2017/12/20 - 2017/12/20
221位(同エリア532件中)
ミケルさん
2017年12月20日(水)
静岡県にある日本百名城の一つ『掛川城』と、隣接する『竹の丸』『二の丸美術館』『ステンドグラス美術館』を周ってきました。
見学の後は『ドーミーインEXPRESS掛川』の日帰り温泉で汗を流し、静岡おでんも食べてきました。意外と見どころがあって楽しめました。
これで静岡県にある3つの日本百名城(駿府城、山中城跡、掛川城)を制覇しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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掛川城への交通は、車なら掛川城近くにある大手門駐車場に車を停めると便利です(30分100円)。電車ではJR掛川駅を降り、真っすぐ北進して徒歩7分。
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大手門駐車場の斜め向かいに『大手門』(平成7年復元)があります。掛川城の表玄関で、木造楼門づくりの本格的な櫓門。これを見るだけでもテンションあがります。
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その奥にある『大手門番所』。城内に出入りする者を監視する役人の詰め所だったそうで、これは安政6年(1859年)に再現されたもの。現存しているのは国内でも珍しいとのこと。
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大手門番所のそばに『三光稲荷大明神』がありました。
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逆川の土手沿いを歩いて行くと、掛川城が見えてきました!
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四足門(よつあしもん)に通じる石段が入口です。
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四足門。徳川幕府が各地の城持ち大名に命じて提出させた正保城絵図 (しょうほうしろえず)より復元されました。(調査では跡がなかったそうです)
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門をくぐると広場があり、ここから先は入館料が掛かります。
掛川城(天守閣・御殿) 一般410円
掛川城・ステンドグラス美術館セット券 810円
二の丸美術館は無料になっていました。
桜の木に蕾がついています。春には桜が綺麗なんでしょうね。 -
本丸跡は花壇になっていて、ここだけファンタジーな世界が広がっていました(笑)
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さあ、石段を上りますよ。
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イチオシ
真っ白な漆喰壁が美しい。掛川城は安政の東海大地震でほぼ倒壊してしまいましたが、平成6年に市民の強い希望で復元されました。日本初の本格木造復元天守閣だそうです。
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イチオシ
天守閣まで来ました。それほど長い階段ではなかったです。手摺りも付いています。
掛川城は1513年に今川氏重臣、朝比奈泰煕(あさひなやすひろ)によって今の位置に築城されました。その後、1590年に秀吉配下の大名であった山内一豊(やまうちかつとよ)が掛川城に入り、城の拡張や城下の整備を行うとともに、初めて天守閣を造りました。 -
天守丸から見た冠木門(かぶきもん)。
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霧吹きの井戸。
1569年、徳川家康が今川氏真の立てこもる掛川城を攻めた時、井戸から霧が立ち込めて城を包み、家康軍の攻撃から城を守ったとされる…。本当かなぁ? -
塀の内側。敵を攻撃するための□や△の小窓があちらこちらにありました。
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天守閣には寺社建築に起源をもつ軒唐破風(のきからはふ)<軒の一部が曲線になっている所>と、禅宗寺院に用いられた火燈窓(かとうまど)<火炎形をした格子状の窓>が使われています。
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天守閣は外観3層、内部4層構造となっています。靴を脱いで1階部分へ。ウッディな感じがいいです。左側に急な階段があります。
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石落とし。1階の石垣の上部にあり、敵が攻めて来た時に板を開けて石を落としたり槍で付いたりしたそうです。
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2階正面に鯱(掛川城天守閣据え付け原寸大複製)。火除けのまじないとされていました。
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狭間(さま)が至る所にありました。内側から鉄砲や弓矢で敵を攻撃するための穴。
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3階部分。
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4階望楼部。意外と狭かった。係員がいて質問すれば説明してくれます。襖窓は通常の2倍くらいの厚さがあり、弓矢や鉄砲も防御できると言っていました。普段は御殿で生活し、天守閣は有事の際だけ詰めていたそうです。
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東側の眺望。眼下に御殿が見えます。
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天守閣の石垣。古そうだけどこれはいつのもの?地震で崩れなかったのだろうか。
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石垣登ってもあのトゲトゲ(正式名称わからない)でやられるのね…。
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たまらん。
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たまらん。
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御殿が見えます。早く行きたい。
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なんとここにも家康公お手植えみかんが!駿府城から苗木を頂いたそうですが、まだ小さいですね。久能山東照宮にもありました。
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イチオシ
下から眺めた天守閣。
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掛川城御殿にやってきました。
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御殿は現存する数少ない城郭御殿で、国の重要文化財に指定されています。
ここは藩主の公邸以外にも、藩の式典や公務に使われたと言います。書院造の部屋が20もあり、迷ってしまいそう! -
報刻の大太鼓。安政2年(1855年)、当時の掛川藩主太田氏によって、時間を告げる目的で制作された とあります。江戸時代は時計もなかったものね。でも、夜中の0時に9回も太鼓を鳴らされたら、うるさくて目が覚めてしまったのでは?
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主室、御書院上の間。もっとも重要な対面儀式が行われた書院棟で、謁見者の控える次の間、二の間、三の間から成っていました。身分の差によって入口が異なっており、表玄関からは藩主や家老しか入れなかったそうです。
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上流階級は廊下も畳!
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足軽の出入りした北側の土間。
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徒目付(かちめつけ)の部屋。下流階級武士「徒」を監督した目付の部屋。暗い板の間が寒々しい。
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武士が出入りした玄関東側の入口。こちらには藩政をつかさどる部屋がありました。
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続いて二の丸美術館へやってきました。
近代日本画、江戸・明治の細密工芸品を所蔵していて、市民芸術祭展示作品、児童画優秀作品の展示も行っていました。 -
こちらはステンドグラス美術館です。
19世紀イギリスのステンドグラスを中心としたコレクションを展示する日本で初めての、そして世界的に見ても大変珍しい美術館だそうです。掛川市在住の鈴木政昭氏から寄贈されたそうです。 -
12月1日~25日までは写真撮影OKとのことなので、撮らせていただきました。うっとりする光と色の世界。ステンドグラスの制作過程や道具なども展示してありました。
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宗教色が強いですね。ここでも係員がいて、質問にいろいろ答えてくれました。
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竹の丸に来ました。入館料100円。
掛川城の北門を守る位置にあった竹の丸に、代々葛布問屋を営んでいた松本家が明治36年に建てた屋敷。昭和11年に東京へ転居するにあたり、当時の掛川町に寄贈されました。
戦後は、市職員の厚生施設として利用され、市民にも調理実習などの場として開放されました。平成19年に市有形文化財に登録されました。 -
主屋、離れ、離れ2階からなる建物はかなり広く、人もほとんどいないのでゆっくり楽しめました。お部屋の貸し出しも行われていて、サークル活動などに使われているようです。
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離れの座敷から眺める庭園が美しい。サンダルを履いて庭を見学できます。
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離れ2階も忘れずに見て行かないと。ステンドグラスがはめられた和洋折衷の部屋。
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石灯篭や石橋を配した枯山水の庭。
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台所部分はカフェになっていて、ケーキセットが食べられます。
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竹の丸を出て、赤い橋の掛かる堀まで戻ってきました。遠くに見える建物は掛川市立中央図書館です。すごく立派でびっくり!
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掛川城の目の前にある『こだわりっぱ』で昼食にします。1階はお土産屋さん、2階が食堂になっています。
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茶そばと天ぷらのセット(1,000円)を注文。お蕎麦も天ぷらも美味しかったけど、天ぷら薄っ!
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お腹もいっぱいになったところで、掛川城のお堀を歩いてみました。桜並木が続いていて、春にも来てみたいと思いました。
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城下町風に統一された街並みが歩いていて楽しい。金融機関も城下町風建物に。それにしても車、人がほとんどいない。
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近くにドーミーインEXPRESS掛川があり、ここでは宿泊客でなくても600円で日帰り温泉が楽しめます。平日14:00~20:00、土休日12:00~20:00まで。
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フロントでお金を払い、13階の天然温泉「茶月の湯」へ。
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お風呂に入るには、フロントでもらう暗証番号を入力しないと開錠できない仕組みになっているので安心できます。
ナトリウム・炭酸水素塩温泉。茶褐色の湯。
14:00ぴったりに入ったのでほぼ貸し切り状態で、ゆっくりお湯につかることが出来ました。 -
湯上がり処にはテレビもありました。
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ホテルを出て最後の目的地へ。大手門のすぐそばにある駄菓子屋『すいのや』さんです。ここのおでんを食べてみたかった。
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大きなお鍋に真っ黒な汁の静岡おでん。おばあさんがお皿によそってくれます。
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こんにゃく、うずら卵、ばくだん、肉を注文しました。ここの肉は牛筋ではなく鶏の皮でした。一串~100円。だし粉をかけていただきまーす。味が染みて美味しかったです。子供から大人まで、地元で古くから愛されている庶民的なお店だと感じました。
この日は掛川に10時半に到着して、15時過ぎには後にしました。
掛川城周辺の半日散策、とても楽しかったです!
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