしょう。 -
太鼓橋の見える景色は、和婚の衣装だったら バッチリな撮影ポイントですね。
本館の建物の見ごたえもすごい上に 庭園もすばらしかったです。 -
西洋庭園前に戻り、噴水越しに本館を眺めます。
想像以上にすばらしい建物と 維持管理のレベルの高さに驚きました。
現役で、三井グループの迎賓館としてりっぱに役立っている105歳の建物。 -
1階の大食堂では、今まさに披露宴が行われているようです。
今日 ここを見学して 娘は、「ここに決めよう」と思ったようです。 -
本館の角にある出窓のアール部分。
この窓・・・ガラスもアールのついたものが使われています。
ほぼ 同時期 コンドルの晩年の作品として現存している
清泉女子大学の旧島津公爵邸と良く似た部分も多い三井倶楽部です。
旧島津公爵邸はまだ見学した事がないので、ぜひ 見比べてみたいと思いました。 -
本館入り口側
車寄せのある入り口。
タクシーでここを目指せば この車寄せで降車となり なかなかのレトロセレブ感が味わえそうです。
館内はどうやら禁煙らしく ウエディングのお客様で 喫煙者の方は、この入り口あたりでタバコをふかしていましたね。 -
三井の家紋の入った立派な門。
当時作られた門と塀のフェンスは、戦時中の金属供出に出されてしまったので、
平成の改修の際 デザインを復活させて作られた物だという事です。
白い立派な門・・・赤坂離宮迎賓館を思い出しますね。 -
お向かいの旧かんぽ生命東京サービスセンター (旧簡易保険事務センター)
この建物 売りに出されていて、三井グループが850億円で購入したそうです。
帰宅して数日後知りました。
三井倶楽部の真ん前。どのように生かされるのか楽しみです。 -
10時からの見学会 説明を聞いて見学して ざっくり見積もりも頂いたら
14時過ぎちゃいましたよ・・・。
どんだけじっくり、隅々まで見ちゃったのか・・・。
お腹も空いたし、麻布十番駅へ戻る途中のレーベルカフェでランチにしました。
野菜たっぷりの本日のごはん などを食べつつ。
来年の春かなぁ?と思っていた結婚式は 今秋に綱町三井倶楽部で計画が進む事になりました。
財閥三井の迎賓館的施設「三井倶楽部」は、九州の門司や三池港にもありました。
どちらもすでに見学をしていますが、
やはり、綱町の三井倶楽部は別格でした。
私的には、これ以上は無いと思える場所で、伝統的で格式高いウエディングが出来るのは超~~楽しみであります。
ま ご予算もそれなりですがね。(でも、場所とスペシャル感はプライスレスだと思うとむしろお安い位かと)
ウエディング当日は 新婦の母として 忙しいのだろうから 今日バッチリ建物見学が出来てよかったです。
そんな こんなで、旅行記も記載もままならぬ なんだか気ぜわしい3月以降となってしまいました。
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