半ニンビン在住です。<br /><br />今は、ホアルー、チャンアン、タムコックなどなど周辺の道は、庭のようなもので、よくバイクで走り回っています。<br /><br />よく、小さな小道を見つけては、入り込んでみます。<br /><br />チャンアンから数１００ｍほどの、目と鼻の先の小道を入ったところに、お寺があるのは知っていましたが、まだ訪れたことがありませんでした。<br /><br />今日は、通りがかったので、思い切って入ってみることにしました。

Ninh Binh ニンビン　Trang An チャンアンから目と鼻の先にあるお寺　Đ?ng chùa Bàn Long バンロン洞窟寺。謎だらけの不思議なお寺。。。　

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2017/08/06 - 2017/08/06

80位(同エリア193件中)

エリア

ニンビン(ベトナム)

境内を入ると、おばあちゃんはがホウキで境内の掃除をしていました。

　　Xin chao ba
こんにちは、おばあちゃん
　　（おばあちゃんは、ベトナム語でバー。婆ですねぇ。。。）

と声を掛けて、お辞儀をしたのですが、

怖いものを見るような目つきで見られて、無視されました。

なんで？

全く、感じ悪いです。。。
境内には、木が多く、中には果物が生っている木もありました。

柑橘系、ライム？
ベトナム語では、ニャンです。
日本語では、龍眼（リュウガン）だそうです。

よく、果物屋さんでてんこ盛りになっているのを見かけます。
或いは、この木は、たまに大きな町の街路樹となっています。
ただ、実は高い、手の届かぬところに生っています。
採るのは無理です。。。

殻は薄く、ゆで卵の殻のように、小気味よく剥がせます。
薄透明の白い実の中に大きな種があります。

実はあまくて美味しいです。
ただ、実と種のはがれが悪く、そこの部分が苦いので、ちょっとほろ苦い後味です。
北部ベトナム語では、ナーです。
日本語では、釈迦頭（シャカトウ）と言うそうです。

こんな風に生っているんですね。
初めて見ました。

少し黒ずんでいる部分があります。
果物屋さんで買うなら、全体が黒ずんでいるものが、熟れていて食べごろです。

熟れているものは、皮をホロホロとうろこのように剥がせます。
とっても甘くて美味しいです。

ただ、すこし大きめの種がたくさんあって、日本人にはちょっと食べづらい果物です。
お堂です。

こじんまりとした、質素な建物でした。
大きな赤いランタンが、いくつかぶら下がっていました。

さて、建物の左側に階段があったので、ちょっと登ってみることにしました。
ほんの少し上ると、お堂がありました。
というか、山の斜面に門がくっついてました。。。

おじいちゃんのお坊さんがいたので、

　　Xin chao ong.
こんにちは、おじいちゃん。

と、ご挨拶、会釈をしました。
（お坊さんと言う単語は知りませんでした。。。）

が、また怖いものを見るような目つきで見られ、
無視されました。

なんで？？？
感じ悪ぅ。。。

お堂の中をちょっとのぞき込むと、おじいちゃんお坊さんはあわてて、木の扉を閉じ、更に閂を掛けて鍵を閉めしまいました。。。

　　Khong xem duoc ?
見れないんですか？

と尋ねるも、おじいちゃんお坊さんは無視で、一言も発しません。。。

私の下手なベトナム語発音がわかんないのかなぁ？（ベトナム語初級です。。。）
それともわかっていて無視しているのかなぁ？？？

とにかく、なんで？？？
そして、おじいちゃんは足が悪いらしく、欄干で体を支えて、ゆっくりゆっくりと階段を下りていきました。

偶然、そのやり取りを、迷い込んできた西洋カップルが、不思議そうに見ていました。
ベトナム語だったので、彼らにはチンプンカンプンです。

英語で、ここは見れないみたい。どうしてなのかわからない。。。
と、説明してあげました。。。
彼らも残念そうでした。

扉が閉じられる前、一瞬中を覗き込めました。

壁は、鍾乳洞、あるいは、岩がむき出し。
そして、そこには祭壇がありました。

とても神秘的な光景を、一瞬だけ見ることができました。
狐につままれたような感覚で、お寺の門を出ました。

お寺の二人に、挨拶して、会釈した。
が、怖いものを見るような目つきで見られて、無視された。
なぜ？

私を悪霊とか魔（マーは、ベトナム語でお化け）と思った？
まさかねぇ。。。

二人とも一言も発しなかった。。。
なぜ？

しゃべってはならないという修行なのか？
悪霊、あるいは、魔と話すと殺されると思ってしまったのか？？？
あるいは、話すことができない人たちだけのお寺なのか？

何故、お堂を閉められてしまったのか？

悪霊、魔から守るため？？？
まさかねぇ。。。

そして、一瞬見えた、洞窟の神秘的な祭壇。
もっとじっくりと見てみたかった。

人を拒むなら、だれも迷い込んでこないように、門を閉ざしておけばいいのに。。。

お寺の名前は、Đ?ng chùa Bàn Longです。
（グーグルマップで確認しました。）

洞窟のお堂の門には、番同龍と書かれていました。（番には虫偏、同には山冠）。

Đ?ng　ドン　同、洞窟
chùa 　チュア　寺
Bàn Long　バンロン　番龍

謎のお寺、バンロン洞窟寺でした。。。

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ちなみに

ニンビンのタムコックから３ｋｍほどのところに洞窟寺、ビックドンがあります。

そこの門には、
同寺碧、と書かれています（同には山冠）。

同　dong ドン
寺 chua チュア
碧　Bick ビック　（ビックと日本語発音のペキ、何となく似ています。）

私は昔の日本語のように、右から左に読むのだと思って碧寺同だと思っていました。
ベトナム語のサイトでは、Chua Bick Dong となっていました。

この漢字の並びも、謎の一つです。。。