ポロンナルワ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ミヒンタレーの参拝が終わり、お昼ご飯を食べてポロンナルワに到着すると午後2時を回っていて一番暑い時間帯でした。ここでスケジュールを短縮して一気にシーギリヤに宿を取ったのを後悔しました。ポロンナルワに宿があれば先にチェックインしてシャワーを浴びて一休み出来たところでした。かなりの距離の遺跡公園を走り抜けてポロンナルワの博物館に向かいます。最短距離の道が工事中で大きく迂回して「バラークラマ・サムドラ」という大きな人口の貯水池の堤防を抜けましたが、貯水池はスリランカにとって重要な場所なので通ることが出来て良かったです。博物館のチケットオフィスで入域料を支払いましたが、ガイドブックよりかなり金額が上がっていました。博物館は写真撮影が禁止でしたが、禁止するほどの展示品はありませんでした。参考になったのは遺跡を再現した建物の模型でしょうか。博物館の後は一番南側の経典を持った王様の立像と図書館、そしてポロンナルワ保護区の遺跡を南側から一番北の「ティワンカ・ピリマゲ寺院」までじっくり見学しました。ここでも広大な遺跡公園をクーラーの効いた専用車はありがたかったです。一番観光客の多い時間だったのか欧米人を乗せた観光バスや社会科見学のスリランカの学生たちが多かったです。アヌラーダプラのように夕方から見学が出来たらよかったのでしょうが、参拝するような場所は少なかったので夕方までに見学を終えねばならなかったかもしれません。印象に残ったのは宮殿の大きさと仏教遺跡より保存状態の良いヒンドゥー寺院やガル・ヴィハーラの石像群も素晴らしかったです。そして「ワタダーゲ」の円形の祭壇の上を裸足で歩いたら死ぬほど熱かったということです。まるで焼けたフライパンの上を歩いた感じでした。残念だったのは外部の修復が終わった「ティワンカ・ピリマゲ寺院」の内部のフレスコ画が写真撮影禁止になっていたことです。個人的にはシーギリヤのフレスコよりここが撮影できなかったのが残念でした。焼失した法隆寺金堂壁画の阿弥陀浄土図の観音菩薩(10円切手の図柄)を思い出させるような線画の美しさが心に残りました。夕方までかけて遺跡を見学してシーギリヤに向かいました。途中ミンネリアの湖の脇で野生の象を見たのには感動しました。今回時間の関係でサファリを割愛したのが心に残っていましたが、象の群れまで見ることが出来ました。その後も2回ほど道路を渡ろうとしている象を見掛けました。真っ赤な夕日の中シーギリヤを目指し、ぎりぎり日の入り前にシーギリヤのホテルに到着しました。

灼熱のスリランカ(5)広大なポロンナルワ遺跡を彷徨い歩いた後のミンネリア国立公園で野生の象に出合い、シーギリヤを目指す。

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2017/04/29 - 2017/04/29

28位(同エリア154件中)

旅行記グループ 2017 スリランカ周遊の旅

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kojikoji

kojikojiさん

ミヒンタレーの参拝が終わり、お昼ご飯を食べてポロンナルワに到着すると午後2時を回っていて一番暑い時間帯でした。ここでスケジュールを短縮して一気にシーギリヤに宿を取ったのを後悔しました。ポロンナルワに宿があれば先にチェックインしてシャワーを浴びて一休み出来たところでした。かなりの距離の遺跡公園を走り抜けてポロンナルワの博物館に向かいます。最短距離の道が工事中で大きく迂回して「バラークラマ・サムドラ」という大きな人口の貯水池の堤防を抜けましたが、貯水池はスリランカにとって重要な場所なので通ることが出来て良かったです。博物館のチケットオフィスで入域料を支払いましたが、ガイドブックよりかなり金額が上がっていました。博物館は写真撮影が禁止でしたが、禁止するほどの展示品はありませんでした。参考になったのは遺跡を再現した建物の模型でしょうか。博物館の後は一番南側の経典を持った王様の立像と図書館、そしてポロンナルワ保護区の遺跡を南側から一番北の「ティワンカ・ピリマゲ寺院」までじっくり見学しました。ここでも広大な遺跡公園をクーラーの効いた専用車はありがたかったです。一番観光客の多い時間だったのか欧米人を乗せた観光バスや社会科見学のスリランカの学生たちが多かったです。アヌラーダプラのように夕方から見学が出来たらよかったのでしょうが、参拝するような場所は少なかったので夕方までに見学を終えねばならなかったかもしれません。印象に残ったのは宮殿の大きさと仏教遺跡より保存状態の良いヒンドゥー寺院やガル・ヴィハーラの石像群も素晴らしかったです。そして「ワタダーゲ」の円形の祭壇の上を裸足で歩いたら死ぬほど熱かったということです。まるで焼けたフライパンの上を歩いた感じでした。残念だったのは外部の修復が終わった「ティワンカ・ピリマゲ寺院」の内部のフレスコ画が写真撮影禁止になっていたことです。個人的にはシーギリヤのフレスコよりここが撮影できなかったのが残念でした。焼失した法隆寺金堂壁画の阿弥陀浄土図の観音菩薩(10円切手の図柄)を思い出させるような線画の美しさが心に残りました。夕方までかけて遺跡を見学してシーギリヤに向かいました。途中ミンネリアの湖の脇で野生の象を見たのには感動しました。今回時間の関係でサファリを割愛したのが心に残っていましたが、象の群れまで見ることが出来ました。その後も2回ほど道路を渡ろうとしている象を見掛けました。真っ赤な夕日の中シーギリヤを目指し、ぎりぎり日の入り前にシーギリヤのホテルに到着しました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
タクシー 徒歩
航空会社
スリランカ航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • スリランカは国内ではほとんど二期作で米を作っているそうです。それでも米が足りずタイから輸入しているそうです。出国前に成田周辺の田んぼは水を張った状態でしたが、田植えは進んでいるのだろうかと思いました。

    スリランカは国内ではほとんど二期作で米を作っているそうです。それでも米が足りずタイから輸入しているそうです。出国前に成田周辺の田んぼは水を張った状態でしたが、田植えは進んでいるのだろうかと思いました。

  • ポロンナルワの博物館への路地が道路工事中で、大回りして堤防側から向かいます。堤防からは水が流されていて、その流れの中を地元の人が水遊びしています。

    ポロンナルワの博物館への路地が道路工事中で、大回りして堤防側から向かいます。堤防からは水が流されていて、その流れの中を地元の人が水遊びしています。

  • こんな勢いで取水口から水が流れています。

    こんな勢いで取水口から水が流れています。

  • 巨大な湖はパラークラマ・バーフ1世が造った灌漑用貯水池です。

    巨大な湖はパラークラマ・バーフ1世が造った灌漑用貯水池です。

  • 左の貯水池には岩が積まれ護岸工事が施され、右手には緩やかな傾斜の堤防が続きます。なんかブラタモリの番組のようですね。

    左の貯水池には岩が積まれ護岸工事が施され、右手には緩やかな傾斜の堤防が続きます。なんかブラタモリの番組のようですね。

  • 「ポロンナルワ博物館」に到着しました。ここも入域料が3,850ルピーでした。ここも残念ながら館内は撮影禁止でした。ヒンドゥー教の発掘品とこれから見る遺跡の復元模型が印象に残りました。特に当時の王宮が7階建ての建物だと知って驚きました。

    「ポロンナルワ博物館」に到着しました。ここも入域料が3,850ルピーでした。ここも残念ながら館内は撮影禁止でした。ヒンドゥー教の発掘品とこれから見る遺跡の復元模型が印象に残りました。特に当時の王宮が7階建ての建物だと知って驚きました。

  • 博物館の庭には牛が草を食べていたり長閑な風景です。

    博物館の庭には牛が草を食べていたり長閑な風景です。

  • 博物館から堤を走って南側の遺跡へ向かいます。先ほど通った取水口と沐浴していた川が見えます。

    博物館から堤を走って南側の遺跡へ向かいます。先ほど通った取水口と沐浴していた川が見えます。

  • 「ボトグル・ヴィハーラ」と経典を持った王様の石像のあるエリアへ向かいます。入り口には土産物の店がありますが、商売する気があるのか…。絵葉書が欲しかったけど10枚350ルピーと言われたのでやめました。スリランカのほぼ全部の観光地で10枚綴りの絵葉書は200ルピーが相場です。

    「ボトグル・ヴィハーラ」と経典を持った王様の石像のあるエリアへ向かいます。入り口には土産物の店がありますが、商売する気があるのか…。絵葉書が欲しかったけど10枚350ルピーと言われたのでやめました。スリランカのほぼ全部の観光地で10枚綴りの絵葉書は200ルピーが相場です。

  • 左手の小高い丘の上に屋根の掛かった岩が見えてきました。

    左手の小高い丘の上に屋根の掛かった岩が見えてきました。

  • 雨水が岩に滲み込み劣化するので屋根が掛けられたそうです。

    雨水が岩に滲み込み劣化するので屋根が掛けられたそうです。

  • スリランカの10ルピー札に印刷された像です。残念ながらこの時点で10ルピー札には出合っていません。持っていたら一緒に写すところなのですが。

    スリランカの10ルピー札に印刷された像です。残念ながらこの時点で10ルピー札には出合っていません。持っていたら一緒に写すところなのですが。

  • ポロンナルワが隆盛を誇った当時のパラークラマ・バーフ1世が椰子の葉の経典を持っている像と言われているそうですが所説もあるそうです。左肩の上のピースマークみたいなものが謎だそうです。上半身裸なので布の結び目ではないでしょう。

    ポロンナルワが隆盛を誇った当時のパラークラマ・バーフ1世が椰子の葉の経典を持っている像と言われているそうですが所説もあるそうです。左肩の上のピースマークみたいなものが謎だそうです。上半身裸なので布の結び目ではないでしょう。

  • 横から見ると大きな1つの石の部分だということが分かります。カンボジアもスリランカのように国土がフラットで、小高い山や大きな岩が聖なるものとされますが、同じような考えがあったのではないかと思いました。

    横から見ると大きな1つの石の部分だということが分かります。カンボジアもスリランカのように国土がフラットで、小高い山や大きな岩が聖なるものとされますが、同じような考えがあったのではないかと思いました。

  • この辺りには多い岩が地面の上に現れた、その一部だったようです。

    この辺りには多い岩が地面の上に現れた、その一部だったようです。

  • 続いて歩いてすぐの「ポトグル・ヴィハーラ」です。4方に小さい仏塔を配し、中央部に大きなドームを持った建物です。

    続いて歩いてすぐの「ポトグル・ヴィハーラ」です。4方に小さい仏塔を配し、中央部に大きなドームを持った建物です。

  • ドーム部分は壊れてしまっていますが、東南アジアでよく見られるレンガを少しづつずらしたアーチです。

    ドーム部分は壊れてしまっていますが、東南アジアでよく見られるレンガを少しづつずらしたアーチです。

  • 往時はここに仏教の経典が納められていた図書館のような建物だったようです。

    往時はここに仏教の経典が納められていた図書館のような建物だったようです。

  • 煉瓦だけになってしまうとローマの遺跡とあまり変わらないような気もします。アーチの形がバジリカの内陣のカーブに似ているからかもしれません。

    煉瓦だけになってしまうとローマの遺跡とあまり変わらないような気もします。アーチの形がバジリカの内陣のカーブに似ているからかもしれません。

  • 南側から車で移動して宮殿跡に向かいます。この辺りの駐車場で真新しい大型観光バスを見掛けました。スリランカではあまり見慣れない観光バスはこの後ほとんど見掛けませんでした。

    南側から車で移動して宮殿跡に向かいます。この辺りの駐車場で真新しい大型観光バスを見掛けました。スリランカではあまり見慣れない観光バスはこの後ほとんど見掛けませんでした。

  • 博物館の模型で見た7階建ての宮殿の遺跡です。この宮殿も灌漑貯水池を造ったパラークラマ・バーフ1世の時代に造られたそうです。

    博物館の模型で見た7階建ての宮殿の遺跡です。この宮殿も灌漑貯水池を造ったパラークラマ・バーフ1世の時代に造られたそうです。

  • 残ってるのは3階までのレンガ積みの部分だけで、その上の4層は木造だったそうです。

    残ってるのは3階までのレンガ積みの部分だけで、その上の4層は木造だったそうです。

  • 壁の厚さは3メートルを超えるそうです。穿かれた穴は窓だったのか…。

    壁の厚さは3メートルを超えるそうです。穿かれた穴は窓だったのか…。

  • 壁の一部には当時の漆喰の跡が残っています。レンガの遺跡と考えると紀元前のローマ遺跡を想像しますがこちらは12世紀頃の建物です。

    壁の一部には当時の漆喰の跡が残っています。レンガの遺跡と考えると紀元前のローマ遺跡を想像しますがこちらは12世紀頃の建物です。

  • 途中で終わっている階段はこのまま天国まで登って行けそうです。

    途中で終わっている階段はこのまま天国まで登って行けそうです。

  • 大型観光バス1台の欧米人と修学旅行の地元の学生を飲み込んでしまった広大な宮殿には誰もいないように見えます。

    大型観光バス1台の欧米人と修学旅行の地元の学生を飲み込んでしまった広大な宮殿には誰もいないように見えます。

  • 欧米の団体さんが戻ってくる前に先を急ぎます。閣議場の裏から沐浴場を見学します。

    欧米の団体さんが戻ってくる前に先を急ぎます。閣議場の裏から沐浴場を見学します。

  • 少し降りたところにニッサンカ・マーラ王子の沐浴場があります。

    少し降りたところにニッサンカ・マーラ王子の沐浴場があります。

  • 非常に良い状態で残されています。大きさといいスリランカで一番美しい沐浴場だと思います。階段の左右にはワニの形をした水の樋口(といぐち)が立派です。

    非常に良い状態で残されています。大きさといいスリランカで一番美しい沐浴場だと思います。階段の左右にはワニの形をした水の樋口(といぐち)が立派です。

  • その沐浴場の横に残る基礎は更衣室だった建物の跡だそうです。ここにはムーンストーンがきれいに残っています。通常半月の形状ですが、ここは中央部がほぼ円形になっています。

    その沐浴場の横に残る基礎は更衣室だった建物の跡だそうです。ここにはムーンストーンがきれいに残っています。通常半月の形状ですが、ここは中央部がほぼ円形になっています。

  • ヌワラ・エリアから修学旅行でやってきたタミール人の子供たちです。シンハラ人と比べると色黒だったりするのですぐに分かります。

    ヌワラ・エリアから修学旅行でやってきたタミール人の子供たちです。シンハラ人と比べると色黒だったりするのですぐに分かります。

  • しばらく子供たちと一緒に歩いてみます。これは昔の井戸で、周囲は円形に焼かれた素焼きの陶器です。昨日アヌラーダプラの博物館にはこの陶器が積んでありました。表から見ると筒状のバームクーヘンのように見えます。

    しばらく子供たちと一緒に歩いてみます。これは昔の井戸で、周囲は円形に焼かれた素焼きの陶器です。昨日アヌラーダプラの博物館にはこの陶器が積んでありました。表から見ると筒状のバームクーヘンのように見えます。

  • 基壇部分が美しく残った閣議場です。ムーンストーンとガードストーンと典型的な寺院の基壇のようですが3段になっているものはここだけでした。

    基壇部分が美しく残った閣議場です。ムーンストーンとガードストーンと典型的な寺院の基壇のようですが3段になっているものはここだけでした。

  • 最上段には各大臣の名前彫られた角柱がきれいに残っています。この柱は屋根を支えたのではないのではと思いました。大臣は人が入れ替わるだろうから変わる度に屋根を葺き替えるとは思えません。

    最上段には各大臣の名前彫られた角柱がきれいに残っています。この柱は屋根を支えたのではないのではと思いました。大臣は人が入れ替わるだろうから変わる度に屋根を葺き替えるとは思えません。

  • これほど形の整った彫刻の美しい石柱はこの後のキャンディの仏歯寺で見たくらいでした。そしてコロンボの「No,11」のジェフリー・バワのオフィスの壁にあった拓本はこの柱だと思いました。

    これほど形の整った彫刻の美しい石柱はこの後のキャンディの仏歯寺で見たくらいでした。そしてコロンボの「No,11」のジェフリー・バワのオフィスの壁にあった拓本はこの柱だと思いました。

  • 基壇に彫られた彫刻は1つ1つ違うのが驚きでした。身近な象はリアルに生きているようですが、獅子の形は固定化され、最上段の悪魔の姿は基壇を支えながら踊っているようです。

    基壇に彫られた彫刻は1つ1つ違うのが驚きでした。身近な象はリアルに生きているようですが、獅子の形は固定化され、最上段の悪魔の姿は基壇を支えながら踊っているようです。

  • 象の行進は階段まで繋がっています。水を吐くカーラと獅子の彫刻もきれいに残されています。

    象の行進は階段まで繋がっています。水を吐くカーラと獅子の彫刻もきれいに残されています。

  • 地元の人もバスで遺跡巡りです。遺跡を自転車で回っているのは欧米人の若者くらいでした。

    地元の人もバスで遺跡巡りです。遺跡を自転車で回っているのは欧米人の若者くらいでした。

  • 宮殿のあるシタデルの一角にあるヒンドゥー寺院の「シヴァ・デーワーラヤ」です。一目見てヒンドゥー寺院と分かりました。ジャワ島の遺跡などを観てきた甲斐がありました。

    宮殿のあるシタデルの一角にあるヒンドゥー寺院の「シヴァ・デーワーラヤ」です。一目見てヒンドゥー寺院と分かりました。ジャワ島の遺跡などを観てきた甲斐がありました。

  • 仏教遺跡に比べ非常に良い状態で残されている気がします。

    仏教遺跡に比べ非常に良い状態で残されている気がします。

  • 壁に積まれた石の模様からこの辺りでいくらでも見かける岩を切り出したものだと分かります。レンガを積んだ仏教遺跡と違い、石積みの工法は作業員も違ったのだと思います。ここは今も信仰の場でヨニとリンガの周りに燈明が上げられていました。

    壁に積まれた石の模様からこの辺りでいくらでも見かける岩を切り出したものだと分かります。レンガを積んだ仏教遺跡と違い、石積みの工法は作業員も違ったのだと思います。ここは今も信仰の場でヨニとリンガの周りに燈明が上げられていました。

  • ポロンナルワの王朝時代の王妃の1人がヒンドゥー教徒だったとも言われるそうですが、南インドのチョーラ人ポロンナルワを攻略した以降の寺院だと思います。周囲の仏教遺跡と破壊具合が全く違います。

    ポロンナルワの王朝時代の王妃の1人がヒンドゥー教徒だったとも言われるそうですが、南インドのチョーラ人ポロンナルワを攻略した以降の寺院だと思います。周囲の仏教遺跡と破壊具合が全く違います。

  • このまま歩いて「クワドラングル」へ移動します。靴下を忘れたと思ったけどそのままにしましたがこれが後になって大失敗となります。

    このまま歩いて「クワドラングル」へ移動します。靴下を忘れたと思ったけどそのままにしましたがこれが後になって大失敗となります。

  • 「トゥーパーラーマ」は建物としての形がよく残されています。

    「トゥーパーラーマ」は建物としての形がよく残されています。

  • 中に入ると分かりますが、壁が非常に厚いので通路が1本あるだけです。

    中に入ると分かりますが、壁が非常に厚いので通路が1本あるだけです。

  • 一番奥に仏像を置いた基壇の跡といくつかの仏像が置かれてあります。アーチのレンガの積み方が面白かったです。かまぼこ型をどうしても作りたかったのでしょうね。ベトナムのチャンパの積み方とか過去に見た遺跡をいろいろ思い出してみます。

    一番奥に仏像を置いた基壇の跡といくつかの仏像が置かれてあります。アーチのレンガの積み方が面白かったです。かまぼこ型をどうしても作りたかったのでしょうね。ベトナムのチャンパの積み方とか過去に見た遺跡をいろいろ思い出してみます。

  • 「ワタゲーダ」の全景です。北京にある天壇のミニチュア版のようにも見えます。

    「ワタゲーダ」の全景です。北京にある天壇のミニチュア版のようにも見えます。

  • 東西南北を仏像とガードストーンが守っているようです。

    東西南北を仏像とガードストーンが守っているようです。

  • この石が焼けていて多分70℃くらいあったのではないかと思います。

    この石が焼けていて多分70℃くらいあったのではないかと思います。

  • ニッサンカ・マーラ王が僧侶の読経を聞いたと言われる「ラター・マンダパヤ」です。当時は仏教教団の力が非常に強く、王にとっては国を統治する中で無視できない存在だったようです。ここの柱は蓮の茎をかたどって、風にたなびいている姿を現しています。

    ニッサンカ・マーラ王が僧侶の読経を聞いたと言われる「ラター・マンダパヤ」です。当時は仏教教団の力が非常に強く、王にとっては国を統治する中で無視できない存在だったようです。ここの柱は蓮の茎をかたどって、風にたなびいている姿を現しています。

  • アヌラーダプラの灌漑貯水池を造ったパラークラマ・バーフ1世の時代は強大な力を持った3つの寺院が3つの宗派を鼎立していましたが、国立の仏教教団を設立して武教組織を一本化してしまいます。採用されなかった宗派は解散させて僧侶は還元させたり国立教団では見習いから再スタートしたそうです。宗教を支配することにより寺院の財力や膨大な数の僧侶や用役に従事する労働力を得る必要があったようです。

    アヌラーダプラの灌漑貯水池を造ったパラークラマ・バーフ1世の時代は強大な力を持った3つの寺院が3つの宗派を鼎立していましたが、国立の仏教教団を設立して武教組織を一本化してしまいます。採用されなかった宗派は解散させて僧侶は還元させたり国立教団では見習いから再スタートしたそうです。宗教を支配することにより寺院の財力や膨大な数の僧侶や用役に従事する労働力を得る必要があったようです。

  • 寺院から取り上げた力や財力を元に灌漑貯水池を造っていったのでしょう。

    寺院から取り上げた力や財力を元に灌漑貯水池を造っていったのでしょう。

  • アタゲータの入り口です。スリランカの仏教寺院の基本的な建築の構成要素が分かってきました。

    アタゲータの入り口です。スリランカの仏教寺院の基本的な建築の構成要素が分かってきました。

  • ここも裸足にならないといけません。焼けた砂は強烈な熱さです。靴下は1日で捨てることになります。使い古した靴下が必要なスリランカの遺跡巡礼です。

    ここも裸足にならないといけません。焼けた砂は強烈な熱さです。靴下は1日で捨てることになります。使い古した靴下が必要なスリランカの遺跡巡礼です。

  • 石の柱の上には梁や屋根組が乗っていたのは想像できますが、外側の壁はレンガ積みだった姿が想像できないほど破壊されています。

    石の柱の上には梁や屋根組が乗っていたのは想像できますが、外側の壁はレンガ積みだった姿が想像できないほど破壊されています。

  • 「ワタゲーダ」に戻ってきました。ここのムーンストーンも非常に良く残っています。アヌラーダプラのムーンストーンと違って、ポロンナルワのムーンストーンには牛がいません。

    「ワタゲーダ」に戻ってきました。ここのムーンストーンも非常に良く残っています。アヌラーダプラのムーンストーンと違って、ポロンナルワのムーンストーンには牛がいません。

  • 日陰になったところから裸足で階段を上ろうとしますが、あまりの熱さに立っていることができません。

    日陰になったところから裸足で階段を上ろうとしますが、あまりの熱さに立っていることができません。

  • 持っていたタオルを使って数歩づつ進んで何とか参拝しました。外国人は靴下が無いとスリランカの仏教遺跡は歩けません。地元の人でも熱いと思うのですが。

    持っていたタオルを使って数歩づつ進んで何とか参拝しました。外国人は靴下が無いとスリランカの仏教遺跡は歩けません。地元の人でも熱いと思うのですが。

  • 遺跡群の一番奥にある「サトゥマハル・プラサーダ」です。小さなバベルの塔みたいです。今回スリランカで見た遺跡の中では一番多層になった建物でした。

    遺跡群の一番奥にある「サトゥマハル・プラサーダ」です。小さなバベルの塔みたいです。今回スリランカで見た遺跡の中では一番多層になった建物でした。

  • 一体どのような用途の建物だったのか?階段を登った先は?2層目から上へのアクセスは?壁に開いた穴は木製の階段でも設けてあったのか?見ていると謎が頭に浮かんできて飽きることが無いです。

    一体どのような用途の建物だったのか?階段を登った先は?2層目から上へのアクセスは?壁に開いた穴は木製の階段でも設けてあったのか?見ていると謎が頭に浮かんできて飽きることが無いです。

  • 「ガルポタ」と呼ばれる石の本で長さ9メートル、巾1.5メートルという巨大な一枚岩です。これを午前中にいたミヒンタレーから運んだと聞くと驚きです。距離にして100キロは離れています。

    「ガルポタ」と呼ばれる石の本で長さ9メートル、巾1.5メートルという巨大な一枚岩です。これを午前中にいたミヒンタレーから運んだと聞くと驚きです。距離にして100キロは離れています。

  • 涼しい車に乗ってもすぐに次の遺跡に着いてしまいます。「パバル・ヴィハーラ」というパラークラマ・バーフ1世の王妃によって建立された仏塔です。

    涼しい車に乗ってもすぐに次の遺跡に着いてしまいます。「パバル・ヴィハーラ」というパラークラマ・バーフ1世の王妃によって建立された仏塔です。

  • この仏塔は周囲の仏像などが残っているので往時を想像しやすいです。

    この仏塔は周囲の仏像などが残っているので往時を想像しやすいです。

  • 当時の参拝の時はこの水盤で足を清めたそうです。ここに水が張ってあったら飛び込みたいくらいです。でもお湯になっていそうな気がします。

    当時の参拝の時はこの水盤で足を清めたそうです。ここに水が張ってあったら飛び込みたいくらいです。でもお湯になっていそうな気がします。

  • 特にガイドブックを読んでも重要ではなさそうな仏塔ですがとても印象に残りました。仏教への信心とはいえ権力の象徴として造られた大きな仏塔より、女性が信仰心から造った想いというのは数百年経っても消えないのでしょうか。

    特にガイドブックを読んでも重要ではなさそうな仏塔ですがとても印象に残りました。仏教への信心とはいえ権力の象徴として造られた大きな仏塔より、女性が信仰心から造った想いというのは数百年経っても消えないのでしょうか。

  • 「シヴァ・デーワーラヤ」は遺跡公園に残ったもう1つのヒンドゥー寺院の遺跡です。仏教徒の多いスリランカでは訪れる人も少なく閑散としています。

    「シヴァ・デーワーラヤ」は遺跡公園に残ったもう1つのヒンドゥー寺院の遺跡です。仏教徒の多いスリランカでは訪れる人も少なく閑散としています。

  • ジャワ島のジョグジャカルタで数日かけて遺跡巡りしたことを思い出します。ジャワ島も暑かったです。妻はもう車から降りてきません。寺院は非常に良い保存状態で残されています。壁龕の像が残っていないのが残念で、扉も閉まっていたので内部を見ることは出来ませんでした。

    ジャワ島のジョグジャカルタで数日かけて遺跡巡りしたことを思い出します。ジャワ島も暑かったです。妻はもう車から降りてきません。寺院は非常に良い保存状態で残されています。壁龕の像が残っていないのが残念で、扉も閉まっていたので内部を見ることは出来ませんでした。

  • シヴァの乗り物とされる乳白色の牡牛であるナンディン(ナンディー)の像が置かれていたので、この寺院がシヴァを祀っていたと分かります。

    シヴァの乗り物とされる乳白色の牡牛であるナンディン(ナンディー)の像が置かれていたので、この寺院がシヴァを祀っていたと分かります。

  • 「ランコトゥ・ヴィハーラ」はポロンナワラで一番大きな仏塔で、アヌラーダプラの「ルワヌェリ・サーヤ大塔」を模して造られたそうです。昨日その大塔の周りを「ガード!ガード!」と唱えながら参拝したのが遠い昔のようです。

    「ランコトゥ・ヴィハーラ」はポロンナワラで一番大きな仏塔で、アヌラーダプラの「ルワヌェリ・サーヤ大塔」を模して造られたそうです。昨日その大塔の周りを「ガード!ガード!」と唱えながら参拝したのが遠い昔のようです。

  • 「ランカティラカ」に到着です。ここも見たかった寺院です。タイのスコータイの遺跡に似た印象を持っていたからです。

    「ランカティラカ」に到着です。ここも見たかった寺院です。タイのスコータイの遺跡に似た印象を持っていたからです。

  • 往時の姿はどんなだったのでしょう。屋根がどんなだったか扉があったのか興味がわきます。

    往時の姿はどんなだったのでしょう。屋根がどんなだったか扉があったのか興味がわきます。

  • ファサードの美しい曲線を持った壁にはシンハラ建築の特徴であるゲディゲ(Gedige)と呼ばれる漆喰のレリーフが残っています。

    ファサードの美しい曲線を持った壁にはシンハラ建築の特徴であるゲディゲ(Gedige)と呼ばれる漆喰のレリーフが残っています。

  • 表の空間と内陣が一体化しているのは単に屋根と入り口の壁が無いからだけではない気がします。先ほど見た宮殿やトゥーパーラーマの重厚さを感じません。

    表の空間と内陣が一体化しているのは単に屋根と入り口の壁が無いからだけではない気がします。先ほど見た宮殿やトゥーパーラーマの重厚さを感じません。

  • 右側のゲートの天井部には古いフレスコが残っていて、往時の色彩を感じることが出来ます。

    右側のゲートの天井部には古いフレスコが残っていて、往時の色彩を感じることが出来ます。

  • この寺院には上の階へ行く階段がありますが、仏像にお尻を向けないように横向きでないと登れない造りになっています。階段の踏み面が足の幅で、蹴上の高さが非常に高いという特殊な階段です。

    この寺院には上の階へ行く階段がありますが、仏像にお尻を向けないように横向きでないと登れない造りになっています。階段の踏み面が足の幅で、蹴上の高さが非常に高いという特殊な階段です。

  • 立像の首は落とされているのが残念です。壁面と同じ煉瓦で大枠の形を造り、その上を白漆喰で仕上げるという非常に手の込んだ作業をしています。雨ざらしなのに仏陀の衣の襞が良く残っています。

    立像の首は落とされているのが残念です。壁面と同じ煉瓦で大枠の形を造り、その上を白漆喰で仕上げるという非常に手の込んだ作業をしています。雨ざらしなのに仏陀の衣の襞が良く残っています。

  • 美しいドレープの足元にはシンハラ人を表す獅子のレリーフが残っています。これはスリランカのガイドさんでなければ知らない情報です。

    美しいドレープの足元にはシンハラ人を表す獅子のレリーフが残っています。これはスリランカのガイドさんでなければ知らない情報です。

  • 水を吐くカーラの彫刻も非常に良く出来ています。建物の美しさはこことこの後に行った「ティワンカ・ピリマゲ寺院」が一番だったのではと感じます。

    水を吐くカーラの彫刻も非常に良く出来ています。建物の美しさはこことこの後に行った「ティワンカ・ピリマゲ寺院」が一番だったのではと感じます。

  • ファサード右の漆喰のレリーフの美しさは見事です。

    ファサード右の漆喰のレリーフの美しさは見事です。

  • こんな建物のレリーフは初めて見ました。往時のポロンナルワの姿を垣間見た気がします。

    こんな建物のレリーフは初めて見ました。往時のポロンナルワの姿を垣間見た気がします。

  • 建築に対して非常な思い入れがあったのでしょうね。現在にも通じる3D図面と言っても過言ないでしょう。

    建築に対して非常な思い入れがあったのでしょうね。現在にも通じる3D図面と言っても過言ないでしょう。

  • 「キリ・ヴィハーラ」のキリはミルクという意味だそうですが、700年以上密林に覆われながら往時のままの漆喰の状態で残されていたそうです。ローマ時代のセメント技術やチャンパのレンガを接着剤なしに繋ぐ技術など現在の技術をもってしても再現出来ないものの1つかもしれません。

    「キリ・ヴィハーラ」のキリはミルクという意味だそうですが、700年以上密林に覆われながら往時のままの漆喰の状態で残されていたそうです。ローマ時代のセメント技術やチャンパのレンガを接着剤なしに繋ぐ技術など現在の技術をもってしても再現出来ないものの1つかもしれません。

  • 車が待っているところまで遺跡公園を散策します。ただレンガを積んだだけなのにこのシンプルなデザインの力強さって何なのだろうと思います。

    車が待っているところまで遺跡公園を散策します。ただレンガを積んだだけなのにこのシンプルなデザインの力強さって何なのだろうと思います。

  • レンガ積みの美しさは今まで見てきた遺跡の中でも一番かもしれません。

    レンガ積みの美しさは今まで見てきた遺跡の中でも一番かもしれません。

  • 仏塔の周りには何千人もの僧侶が住んでいたそうです。それぞれの僧房の脇には水洗トイレまであったそうです。一応その場所でポーズを取ってみます。

    仏塔の周りには何千人もの僧侶が住んでいたそうです。それぞれの僧房の脇には水洗トイレまであったそうです。一応その場所でポーズを取ってみます。

  • 少し車で走った先の灌漑貯水池です。灌漑貯水池はアンコールの西バライにはかなわないと思うけれど、スリランカの貯水池の数の多さには驚かされます。

    少し車で走った先の灌漑貯水池です。灌漑貯水池はアンコールの西バライにはかなわないと思うけれど、スリランカの貯水池の数の多さには驚かされます。

  • ポロンナルワといえば「ガル・ヴィハーラの仏像」に参拝しなければなりません。屋根が掛かってしまっているのは興醒めですが、遺跡の保護のためには仕方ないですね。

    ポロンナルワといえば「ガル・ヴィハーラの仏像」に参拝しなければなりません。屋根が掛かってしまっているのは興醒めですが、遺跡の保護のためには仕方ないですね。

  • 左から順に参拝していきます。まずは瞑想する仏陀の姿です。

    左から順に参拝していきます。まずは瞑想する仏陀の姿です。

  • 東南アジアの国々の仏教寺院を数多く参拝しているとその国々の特徴ある仏像に出合いますが、スリランカの仏像の表情も素晴らしいです。そして薄い衣より石の模様の美しさに目が留まります。

    東南アジアの国々の仏教寺院を数多く参拝しているとその国々の特徴ある仏像に出合いますが、スリランカの仏像の表情も素晴らしいです。そして薄い衣より石の模様の美しさに目が留まります。

  • 中央の座像は更に金網で覆われています。

    中央の座像は更に金網で覆われています。

  • 信心深い人の多いスリランカではここまでする必要があるのかと思ってしまいますが、レリーフの細かさは見事です。

    信心深い人の多いスリランカではここまでする必要があるのかと思ってしまいますが、レリーフの細かさは見事です。

  • 左の立像は釈迦の十大弟子のひとりアーナンダという説があるそうです。出家後に釈迦が死ぬまで25年間常に近侍して身の回りの世話も行っていたのがアーナンダです。そのため釈迦の弟子の中で教説を最も多く聞き、よく記憶していたので「多聞第一」といわれた姿を想像します。

    左の立像は釈迦の十大弟子のひとりアーナンダという説があるそうです。出家後に釈迦が死ぬまで25年間常に近侍して身の回りの世話も行っていたのがアーナンダです。そのため釈迦の弟子の中で教説を最も多く聞き、よく記憶していたので「多聞第一」といわれた姿を想像します。

  • そして美男子だったので女難にあった話も思い出しました。スリランカの立像のこの何とも言えない体のくねりは先のランカティラカの像にも通じます。左の足元には獅子はいませんね。

    そして美男子だったので女難にあった話も思い出しました。スリランカの立像のこの何とも言えない体のくねりは先のランカティラカの像にも通じます。左の足元には獅子はいませんね。

  • スリランカで1番のイケメン像です。

    スリランカで1番のイケメン像です。

  • そして涅槃仏です。夏目漱石の「夢十夜」の六夜目の「運慶が護国寺で仁王を彫っている…。」という話を思い出します。

    そして涅槃仏です。夏目漱石の「夢十夜」の六夜目の「運慶が護国寺で仁王を彫っている…。」という話を思い出します。

  • 「運慶は木の中に埋まっている仁王を掘り出しているだけだ」と言っているのを聞く。自分でも仁王像を彫ってみたくなり、家にある木を彫り始めるが、何度やっても仁王は出てこなかった。明治の木には仁王はもういな。という話ですがスリランカの岩の中には仏陀がいたのだなと思います。

    「運慶は木の中に埋まっている仁王を掘り出しているだけだ」と言っているのを聞く。自分でも仁王像を彫ってみたくなり、家にある木を彫り始めるが、何度やっても仁王は出てこなかった。明治の木には仁王はもういな。という話ですがスリランカの岩の中には仏陀がいたのだなと思います。

  • それにしても美しい岩の模様です。それに薄衣が重なり何とも言えない美しさです。この石像が雨に当たったら岩の色がどう変わるのだろうか。見てみたいという衝動にかられます。

    それにしても美しい岩の模様です。それに薄衣が重なり何とも言えない美しさです。この石像が雨に当たったら岩の色がどう変わるのだろうか。見てみたいという衝動にかられます。

  • この辺りも岩山なので磨崖仏の前にも観覧席のように都合の良い岩があります。

    この辺りも岩山なので磨崖仏の前にも観覧席のように都合の良い岩があります。

  • その岩の上にも岩がゴロゴロいています。その足元には小さな小枝が岩を支えています。タイのマイカムポーと呼ばれる木の枝で仏教を支えるというのと同じ意味でしょうか。中国四川省のチベット仏教文化圏ではこれとまったく同じようなものを見たことがあります。九寨溝を散策していると同じものを見ることが出来ます。

    その岩の上にも岩がゴロゴロいています。その足元には小さな小枝が岩を支えています。タイのマイカムポーと呼ばれる木の枝で仏教を支えるというのと同じ意味でしょうか。中国四川省のチベット仏教文化圏ではこれとまったく同じようなものを見たことがあります。九寨溝を散策していると同じものを見ることが出来ます。

  • 旅先では毎日絵葉書を書くので必要な買い物です。ポロンナルワの絵葉書10枚セットは200ルピーでした。これはどこでも共通の言い値だったのでこの金額で買っていました。そして絵葉書売りの人と記念写真は欠かせません。皆さん面白がって喜んでくれたのでずっと続けていました。

    旅先では毎日絵葉書を書くので必要な買い物です。ポロンナルワの絵葉書10枚セットは200ルピーでした。これはどこでも共通の言い値だったのでこの金額で買っていました。そして絵葉書売りの人と記念写真は欠かせません。皆さん面白がって喜んでくれたのでずっと続けていました。

  • さらに車で遺跡公園の北に向かいます。これは「蓮の池」という昔の沐浴場です。

    さらに車で遺跡公園の北に向かいます。これは「蓮の池」という昔の沐浴場です。

  • 周囲には何も建物が無く赤土の広場にこの石で出来た池がぽつんとあるだけです。この沐浴場が有名なのはコロンボ市内にある建物の外観がこの池を模っていることからも分かります。

    周囲には何も建物が無く赤土の広場にこの石で出来た池がぽつんとあるだけです。この沐浴場が有名なのはコロンボ市内にある建物の外観がこの池を模っていることからも分かります。

  • さらに北にある「ティワンカ・ピリマゲ寺院」でポロンナルワの遺跡見学は終わりです。夕方にもなりここまでくる観光客の姿も少ないです。この寺院はずっと修復していたらしく、大きな屋根が掛けられていました。

    さらに北にある「ティワンカ・ピリマゲ寺院」でポロンナルワの遺跡見学は終わりです。夕方にもなりここまでくる観光客の姿も少ないです。この寺院はずっと修復していたらしく、大きな屋根が掛けられていました。

  • この寺院もゲディゲと呼ばれる漆喰のレリーフが残っています。先に見たランカティラカを越えるレリーフです。

    この寺院もゲディゲと呼ばれる漆喰のレリーフが残っています。先に見たランカティラカを越えるレリーフです。

  • ここでびっくり。内部のモザイク画の写真を撮りたかったのですが、修復後は撮影禁止になっていました。数年前ではフラッシュ禁止だけだったようですが。シーギリアのモザイクは撮影禁止になったと聞いていたのですが、ここもだとは思いませんでした。

    ここでびっくり。内部のモザイク画の写真を撮りたかったのですが、修復後は撮影禁止になっていました。数年前ではフラッシュ禁止だけだったようですが。シーギリアのモザイクは撮影禁止になったと聞いていたのですが、ここもだとは思いませんでした。

  • ここのフレスコ画は正直に言ってシーギリヤの物より素晴らしかったです。法隆寺の焼失した金堂壁画の阿弥陀浄土図の観音菩薩(10円切手の図柄)を思い出させるような線画の美しさが心に残りました。こんな女性が数十人並んでいます。これは絵葉書の写真です。

    ここのフレスコ画は正直に言ってシーギリヤの物より素晴らしかったです。法隆寺の焼失した金堂壁画の阿弥陀浄土図の観音菩薩(10円切手の図柄)を思い出させるような線画の美しさが心に残りました。こんな女性が数十人並んでいます。これは絵葉書の写真です。

  • 建物の右手のレリーフの精巧さには驚かされました。

    建物の右手のレリーフの精巧さには驚かされました。

  • あまりの素晴らしさに言葉も失いました。ギリシャやローマの建築を彷彿させます。

    あまりの素晴らしさに言葉も失いました。ギリシャやローマの建築を彷彿させます。

  • 細かいディテールは更に面白いです。

    細かいディテールは更に面白いです。

  • 細かい動物や仏像がびっしりです。日本の鏝絵(こてえ)も素晴らしいですが同じ漆喰の技術ですが全く違う方向へ向かっていたと思います。

    細かい動物や仏像がびっしりです。日本の鏝絵(こてえ)も素晴らしいですが同じ漆喰の技術ですが全く違う方向へ向かっていたと思います。

  • アンコール遺跡のバンテアイ・スレイの東洋のモナリザと呼ばれた像のようです。アンドレ・マルローが見ていたら絶対に盗んだと思います。

    アンコール遺跡のバンテアイ・スレイの東洋のモナリザと呼ばれた像のようです。アンドレ・マルローが見ていたら絶対に盗んだと思います。

  • いくら見ていても飽きません。

    いくら見ていても飽きません。

  • 遺跡に見とれていると大抵妻の呼び声で現実に戻されます。

    遺跡に見とれていると大抵妻の呼び声で現実に戻されます。

  • どれだけ細かいレンガを積んだのかが分かる部分もありました。やっぱり聞くのとみるのは大違いですね。しかし疲れました。

    どれだけ細かいレンガを積んだのかが分かる部分もありました。やっぱり聞くのとみるのは大違いですね。しかし疲れました。

  • ポロンナルワを出てシーギリヤへ向かいます。途中のナンダナの町のワインストアでお酒を仕入れます。

    ポロンナルワを出てシーギリヤへ向かいます。途中のナンダナの町のワインストアでお酒を仕入れます。

  • どこの町にも数軒このようなアルコール店があり、それ以外の店ではお酒は売っていません。

    どこの町にも数軒このようなアルコール店があり、それ以外の店ではお酒は売っていません。

  • 昼頃に一度通った道を戻ります。相変わらず田んぼにはアヒル部隊が仕事をしています。

    昼頃に一度通った道を戻ります。相変わらず田んぼにはアヒル部隊が仕事をしています。

  • ミンネリア国立公園に差し掛かりました。

    ミンネリア国立公園に差し掛かりました。

  • ナンダさんの「象です。」の声で車が 停まります。生まれて初めて見る野生の象です。

    ナンダさんの「象です。」の声で車が 停まります。生まれて初めて見る野生の象です。

  • さらに奥には数十頭の野生の象の群れが見えます。

    さらに奥には数十頭の野生の象の群れが見えます。

  • スリランカの人でも珍しいのでしょうか。トラックや家族連れの乗用車も停まっています。この先は左手が森になってしまうので、湖が見えるのはこの辺りの数百メートルだけなのでラッキーでした。

    スリランカの人でも珍しいのでしょうか。トラックや家族連れの乗用車も停まっています。この先は左手が森になってしまうので、湖が見えるのはこの辺りの数百メートルだけなのでラッキーでした。

  • 片方の牙のない雄の象は1頭だけで草を食んでいます。

    片方の牙のない雄の象は1頭だけで草を食んでいます。

  • 象の群れはどんどん近づいてきますが、この辺りまで来るには30分くらいかかりそうです。そしてその前に陽が落ちるでしょう。

    象の群れはどんどん近づいてきますが、この辺りまで来るには30分くらいかかりそうです。そしてその前に陽が落ちるでしょう。

  • 諦めて先を急ぎます。

    諦めて先を急ぎます。

  • この日も美しい夕日が眺められました。

    この日も美しい夕日が眺められました。

  • 「象がいた!」との声で車がまた車が停まります。少し先に車を停めて象が左側の湖へ行くために道路を渡るのを待ちましたがそのまま森に消えてしまいました。

    「象がいた!」との声で車がまた車が停まります。少し先に車を停めて象が左側の湖へ行くために道路を渡るのを待ちましたがそのまま森に消えてしまいました。

  • そして太陽が沈みきる前にシーギリヤに到着しました。

    そして太陽が沈みきる前にシーギリヤに到着しました。

  • 念願のシーギリヤ・ロックです。明日は頂上まで登ります。

    念願のシーギリヤ・ロックです。明日は頂上まで登ります。

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2017 スリランカ周遊の旅

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