2013/07/01 - 2013/07/01
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windyさん
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2013年5月、トルコで反政府運動というのがおき、
デモやらなんやらで騒々しかったトルコ。
そんなトルコに同年6月、家族で行ってまいりました。
「このタイミングで(行くの)?」
とか
「本当に大丈夫??」
とか色々ご心配頂きましたが、結果的には・・・
…デモやってるのはトルコじゃないのかも。
ってぐらい、デモのかけらすら見ることなく、無事帰って参りました。
この旅行記は、家族と共に2013年6月末~トルコを旅した記録を、
忘備録として記載したものとなります。
今さらながらで何のお役にも立ちませんが、暇つぶしにでもしていただければ幸いです。
※記載情報は旅行当時にまとめたものをほぼそのまま記載しております。
現在とは異なる場合が多々あるかと思いますので、予めご了承下さい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【トプカプ宮殿(Topkapi Sarayi)】
(世界遺産/イスタンブール歴史地区として)
コンスタンティノープルを征服したメフメット2世が、15世紀中ごろに、7年近くもの歳月をかけて建設させた、数あるイスタンブール観光地のハイライトと言っても過言ではないのが、このトプカプ宮殿。
「トプカプ」とは複合語で「大砲の門」を意味し、19世紀中頃にスルタン・アブドゥルメジドがドルマバフチェ宮殿に移り住むまでのおよそ400年、オスマントルコ帝国の住居はもちろんのこと、政治・行政の中心となってきました。
スルタン制度が廃止され、1923年にオスマン帝国が消滅し、トルコが共和国になってからは、博物館に姿を変えまして、毎年多くの観光客を迎えております。
そんなトプカプ宮殿に、朝イチ張り切って行って来ました~。トプカプ宮殿 城・宮殿
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『表敬の門(バービュス・セーラム)』
こちらは入口となる表敬の門。
この門を馬に乗ったまま通れたのはスルタンだけで、あとは、ここで馬を降り、歩いて宮殿に入らなくてはいけなかったそうです。
門をくぐると、チケットチェックと共に、簡単な持ち物検査(空港でやるやつです)がありますトプカプ宮殿 城・宮殿
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『正義の塔』
宮殿と言っても、門をくぐるとど~んとお城!!という感じでは全く無く、 庭園を中心に建物が周囲を囲んでいるような感じになってました。
こちらは、敵の発見や、街の監視に使われていた塔。
そして、この建物の奥には皆さまも一度は聞いたことのある、
「ハーレム」がございますぅ~♪トプカプ宮殿 城・宮殿
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はい、こちらがその入口でございますね。
なんとこちら、宮殿内にもかかわらず別料金です…(≧ヘ≦) ケチ
意味からして「禁じられた場所」(トルコ語:harem)という、オスマン・トルコ栄華の象徴であり、言わずと知れた、多数の女性に男性が1人という「ハーレム状態」の語源。
そりゃもう殿方にとってはパラダイスな響きですが、その裏には女性のドロドロ愛憎劇やらなんやらが渦巻いていたようでございますよぉ~。ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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入るとまず宦官(スルタンに仕えるために去勢された男性)たちの部屋が。
彼らは基本的にアフリカから連れてこられた奴隷(黒人)が多かったらしいのですが、そのそも、なぜ彼らが女性の世話をするのかと言うと、万一、ハーレムの女性と『過ち』を犯してしまった場合、生まれてきた子がスルタンの子じゃないことが一目でわかるから、だそうです。
いや、そもそも去勢してるのに、って思いますが、当時の記述だと、去勢も100%完全信用できた訳じゃないみたいです…。
用心深いな、スルタン。
いくらでも女なんかいるんだから、くれてやってもいいじゃないか。
ちなみにイスラム教徒は去勢NGだったらしいことと、黒人の方が手術の成功率が高かったそうなので(根拠あったんだろうか)、黒人を宦官にしたそうです。ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは、カリエ(侍女)の中庭です。
宮殿に上がる前に歌舞音曲、礼儀作法、料理、裁縫、アラビア語の読み書きなどの教養を身に着けて、カリエ(侍女)となってスルタンに仕え、お目にとまるのを虎視眈々と狙っていたんですね~。
最盛期には1000人以上いたらしいっていうから、ホント、スルタン様もお好きよね~( ̄▽ ̄;)
そりゃあそんなにいたら、ドロドロもするってもんですよね。
気にいられて子供でも産んじゃえば、どえらい大出世で、スルタンを虜にしちゃって国をも動かせるし、湯水のごとく散財・贅沢し放題の生活が待っているんですもんね。(でも身分としては一生奴隷らしいですよ)
・・・世界各国、いつの時代も、女は恐ろしいですなぁ( ̄△ ̄;)ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらはスルタンの母親の部屋。
外界の景色が描かれているのは、
隔離された世界に少しでも外の世界の雰囲気を、ということみたいです。ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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ここに来るまでには相当の試練を乗り越えてきたんでしょうが、
ここまできたら、あとはもう女人天下って感じだったんでしょうか。。。ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらはもう一つの広めの中庭。
今はこんな微笑ましい感じですけど、昔は愛憎渦巻いてたのかな。ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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前述の中庭より奥の部屋は、皇子様一族関連の部屋になるということで、タイルの柄とかもちょっくら豪華チックな感じがしてきます。
ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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色彩もキレイです。
ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらの水道、ただの水道ではなく、この水を出しっぱなしにして、その間に聴かれてはいけない話をしていたのだそうです。
一体…どんな話をしていたのやら…<(T◇T)>ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは皇子様が住む所。通称「鳥かご」。
確かに皇子なんて、隔離されたかごの鳥よね~、ってのもあるかもしれませんが、この鳥かごは、ただの鳥かごではございませぬ。
王権争いに敗れた皇子様止まり(スルタンになれなかった)の兄弟たちを幽閉する所だったみたいです。ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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こんなとことにずっと閉じ込められて、さぞ退屈だったでしょうねぇ。
暇つぶしと言えば…ハーレムの女子と「ピー(自主規制)」(;´▽`A``
でも王権を狙わないよう、その後粛清されたって話もあるし、恐ろしいですね~。
ちなみに目をかけられなかったり、目をかけられても皇子を産めなかった女性たちは、スルタンの死後、離宮に移され、やはり隔離されたまま余生を送るのだそうです。幸せってなんなんでしょうね~。
そんなこんななハーレム、おどろおどろしい愛憎劇の中心だったことは言うまでもありませんが、そんな場所で、昔の女子たちの生きざまにに想いを馳せてみるのも、アリかも。ハレム 博物館・美術館・ギャラリー
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『幸福の門』
さぁ、ハーレムを出てもまだまだ見所は始まったばかり。
こちらは幸福の門といいまして、この門より先はスルタンの私的スペースのため、関係者以外は立ち入り禁止だったそうです。
それでは行ってみましょ~♪トプカプ宮殿 城・宮殿
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『謁見の間』
幸福の門をくぐってすぐにあるのが、この謁見の間。スルタンに議会の内容を報告する場だったそうですが、最終的には議会とかどうでも良くなって、大臣が集う姿をチラ見しただけだったそうです。(;''∀'')
現在は絨毯の展示室となっており、ガラス越しに見るのみ。謁見の間 史跡・遺跡
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現在は絨毯の展示室となっており、こんな感じでガラス越しに見ることができます。謁見の間ってたいそうな名前がついているから、すごい大広間なのかと思いきや、こじんまり。
私的スペース内で会う人ってことだから、このくらいでいいのかな。謁見の間 史跡・遺跡
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謁見の間を出るとまた中庭を囲んで建物があるのですが、
必見なのは『宝物庫』。
イスタンブールはオスマン朝以来一度も侵略を受けていないため、数々の貴重な宝飾品が数多く残っており、見た目からしてすごいお宝が展示されています。
こちらはハーレムと違って別料金ではないので誰でも見られるのですが、
残念ながら写真厳禁ということで、画像はありません。
特に有名なのは、
・トプカプの短剣(3つの大きなエメラルドが付いた短剣)
・スプーン屋のダイヤ(86カラットの巨大ダイヤを49個のダイヤで囲った宝石。原石をスプーンと交換ことからこの名前がついたとのこと)
・黄金の燭台(数千個のダイヤがちりばめられている)
聞いただけでもため息でそうですよねぇ…見るともっとため息でます(笑
興味のある方はググったら公式的な画像はあると思います。宝物館 博物館・美術館・ギャラリー
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そして宮殿の奥まで進むと…トプカプ宮殿は高台に建てられているため、ボスフォラス海峡の絶景が見渡せます。
晴れていれば良かったのですが、あいにくこの日は曇り空&めっさ寒い日だったのでちょと残念 (;´・ω・)。
イスタンブールに到着した途端こんな天気だったので、イスタンブールってこんな感じなんだ~と思っていたのですが、翌日はフツーに暑かったので、この日だけ寒かったんでしょうね。ボスポラス海峡 海岸・海
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宮殿内にはカフェやレストランもあるので(入ってないですが)ゆっくり景色を楽しむのもいいかもしれませんね~。
トプカプ宮殿 城・宮殿
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『聖遺品室』(内部写真厳禁)
預言者ムハンマドの髭やらなんやらが厳重に保管されている部屋。
歴史的にもすごく重要なものらしいし、イスラム教の人にとってはまさに「これを見ずに死ねるか」的なものだと思うけど、ムハンマドになんの興味も引かれない私にとっては、髭に歴史的価値って言われてもなぁ…。
それより私的にはここでの見所は、なんつっても、
24時間ず~~~~っとコーランを唱えているイスラム教徒!!Σ(・ω・ノ)ノ!
しかも5世紀以上絶えることなくですよΣ(゚ロ゚;)!!
おそるべし、イスラム教。(もちろん交代制ですよ…)トプカプ宮殿 城・宮殿
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『バグダットの東屋』
トプカプ宮殿最奥にある第四庭園に造られた建物。
1638年にムラト1世がバグダットを征服した記念に建設。
ちょっと前に改装が終わったばかりとのこと。バーダット キョシュキュ 城・宮殿
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東屋の内部。補修工事後のため、かなりキレイでした。
バーダット キョシュキュ 城・宮殿
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東屋の前のテラス。
噴水っぽいものがありましたが、水は抜かれたままでした。バーダット キョシュキュ 城・宮殿
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テラスにある金ピカバルコニーからは、町やボスフォラス海峡を眺めることができます。
当時のスルタンも、ここから海を見つめて景色に癒されていたんでしょうかね~。
(実際にはこの金ピカバルコニーは、イフタリエと言って、断食を終えて夕食を取る場所だったそう)バーダット キョシュキュ 城・宮殿
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イズニックブルーのタイルが美しいですな~。
宮殿にはこの高価なブルータイルが惜しげも無く使われています。
見所もりだくさんの宮殿ですが、そろそろ次の場所へ移動です。トプカプ宮殿 城・宮殿
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