2017/11/29 - 2017/11/29
158位(同エリア326件中)
ミケルさん
2017年11月29日(水)晴れ時々曇り 気温19度(例年にない暖かさ)
新金谷駅から普通列車に乗って、奥大井の秘境『奥大井湖上駅』を観てきました。その後、レインボーブリッジ展望台~接阻峡大吊橋~八橋小道~接岨峡温泉までをウォーキング。接岨峡温泉会館で日帰り入浴&昼食を食べ、帰りはSLに乗車して帰ってくる約7時間の旅です。
紅葉がとても綺麗で、平日にもかかわらず観光客でいっぱいでした。大井川鉄道は列車・バスの本数が少ないため、しっかり計画を立てて行かないと泊りになってしまう可能性ありなので注意です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
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起点の新金谷駅。駐車場(一日800円)があるのでここまで車で行く人には便利だ。SLに乗ろうと思うと始発便でも10:00と比較的遅い時間。一泊なら問題ないが、日帰りウォーキングだと日程的にキツイ。そこで往きは9:06の普通列車に乗り、帰りにSLに乗るスケジュールを組んだ。SLは予約はしていなかったが、平日なら乗る直前でもチケットが取れるので心配ないと思う。
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駐車場はコインパーキングで、駅正面玄関の目の前なので迷わないと思う。混みあう日はSL予約者専用の駐車場も解放されるようだ。
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鉄道にもバスにも使えるお得な切符『大井川周遊きっぷ』4,400円を購入した。計算してみると4,890円→4,400円になるので多少はお得になった(SL急行券800円を除く)。2日間有効なので泊まりだったらもっとお得になると思う。
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大井川鉄道の普通列車は、他鉄道の古い車体を再利用しているためいろいろなタイプがある。今日乗ったのは昭和40年生まれの近鉄車両だった。2両編成のボックス席。座り心地はまぁまぁ。平日なのに乗車率80%の混雑ぶりだった!山登りの格好をした観光客でいっぱい。
新金谷―千頭まで1時間8分。大井川と紅葉した山肌を眺めながらゆっくりと北上する。 -
10:14千頭駅到着。ここで10:19発の井川線に乗り換える。大井川上流部奥大井の渓谷を走る日本唯一のアプト式電車だ。天井が低い(というより床が高い)ので頭上に注意。赤いトロッコ列車はとてもかわいい。
乗換時間が5分しかないのでトイレに行きたい人は急いだほうがいい!(トイレはトロッコ列車改札手前にある) -
トロッコ列車はキーキーと音を立て、左右に揺れながら川沿いを走って行く。非常にゆっくりとしたスピードだ。
これは奥泉~アプトいちしろの間に見える赤い鉄橋。紅葉がきれいだ。川の水はイマイチの色…。 -
アプトいちしろ駅で4分停車し、次の長島ダムまでの急こう配を上るためのアプト式機関車を後方に連結する。連結の様子は下車して見学できる。ホームでは柏餅売りのおばさんが待っている。トイレも自動販売機もある。
観光客ばかりなので、相席している合間に「どちらから?」と会話が弾み、仲良くなれる。柏餅のご相伴に預かったり。旅の楽しいひと時♪ -
長島ダム。この日は放水していた。長島ダムで下車すれば、近くまで歩いて行って見学することが出来るそうだ。
ここでも機関車切り離しのため4分停車。 -
11:23奥大井湖上駅に到着。海抜490mだそうだ。降りる人が結構いる。
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ここは恋がかなう駅『奥大井恋錠駅』にもなっている。オブジェに錠前をかけて二人のハートをがっちりロック!(笑) 千頭駅、奥泉駅、新金谷駅にて950円で恋錠セットを販売しているそうだ。
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駅後方にそびえ立つログハウス風の休憩舎『レイクコテージ』。眺めが良くトイレもあるが、ペーパーが品切れであまり清掃されていないようだった。
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湖上駅から眺める紅葉。これで水の色が良ければ…(しつこい)。天気がやや曇ってきた。
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対岸のシャッターポイントを目指し、ウォーキング開始。『接岨峡温泉駅』方面にある遊歩道を歩く。ちなみに逆方向に遊歩道はない。
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突き当たりは階段になっていて、トンネルの上を通り遊歩道へと繋がっている。
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こんなに急な階段なのでハイヒールや赤ちゃんをだっこしての歩行は危険。手すりをつかみながら登る。
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階段を上がり切ってしまえば、比較的勾配の緩い道幅の狭い遊歩道が続く。小高い山を二つ越える感じ。
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15分ほどで対岸の湖上遊歩道入口に到着した。
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舗装された道を1分ほど歩くと『うさぎ辻コース』の看板があった。この辺りがシャッターポイントとなる。
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イチオシ
奥大井湖上駅全景。写真でよく見る絶景が誰でも簡単に!…撮れるのかもしれないが、気候に大きく左右される場所でもある。
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道しるべがあった。ここから路線バスで帰ることもできる。ちなみに電車よりバスのほうが時間短縮になる。
私は接岨峡温泉駅方面を目指す。 -
シャッターポイントから落ち葉の道をやや下り…
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舗装道路に出てきた。ここから接阻峡温泉まではずっと下り坂なので、歩くのにはとても楽だった。車がたまに通るので注意。
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徒歩10分で若宮神社までやってきた。境内はハチの巣ありのため入れなかった。
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接阻大吊橋までは、若宮神社隣接の公園(トイレあり)に入り、高架下をくぐって行くことができた。が、車道のガードレールを跨いで最短距離で強行することもできるようだ。。
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イチオシ
接阻大吊橋。ここを渡り八橋小道(やっぱしこみち)ラブロマンスロードへ行けるようになっている。
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吊橋と言っても揺れない吊橋。
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突き当たりに看板がある。八橋小道は左だが、実は右側に最初の橋があるので八つ全てを制覇したい人は忘れずに寄っておきたい。
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一つ目:欅(けやき)橋
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二つ目:栃の木橋
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三つ目:桜橋
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四つ目:水楢(なら)橋
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五つ目:椿橋
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椿橋から眺めた接阻大吊橋。
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六つ目:桑の木橋
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七つ目:宮沢橋(日本一の階段式吊橋)
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八つ目:犬返り橋
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八つの橋を通った後は、急な階段を降り…
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河内地蔵堂のある公園に到着した。大吊橋から30分ほどで来ることが出来た。八橋体験は楽しくていい運動になった!子供はきっと喜ぶと思う。
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いい汗かいたあとはやっぱり温泉でしょう!ということで、接岨峡温泉会館に立ち寄った。ここは日帰り入浴(400円)と食事が出来る。入浴+食事(800円まで)セットにすると1,080円とお得。チケット事前購入で、お風呂に入っている間に食事の準備をしてくれた。
湯舟はそれほど広くはないが、重炭酸ナトリウム泉のトロトロすべすべ若返り湯は最高だった。定休日は木曜。10:00~20:00 タオルは有料だがシャンプー類は置いてある。
団体さんが入っていて結構混んでいた。 -
接岨峡温泉駅周辺をブラブラして、帰りは14:14の路線バス(この日最終)で帰ることにしたのだが、このバスが団体客で大変混んでおり、千頭駅まで約30分ずっと立ちっぱなしだった。ただでさえ本数の少ない交通手段なので、下手したら乗れないなんてことにもなり兼ねず平日でも油断禁物だ。SLの乗車に間に合わなくなりそうで本当にヒヤヒヤした。
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イチオシ
14:53千頭駅からSL列車に乗った。型式はC11形 190号機。昭和15年、川崎車両で製造された車両だそう。緑色の車軸がおしゃれ。
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運転席内部。
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7両編成の客車。当然ながら窓もドアもすべて手動。トイレあり。SL急行券は800円。直前に購入したら7号車(最後尾)だった。ほぼ貸し切り状態。
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客車内部。
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天井の白熱灯は全客車の中でも珍しく一番古いそうだ(他は蛍光灯になっている)。レトロな雰囲気がたまらない。
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洗面所もかなり古く、長い歴史を感じさせる。
SLおばさんがSL解説、観光案内、ハーモニカ演奏などで場を盛り上げてくれて楽しい旅の締めくくりが出来た。 -
16:09新金谷駅到着。
構内にあるロコミュージアムに寄った。古いSLやミニ列車、旧駅舎の再現など貴重なものが展示されている。
写真は、1275(日本ステンレス直江津工場の専用線で活躍していた蒸気機関車。製造年は1922年、製造所はドイツのコッペル) -
トーマスもいっぱい。もしトーマス号に乗れなかったらここで我慢?お土産品も置いてある。
天気も良く、予定通りにトラブルなく帰ってこれて良かった。湖上駅も接岨峡温泉も十分満足することが出来た。
観光客のほとんどは寸又峡へ行く人が多かったように思う。寸又峡は温泉もあるが『夢の吊り橋』がかなり人気のようだ。そちらもまたいつか行ってみたいと思う。
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