2017/07/13 - 2017/07/18
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binchanさん
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7月14日金曜日、15:34。
水を巡って湿地を散策してきました。斗六へ帰る前にバスの乗り継ぎ時間を利用してもう一度北港を観光します。
北港は媽祖で有名な町ですが、実は製糖鉄道の廃線跡も見どころなのです。台湾糖業北港糖廠では大日本製糖北港製糖所の時代からの大きな糖廠で、2005年まで操業を続けていました。往時は周辺のサトウキビ畑から原料を運び込むための鉄道が走っており、現在線路は撤去され残ってはいませんが、その痕跡を辿れるようになっています。
そんな鉄道跡をめぐりながら北港を散策してみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
15:34、嘉義客運7223、北港下車。
民主路を糖廠の方へ歩きます。操業停止していますが、工場はまだあるのです。手前の空き地は夜市会場。 -
10年以上前に操業停止しているのに設備が撤去されていませんね。危なくないのかな。
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手前では直営店が営業中。
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北港糖廠前までやってきました。
製糖以外の業務も虎尾や南靖の糖廠に引き継がれたと読んだ覚えがあるけれど、まだ門は開いていて中に入っていく人もいました。 -
目の前に日統客運の乗り場。
かつてはたくさんの従業員たちがこのバスを利用してたんだろうなあ。 -
その隣にあるのが直売所。
冰品部だって。歯が知覚過敏だからアイスキャンディーは苦手だけど、ここは食べねばならんだろう。 -
アイス以外の台糖の製品も売ってます。
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在りし日の製糖鉄道の写真。鉄道は1982年に廃止されています。
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ピーナッツバター味のアイスキャンディー。甘いけどおいしかった。
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では、糖廠前から鉄道跡めぐり開始。
糖廠前の広い空間、鉄道の名残に違いない。 -
台糖のガソリンスタンドを左に見て、民権路を北上。この付近を鉄路が通っていたはず。
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でも、すぐに中正路に突き当たります。
ちょっと気になる建物があるぞ。 -
ウニュブ…? あ、輸入部かな、ってことは日本時代の?
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きれいなペイントが施された建物。2016年のストリートビューではボロボロの小屋です。
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上の建物のちょい左の道へ。
民権路からまっすぐ接続はしていませんが、ここが線路だったのはほぼ確実。 -
とすると、振り返ったこのあたりが本当は線路だったのかも。
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近寄って観察してみたけど、井戸のようなものの痕跡があったのみ。
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先ほどの道を北上。
左側にはバスがたくさん停まってます。統聯だけでなく台西も停まってました。北港に總站がないバス会社はここが駐車場なんだな。 -
道沿いに鉄道公園。
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線路は残ってないです。
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大同路との交差点まで来ました。
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レールを縦に埋め込んであった形跡。踏切か何かの痕跡?
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とってつけたように線路が登場。
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ここから先は鉄橋にむけて線路が上がって行き、その高架跡が残されています。
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嘉義へ向かう路線は旅客も運んでいました。駅はバスの駐車場のあたりだったと思われます。嘉義と北港を結ぶこの路線は、朝天宮への参拝客でにぎわっていたことでしょう。
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線路に沿って進みます。
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文化路を跨ぐ橋までやってきました。
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緩やかなアーチの人道橋。
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現在はアーチを描いて再現されているこの橋ですが、鉄橋だった当時はもちろん平らな橋。なので下の道路を低くしていたみたいですね。道路に水が溜まって大変だったというのが古い北港人の共通の思い出とか。
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橋の上から、南側。
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北側。
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下に降りる階段もあります。
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鉄路跡は北港溪へ向かいます。
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南の空が暗くて、遠くに雷鳴が聞こえます。まだ降りませんように。
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道はモニュメント情の白い構造物を抜けていきます。
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白い構造物の上から。ちょっと眺めがいい。
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北港溪にかかる女兒橋が見えてきました。
その手前に見えるのが鉄橋の残骸。 -
復興鉄橋。
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途中でぶった切れているので侵入できないようにしてあります。
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台風でこうなったらしいけど、すごいぶった切れ具合。
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その鉄橋がよく見える観光用の橋(女兒橋)を渡ります。
本来は北港にこの橋を渡って入る予定でした。 -
橋の端は展望台にもなっています。
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橋のたもとには涼亭。地元のオジサンが涼んでいますよ。
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遠くに媽祖像の後ろ姿が。あの辺が朝天宮ですね。
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視察団みたいな人たちが道をふさいでます。ちょっと失礼しますよ~。
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団体を抜けた先ではおじいちゃんが橋の上で涼んでます。確かに、川の上なのでちょっと涼しいです。
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橋の途中には北港の観光スポット紹介が。
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ほかに大復戯院、観光大橋、牛墟、糖廠、甕牆、集雅軒の紹介がありました。
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ところころ床にガラス部分があって川が見えます。清流じゃないので濁った水が見えるだけです。
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橋からは鉄橋の様子がよく見えます。
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北港溪下流方面。雲行きがスゴイ。
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鉄橋の対岸側。こちらは割と普通。
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対岸は、板頭厝駅(駅舎は保存され周辺は公園)まで線路が保存されています。
「橋」というからには向こう岸に渡れるんだとばかり思っていましたが、実は岸の直前で橋はおしまい。橋じゃなくって「川の上に突き出した展望台」だったんです。
午前中、バス停一つ乗り過ごしてよかった。この線路沿いを歩いて来て、女兒橋を渡るつもりでいたんです。計画時にグーグルマップで経路を検索した時には女兒橋が渡れるかのように表示されていたので…。現在はグーグルマップでは橋は渡れないことになってます。修正されたんだろうか。
話を元に戻して…、対岸に伸びる廃鉄路は、朝寄った新港鉄路公園を通って嘉義まで続いています。 -
続いて、近くに彩繪街があるようなので行ってみます。
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かわいいけど、3Dかと言われるとかなり微妙。
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撮影している方向が間違っているのかも。3D絵ってそう見る方向によりますよね。
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あ、この絵はちょっと立体的に見える。真ん中にある実際の窓も絵と一体化してますよね。
そろそろバス停に向かいます。遠かった雷鳴が近づきてきました。もうちょっと降らないでいて! -
祈り空しく、バス停直前で雨が本降りに。
屋根のないバス停だったので、マックでお茶を買って雨宿り。 -
17:05の出発時間を過ぎているのにバスに乗せてくれない。土砂降りだぞ、台西客運め~。
17:09、ようやく乗車できました。台西客運7123、北港バス停。
カード読み取り機が壊れたらしく、みんなカードタッチせずに乗車しました。昔、読み取り機が壊れているから現金で乗ってと言われたことはありますが、タッチしないなんてどうやって清算するんだろう? -
台西7123路は北港斗六間を結ぶ長い路線です。冷房の効いた車内で1時間半ゆっくり休めました。
これは途中の虎尾站。今回訪問予定はないですが、雲林を代表する町の一つ。たくさんの学生さんが虎尾で下車し、バス停前にはお迎えのバイクがたくさん待っていました。
ここでカード読み取り機は復旧したらしく、カードを読み取る「全票上車~」という声が聞こえるようになりました。 -
18:40、斗六後站着。
さあ、清算はどうなる?と思っていたら、運転手さんが「北港で乗った人はカードかざさないで!」と叫んでいます。ええ~っ、タダになるんですか?全線乗ると120元ですよ。私の後ろにいた若者が、「えっ?あ、ありがとうございます」と運転手さんにお礼を言っていました。現地の人もびっくりの太っ腹対応。ありがとう、台西客運。ま、北港で乗ったお客のほとんどが高校生なのでみんな定期券だろうから、そんなに損害はないのかもね。 -
斗六でも夕立はあったようですがもうすっかり上がっていました。
ホテルで近くのマッサージ店を教えてもらって向かいます。近いと言っても歩いて7~8分。夕立のおかげで涼しくなっていてよかった。 -
大同路と三民路の交差点にある「清境養生館 大同店」。
50分の脚底按摩(500元)をお願いしました。この時の担当の方は上手かったです。すっかり足が軽くなりました。全身や足爪の手入れなどいろいろコースあり。 -
20:40、ちょっと遠回りしてホテルに戻ります。
提灯が並んでいるな~と思ったら、 -
宮(新興宮)がありました。
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そのお向かいのパン屋さんでピザパンを購入。明日の朝ごはんです。
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夜の興北街。
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ホテルに戻っておふろに入って、ダイニングで夜食をいただきました。カップ麺とクラッカーですが十分夕食代わりになっちゃいました。栄養のバランス的にはアウトですね。
部屋に戻ってビールを飲みつつ、テレビでバラエティー番組。メトロ ホテル ホテル
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小さな吸盤でやっているのを見たことありますが、こんな大きなものでやったら頭部の負担がハンパないでしょうに。大丈夫なのかな?
長い一日が終わりました。おやすみなさ~い。
つづく
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