2025/09/21 - 2025/09/21
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こまたびさん
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2025年秋ドイツ・ポーランド周遊その2。
ベルリン ブランデンブルク国際空港到着後、マラソンで大混雑のベルリンを避けてまずはブランデンブルク州の州都ポツダムへ。
ポツダムといえばフリードリヒ大王のサンスーシ宮殿とポツダム会談が行われたことが有名ですが、ポツダム会談の場・ツェツィリエンホフ宮殿が臨時休館のため今回はサンスーシ公園メインに回りました。
まずはサンスーシ宮殿へ。
【 旅程 】
9月20日(土)関西国際空港から出国
9月21日(日)ベルリン・ブランデンブルク空港着(ヘルシンキ乗り継ぎ)
★ポツダム観光
9月22日(月)ベルリン観光
9月23日(火)ベルリン観光
9月24日(水)ベルリンからクラクフへ移動(鉄道)
クラクフ観光
9月25日(木)クラクフ観光
アウシュビッツ訪問
9月26日(金)クラクフ・バリツェ空港出発(ヘルシンキ乗り継ぎ)
9月27日(土)関西国際空港着、帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブランデンブルク空港駅を出発したRB22は、50分ほどでポツダム中央駅に着きました。
移動に50分は長いと思っていたのですが、異国の風景を眺めつつサンスーシ宮殿の予約をしたりとなんだかんだやっていたらあっという間に到着。
写真がなくて申し訳ないですが(というか初の海外で電車の中を撮影はハードル高し)日本でいうと快速にあたるRBの乗り心地は、混雑もなくとても快適でした。
ポツダム駅構内にはベーカリーやちょっとしたお店、観光案内所などがあり、コンビニみたいなお店でハリボーを買って紙幣をコインにくずします。これがドイツでの初めての買い物でドキドキでした(笑)。
ドキドキしたといえば、ドイツでは犬同伴で電車に乗れるので、駅構内でも日本では見ない大型犬を連れている人がけっこういてびっくり。とってもお利口さんでそれにもびっくり(笑)。
さて、崩したコインを使ってバッグパックをコインロッカーに預け、トラムで移動。トラムは駅を出てすぐ乗れます。
この日のポツダムは気温28度と半袖でいいくらいの夏日でした。ポツダム中央駅 駅
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サンスース宮殿は11:45からの予約なのであと1時間ほど余裕があります。
トラムでナウエン門(Nauener Tor)駅まで移動して、ポツダムの街を散策することにしました。
移動中の窓の向こうにある歴史ある石造りの町並みと、トラムに乗っている人々から聞こえるドイツ語が、今ドイツにいることをしみじみ感じさせてくれます。
さて、ナウエン門駅を降りて見えてくるのは駅名にもなっているナウエン門。 -
ナウエン門は現存するポツダムの3つの市門のうちのひとつ。1754~55年に建てられた、ゴシックリバイバル様式の門です。
Nauener Tor 建造物
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ナウエン門からすぐの場所にあるオランダ地区の街並み。
オランダ地区はフリードリヒ大王の時代にオランダから移住した職人が暮らした場所で、フリードリヒ大王の命でオランダ風の赤煉瓦様式の建物が立ち並ぶエリアとなりました。オランダ地区 旧市街・古い町並み
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レンガ赤が空に映えて美しい。
この日は日曜日で、ドイツは日曜日はお店が休みになるのでここも軒並み休業していたのは残念でしたが、街並みは堪能できました。 -
ポツダムの街並みはどこまでもこんな感じで素敵でした。
お店が休みなのでどこも静かというか人が少なかったです。通常だともう少し賑やかでしょうか。
と思っていたらある通りでは蚤の市が開催されていました。すごく心を惹かれたのですが、今回は荷物を増やせないのと円安の貧乏旅行のため眺めるだけに留めます。
ぶらぶらと散策していたら時間がなくなってきました。慌ててサンスーシ宮殿方向へ。 -
ポツダムのブランデンブルク門。ポツダムの市門のひとつです。パリの凱旋門っぽいですね。
(ポツダムの3つの市門のうち、イェーガー門は今回は行けませんでした)ブランデンブルク門 建造物
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裏側はこんな感じ。
ブランデンブルク門といえばベルリンのものが有名ですが、こちらの方が先輩で、1771年に建てられています。 -
柱の意匠がなんか好き。
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ブランデンブルク門のむこうのリーゼン広場をぬけて少し行くと、サンスーシ宮殿のあるサンスーシ公園の入り口があります。
ここをぬけて、いよいよサンスーシ宮殿へ!サンスーシ公園 広場・公園
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サンスーシ宮殿へと繋がる通り。突き当たりを右に行くと宮殿が見えてきます。
プロイセン王国の首都であったベルリンに隣接するポツダムにはプロイセン王家・ホーエンツォレルン家の離宮が多くあり、このサンスーシ公園内にも有名なサンスーシ宮殿だけでなく多くの離宮が点在します。離宮などの施設は有料ですが公園に入るのは無料で、地元のひとの憩いの場になっているようです。奈良公園みたいな感じですかね。
「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の1つとして、1990年にユネスコの世界遺産に登録されています。
今回はサンスーシ宮殿とサンスーシ絵画館、新宮殿をめぐります。 -
サンスーシ宮殿が見えてきました。
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宮殿の手前にあるフランス・バロック庭園様式の庭園。
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庭園の噴水。暑い日だったので涼やかでした。
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円形の噴水の周りは、ギリシア・ローマ神話のオリンポス十二神が囲んでいます。
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階段を登って宮殿へ向かいます。
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階段の横にあるのはワイン用の葡萄畑。
サンスーシは葡萄の宮殿です。 -
葡萄畑の階段を登って宮殿に近づいていきます。
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もう少し。
それにしても天気がいいのでよく映える。 -
到着しました!
サンスーシ宮殿は、18世紀の啓蒙専制君主として知られるフリードリヒ大王(1712年~1786年)の命で1745年から1747年にかけてクノーベルスドルフによって建てられた夏の離宮。
フリードリヒ大王自らも設計に関わっており、芸術への造詣が深かった大王のセンスが随所に垣間見えるロココ建築の傑作です。サンスーシー宮殿 城・宮殿
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SANS SOUCIとは、フランス語で「憂いなし」の意味。
フリードリヒ大王はこの宮殿で大好きな音楽や読書に耽ったといいますが、この場所では政治や戦のことを忘れて好きなことに没頭していたかったのですかね。
葡萄の宮殿らしく、ローマ神話の酒と葡萄の神バッカスの眷族と思しき彫刻が飾ります。 -
サンスーシ宮殿は昔々、世界史の資料集に掲載されていた写真に宮殿の割には小さそうだなぁと思った記憶があります。
でも宮殿だから大きいんだろうなと思ってましたが、実物は写真の印象のとおり小さかったです。なにしろ平屋で12部屋しかない。大王のプライベートな宮殿、といった趣きです。
さて、宮殿内の見学の前に宮殿の東側にある大王のお墓に向かいます。 -
宮殿東翼の端まで移動してみると、こんな東屋が。
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中央上にある太陽のモチーフが印象的です。
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東屋を少し行くと、フリードリヒ大王のお墓があります。
宮殿を見る前にまずは大王のお墓に手を合わせました。
お墓にはたくさんのジャガイモが。
フリードリヒ大王は7年戦争の食糧難の際にジャガイモの栽培を普及させて国民を助けたそうで、その功績を称えてお墓にジャガイモを供える人が多いのだとか。 -
フリードリヒ大王は生前、死んだらサンスーシに眠りたいと希望していましたが遺言は守られず、ポツダム衛戍教会に葬られます。
大王の棺は第二次世界大戦に空襲を避けて各地を転々とするなど遍歴しますが、東西ドイツ統一後の1991年にようやく大王の希望通りここサンスーシに埋葬されました。
ようやく希望が叶って大王も喜んでいるでしょう。 -
宮殿の入り口は反対側の裏にあるので、再び宮殿の前を通ってそちらへ移動します。
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下に目をやると、先ほど歩いた庭園が見えます。
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宮殿の裏側。
真っ直ぐ進むと入り口があります。
画像の手前の看板は、お土産屋さんのもの。見学後に立ち寄りました。 -
宮殿の後ろには立派な半円形の列柱回廊がありました。
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回廊にはベンチもあり、地元の人の憩いの場になっているよう。
このロケーションが日常とは羨ましすぎます。 -
見学までまだ少し時間があったので散策。
日本人の団体のお客さんの姿もありました。
時間になったので宮殿入り口に並び、いよいよ宮殿内部へ。 -
チケットは、サンスーシ公園の全ての宮殿を見られる「チケット・サンスーシ・プラス」を公式サイトから購入。
・サンスーシ宮殿 オンライン予約
https://www.spsg.de/schloesser-gaerten/objekt/schloss-sanssouci
私は初の海外ゆえ飛行機が定刻通り到着するのか不安で到着後に予約しましたが、日程がはっきり決まっているなら日本にいるうちに予約する方がいいでしょう。早い時間帯は埋まりやすいようです。
購入時に登録したメールアドレスにチケットのPDFが届くので、各入り口で提示します。
チケット・サンスーシ・プラスは22ユーロで、サンスーシ宮殿のみの場合は14ユーロ(2025年9月現在)。
また、サンスーシ宮殿には日本語のオーディオガイドがあるので入り口で借りましょう。チケット代に含まれていますし、とても詳しいので借りないと損です。 -
入口広間の入ってすぐの部分。
コリント様式の大理石の柱が豪華で美しい。 -
天井にはローマ神話の花の女神フローラの絵が。
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広間にいるのはローマ神話の戦の神マルスと…
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その向かいに愛と美の女神ヴィーナス。
ここでは争いは忘れましょう、という意味だとか。 -
大理石の間に繋がる扉の上には、酒の神バッカスのレリーフ。
最初から何もかも豪華です。 -
絵画の廊下。
ロココの宮殿らしい豪華さに、芸術を愛したフリードリヒ大王のコレクションが並びます。 -
豪華ながらもあまり奥行きがなく、壁にあるソファーは奥行きを演出するためのもの。
確かにソファーなのに座れるほどの幅がないですね。 -
絵画の廊下を抜けた先には、読書家で哲学王としても知られたフリードリヒ大王の書斎。
宮殿東翼端の丸っこいところです。 -
書斎はガラス越しの見学。
中に立ち入ることはできません。 -
次に続くのは、フリードリヒ大王の執務室兼寝室。
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淡い緑を基調にした、上品で落ち着いた雰囲気です。
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天井には星座のモチーフ。
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父王・フリードリヒ・ヴィルヘルム1世と母・ゾフィー、ドロテアの肖像画(反射して見えづらくすみません)も。
兵隊王と呼ばれたフリードリヒ・ヴィルヘルム1世は息子のフリードリヒ大王とは真逆の粗野で教養のない人物で、息子との確執もひどいものでした。
大王の文化人の素養は、母・ゾフィー、ドロテア譲りのもの。 -
アントン・グラフによる有名なフリードリヒ大王の肖像画。
父王との確執の末に廃嫡寸前までいく若き苦い日々が嘘のように、即位後は文化芸術はもちろん政治面でも軍事面でも優れた功績を残し、「大王」と称えられるまでになったのですからすごい人生です。 -
フリードリヒ大王の肘掛け椅子。
この椅子はリクライニング式で、晩年は痛風とリウマチに悩まされた大王は、ここに掛けて眠っていたのだそう。
夏の離宮として建てられたサンスーシ宮殿ですが、大王はよほど気に入っていたようでほとんどここに居住するようになります。
けれども夏の離宮ですから冬は冷えたようで、それが痛風を悪化させたともいわれます。
1786年、大王はこの椅子に掛けたまま亡くなりました。 -
次の部屋は音楽室。
フリードリヒ大王が音楽をこよなく愛し更にはフルートの名手だったことは有名ですが、大王自身が自ら作曲した曲をこの部屋で披露しています。
その様子は宮廷画家メンツェルによって描かれた「フリードリヒ大王のフルート・コンサート」でも知られていますね。 -
チェンバロの上にはフリードリヒ大王愛用のフルート。
このチェンバロは、大バッハの息子カール・フィリップ・エマヌエル・バッハが演奏したもの。 -
こちらは愛用の譜面台。
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天井の蜘蛛の巣と絡まる葡萄の意匠がたいへん美しい。
まさにロココの極みという感じ。 -
壁の意匠や取り付けられた燭台もすてきです。
市松模様の床もいいですね。 -
次は応接室。
絵画が多く飾られ、さながらギャラリーのようです。 -
ここにある絵画は18世紀のフランス画家によるもの。
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暖炉の葡萄の装飾。サンスーシといえば葡萄なので、宮殿の至るところに葡萄が見つかります。
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燭台もすてきです。
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次の大理石の間へ続く扉の上のレリーフ。
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大理石の間。
宮殿の真ん中にある楕円形のホールです。
そう、外観中央のあのドームの内部です。 -
コリント様式の柱をはじめ、大理石づくりの意匠が豪華。
床の模様も美しい。 -
ここは、メンツェルによる「サンスーシ宮殿の食卓」で描かれた場でもあります。
サンスーシ宮殿には哲学者ヴォルテールをはじめ当時の文化・芸術の担い手が招かれていたといいますが、このホールや先ほどの音楽室がまさにその舞台なんですね。 -
庭園に続く窓側の部分。
外観の真ん中、半円のエリアの内側はこんな感じだったんですね。 -
ホールにはローマ神話の愛と美の女神ヴィーナスの像も。
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こちらは芸術の神アポロの像。
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楕円のドームからは太陽光が差し込み神々しい雰囲気。
これだけ豪華なのに悪趣味にならず、ひたすら上品な美しさを湛えているあたり、大王のハイセンスぶりが窺えます。 -
大理石の間から向こうの西翼側は客室が続きます。
こうした宮殿は本来なら王妃の部屋があるものですが、フリードリヒ大王の妃・エリーザベト・クリスティーネはベルリンにいて別居状態。サンスーシに招かれたことはなかったとか。 -
客室なのでこれまで見てきた部屋とは違い、天井を飾る意匠もなく簡素な設えですが、壁にはシノワズリ趣味な装飾が。
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この次も客室。ファブリックが青を基調にしていてすっきりした印象。
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天井、見事になんの装飾もないですね(笑)。
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次の室も客室ですが、ここは赤のストライプのファブリックがとても印象的でした。
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寝台はこんな感じ。
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先ほどの室と設えはあまり変わらないのに、ファブリックの色が変わるとこんなに印象が変わるんですね。
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客室最後に現れるのはヴォルテールの間。
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その名の通り、フリードリヒ大王が敬愛してやまなかった哲学者ヴォルテールのために作られた部屋です。
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黄色の壁に色とりどりの草花や動物か散りばめられた意匠は、かなり奇抜。
こんな部屋があるとは全く知らなかったのでびっくりしました。 -
花を模ったシャンデリアは、まるで本物のよう。
天井の花の意匠も見事です。 -
ヴォルテールの小さな胸像もありました。
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ヴォルテールに捧げられたものの、実際に本人がここに泊まったことはなかったそう。
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最後の扉まで、意匠を凝らした素晴らしい部屋でした。
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ヴォルテールの間を出ると部屋の裏側へと続き、現れたのは使用人たちの部屋。彼らはここに控えて主人や客人たちに仕えたのです。
当たり前ですが、部屋はいたって簡素なつくり。
そのひとつにアンディ・ウォーホルによるフリードリヒ大王の画が。
サンスーシ宮殿の見学はこれで終わります。 -
サンスーシ宮殿を後にして少し行くと風車が見えてきました。
この風車には逸話があり、フリードリヒ大王が取り壊しを命じたものの、農夫の嘆願で免れて今日まで残っているとか。
ただしもともとの風車は火災で焼けてしまい、現在のものは再建されたもの。歴史的風車 建造物
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名残惜しいのでもう一度宮殿の外観を見に戻りました。
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なんだか到着時より雲が多くなってきました。
先ほどの快晴の中で見るのとは少し違った印象です。 -
とても丁寧なオーディオガイドのお陰で、この宮殿とフリードリヒ大王がなんだか身近に思えてきました。
中を見学した後だと、ここの中はあんな風だったなぁとか感慨もひとしお。
名残り惜しいですが、次は絵画館へ向かいます。
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