2016/10/17 - 2016/10/17
397位(同エリア1140件中)
まりも母さん
2度目の迎賓館赤坂離宮
今年からは 賓客の接遇に支障のない範囲で 通年一般公開となりました。
公開日、前庭は無料で自由入場できるようになり、本館及び主庭は有料で、事前申し込みか当日受付(先着順)で 前のように往復はがきでの応募・抽選ではなくなりました。
つまり、見学しやすくなった、ということです。
今回は 友人が事前に申し込んでくれたので、女友達4人での参加でした。
前回、見る事の出来なかった部分もあり、2度目もなかなか楽しめました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- JRローカル
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-
前回2012年7月に行った時は、めちゃくちゃ暑い日 当選ハガキを持っての参加でした。
迎賓館の豪華な装飾に圧倒され、一度は見ておくといいよ、と友人にも話してありました。
友人が事前予約してくれて、いつもマダム旅行に行く4人で。(最近私は、山ばかり行くようになって マダムの旅行には参加していませんが・・・)
14時からの見学の予約だったので、ランチを食べてから行こうと、11時に四ッ谷駅で待ち合わせ。
時間より早く揃い、駅近くでランチにする??と アトレに入った所で、フランスのベーカリー“PAUL”を見つけました。
11時までに入店すればモーニングメニュー、11時過ぎからはランチメニュー。
人気店なので、11時前でもお客さんが少し並んでいて、
待っている間に11時なってしまいました。すると、モーニング・ランチどちらでもOKと言われたのは、ラッキーだったかも。 -
フランス北部のリールで創業された 素材にこだわったおいしいパン屋さん。
3種あったモーニングメニューから選んだのは、プレートにクロワッサンともう1種のパン、生ハムやサラダが乗った おしゃれでおいしいセットでした。飲み物付きで850円+税位でしたね。
シャンデリアやカーテンタッセル、床がチェッカー柄なのも素敵。ほとんどが、女性客。
早いお昼で、それほどお腹も空いてなかったので、充分満足できました。 -
予約時間にはまだまだ余裕があるので、食事の後は アトレの中のお店を見ました。
今回は、どうせ迎賓館内部は写真が撮れないからってのと、カメラを持ってるのは私だけなので、あまり写真を撮る余裕がありませんでしたが、
迎賓館方面に行く前に、前々から気になっていた 四谷駅前交差点の「サンパウロ」にも行ってみました。
1.2階はキリスト教書籍。3階にはロザリオ、マリア像、カード、キャンドルなどなど キリスト教関連の雑貨の売り場となっています。
こんなに在庫の揃っているお店は 大きな教会の売店でも無いですね。
クリスマス用にカードやロザリオを買いました。
おっと、長崎で買ったマリア像も長崎よりお安く売られてました~。友人もじっくり見て、クリスマス用の品などを買い、「1人じゃ入り難いけど、かなり興味深かった」と満足気。
で、迎賓館の門が見えてくると・・・。 -
今日は、あいにくのお天気で、午後も雨だろうと、覚悟して来ましたが、
昼過ぎると、雨は止み、傘なしで歩けるようになりました。
まだまだ雲は低いですけどね。
で、迎賓館の正門前 あれ~なんでこんなに沢山の人が居るんだろう?
門の前でイベントでもやっているのかな??
なーんて、予約もしてあるし、見学開始の2時より30分も前だから、と余裕気分で来てみたら、すでに、午後の入園者は、ここで並ぶようにとの案内が・・・。
左の方に沢山居る人たちは、ツアー会社の団体さんの列でしたよ!
団体さんは、私たちのような予約者とは別に、添乗員さんと進んで行きますが、そういった団体さんが次から次へと集まってくるのです・・・。 -
門の前で待たされること30分。もう2時過ぎた頃、やっと本来の受付口である
「迎賓館西門」へ進む事が出来ました。
門の前で並んだ列がそのままぞろぞろと歩道を歩いて行きます。 -
で、すぐに受付か?と言うと~こちらにお並びください・・・
そしてこんどこそ受付か?と、動き出したら これまた列だよ・・・。
ここから受付できるまで更に30分以上・・・。
雨が止んだからいいものの、降っていたら帰りたくなったかも。
今日は、女友達4人だから、おしゃべりして待っていられましたが、
皆、ダンナと2人だったら・・・「うちのダンナだったら怒って帰るね」「列見ただけで、やめようって言うよ」
予約制ってのは、一応の人数制限とか やってる訳ではないのでしょうかね?
前回の抽選制の時の方が、人数も少なくてスムーズだったと思います。
予約の確認をして、荷物や金属探知機など、空港並みのセキュリティーをひとりづつ受けて~別の建物にあるロッカーに荷物を預けると(預けない人はそのまま進めます)3時になってましたね・・・。
少し早めに来たのに1時間半かかりましたよ・・・。
並んでいる時、係りのおじさんが拡声器で、「昨日は公開日初日の日曜だったので、混雑はこんなものではありませんでした。ありえない位の混雑でした」と言ってましたが、
だからどうよ?とつっこみたくなりましたよ。
もっと、人数制限すればいいじゃん。 -
で、今回は、前庭の方ではなくて、主庭につながる方の脇の入り口から建物に入りました。
中は、順路に従って進み、見て、説明を聞きくのは同じですが。
やっぱり人が多いので、そうそう、のんびり、じっくりと見る余裕が無いです。
一通り 説明などもちょっと聞いて歩き 約40分で見終わりました。
本当は、もっと解説もちゃんと聞いて、じっくり見たかったのですが、人が多すぎで、気分が萎えます・・・。
門の前からずっと2時間以上立ちっぱで 足が疲れた。
床が固いとか、外も舗装路の上だから、立っているだけで疲れるのだなぁ。
座る所、すこ~しだけありましたが、人大杉!で座れません。
高齢の方も結構いたから、これは、ナンであるな・・・。
外に出れば建物の撮影はOKです。
外だって、人が多いですが、まりも母的には、なるべく人の入らない写真が撮りたい。 -
一応2度目なので、知ってる事などは、友人に解説しながらの見学。
2階の窓の一部は二重ガラス。これは、きっと防弾とかの強化ガラスだよね。と友人に話します。 -
外観もかなりすばらしいです。
着工は明治32年(1899)10年もかかって明治42年(1909)に東宮御所として完成しました。
設計 片山東熊 日本唯一のネオバロック様式の宮殿建築
鉄骨補強煉瓦造 明治以降の建物としては初の国宝に指定されています。
昭和43年(1968)から5年かけて改修工事がされ、迎賓館として使用されています。 -
こちら側が、主庭に面した、建物の裏です。
中を見学して、「羽衣の間」など 天井に大絵画が描かれているお部屋がありますが、
さすがに、昭和の改修から50年近く経ちますので、板目のシミなどが目立つものもありました。
壁やカーテン(絶対に触ってはいけないのです。汚れちゃうもんね)は常にきれいにしているようですが、
天井だけは簡単にお手入れできないのでしょう。 -
建物と同時に国宝に指定さている噴水。
内部の豪華さ、装飾品のすばらしさは、画像も無いし、あまりwebでも公開されていないようで、書きにくいのですが、
シャンデリアの豪華さ・巨大さ、細部に渡る装飾の完成度の高さ、など、あまりのすごさに驚愕の一言です。
鹿鳴館を設計した、ジョサイア・コンドルの一番弟子であった(辰野金吾、曽禰達蔵らと共に)片山東熊にとっては、集大成の建物であったのでしょうが、
明治天皇に「贅沢だ」と言われ、ほとんど、東宮御所として使われなかった建物なのです。
片山東熊はこの建物の完成後 病気がちとなり、わずか、7年後63歳で亡くなっているのです。 -
現在は、迎賓館として、外国からの賓客の為に使われる、有意義な豪華施設となり、
こうして、下々のものも その作品を見ては、匠の技術や設計者の美しい意匠に感嘆し、
ている訳ですが、
設計者の片山東熊は、本当は、明治天皇に「すばらしい建物をよく造ってくれました」と、お褒めの言葉を頂きたかった事でしょう。 -
一般公開となってからの見学コースは、過去のものとは少し違っていました。
前は建物の周りを ぐるっと1周歩けましたが、
今は、この後ろ側を見る 主庭の右端で通行止め。
元の建物左側へ戻ります。 -
最後に正面に続く門に入り 正門脇から 退場しますが、一旦前庭への門を通ると、戻るのは禁止の為、
預けた荷物はコインロッカーへ取りに行ってからです。
ロッカーのある建物には、休憩室や入り口前に飲み物の自販機もあります。 -
前に来た時は正面の広場で、絵葉書や写真集も売っていて、建物内部の写真や解説の掲載された本があれば、買いたいと思いましたが、今回 売店は無かったですね。
見せていただいた4つのお部屋と中央階段・2階ホールは 受付時に頂けるパンフに写真がありますが、
非公開の別のお部屋、特にオリエンタルな「東の間」など見どころはもっとあるはずなのです。 -
ほとんどの方は、正面から建物を見るとそのまま前庭を通って正門から帰って行きます。
が、「西護舎」という矢印があるではないですか。
なんか~誰もそっちに歩いていかないのね。
当然、私たちは 行きます。
前は前庭にも入れなかったので、この点は、今までより公開が進んでいます。 -
“西護舎 ” シンメトリーになっていて、庭の反対側にも“東護舎”が見えます。
旧衛士詰所の建物。この東西の護舎も国宝指定の一部です。 -
現在は、使われてはいない様子です。
-
玄関天井など、やや痛みが見られますが、照明器具は古いままのようですね。
残念ながら内部は見られません。 -
前庭の芝生は、恐ろしいまでにきれいです。
毎日刈るのか?と思うほどの絨毯のような芝生。雑草も無いです。
噴水が数箇所から噴出しています。
松の木は、お手入れ完璧です。 -
正門の近くにこんな建物がありました。
一見、トイレ?とか思っちゃいましたが、公園じゃないので、そんなものは無いはず。 -
緑の銅葺きらしい屋根には、二羽の鳳凰でしょうかね?鳥の装飾が乗っています。
-
謎の建物ではありましたが、近くに「これは何ですか?」と聞けるような方も居なくて、
勝手に覗いたり、入るのは無理なので、謎のまま・・・。
もらったパンフには配置図や見取り図の類は掲載も無く、
見せてもらえる所だけ見て満足してお帰り~ なオーラが漂っておりました。 -
内側から巨大で豪華な正門を眺めます。
-
門についている金色の装飾部分は植物のモチーフ。
この真ん中のお花みたいなの。隣のは欠落していた。 -
装飾部分もかなり凝った造りです。
このモチーフは、何なのか???そういう事も知りたいのだけど・・・。 -
石畳のまっすぐ続く通路。見学者はここではなく、庭の中にある通路を歩きます。
-
2度目の赤坂離宮迎賓館でしたが、
豪華さと完成度に圧倒されるものの、写真が撮れない事、ものすごく混雑していて、落ちついて見られない事、帰宅後 疑問に思った事を調べても答えが出で来ない、と
現役の国の重要施設ならではの見学ストレスを感じてしまいました。
それでも、皆様の税金で維持管理されている見ごたえのある建物、友人達も見られてうれしかったそうです。
お昼は軽めで早かったので、帰りは、四谷駅そばのしんみち通りを抜けた先の蕎麦店で早めの夕食を頂いて帰りました。
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