長野旅（３）日本三大車窓・姨捨駅の夕景から夜景

2017/11/20 - 2017/11/20

ＪＲ篠ノ井線の長野～松本間の峠越え区間にある姨捨（おばすて）駅。日本三大車窓と言われて美しい車窓を眺められる駅として名高く、最近ではJR東日本の超豪華クルーズ列車「TRAIN SUITE 四季島」の立ち寄り場所となったことで一躍脚光を浴びています。

夕暮れ時から暗くなるまでの時間に姨捨駅に滞在し、素敵な景色をひとりじめする贅沢な時間を味わいました。

エリア 篠ノ井(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

長野旅の初日の締めくくりは日本三大車窓、姨捨駅に向かうことにしました。

姨捨駅はもう何十年も前に通ったことはありますが、駅に降りたことはないので一度は降りてみたいと思っていましたが、普通電車が１時間に１本しかなく、１１月下旬で寒波の来ている中、ふきっさらしの駅でそんなに長時間滞在できるか不安でした。
このためで上り列車で降り立ち、下り列車で折り返そうという計画を立てました。

とは言っても半分行き当たりばったりを楽しむ旅。、上田での散策を終えて、上田駅１５時４９分発の列車に間に合ったら姨捨駅に向かう、というゆるい計画（長野から上田に向かう車内でスマホを使って計画）で向かいました。というのも姨捨駅でちょうどよい時間を滞在して夕暮れから夜景までを楽しめる時間に合う（だろうなぁと思った）のがこの列車だったからです。

うまい具合に上田駅を１５時４９分に出発するしなの鉄道の快速電車に間に合いました。

上田駅 駅

懐かしい１１５系電車。旧国鉄時代に作られてJR東日本～しなの鉄道へと受け継がれて大事に使用されています。

しなの鉄道 (電車) 乗り物

懐かしい車内はセミクロスシート。

だいぶ日が傾いて。近くの山に夕日が沈もうとしています。

篠ノ井駅で降りてJR篠ノ井線の松本方面甲府行きに乗り換えます。
１時間に１本しかないのにわずか６分の乗り換え時間とベストな乗り換えです。

篠ノ井駅 駅

やって来たのはこれまた国鉄メイクの２１１系電車。

JR篠ノ井線 乗り物

オールロングシート。景色が楽しめないので好きになれません。

稲荷駅を過ぎて姨捨駅が近付くにつれどんどん高度を上げて、善光寺平の風景が下に見えてきます。

姨捨駅。少し遅れて１６時４０分頃の到着でした。

姨捨駅 駅

姨捨駅の標高はおよそ５５０ｍ。篠ノ井駅からわずか２駅１２．５Ｋｍで約２００ｍほど登ってきたことになります。

駅のホームには、今見えている景色の説明板があります。

勾配が急なためにスイッチバックなっている姨捨駅。
普通列車はスイッチバックしてホームに入りますが特急列車はスイッチバックせず勾配の急な線路をそのまま通り過ぎます。
駅名板もスイッチバックしていることを表すためにジグザグな線で表示されています。

夕暮れ時の善光寺平の眺めです。

日本三大車窓とは
・ＪＲ九州肥薩線：人吉～吉松間のループ線とスイッチバックの矢岳越え
・ＪＲ東日本篠ノ井線：姨捨駅スイッチバック
・ＪＲ北海道根室本線：落合～新得間狩勝峠越え（１９６６年に新線への切り替えによって消滅してしまいました）

しばらくすると遅れていた特急ワイドビューしなの１５号長野行きがホームの下の線路を通過していきました。
通過する特急はスイッチバックとは無縁でタイムロスはないのですが、駅からの車窓を眺めることはできません。

特急 しなの 乗り物

暗くなるまで姨捨駅で粘ります。
東京から来たという方が立派なカメラと三脚を持って写真を撮っていました。
ホームには私とその方の２人だけ。
その人はホームの松本寄りの方で撮影すると言って行ってしまったので、この景色を独り占めです！

善光寺平と千曲川の眺めです。
川中島の戦いはこの辺りでも行われたそうです。

姨捨駅は２面２線の構造で、１番線と２番線の間は跨線橋で結ばれています。
展望台があるのは上りホーム（松本方面）の２番線です。
２番線から長野方向を望む。（とは言ってもスイッチバックのため、線路はこの先で行き止まりです）

２番線から松本方向を望む。（上り下りどちらの列車もこの方向から入ってきて、折り返してこの方向へ出ていきます）

１６時５１分。だんだんと灯りが目立ち始めました。

１６時５８分。わずか７分でこんなに暗くなりました。

日本三大車窓　姨捨駅の夜景
寒い中粘って待った甲斐がありました。

角度を変えて本線方向を

駅舎のある１番線側に行ってみます。
豪華クルーズ列車「TRAIN SUITE 四季島」も立ち寄ってこの駅でしばし停車するそうです。
逆に言うとそれだけの価値がある眺めだということですね。

無人駅の駅舎

待合室には様々な案内表示がありました。
「TRAIN SUITE 四季島」の立ち寄りに際して整備されたようです。

１７時１５分。すっかり暗くなって。

１７時２５分頃。長野行き普通電車が６分ほど遅れて到着。この電車に乗って姨捨駅をあとにします。
姨捨駅での滞在時間は４５分ほどでしたが、寒さもあるのでこのくらいがちょうどよいころ合いでした。

長野駅に着いたのは午後６時近く。

長野駅 (JR東日本) 駅

疲れていたので手近な駅ビルＭＩＤＯＲＩの３階にあるおごっそダイニングのどこかのお店で夕食を頂くことにします。

ステーションビルMIDORI (長野店) ショッピングモール

やっぱ信州に来たからまずは蕎麦、と思ってすぐに目についたのが「そば処みよ田」

食楽彩々 そば処 みよ田 グルメ・レストラン

天ざるそばの大盛り
だいぶ歩いたのでお腹すいちゃいました。
お陰でよりおいしく頂けて幸せです。

「みよ田」という名前、気になったのでお店の方に聞いてみたらやっぱりＪＲ小海線の駅名にある長野県北佐久郡御代田町にゆかりがあるそうです。

長野駅善光寺口

ここから道路をはさんですぐの所にあるのがお泊りする長野東急ＲＥＩホテル
（写真は翌日撮影）

長野東急REIホテル 宿・ホテル

フロントロビーは４階にあります。
この時期、もうどこもクリスマスツリーが飾られていました。

開業１周年プランで泊ったので新しいホテルなのかな？
確かにお部屋はとてもきれいで機能的。ダブルベッドに広めのお部屋で料金もリーズナブル。
駅近なのに。やっぱりこの時期の平日だからこそですね。

（つづく）