駿府浪漫バスに乗って静岡浅間神社～賤機山公園～駿府城公園をウォーキング。静岡おでんも♪

2017/11/16 - 2017/11/16

2017年11月16日（木）天気：快晴
地元静岡を観光客の気分で名所巡りしてみました。コースは、静岡駅を11:00の駿府浪漫バスで出発し浅間神社で下車。参拝したのち敷地内から賤機山公園頂上までハイキング。浅間神社を出たら浅間通りを徒歩で南下。静岡おでんの『おがわ』で昼食をとったのち、駿府城公園を見学して静岡駅に戻る約4時間の日帰り旅行記です。

エリア 静岡市（葵区・駿河区）(静岡)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

JR静岡駅から駿府浪漫バスに乗るべく、北口バス停10番乗り場へと向かう。場所は北口を出てすぐ目の前！絶対に迷わない(笑)

駿府浪漫バスとは、駿府城下町をレトロなボンネットバスに乗ってひとめぐり出来る循環系のバス。景観の良い駿府城周囲をぐるりと周って浅間神社を経由、買い物に便利な呉服町（土日祝は七間町）を通って静岡駅に戻るというもの。観光客は勿論、地元の人の足にもなっている。せっかく浅間神社に行くならこれに乗らない手はないと思う。

時刻表は、平日は60分間隔、土日祝は30分間隔で運行している。料金は、乗車1回あたり大人100円、小人50円ととてもリーズナブル。

しばし待っているとやってきた！ひときわ目立つ形とカラーリング。私が乗るのは緑色の『竹千代くん』。他に黒い『家康公』、赤い『葵小町』がある。この日は一日中この竹千代くんしか見なかった。3種類すべてが走ってるわけではないのだろうか？

いざ中へ。前から整理券を取って乗る(後ろの昇降口はない）。車内は向かい合わせのシートで乗車定員は20名。年季の入った木製と皮張りクッションの座席は決して座り心地はよくないが、昔のバスの雰囲気が味わえる。降車ブザーと電光掲示板があるところだけ近代的。運賃は降りる時に払う。平日なのでとても空いていた。

バスの全容。座席のオススメは進行方向向かって左側（運転席がないほう）。駿府城公園が車窓から見える。紅葉が色づき始めていた。

『浅間神社』バス停で下車。所要時間は約30分。道路を渡り、石鳥居から入ると大拝殿が近い。

静岡浅間（せんげん）神社は
『浅間神社（あさまじんじゃ）』安産・子授け・婦徳円満の神
『神部神社（かんべじんじゃ）』延命長寿・縁結び・除災招福の神
『大歳御祖社神社（おおとしみおやじんじゃ）』産業繁栄・守護の神
の三社が祀られている。それぞれの目的に合った神社を参拝したい。もちろんすべて周ってもいいのだけど。

浅間神社はもうひとつ先のバス停『赤鳥居』からも入ることが出来る。こちらは大歳御祖社神社が近い。

楼門（ろうもん）。「當國總社・冨士新宮」の扁額が飾られている。

境内に入る。まず舞殿（ぶでん）があり…

その奥に大拝殿がある。神部・浅間両神社の拝殿となる。

右側に『神部神社』。

左側に『浅間神社』がある。この日は七五三の御祈祷が行われていた。

大拝殿の左隣にあるのは、八千戈（やちほこ）神社。スポーツ・武道など、必勝の守護神として信仰されている。

大拝殿の右隣には、玉鉾（たまぼこ）神社がある。学業成就・合格祈願に霊験がある。

他に少彦名（すくなひこな）神社もあったが、改修中で見られなかった。芸能の神様らしい。

大歳御祖社（おおとしみおや）神社。

最後に『麓山（はやま）神社』を目指す。裏手の賤機（しずはた）山の中腹にあるため、この八千戈神社の横が出発地点。

こんなに長い階段を登って行くのだ！(；ﾟДﾟ)

さらにいくつかの階段を登り…

ようやく麓山神社に着いた。5～10分くらいだろうか。頑張って登った割にはちょっと地味な感じ。衣食住全般を守護される神だそうだ。

そして賤機山公園へはここから上がっていくのだ。

ハイキング開始。広く整備された階段状の道だ。

所々二手に分かれたりするが、基本同じところに到着する。あちこちに「イノシシ出没」の看板があるのでビビる。本当に出てくるのだろうか？

賤機山公園山頂に到着。この先、鯨ケ池までのコースがあるのだけど、時間がないのでここでUターンする。

山頂から眺めた静岡の街。中央に日本平を望む。

下山して浅間通りを歩くころにはお昼時。静岡おでんの『おがわ』に立ち寄った。

入り口を入ってすぐのところにおでんが売られており、おばさんが皿に取ってくれる。だし粉とからしを添えていただくのが静岡流。黒はんぺんと牛筋は外せない。スープの色は黒いが、味はしょっぱくなく、程よくしみていておいしい。

お腹を満たしたところで、徒歩15分ほどで駿府城西門橋までやってきた。

お堀と紅葉がきれいです。

駿府城は天正13年より家康によって築かれた。家康の死後、火事や地震で城は何度となく倒壊した。現在、駿府城跡は天守閣はなく、南西の坤櫓（ひつじさるやぐら）と…

東の東御門・巽櫓のみが復元されている。どちらも中を拝観できるようになっている。東御門・巽櫓の資料館は興味深かった。坤櫓はゴーグルをかけてバーチャル体験ができるらしいが、面倒なので入らなかった(^-^;

現在、天守台の発掘調査が行われており無料で一般公開している。

一画に紅葉山庭園があり、四季の花々を楽しむことが出来る。中には茶室もある。立礼席『もみじ亭』では、静岡のお茶と和菓子を気軽に頂くことも出来る。

入園料は、坤櫓・東御門・紅葉山庭園共通券360円がお得。

紅葉庭園の中を散歩。山、山里、海、里と表情の違う庭は一見の価値あり。

駿府城跡の中は広い公園になっていて、市民の憩いの場になっている。

『家康お手植えミカン』もある。フェンスで囲まれていて勝手に食べることはできないが、毎年12月の食べごろには一般来場者にふるまわれる。ちなみに、久能山東照宮にもここから分枝したミカンが植えられている。


駿府城公園を3時過ぎに出て、静岡駅まで15分歩いて帰路についた。今までじっくり見てこなかった静岡と家康の歴史が垣間見れて、いい勉強、いい運動になった。

この旅行記へのコメント （2）

• nankoさん 2018/01/26 09:07:18

  はじめまして

  ミケルさん、こんにちは。
  
  先日行った静岡市のことが気になって旅行記を拝見しました。
  しっかりと計画を建てて旅行されてますね。
  私は市内を無駄に徒歩でうろうろしてしまいました。
  浅間神社の上のハイキングコースも知らずに行ってしまいましたし…。
  「おがわ」のおでん美味しそうですね。
  私が行ったおでん屋さんでも牛筋が気になりましたが、お腹いっぱいで食べられず心残りになっています。
  色々と参考になりました。
  ありがとうございます！

  ミケルさん からの返信 2018/01/26 15:03:33

  RE: メッセージありがとうございます

  nankoさん、はじめまして。
  私の旅行記が多少なりとも参考になったと知り嬉しかったです。
  静岡は地元ですが私もあまり詳しくなくて、下調べ頑張りました！
  おがわの牛筋おいしかったですよ。
  青葉横丁は私は行ったことがないので、nankoさんの手記が参考になりました。今度行ってみたいと思います。
  静岡にまた機会がありましたら是非遊びに来てくださいね。