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19世紀中頃、パリの東南、フォンテーヌブローの森の北西にある小村バルビゾンを、テオドール・ルソーやコローら若い画家たちが訪れ、風景を描いています。その後、ミレー、トロワイヨン、ドービニー、デュプレらが、相次いで移住し、風景画を描くグループを形成しています。この集団をバルビゾン派といい日本でも印象派などと並んで人気があります。<br />また、この時代は丁度、2月革命のあった1848年を前後する為、バルビゾン派の作品はルーヴル美術館、オルセー美術館両方に収蔵されており(特にコローはルーヴル美術館に豊富なコレクションがあります)ルーヴル美術館収蔵の作品も併せて載せました。

オルセー美術館【8】Ecole de Barbizon

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2017/08/10 - 2017/08/10

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旅行記グループ オルセー美術館

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+mo2

+mo2さん

19世紀中頃、パリの東南、フォンテーヌブローの森の北西にある小村バルビゾンを、テオドール・ルソーやコローら若い画家たちが訪れ、風景を描いています。その後、ミレー、トロワイヨン、ドービニー、デュプレらが、相次いで移住し、風景画を描くグループを形成しています。この集団をバルビゾン派といい日本でも印象派などと並んで人気があります。
また、この時代は丁度、2月革命のあった1848年を前後する為、バルビゾン派の作品はルーヴル美術館、オルセー美術館両方に収蔵されており(特にコローはルーヴル美術館に豊富なコレクションがあります)ルーヴル美術館収蔵の作品も併せて載せました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0

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  • ジャン=フランソワ・ミレー「春」1868-73年<br />「バルビゾン派」の代表がミレーです。

    ジャン=フランソワ・ミレー「春」1868-73年
    「バルビゾン派」の代表がミレーです。

  • ジャン=フランソワ・ミレーのオルセー美術館所蔵作品といえば、名作「落穂拾い」や「羊飼いの少女」が有名ですが今回は見れませんでした。<br />2016年10月~ 2017年03月まで韓国・ソウル、同04月~07月まで台北・故宮博物院で「オルセー美術館展」に出品していましたのでその影響だと思います。

    ジャン=フランソワ・ミレーのオルセー美術館所蔵作品といえば、名作「落穂拾い」や「羊飼いの少女」が有名ですが今回は見れませんでした。
    2016年10月~ 2017年03月まで韓国・ソウル、同04月~07月まで台北・故宮博物院で「オルセー美術館展」に出品していましたのでその影響だと思います。

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  • 「横たわる裸婦」1844-45年<br />農民画家として有名なミレーですがバルビゾンに移る前は、裸婦像も描いています。官能的で美しい作品です。

    「横たわる裸婦」1844-45年
    農民画家として有名なミレーですがバルビゾンに移る前は、裸婦像も描いています。官能的で美しい作品です。

  • ジャン=フランソワ・ミレー「糸紬の女、オーヴェルニュの山羊飼の少女」1868-69年<br />やや見上げる視点で人物を逆光に見る構図は山梨県立美術館にもある「種まく人」に似ています。

    ジャン=フランソワ・ミレー「糸紬の女、オーヴェルニュの山羊飼の少女」1868-69年
    やや見上げる視点で人物を逆光に見る構図は山梨県立美術館にもある「種まく人」に似ています。

  • ジャン=フランソワ・ミレー「グレヴィルの教会」1871-74年<br />この教会にミレーは子供の頃通い、墓地には祖父母、父母が眠る。ミレーが生涯手元においた作品のうちの1つ。

    ジャン=フランソワ・ミレー「グレヴィルの教会」1871-74年
    この教会にミレーは子供の頃通い、墓地には祖父母、父母が眠る。ミレーが生涯手元においた作品のうちの1つ。

  • ジャン=フランソワ・ミレー「晩鐘」1857-59年<br />バルビゾンの馬鈴薯畑で農作業をする夫婦が、教会から聞こえる夕刻のアンジェラスの鐘に合わせて祈りを捧げている風景。この作品が1867年の万国博覧会に出品されたとき、たいへんな評判となり、その複製版画はフランス国内ばかりでなく、遠くアメリカまで輸出されて、敬虔なキリスト教徒のお手本として流布したそうです。

    ジャン=フランソワ・ミレー「晩鐘」1857-59年
    バルビゾンの馬鈴薯畑で農作業をする夫婦が、教会から聞こえる夕刻のアンジェラスの鐘に合わせて祈りを捧げている風景。この作品が1867年の万国博覧会に出品されたとき、たいへんな評判となり、その複製版画はフランス国内ばかりでなく、遠くアメリカまで輸出されて、敬虔なキリスト教徒のお手本として流布したそうです。

  • ジャン=フランソワ・ミレー「蓑をふるう人」1866-68年<br />1848年にサロンに出品された「蓑をふるう人」(ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵)に変更を加えて制作されたレプリカ。

    ジャン=フランソワ・ミレー「蓑をふるう人」1866-68年
    1848年にサロンに出品された「蓑をふるう人」(ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵)に変更を加えて制作されたレプリカ。

  • コンスタン・トロワイヨン「耕地へ向かう牛、朝の光景」1855年<br />フランスのバルビゾン派の画家コンスタン・トロワイヨンの作品。

    コンスタン・トロワイヨン「耕地へ向かう牛、朝の光景」1855年
    フランスのバルビゾン派の画家コンスタン・トロワイヨンの作品。

  • コンスタン・トロワイヨン「猟犬番人と猟犬」1854年<br />セーヴル陶器の絵付師の家に生まれたトロワイヨンは独学で風景画を描いていたがバルビゾン派に仲間入りし、ルソーやデュプレの影響を受けながら次第に独自の様式を確立していきました

    コンスタン・トロワイヨン「猟犬番人と猟犬」1854年
    セーヴル陶器の絵付師の家に生まれたトロワイヨンは独学で風景画を描いていたがバルビゾン派に仲間入りし、ルソーやデュプレの影響を受けながら次第に独自の様式を確立していきました

  • コンスタン・トロワイヨン「川を渡る牛の群れ」1852年<br />この作品はルーヴル美術館で見たものです。<br />

    コンスタン・トロワイヨン「川を渡る牛の群れ」1852年
    この作品はルーヴル美術館で見たものです。

  • ナルシス・ヴィルジル・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ「ジャン・ド・パリの高み(フォンテーヌブローの森、ジャン・ド・パリの高み)」1867年<br />バルビゾン派の中では最もロマン主義的傾向が強いディアズの作品

    ナルシス・ヴィルジル・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ「ジャン・ド・パリの高み(フォンテーヌブローの森、ジャン・ド・パリの高み)」1867年
    バルビゾン派の中では最もロマン主義的傾向が強いディアズの作品

  • ポール=カミーユ・ギグー「ラ・ジネストの道、マルセイユ近郊」1859年<br />1996年東京都美術館で開催された 「モデルニテーーパリ・近代の誕生 オルセー美術館展」に出展されていました。

    ポール=カミーユ・ギグー「ラ・ジネストの道、マルセイユ近郊」1859年
    1996年東京都美術館で開催された 「モデルニテーーパリ・近代の誕生 オルセー美術館展」に出展されていました。

  • ポール=カミーユ・ギグー「洗濯女」1860年<br />ギグーは生れ故郷のプロヴァンス風景を得意とし、マルセイユ近郊の田園地帯を描き続けています。

    ポール=カミーユ・ギグー「洗濯女」1860年
    ギグーは生れ故郷のプロヴァンス風景を得意とし、マルセイユ近郊の田園地帯を描き続けています。

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー<br />コローは、19世紀のフランス美術界の中で最も優れた風景画家のひとり。独自の風景様式は、当時、絶大な人気を博したほか、後のルノワールやピサロ、モリゾなど印象派の画家たちにも多大な影響を与えています。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
    コローは、19世紀のフランス美術界の中で最も優れた風景画家のひとり。独自の風景様式は、当時、絶大な人気を博したほか、後のルノワールやピサロ、モリゾなど印象派の画家たちにも多大な影響を与えています。

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「朝、ニンフの踊り」1850年<br />コローは1850年代から、初期のイタリア風景とは異なり、もやに包まれたような叙情性あふれる風景画を数多く制作するようになっています。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「朝、ニンフの踊り」1850年
    コローは1850年代から、初期のイタリア風景とは異なり、もやに包まれたような叙情性あふれる風景画を数多く制作するようになっています。

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「夕暮-遠方への旅」1865-70年頃

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「夕暮-遠方への旅」1865-70年頃

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コローの作品

    ジャン=バティスト・カミーユ・コローの作品

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「ピンクのドレスの若い女性」1860-65<br />年<br />コローは生涯で300点以上の肖像画を描いていますが、比較的小さなサイズのものがほとんどで、しかも自ら発表した作品は2点にすぎないそうです。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「ピンクのドレスの若い女性」1860-65

    コローは生涯で300点以上の肖像画を描いていますが、比較的小さなサイズのものがほとんどで、しかも自ら発表した作品は2点にすぎないそうです。

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  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「画家のアトリエ(マンドリンを持つ若い女)」1865年頃

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「画家のアトリエ(マンドリンを持つ若い女)」1865年頃

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「読書する修道僧」1840年<br />ここから下はルーヴル美術館で見た作品です。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「読書する修道僧」1840年
    ここから下はルーヴル美術館で見た作品です。

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「ヴェレダ」1868年頃<br />

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「ヴェレダ」1868年頃

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー<br />ルーブル美術館にはコローの作品が82点もあるそうです、この作品の名前がわかりません。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
    ルーブル美術館にはコローの作品が82点もあるそうです、この作品の名前がわかりません。

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「真珠の女」1868年<br />コローを代表する人物画。モデルのベルト・ゴルトシュミット は、コローがイタリア旅行から持ち帰ったドレスを身に纏っています。<br />また、2008年に国立西洋美術館で「コロー 光と追憶の変奏曲」が開催されていますがその時の目玉の作品でした。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「真珠の女」1868年
    コローを代表する人物画。モデルのベルト・ゴルトシュミット は、コローがイタリア旅行から持ち帰ったドレスを身に纏っています。
    また、2008年に国立西洋美術館で「コロー 光と追憶の変奏曲」が開催されていますがその時の目玉の作品でした。

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  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「モルトフォンテーヌの想い出」1864年<br />この作品も2008年の「コロー 光と追憶の変奏曲」に出展されていました。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「モルトフォンテーヌの想い出」1864年
    この作品も2008年の「コロー 光と追憶の変奏曲」に出展されていました。

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「タンバリンを持つジプシー女」1865年頃

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「タンバリンを持つジプシー女」1865年頃

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「コローのアトリエ、画架の前に座る若い女」1865-68年

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「コローのアトリエ、画架の前に座る若い女」1865-68年

  • ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「青衣の女」1874年<br />コロー最晩年の作品。この作品も2008年の「コロー 光と追憶の変奏曲」に出展されていました。

    ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「青衣の女」1874年
    コロー最晩年の作品。この作品も2008年の「コロー 光と追憶の変奏曲」に出展されていました。

  • ナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ「お茶目な娘たち」19世紀

    ナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ「お茶目な娘たち」19世紀

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