2013年トルコ家族旅行記その6～クニドス編

2013/06/27 - 2013/06/27

2013年5月、トルコで反政府運動というのがおき、
デモやらなんやらで騒々しかったトルコ。

そんなトルコに同年6月、家族で行ってまいりました。

「このタイミングで(行くの)？」
とか
「本当に大丈夫？？」

とか色々ご心配頂きましたが、結果的には・・・

…デモやってるのはトルコじゃないのかも。

ってぐらい、デモのかけらすら見ることなく、無事帰って参りました。


この旅行記は、家族と共に2013年6月末～トルコを旅した記録を、
忘備録として記載したものとなります。
今さらながらで何のお役にも立ちませんが、暇つぶしにでもしていただければ幸いです。


※記載情報は旅行当時にまとめたものをほぼそのまま記載しております。
現在とは異なる場合が多々あるかと思いますので、予めご了承下さい。

エリア クニドス遺跡周辺(トルコ)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• 交通: 1.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

【クニドス(Knidos)】

エーゲ海に突き出た細長い半島の西端に位置していた古代ギリシア都市。
前900年ころ建設されたドリス系の都市で，スパルタ人の入植が伝えられている。
前6世紀初めはるか西地中海のリパリ諸島の植民に参加し， 同世紀後半にはペルシアの進出に抵抗して半島を切断，孤島とすべく試みたが失敗。
ペルシア戦争後，デロス同盟の一員となり，前330年ころ半島の西端要害の地に新市を築いた。その後，プトレマイオス王朝の支配を経てローマ支配下に置かれた。
(コトバンクより抜粋）

地図でパッと見て「行ってみよう」ってなことになって行ったのですが、
想像よりも遠くて「本当にあってる？？」と若干不安になりつつも、山(峠)を超え、すれ違えるのか？と思えるぐらいの細～い海沿いの道を抜けた終点に現れる遺跡。

ちなみにこの海沿いの道で道路補修をしていた作業員の人たちがいたのですが、
彼らは車に乗ってる私たちを見るなり「JAPON JAPON(日本人）」と連呼して手を振っていたのですが、車越しでも日本人ってわかるんですね。
私たちだったらそんな一瞬でどこの人かわかるかな～。

古代ギリシャの彫刻家プラクシテレスによる、
史上初の等身大の女性裸像、アフロディーテ像が置かれた場所として有名だそうですが、現存しておらず、こちらクニドスには、都市遺跡のみが残されております。

見渡す限り遺跡の山。遠くまで行けば景色ももちろんキレイですが、夏場はさえぎるものもなく、とてつもなく暑いので無理せず行きましょう。
そこそこ放置なので突如穴がぽっかり、なんてこともあるので、そっちにも注意。

歴史的にそこまで重要なものが残されていないせいか、一部フェンスがあったりするものの、基本的にはひろ～い敷地内に、そこそこ雑多に遺跡が放置状態で置かれています。

こんな感じ。
しかし、こちらにはもう一つの見どころが・・・・

古代ローマの地理学者ストラボンという人から
「最も美しい女神アフロディーテのために、最も美しい半島に建てられた都市」
といわしめた所だけあって、海がキレイ！！
でも、それだけではないんです。実は…。

この写真だけでわかった方は相当な地理マニアだと思いますが、
この両側の海、実は向かって
【左側が地中海、右側がエーゲ海】なのです！！
クニドスのあるダッチャ半島は、片側はエーゲ海、
片側は地中海に面しているので、
半島の端っこにあるクニドスからは両方の海を見ることができるのです。

こちら地中海をバックに劇場跡。かなりキレイに残ってます。
下に人が数人見えますが、彼らは海上に停泊している、自家用と思われるヨットだとかクルーザーとかを乗りつけてやってきます。
こんな所でもセレブ。

ちなみに車で来た場合は、道の終点が駐車場代わりとなり、
そこにある小屋で入場料を徴収され、そのチケットで、遺跡に入れます。(8TL/人)
船で来た時は、遺跡の入り口でチケットを購入するようになっているみたいです。

こちらはエーゲ海側なのですが、船がつける桟橋があるのは地中海側のみなので、エーゲ海側はちょっぴり寂しげです。