奥さんの故郷、Ninh Binhニンビン、Tam Coc タムコックを散歩。

2015/08/07 - 2015/08/17

はじめてニンビンのタムコックを訪れたのは、2004か2005年でした。
ベトナム北部に特化した旅でした。

ハノイからのSinh cafe ツアー(現Sinh tourist)もまだまだ安かったですね。
確か二泊三日のハロン湾が3000円程、サパ五泊六日ツアー(ニ泊サパ、トレッキング、一泊はモン族の家)(二泊、ハノイ - ラオカイ間の寝台列車)が10000円程でした。
最近の高値にびっくりします。

その時行った Tam Coc １日ツアーがいくらだったのかはっきり覚えていないけど、とっても安かったはずです。


今回、タムコックのボートに乗るのは三度目でした。

エリア ニンビン(ベトナム)

ハノイからツアーで来たら、
ツアーにもよりますが、
朝ハノイを出て、トイレ休憩。
ニンビンに入ると、ホアルー見学、そして、タムコックに着いたら、ランチですね。
そして、いよいよボートに乗って、タムコック観光です。
そして、その後にどこかのお寺に寄るかもしれません。
そしてハノイに戻ります。

個人でタムコックにたどり着いた人は、写真のような切符売り場で切符を買わなければなりません。切符売り場はこのひとつだけです。

Ve ベーが切符のことです。


外国人料金があります。

今回は、大人三人、ベビー一人、私で、
確か、500000ドンぐらいでした。

私がいたので外国人料金になりました。。。

そして、ボート乗り場に向かいます。
写真がボート乗り場です。

ツアーのお客さんは、2から4人でひとつのボートに振り分けられます。

私たちは、一艘のボートでした。

ツアーの団体さんたちは、タムコックツアーを終え、もうハノイへの帰路に向かった、あまりお客さんのいない静かな時間でした。

Sai Gon サイゴン生まれ、Ninh Binh ニンビン育ちのベビーは、タムコック初体験です。


強い日差しよけに可愛い帽子。

でもあいにく、小雨の中、出発しました。

水面下の水草が綺麗に見えます。

ボートはゆっくりゆったりと進んでいきます。


山、緑、水、美しい。

読んだベトナムの歴史本たちによれば、

Hai Bà Trung、チュン姉妹がその頃の中国に抵抗したのが2000年前。
卑弥呼の邪馬台国のもっともっと前の出来事。

hai = 2 , ba = 婆　ba は、中年ぐらいからの女性の敬称です。
Hai Ba Trung通りは、ハノイにもサイゴンにもあります。

Hai Ba Trungの抵抗の後、1000年の間、ベトナムは、後漢、隋、唐、呉などに支配された。

そして、丁部領（ディン・ボ・リン)が、1000年前にニンビンのホアルーで、ベトナム最初といわれる国を建てた。
ベトナム最初の王朝。
とは言っても、今のベトナムの形ではなく、北部のごく小さな国家だったらしい。
南には、チャンパ王国がありました。

タムコックからホアルーまで、数キロです。

ディン ボ リンは人間のお母さんとカワウソのお父さんから生まれた子供という伝説もあるらしい。

この自然の中、カワウソさん、きっとどこかにいます。

可愛い水鳥が、水中に潜って狩りをしていたり、

山にの崖に
山羊がいたりします。

でも、みんな遠くで良く見えません。

次回は、必ず、双眼鏡を持って行きたいですね。

さて、舟は、ゆっくりゆったりと進んで行きます。


そして鍾乳石トンネルを、舟で進みます。

舟の漕ぎ手は、英語を話しません。
ジェスチャーで頭注意と言ってくれますが、とにかく頭上注意です。

岩に頭をぶつけないように、注意しましょう。

日本語で注意　ちゅうい　chui

ベトナム語では、なんと
chu y です。ちゅうい。

ちゅういは、
ちゅう、も、い、も上がり声調です。

雨が多い季節は、特に頭上注意です。

鍾乳石トンネルを抜けると、また絶景が広がっています。

鍾乳石トンネルを抜けると、また絶景が広がっています。

観光客の船とすれ違うと、
自然にお互いにニッコリします。

Helloと声を掛け合ったり、お互いのボートから写真を撮りあったり。

今回、併走あるいは抜きつ抜かれつした三艘のボートの乗客は、陽気な西洋人たちでした。

舟には、予備のオールがあり、
自分たちで、漕ぐのを手伝うのも体験出来ます。

彼らは、漕いで競争し、さらに水掛合戦していました。

こちらの舟の乗客は、ベトナム女子二人、ベビー一人、私一人。

水掛合戦していた一人と目が合いました。
ヤバい。

でも、私が一眼レフを持ってたのを目にして、水掛を止めたようでした。

私の一眼レフは、防水。
でも、スマホは水ダメです。

水掛合戦には注意(ベトナム語ではChu y) です。

アヒルさんの群れにも出会いました。

アヒルさんたちは、飼いアヒルです。

卵をいっぱい生むか、
明日には、市場に並ぶ運命かもしれません。

この橋をくぐり抜けると、そろそろ、タムコッククボートの旅は終了です。

チップを用意しましょう。

日本的感覚だと、
ツアー料払った、
ボート料払った、
なんでチップが必要なの！？
ですが、
ベトナム感覚では違うのです。


私は、両替前、ATMにいく前で、dong無しで、ドルを少し持ってただけでした。

奥さんに、3$でどう、と尋ねましたが、ちょっと多いらしい。

Ninh Binh女子の従姉さんが、見かねて50000ドンをあげなさいと、手渡してくれました。

これがベトナム的金銭感覚です。

ボートを降りる時、代表して、ボート漕ぎ手のおばちゃんに、50000ドン手渡しました。

おばちゃんはニコニコでした。

おばちゃん、cam on
ありがとう。
お疲れ様でした。


タムコックは、何度来ても美しいですよ。

すぐ近くの、チャンアンも素晴らしいです。