近江八幡左義長祭り♪ ╋ 青春18きっぷで食の旅？ホテルグランディア大阪 ツレとディナー＆息子とランチはクーポンの恩恵に

2018/03/17 - 2018/03/18

前の旅行記「松田桜まつり」でも書いたように、お金が無いので今シーズン(青春18きっぷの有効期間3月1日から4月10日まで)は何処へも行かず静かにしてるつもりでした。ツレにもその旨知らせたところ、珍しく「来い」と言ってくれたので、それじゃあと青春18きっぷを2回分だけ手に入れました。
それと時期を同じくして、じゃらんが遊び体験のクーポンを気前良く配布してくれていたので、大阪での食事は全てクーポンの使える所を選んで予約しました。
じゃらんのクーポンは5000円以上の利用で2500円の割引きです。ケチなPHOはなるべく自腹の金額が少なくて済むような施設を探しました。
と、グランディア大阪の19階に在るスカイダイニング「ab」で2980円の週末ランチブフェが行われているのを発見。ステーキのライブキッチンも用意されています。これは良い！2人で5960円のところ、3460円で済みます☆更に食後の乗り継ぎも始めやすいロケーションです。
「浜のかき揚げや」でガッツリ桜海老三昧した後は、同じくグランディア大阪のカフェレストラン「リップル」で2500円の和食膳。ツレは日本酒党なので、多分気に入ってくれるのではないかと‥。5000円が半額で済むのは大きいです☆とは言えPHOはあんまり和食好きじゃないんですけどね。

ただ、それだけですんなり行って来られるPHOでは有りません。ディナーを予約した7時までに大阪へ着くとしたら、桜海老三昧の由比からの乗り継ぎは約2時間の余裕が有ります。その間を利用して何処かで何かを見られないか？ゆったりカフェでても時間を潰すと言う発想の無い貧乏性は、ついつい欲張って我が身を忙しくしてしまいます★
其処で、東海道線沿線で何か行事は無いだろうか？と検索してみたところ、近江八幡で左義長祭りなるモノが執り行われる模様。
それ何？名前は聞いた事有る気がするけど、どんなの？
って事で、ちょっとだけ雰囲気を味わうだけでも良いやと、途中下車♪

エリア キタ（大阪駅・梅田）(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

10:53に由比を出発して、乗り継ぎを再開しましたが、やはり乗り換え時間は時に15分余りを要し、近江八幡へは5時間を超える乗車時間となりました。
伊吹山遠景。このポイントは今までに何度も撮影してますが、季節ごとに田んぼも山も表情を変えるのが面白いです。
16:06着、17:38発と1時間半しか余裕は有りません。日牟礼八幡宮へは駅から歩くと30分はたっぷりかかるので、祭りを楽しむ時間はホンの数分かもしれません。その訳はこの旅行記のタイトルに有るように、「食」の為。19:00にディナーの予約を入れてます。近江八幡から大阪は乗り換え無しでも1時間強、しかも本数意外と少なくて・・

近江八幡市のマンホールは八幡堀の両側に白壁の蔵の風景と奥には八幡山。 近江商人のそろばん玉の柄の暖簾と市の木サクラと盛り沢山のデザインです。公募で選ばれた物だそうです

駅前の観光案内所で左義長祭りについての情報や地図をもらおうと思っていたら、目の前のバス乗り場で「もう発車しますよ～っ！」って声が聞こえて、「お祭り見るのにこれ乗れば良いの？」って聞いたら、「ヴォーリス学園前で降りれば少し歩くけど行かれる。じゃなかったら40分に出るシャトルバスで間近まで行くか」だそうなので、乗りました。
てっきり、このヴォリス学園前ってバス停で降ろしてくれるのかと思ったら、全然手前の臨時停留所にしか停まらず、此処まで10分近く歩かされました★
だもんで、祭り会場へ行き着く前に既に25分経過

やっと日牟礼八幡宮前に到着。
と、現れたのは不惜身命の文字が目を引く三番・十一区の左義長「犬(堅)忍質直」。和凧と土佐闘犬で、凧の如く世の運気が空高く上昇し、犬の如く真っ直ぐに時代を切り開くことを祈願。

って、左義長祭りとは日牟禮八幡宮で行われる火祭です。もともと左義長は中国漢時代の正月行事として行われ、爆竹によって厄除けしたといわれています。わが国では承久元(1219)年より鎮護国家、五穀豊穣を祈る祭りとして行われるようになりました。近江八幡では、豊臣秀次が八幡山城を築いて城下町を開いたのと同時に、氏神八幡宮の祭礼として定着したといわれます。
左義長は、藁を1束ごとに揃えた約3mの三角錐のダシが胴体で、その上に数mの青竹に赤紙を中心としていろいろな飾りが付けられます。頭の上には火のぼりという御弊を付けます。左義長の中心には、毎年の干支にちなんだ造り物を付けてあります。このように左義長は、費用を惜しまず、手間ひまかけて丁寧に作られます。
土曜の午後、藁や杉などで作った高さ6mの左義長10数基が神社を出発します。揃いの踊り半纏を着て化粧した若者が、拍子木を持って赤い下駄を履いて「チョウヤレ」の掛け声も勇ましく、町内を御渡りします。翌日の日曜は、朝から各町内を練り歩き、午後には「けんか」と呼ばれる左義長同士のぶつかり合いが繰り広げられます。午後8時頃から境内で順次奉火され、2日間にわたる祭のクライマックスを迎えます。国選択の無形民俗文化財です。

更に詳しくは、こちらをどうぞ。
http://www.omi8.com/maturi/sagicho.htm#origin

彼らが一番声出してたし、揉んでましたね「マッセー、マッセー」

白雲館。
日牟礼八幡宮の真向かいに明治10(1877)年、八幡商人たちにより、子どもの教育充実を図る為に建てられた、かつての八幡東学校です。
その費用のほとんどが寄付で賄われ、当時にして6千円が集められました。
現在は、観光案内所及び市民ギャラリーとして活用されています

四番・本町の左義長「主役のイヌ間に鬼退治」が続きました。3年の年月をかけて申・酉・戌が勢ぞろいして鬼退治。三本の矢のように強く結ばれた絆で災いに立ち向かっていく雄姿を。
う～ん、こちらの犬は前足がピンと伸び過ぎててカッコ悪(ごめんなさい)

五番・宮内町。
「花魁莟八総～南総里見八犬伝より」

彼らの左義長にくっ付いて境内に入ってみる事にしました

すると、既に並んでいた左義長も。これが一番・池田町の「禍福無門～災難や幸せは自ら作り出すもの」。
これも南総里見八犬伝ですね、厄除けの赤い数珠玉と仁義礼智忠信孝悌の霊玉♪

二番・紫竹会の左義長「Peace of one」。十二稜鏡文鎮に紀州犬。
PHOのイメージ的には、こっちの方が八犬伝っぽいです。

さすがに全ての左義長が揃うまでは待てないので、境内から出て、駅へ向かう事にしましたが、左義長の通って来そうな道を選んでみると、居ました！六番・新町通りの左義長「犬娘～犬と娘の美しき物語」は姫と母犬の赤の愛情をつまみ細工の簪に見立て、山犬を配して美しい物語を表現

七番・仲屋町の左義長「美と和の伝承～stay hung～stay hungry, stay foolish 2018」。職人の伝統を守る心と情熱により、何世代も引き継がれて来た寄木細工、組子に重ねて、左義長まつりも末永く受け継いでいけるようにとの祈り

八番・為心町の左義長「羽犬伝説～太閤秀吉の天下取り」
金杯に桜、秀吉の桐の紋、そして旗印の6つの瓢箪で無病息災。

過去のダシコンクールで平成27年から3連覇してるのが、この為心町です

新町通り

第一区の子供の左義長ですね

九番・第一区の左義長「捲土重来」。未来を提灯の灯りで照らします

十番・第二区の左義長「福呼犬(復興犬)」。平和や円満を意味する七宝つなぎの文様を背景に梅の透かし鍔と柴犬を配しています。

此処で大通りに出ましたので、左折して駅へまっしぐら。
近江八幡の駅周辺図は頭の中に入っていたので、後はひたすら真っ直ぐ進むだけだと判っています。でも発車まで30分切ってますから急がないと

キャリーケースを転がしながら、近江八幡駅にたどり着いたのは新快速の入線直前でした。焦ったぁ、汗かいたぁ。で、予定通り大阪駅に隣接するホテルグランヴィア大阪です

1Fのカフェレストラン「リップル」。予約席は一番奥の端っこでした。ツレは19:04に大阪駅下車でした。
女性向けのメニュー色々。スィーツも食べちゃおうかなｗ

お願いしてあるのは、これ

一の膳。
有頭海老南蛮・さつま芋カステラ・穴子八幡巻・ブロッコリー・甘海老と魚卵の和え物・豆とオクラのサラダ・ひじき・一寸豆・ちりめん山椒。
さて、PHOの苦手な物はどれとどれとどれでしょう？でしょう？そのうち手を付けずにツレに譲ったのはどれでしょう？

海老に殻が付いたままのって好きじゃないんだけど食べました

二の膳。
山菜鍋・鰆の西京焼き・菜の花真丈・ご飯

山菜鍋には豚肉とうどんが入っていて、ボリュームたっぷりでした

菜の花真丈。ハマグリと白魚も。
これが一番春らしかったね

環状線で寺田町へ。天王寺の1つ手前なので、迷う事無く外廻りに乗りますが、天王寺だとどっち廻りに乗ったら良いのか、いつも混乱します。
特に翌朝、息子と乗ろうとしたら、45分の内廻りに惜しくも間に合わず、次の内廻りは50分でした。其処で51分の外廻り快速の方が早く着くと検索結果が出たので、外廻りのホームへ移動して待っている間に50分の内廻りは発車しました。それは良しとしても、51分の快速が来ません。案内表示は出たままで時間が過ぎました。次の内廻りも発車。と、この時点でようやく案内表示が57分の各駅に変わりました。51分の快速はどうした？何故何の案内も無い？
結局10分以上ホームでイライラする羽目になりました

話戻して、ホテルの朝食は宿泊料金に含まれていました。が、以前倉敷で同系列のホテルに泊まった際、和食が多くてPHO向きではなかったので、此処でも期待はしていませんでした。と言うか、ランチは食べ放題だから、それくらいでちょうど良いのです

やっぱりねぇ。無理だわ、この辺

それでも温泉卵と納豆でご飯食べました。焼きそば、肉団子、鶏の唐揚げ、南瓜サラダがお皿の上に。PHOは蛋白質で生きていますｗ

これお得。
もし時間が有れば、次回利用したいと思いました

ホームに在った旧駅名標

天王寺、ホント何回来ても判り辛い

再びホテルグランヴィア大阪。
今度は19Fスカイダイニング「ab」

奥行きは在りますが、広さはあまり感じません

大阪駅周辺の19階では見晴らしが良いとは言えませんが、通されたのは窓際の席でした

サーロインステーキを切り分けてくれます

お好みの味付けで

PHOの食べた分

ステーキを集中的に食べてお腹を落ち着かせた後でバフェ台に並んだ料理を取りました

炭水化物は更にその後

そしてパンとスープ

デザートがちょっと安っぽかったですね

白い四角形はレアチーズケーキ、デザートの中ではこれが一番美味しかったかな

だから2個目☆
でも隣の丸くて可愛いのは、中があんこでPHO好みでは無かったの

11時半から90分の食べ放題でしたが、13時近くなるとかなり空きました。PHOも13時30分発の新快速に乗ります

大阪駅のホームまで息子が見送りに来てくれました。次に会えるのはいつかな(泣)。
此処から約9時間強の乗り継ぎですが、ランチ。ガッツリ食べたので、途中下車しての夕飯は不要です。つか、経費削減です

琵琶湖、瀬田の唐橋方向

沼津駅。
20分程の余裕が有ったので、改札の外に出ましたが、居酒屋以外は8時で営業を終了していて、駅の売店で買い物するに留まりました。
正直駅自体がボロくて且つ使い勝手も悪いです。数年前に少しは改築の手が入りましたが、根本的に変化無し

これで宇都宮まで直通です

静岡県名物ののっぽパンが夕食です

新橋駅で次に来る上野東京ラインの常磐線土浦行きに乗り換えました。これでホーム移動無し☆
しかし、慣れないと上野東京ラインは判り難いと思います。降りたのはオレンジの列で待つ客用の電車、乗るのは緑の列から。

久々の青春18きっぷでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました<(_ _)>