2017-10月　東部エストニア　03　タリンクシリヤライン、タリンへ

2017/10/05 - 2017/10/11

10月５日木曜日、旅行初日。

　19：00、飛行機でヘルシンキに到着し、フェリーに乗り換えてエストニアの首都タリンへと向かうところです。
　ヨーロッパ旅の初日は時差分長い。日本時間ではすでに24：00近いですが、まだまだ寝られません。

　フェリーの料金はスタークラスという普通切符で39ユーロ（約5,300円）。タリンクシリヤのHPで予約しておきました。価格は曜日や時間によって異なります。

エリア タリン(エストニア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

　19：30発のタリンクシリヤライン（Tallink Silja Line）スター号。宵のバルト海に出航です。

　まずは荷物をロッカーへ。

　大型用。

　小型用。私の機内持ち込みサイズのキャリーはこちらに余裕で入りました。

　スター号はベンチや普通の座席がないので、ロッカー周辺の床に座り込んでいる乗客もいます。大柄な青年が４～５人たむろっているとちょっと怖いですが、別に変な人達じゃないみたいです。

　使い方。

　クロークもあるとHPに書いてありますが、この時は閉まっていました。コインロッカーをご利用くださいとのこと。

　船内の階段。
　乗船直後は皆が手際よく居場所確保に向かうので、行き来する人も多いですが、ひと段落すると落ち着きました。

　私は例の予約したレストラン「A’ la carte」へ。

　出航が19：30なのにレストランの予約時間は19：00（選択不可）。注意事項に「15分以上遅れますと予約が解除されます」とのこと。船が動き出す前にレストランに駆け込むってなんだか張り切りすぎてかっこ悪いなあと思ったのですが、そういう決まりなんだから仕方ない、と19：00きっかりにお店へ。お店のドアはまだ開いていませんでしたが、ほかのお客さんも待っていました。やっぱり出航前にテーブルに就くものなのね。

　スター号のスタークラスにはいわゆる「座席」というものがありません。座れる場所はフードコートの座席みたいな場所（飲食せずに座っていてもOK）。良い場所は手慣れた人たちが乗船直後にさ～っと確保してしまうし、一人に適した場所を探すのはなかなか大変です。
　このレストランは食事をしない人は入れないので空いてました。間違って予約してしまったんだけど、これ正解だった。

　残念だったのは頭痛が治まらずワインが飲めなかったこと。ウェイターさんが「ワインはいかがですか」、「ワインはいいんですか」と畳みかけてきます。私もこのお店で優雅にワインを飲みながらのディナーを楽しみにしてたの！しかも「タリンクシリヤワイン」（スペイン産だけど）なんてワインもグラス単位で飲めるし、体調さえよければ～～。これも昨夜スマホが壊れた（おかげでほぼ徹夜の）せいに違いない（←いいえ、飛行機でワイン飲んだせいです）。

　注文したのはナチュラルシーザーサラダと本日の魚料理。魚は分厚いサーモン。日本で焼き鮭になっているのとは違う種類であろうゴージャスな切り身で、皮がパリっとしてておいしかった。付け合わせのお野菜も多くて、サラダが要らないくらい。
　ミネラルウォーター、カプチーノも注文して合計38.20ユーロ（約5,200円）。

　コスパと言う点では、ゆったりとした座席と無料の軽食がついたコンフォートラウンジというオプション（+20ユーロ）もいいかも。また利用することがあったら考えてみよう。

　ここでボッチで食事していたのはもちろん私だけ。ちゃんとしたレストランでボッチ食はちょっと寂しいですね。でもちょっと贅沢して幸せだった。

　食事をしている間に船は静かに動きはじめ、ヘルシンキの街あかりが遠ざかっていくのが窓から見えました。その後は時々雲間からぼんやりと月の光が見えるくらいで、ほぼ漆黒の闇。ちょうどお月見の季節だったのですがあいにくの雨で満月は見えませんでした。一度だけ遠くにフェリーが見えました。シリヤヨーロッパ号を追い抜いていたのかも。

　船の旅は２時間。１時間で食事を終えて、これから船内探索とお買い物です。

　レストランと同じフロアのカフェの座席風景。この便は満席って程でもなかったですね。

　キャビンがあるエリア。中からは家族づれか若者のグループのような嬌声が聞こえていました。グループだったら、個室でくつろぐのも楽しそうですね。

　デッキに出てみました。
　冷たい雨が吹き付けて居られたもんじゃないですが、愛煙家は頑張っていました。こうなると応援したくなります。

　免税店をウィンドーショッピング。

　お土産物からサンドイッチまで売っているスーパーで、水とヨーグルトと海苔のスナックを買いました。海苔スナック（オリーブオイル味）、どんな味がするんだろう。
　スーパーの約三分の一はお酒売り場です(#^.^#)。

　21：30、タリン港Dターミナルに到着。
　国は変わりましたが入国手続きなどはありません。パスポート提示も求められませんでした（携行することはタリンクシリヤのHPで求められている）。

　フェリーでは中国語や韓国語も聞こえてきました。お仕事や何か会合って感じの人から観光客までいろいろ。しかし、東洋人を見たのはこれが最後。東部エストニアでは全く出会えませんでした。ソ連時代からの工業地帯を産業基盤とする東部には、アジア企業が参入する余地がないのでしょうか。

　今日のお宿、Tallinn Seaport Hotel。
　フェリーターミナル（Dターミナル）の目の前です。

ヘスティア ホテル シーポート ホテル

　翌朝撮影したDターミナル。
　ここも比較的新しいターミナルでタリン市街地からちょっと離れています。ターミナル前にバス停（２、20番バス）はあるものの、本数は多くありません。

ターミナルについてはこちら
http://www.portoftallinn.com/passenger-terminals

タリンの交通についてはこちら
http://soiduplaan.tallinn.ee/#tallinna-linn/en

　ターミナル前にはタクシーも待機していました。

この旅行記へのコメント （2）

• marketaさん 2017/10/26 20:20:43

  タリン港Dターミナル

  binchan様
  
  こんばんは。
  タリン港Dターミナル、私も2年前に利用したのですごく懐かしいです。
  
  今回binchanさんが行かれたところはタリン以外知らない所ばかりなので、
  今後の旅行記を楽しみにしています。
  40部作、頑張ってください！
  
  marketa

  binchanさん からの返信 2017/10/26 20:45:20

  RE: タリン港Dターミナル

  marketaさん、コメントありがとうございます。
  
  　marketaさんがエストニアに行かれた時の旅行記を改めて拝見しましたが、８カ国もよく巡りましたよね。下調べだけでもとてつもなく大変そう。
  　久しぶりにヨーロッパに行ってやっぱりいいな〜と思っているのですが、訪問国を増やすより一国集中が自分には向いているような気がしてきました。エストニアに通いたくなっています。でも、ほかの国も行ってみたら楽しいんだろうな。
  
  　長い旅行記になりますが、よろしくお願いします。