2017/04/26 - 2017/04/26
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「サンスーシ宮殿」の内部を見学後は、庭園を散策しました。
以下、今回の旅程です。(☆印がこの旅行記です。)
4月22日(土) 福岡~関空~フランクフルト
4月23日(日) フランクフルト~ワイマール~デッサウ
4月24日(月) デッサウ~ベルリン
4月25日(火) 終日ベルリン
☆4月26日(水) ベルリン~ポツダム~ベルリン
4月27日(木) 終日ベルリン
4月28日(金) ベルリン~マイセン~ドレスデン
4月29日(土) 終日ドレスデン
4月30日(日) ドレスデン~プラハ
5月 1日(月) 終日プラハ
5月 2日(火) プラハ~ニュルンベルク~ヴュルツブルク
~フランクフルト
5月 3日(水) フランクフルト~フロイデンベルク~ジーゲン
~マインツ~フランクフルト
5月 4日(木) フランクフルト~ブーツバッハ~フランクフルト
~夜便でフランクフルト空港より帰国
5月 5日(金) 羽田~福岡
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
宮殿内部の見学を終え、13:30頃外へ出てきました。
-
依然いいお天気。
お庭を歩いてみましょう。 -
宮殿建物の横にはこちらが。
大きな鳥小屋のようなアイアンの建造物。
内部にはベンチがありますので、休憩をとる場所でしょうか。
日本にもこういうものがありますものね。 -
中央の印は太陽を表現したもの?
-
緑の柵の通路が宮殿建物まで続きます。
-
突き当りが宮殿の西の端。
-
西側から眺める「サンスーシ宮殿」。
-
規模は東西の長さが100m、部屋数12。
宮殿としては小さいサイズ(例:ヴェルサイユ宮殿は部屋数700、
ルーヴル宮は中庭ですら一辺100m)。
平屋建てで高さも控え目。
設計を担当した大王の友人である建築家クノーベルスドルフは、
より壮麗な建築プランを提案したそうですが、王の趣味を反映して
小ぢんまりとした建物となったそうです。 -
Sans,sousi~憂いなし。
他国との戦いに明け暮れた大王が心の拠り所とした場所。
王は自らを「サンスーシ宮殿の哲学者」と称し、遺言状の署名にも
「プロイセン王」ではなくこの呼称を用いたそうです。 -
ドーム型屋根の窓は「牛の目」型と呼ばれるそうですが、
大きく撮った写真がなく細かな確認ができず残念・・・。 -
宮殿正面から庭園を見下ろします。
平面幾何学式庭園、いわゆるフランス・バロック庭園様式だそうです。 -
階段途中から見上げる宮殿中心部分。
-
階段横には6段に連なるテラスが。
-
そしてそれぞれの段にはこちらが栽培されています。
-
葡萄です。
この季節はまだまだ小さな芽が出たばかり。 -
段々のテラスには階段を境に樹木や彫刻が左右対称に配されているそうです。
-
階段下には大きな池。
-
池の周囲には等間隔に彫刻が。
-
池越しに見る6段のテラスと宮殿。
葡萄の葉が茂る夏場や秋に訪ねたら素敵でしょうね。 -
池から西側にまっすぐに延びる道。
-
こちらが東側。
-
青空の下、この庭園を歩くことができて幸せです。
-
大王?
にしてはちょっとお顔が違いますね。 -
庭園の散歩道は交差し、花壇や樹木も左右対称に配されています。
-
上から見ると幾何学的なのですね。
-
しばし散策を。
-
通路の西の端に小さく見えるのが「新宮殿」です。
-
宮殿を挟んで西の奥にある風車。
ここに到着した時にも見ましたが、宮殿完成時に取り壊される
予定であったこの風車小屋、所有していた農夫からの願いを聞き入れ
大王がそのまま残してあげたものとか。 -
ここで「新宮殿」まで行こうかどうか思案中。
チケットインフォメーションで、「新宮殿」までは徒歩15分ほどと
聞いていました。
時間や距離もですが、1763年から建設された「新宮殿」は
200以上の部屋を有すバロック洋式の大宮殿。
チケットは持っているサンスーシプラスチケットで入場できるようですが、
続けて宮殿を見るのはちょっとヘビー。 -
うーん、ちょっとこの辺を散策しながら考えましょう。
-
・・・と、木々の向こうに見えるあれは?
そうだ、「中国茶館」というのがありました。 -
とりあえずそちらを見てみましょう。
小さな小川沿いを歩いて向かいます。 -
小さな橋には美しいアイアンの柵。
-
橋を渡ります。
-
小さな水辺ですが清々しく気持ちがいいです。
-
蛇行しながら流れています。
-
鳥も泳いでいました。
-
「中国茶館」に到着です。
-
ですが周囲には鎖が張られています。
内部見学はできないみたい。 -
残念ですが周りだけ拝見しましょう。
-
金ピカの彫像が多数。
-
なぜここに中国風の建物が?と思いましたら、18世紀に流行した
シノワズリ(中国趣味)をフリードリヒ大王も取り入れたということなのですね。 -
内部も中国風絢爛豪華な内装のようなのですが、残念。
-
「中国茶館」に別れを告げます。
-
また橋を渡り、「新宮殿」へ行こうか、ほかの施設を見に行こうか、
(なんとこの庭園は290haもある、といってもピンときませんが、
計算すると東京ドームの60倍強!
東西のメインストリートだけで2.5km。
その広大な敷地の中に「ローマ風浴場」や「シャルロッテンホーフ宮殿」
など、まだまだ多数の観光スポットがあるのですね。)
と悩みましたが、時刻は14:30頃。
朝から「ツェツィーリエンホーフ宮殿」へも歩いてちょっとくたびれているし、
夕方には約束もあるので、ベルリンへ戻ることに。 -
この真っ直ぐな道路を進むと街の方へ出そうです。
-
見逃した場所多数ですが、私の旅にはよくあること。
無理はしないスタイルなので、よしとします。
そういえば、大王のお墓も見忘れた~~!
没後幾度も場所を移され、やっと愛するこの宮殿に眠ることの
できている大王の、じゃがいもの備えられたお墓。
手を合わせたかったですが。 -
そんなことを考えて歩いていると、左手にこの景色が見えました。
私がこの宮殿を訪ねたのは建物の裏手からでしたが、街の中心から
歩いて来ればまずはこの光景を目にするわけですね。
では、お名残り惜しいですが「サンスーシ宮殿」にお別れです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2020/05/10 10:01:31
- 灯台下暗し
- ハッピーねこさん、おはようございます。
次のポツダム旅行記を書くためにいろいろ調べておりましたら、ハッピーねこさんのご旅行記にマッチング。灯台元暗しとはこのことですね。
前にも拝見していましたのに、こうやって切羽詰まってから見せていただくと、詳しく調べていらっしゃいますね~~。素晴らしいです。
参考にさせていただくかも知れません。よろしくお願いいたします。
非常事態宣言延長で、時間はたっぷりあると思っていましたが、旅行記の方はなかなか思うように進みません。
himmel
- ハッピーねこさん からの返信 2020/05/10 21:06:50
- いえいえ、お恥ずかしい・・・
- himmelさん、こんばんは。
ポツダム記にコメントをいただきありがとうございます。
詳しく調べているとおっしゃっていただき、いやはやお恥ずかしいです。
いつもの付け焼刃です。何かご参考になれば幸いですが。
今自分で読み返して、ああこんなこと書いたんだな~という位、忘れていることも多々あり・・・。
先日のhimmelさんのシャルロッテンブルク宮殿の記で、フリードリヒ1世の孫がフリードリヒ大王というわかりやすいおまとめを拝見して、ああ、そうなのか~!と合点した次第ですが、フリードリヒとかヴィルヘルムとか、プロイセン王国の系図は本当に難解です。旅行記を書く都度調べてはいるのですが、その場その場でぷつんと切れてしまってなかなか繋がりません。
それに比べたら日本の天皇家や徳川家や戦国武将の家々は、まだ分かりやすいですね。(といっても、大して理解もしていないのですが。)
時間があっても旅行記ってなかなか進まないことが多いですよね。
特にhimmelさんは本当に詳しくお調べになっていますから、お時間もかかるというものですよね。
拝見する方はとても楽しくためになるのですが、ご投稿までさぞ大変でしょう。
でもそれを楽しんでやってらっしゃるので、そこもお見事。見習わせていただかねば。
私も昔の旅行を書きたいものですが、フィルム時代のものが多く、データ化するのが億劫で頓挫したまま。
早くまた新しい旅ができるようになるといいですが。
私の住む福岡も非常事態宣言が延長されているにも拘らず、百貨店地下が営業再開するなどどこか緩和ムードで、「大丈夫~~?」と不安になる今日この頃。
私はまだまだ気を緩めずステイホームしようと思っております。
himmelさんも引き続きご自愛のほど。
ハッピーねこ
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