2017/05/02 - 2017/05/03
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kojikojiさん
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「ヘルガズ・フォーリー」を出てここまで1週間車を運転してくれていたニローシャさんとはお別れです。ここからの1週間は22歳のドライバーさんに変わります。キャンディからヌワラ・エリアまでは少しづつ高度を上げていく感じがします。しばらくすると車窓の風景は一面の茶畑に変わります。いくつもの有名な紅茶農園を越える中で、多少時間があったので「ラブケリーエステート」で休憩にしてもらいました。工場の見学をしている暇はないので買い物とお茶を飲むだけです。ちょうど中国系の団体さんが買い物をされていましたが「爆買い」というのを初めて目の当たりにしました。1箱10,000ルピーの高級品の紅茶を山のように買っていきます。あぁ日本に来て買い物して欲しいと思います。そしてヌワラ・エリアで飲む初めての紅茶は美味しかったです。予定より多少早くキャンディを出発したので夕暮れ前にはヌワラ・エリアに到着しました。ガイドさんの計らいで街の中心部の市場や洋品店にも立ち寄ることが出来て、新しいロンジーも買うことが出来ました。そしてこの日の宿泊は「ヒル・クラブ」です。今回の旅でもちょっと変わった選択のホテルでしたが、ここにして良かったと思いました。いろいろな情報からスイートルームを予約してありましたが、通された部屋は建物の中心の石造りの2階の中央の部屋で素晴らしかったです。部屋も良かったですがホテル自体の時間が止まっているようで、ビリヤードルームもレストランも全てが思い出になりました。翌朝は仏教の読経が町中のスピーカーから流れ、教会の鐘も朝を告げます。このホテルは庭園も素晴らしいと聞いたので散歩に出てみます。大きくはありませんが春から秋までの草花が咲き乱れた不思議なイングリッシュ・ガーデンでした。一昨年にロンドンに行った際には感じなかった古き良き英国のカントリーサイドを感じられた気がしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- スリランカ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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狂気の世界「ヘルガス・フォーリー」を出ると道路は一方通行なので、必然的にキャンディ湖を1周することになります。眺めの良いところでキャンディの町ともお別れです。バスターミナルの近くでコロンボへ戻るニローシャさんとお別れして新たな4人体制でヌワラ・エリアを目指します。
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道路と並行していた線路にディーゼル機関車が見えました。ヌワラ・エリア周辺の茶畑を走る列車は有名なので、乗ってみたいとは思っていたのですが今回は諦めていました。
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冷房の効いた専用車の快適さを選んだということもありますが、スケジュール上の効率を選んだ結果でした。
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しばらく走ると人の住むエリアから外れてジャングルのような風景に変わってきます。
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曖昧な記憶ですがヌワラ・エリアまでの3時間とヌワラ・エリアからコロンボ方面への3時間は車窓の風景はほとんどがこういった茶畑ばかりでした。
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孔雀椰子の木に竹の梯子が掛かっていたのでガイドのナンダさんが車を停めてくれました。
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キトゥルと呼ばれる孔雀椰子から採るパニという蜜はガードという水牛の濃厚なヨーグルトにかける茶色い蜜のキトゥルパニになるそうです。右上に花を束ねたものが見えると思いますが、そこが採取しているところです。
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時間が押しているにもかかわらず景色の良いところで車を停めてもらうのでどんどん遅れているような気がします。でも思わず停めたくなるほどの美しい景色が続きます。
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巨大なアボガドの木です。この辺りはアボガドも有名なようで、道路脇で売っている所も見掛けました。
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クネクネ曲がった道を走りながらも少しづつ高度が上がっているのが分かります。こういった時にトヨタの新しい車を手配してくれた現地の旅行会社の岡部さんに感謝です。
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いくつものティーファクトリーを通り過ぎていきます。どこも同じような建物なのが面白いです。基本的に同じ時期に出来た工場なので、同じような大きさで同じような性能の機械が入ってるし、工程も同じなので建物も似ているのでしょう。
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あぁ頭の中で描いていたようなスリランカの茶畑です。妻にとっては実家の居間から見る景色とあまり変わらないかもしれません。富士宮出身の妻の家の南側の窓からは駿河湾に向かって傾斜地に茶畑が広がります。
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「ラボケリー」の文字が見えたので車を停めてもらいました。
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ここに立ち寄りたいためにキャンディを出発する時間を早めていました。当初午後4時にキャンディを出て、ティーファクトリーに寄りたいとリクエストしたら、イーツアーズの岡部さんに「無理です。」とアドバイスをいただいていました。
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キャンディの町中の見学と買い物と引き換えに来ることの出来たティーファクトリーです。もちろん工場見学をするつもりはありません。翌日ヌワラ・エリアで予定を入れています。
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「マックウッズ・ラボケリー・ティー・センター」の喫茶コーナーとショップに入ってみます。
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入った瞬間は中国系の団体さんが我先に紅茶を爆買い中でした。それが1人数万円分は買っています。思わずそのお金を持って日本に来てくださいと思います。こちらは1,000ルピーと思っていた箱が10,000ルピーと知って、レジでキャンセルする始末です。
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1箱650ルピーとか750ルピーのお手頃価格の紅茶を買いました。宝石屋さんでもお土産に2箱紅茶をいただいていましたが、ガサバるけど良いお土産になって、いくらあっても足りないくらいでした。
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紅茶の本場のヌワラ・エリアでいただく初めての紅茶です。
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こちらは1961年生まれの同級生です。
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中国本土の団体さんは紅茶を買うだけなので喫茶コーナーはいたって静かです。
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大型バスが過ぎ去るとショップも静かなものです。
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同じスリランカでも海抜の低いところと比べると別世界のようです。前日までの灼熱だったスリランカはどこへ行ってしまったのかと思います。
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少し肌寒いくらいの気温です。空気も湿度があり気持ち良いです。
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スリランカの中間でヌワラ・エリアの旅を入れて良かったです。でも翌日にはゴールまで移動してしまうのでまた灼熱が続くのですが。
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どこのティーファクトリーもロードサイドに看板が出ていますが、大きなエステートは車で延々と走っても同じ看板が続きます。
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「マックウッズ・ラボケリー」とお別れです。
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そしてまた茶畑が延々と続きます。
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もう夕方なので茶摘みは終わってしまっているのが残念です。茶畑の中に人の気配はありません。
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少し茶畑の中を歩いてみたいと思います。
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茶摘みをしているのは19世紀のイギリス植民地下の南インドからプランテーション労働力として連れてこられた人々の子孫、いわゆるインド・タミル人な方々なのでヒンドゥー寺院をいくつも通り過ぎました。
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夕方の5時頃にヌワラ・エリアに到着しました。そのままホテルへ行くのではなく町中を少し歩くことにしました。何とか暗くなる前に到着して良かったです。暗い茶畑を通り抜けるだけでは勿体ない景色ですから。
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町の中心地に車を置いて市場などを見て周ります。翌日はゴールまで移動もあるので町中をゆっくり見る時間はありません。
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紅茶農園の中心地なのでタミル系の人が多い様で、今まで移動して来た町とは雰囲気がちょっと違うように思えました。
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サロンを買いたいと言っていたのをガイドのナンダさんは覚えていてくれました。
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寺院巡りをしていた前半の旅で見掛けた人たちのサロンがかっこいいので欲しいと思っていました。
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ナンダさんが撮ってくれた写真を見てみると結構2人で真剣に選んでますね。
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結果900ルピーのサロンを3枚購入すると1枚700ルピーまでまけてくれました。
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妻が何も買わない訳がありません。白いモンペみたいなのを買っていました。こちらも900ルピーを700ルピーにしてもらいました。外国人が買い物に来るのは珍しいのか表まで見送ってくれました。
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さあ市場に突入です。古い建物に古い什器に商品が並んでいますが、大切に使われているのがよく分かり雑多な感じは感じません。
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中国内陸部のディープな市場を散々歩き回った人には物足りなかったでしょうか。
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これらの野菜は全部カレーになってしまうんでしょうね。
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吊られたバナナの量が半端ないです。ダンブッラの卸売市場へ行ったのが遠い昔のようです。
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一番賑わっていたのがアレカナッツ(檳榔子)の店です。アレカナッツ(Areca Nut)またはベテルナッツ(Betal Nut)と呼ばれる実の核の部分と貝殻から作られた石灰と一緒にキンマという植物の葉で包み、口に入れて噛む嗜好品です。肉体労働者には必要な物なんでしょうね。
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ミャンマーではキンマの葉っぱをきれいに螺旋状に並べていたり、台湾では綺麗な女の子が売っていたり、国によって売り方も様々です。
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意外に面白かった市場と商店街巡りだったのでガイドさんに感謝です。
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ちょうど日の落ちた午後6時半にホテルに到着しました。この日はいろいろ悩んだ末に決めた「ヒル・クラブ」に宿泊します。
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1876年にオープンした純英国風ハンティング・ロッジです。19世紀の紅茶プランテーションの経営者たちの社交場として栄えた歴史があります。
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現在も格式が高く会員制ですが旅行者は一時会員として利用できます。現在の会員は815人で、メンバーになるには既存メンバーからの紹介が必要なジェントルマン・クラブと同じシステムです。
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建物の正面にある車寄せから中に入り名前を告げます。
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エントランス横のクラシックなバーでチェックインします。
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視線を感じて顔をあげると若かりしプリンス・オブ・ウェールズと目が合いました。
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「ヒル・クラブ」のウェルカム・ドリンクは香りのよい紅茶でした。
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「お部屋は5号室をご用意しておりますが、お気に召さなければ他のお部屋もございます。」ということで最初に入った5号室にびっくりしました。この時に確信はありませんでしたが、建物中央の石造りの一番大きな部屋です。
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古い暖炉が雰囲気を醸し出しますが、現在はヒーターに変わっていました。実際に夜は冷え込むので必要な時もあるのでしょう。
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スリランカで泊まったホテルで唯一薄い毛布の上掛けでした。
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この窓がこの館の中心の窓です。
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古いドレッサーと揃いのデスクが歴史を感じさせます。
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さすがにヌワラ・エリアのホテルなので紅茶がたくさんあります。
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バスルームは広いけれど洗面台がちょっと小さいです。シャワーブースと別にバスタブもあり広さは十分です。
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このホテルのレストランにはドレスコードがあり、男性はジャケットとネクタイが必須です。貸しジャケットもありましたが、今回ジャケットを持って行って正解でした。ここでしか使わないと思っていましたが「ヘリタンス・カンダラマ」と「ジェット・ウイング・ライトハウス」のアラカルト・レストランでも使えました。スリランカなのでと考えて麻というのも良かったです。ネクタイはホテルのショップで800ルピーでオリジナルロゴ入りのレジメンタルタイが買えます。翌日気が付いたのでディナーでは使えなかったのが残念です。650円にしては良く出来たタイです。
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ドアがノックされ届いたのは大きな湯たんぽでした。湯たんぽなんて40年以上使ったことがありません。1個は妻の足元へ1個は妻が抱えて寝てしまいました。
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今回ホテルを予約する際にいろいろなコメントで、スイートルームを予約した方が良いとありました。これは絶対に正解でエントランスの車寄せの上の階の1列がスイートルームのようでした。それ以外の部屋は本館の裏側になると思います。部屋の壁が薄くて隣の部屋の声が聞こえたとかはこちらの建物でしょう。スイートと言っても数千円高いだけなのでお薦めです。特にこの5号室は中心の部屋なので一番広いと思います。1号から5号が石造りで6号から10号辺りが木造だと思います。
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ちょっとお洒落してディナーに向かいましょう。特に予約する必要はありません。
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灼熱のスリランカから脱出してタイを締めてジャケットを着ると身が引き締まるような気がします。
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レストランに入る前に少しホテルの中を散歩してみます。何となく「奈良ホテル」を思い出させる雰囲気です。
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コロンボの主教とクルネガラの主教と共にヌワラ・エリアの聖トリニティ教会の聖金曜日の礼拝に向かう若かりしエリザベス女王とエディンバラ公の写真がありました。
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このホテルのシンボルマークでもある豹のハンティング・トロフィーです。
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素敵な図書館も備えています。
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1954年にヌワラ・エリアを訪れたエリザベス女王です。王位を継承して2年でチャールズも生まれた後です。
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ビリヤードルームの設えも素晴らしいです。
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ビリヤードルームといいながら置かれていたのはスヌーカーの台です。的球には赤15個、黄、緑、茶、青、桃、黒が1つずつの計21個あります。その的球を白い手球で狙っていきます。ビリヤードを始めたのは今から40年以上前の14歳の時からですがスヌーカーはやったことはありません。
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この部屋にもたくさんのハンティング・トロフィーが並んでいます。
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キューのスタンドが象の足なのには驚きましたが本物ではないでしょう。
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現在もティー・エステートのオーナーはここに集まってスヌーカーを楽しんだり、ゴルフをしたりするのでしょうか。
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細かいルールが書かれているところが厳格なイギリスっぽいですね。
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さあ晩御飯にしましょう。入り口にはランチメニューとディナーのメニュー、朝食の紹介も書かれています。
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ランチメニューはミネストローネにグリルしたラムチョップかスパゲティ・ボロネーゼにバナナスピリット。ヌワラ・エリアの紅茶かコーヒーが付いて20ドル。絶対にディナーがお薦めです。
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戴冠する前1949年のエリザベスとフィリップ。そして2017年現在の写真。我が家もこうありたいと思います。
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このホテルの周辺には店は無いので、このレストランでしか食事は出来ないというか、ここで食事しないのであれば泊まる必要はないと思います。
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チーズソースの掛かったヴォル・オ・ヴァンからスタートです。マトンのベジタブルスープ。メインはハンガリー風グラーシュかヒル・クラブスタイルのヒラメ。チョコレート・ラヴァ・プディングとヌワラ・エリアの紅茶。これで25ドルは安いです。
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ダイニングルームはこんな感じです。多分100人くらい座れるテーブルセッティングがなされていますが、お客はご夫婦が4組ほどと中国系の若い団体ツアーが15人ほどだけでした。
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スリランカに来てここまでずっとビールがメインの生活でしたので、ワインとスパークリング・ウォーターを注文します。
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キャンドルの置かれたレストランは「ヘリタンス・カンダラマ」以来です。
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食べることと旅行が妻との共通の趣味で良かったと思うひと時です。
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ワインの種類は少ないですが、お手ごろ価格の物が多いので助かります。
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ヴォル・オ・ヴァンは焼いたバターパイ生地のフランス語名で「吹く風」という意味はこのペストリーの軽さを表しているのでしょう。チーズの濃厚なソースが食欲を誘います。付け合わせの野菜も美味しいです。パプリカの風味も感じる1皿です。
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メゾン・ベルロッシュ メルロ カベルネ・ソーヴィニヨンはコルクの栓ではないのが残念ですが、残ったら部屋に持って帰れるなと思いました。が、ここで全部飲んでしまいました。
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マトンのベジタブルスープです。昔イスタンブールの有名な羊料理屋で飲んだスープを思い出しました。その店のメイン料理は2種類しかなく、英語訳にはSheep Head with Brainかwithout Brainとありました。値段は同じでしたので脳ミソ付きを注文しましたが、ほぐしたお肉を上から食べ進んだら羊の眼球と目が合ってしまって、そこから食べられなくなった思い出があります。
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ウェイターさんが気を利かせて写真を撮ってくれました。
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ヒラメのフィレ・メゾン風は肉厚のヒラメの白身をフリットにして、ケッパーの入ったレモンバターソースがかかり、付け合わせの野菜はホテルの菜園で採れたものです。これは美味しかったです。
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妻は大好きなハンガリー風のグラーシュです。ブダペストの「グンデル」へ行った時の話しで盛り上がります。そいうえば「グンデル」にもエリザベス女王が訪問した時の写真がありました。
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大テーブルにツアーで来た中国系の若者が15人くらいいました。彼らとはクイーンズホテルでも一緒だったので、お金持ちの子弟といった雰囲気でした。食事中は全員がスマホをいじっていて誰も話をしないのが不気味でした。
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チョコレート・ラヴァ・プディングとバニラアイスクリームのデザートです。熱々のチョコレートに火傷しないように混ぜて食べると絶品です。これも美味しかったです。
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この食事の内容で25ドル++は大満足です。
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そしてヌワラ・エリアの紅茶は暖炉のそばでいただきます。暖炉にはちゃんと火が入っています。
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これまでの1週間とは全く違うホテルライフを楽しんでいます。スリランカの奥深さを改めて感じます。
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この「ヒル・クラブ」はジェントルマン・クラブなので、昔は女性は入れなかったようです。
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昔は女性専用の入り口だったようです。
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スリランカ2週間で唯一涼しかったヌワラ・エリアを堪能してください。明日からまた灼熱の世界へ戻りますから。
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綺麗にカラーが生けられています。ホテル内のすべての花は生花で、ホテルの運営の良さを感じさせます。妻との結婚式のブーケはカラーだけを束ねたもので、ドレスの裾もカラーのような広がりのあるものでした。
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食事の済んだテーブルにはいつのまにか翌日の朝食の準備が終わっていました。
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ヒル・クラブのエンブレムはいくつも見つけられます。
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レストランは午後10時までですが、皆さん部屋に戻られるのが早いです。
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ホテルで使っている食器はショップで売られています。このアンダープレート欲しかったです。
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ホテル中に掲げられたプレート。でも廊下で誰かに合うことも無く不気味なほど静まり返っていました。中国のツアーの若者は裏側の部屋をあてがわれていたようです。
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翌朝5時になるとヌワラ・エリアの仏教徒に向けて、町中にあるスピーカーから読経の声が流れてきます。そして教会の鐘が鳴ります。ヒンドゥー教は静かなままでした。モスクは無いのかアザーンが流れることはありませんでした。窓を開けると涼しい風が流れ込み、美しい空が広がっていました。
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こんな朝は部屋にいたら勿体ないので散歩に出掛けます。もちろん1人です。
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色とりどりの花が生けられています。ロンドンでは感じられなかった英国のカントリサイドをスリランカで感じます。
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アヌラーダプラで泊まった英国コロニアル建築のホテルの車寄せも良かったですが、ここのホテルは更に重厚です。
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ここにも「ヒル・クラブ」の豹の紋章がありました。
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建物中央の三角屋根の3連窓が我々の泊まった5号室です。左の窓がバスルームです。
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左のウイングの2階は木造のようです。1階がレストランで、このゲートから入ることも出来ます。
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朝焼けの「ヒル・クラブ」全景です。
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本館の前には美しいイングリッシュ・ガーデンが広がります。
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妻はまだ夢の中のようです。目が覚めて窓が開かないか念じましたがダメでした。ベルギーのブリュージュのクラシックなホテルに泊まった時は運河越しに窓から顔を出してくれたのですが。
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芝生の上をしばらく歩いてみます。「ヒル・クラブ」の名前の通り小高い丘の上に建っています。
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庭の花々は春から秋までいろいろな季節のものが咲き乱れています。
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敷地内には瀟洒な建物が点在しています。こちらは半分がジムになっていました。
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大きな「ブラシの木」が植えられています。きれいに広がっているので四方にベンチが置かれてます。カリステモンとか花槙(ハナマキ)とか金宝樹(キンポウジュ)と呼ばれます。確かに葉っぱが槇に似ています。それよりも赤い花が瓶を洗うブラシのようですので ブラシの木が一番合っているともいます。オーストラリア原産というのが英国風の庭園に合っているかもしれません。
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大きな生け垣があります。昨日キャンディのヘルガズ・フォーリーでアリス・イン・ワンダーランドのイラストを見た印象が強く残っていて、この生け垣を越えれば「不思議の国」に行けるのではと思いましたがダメでした。
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この「ヒル・クラブ」自体が不思議の国なのかもしれません。
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誰もいないホテルの中も歩いてみます。エントランスから右側のウイングの応接室です。レストランと同じように暖炉が設えてあります。
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廊下のコーナー部も雰囲気があります。
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イギリスといえばダーツですね。昨晩は欧米人のお父さんが小さい息子に手ほどきしていました。
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部屋に戻ると妻が起きていたので部屋から顔を出してもらいました。そして散歩に誘いました。
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車寄せで記念写真を撮りました。
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我が家のチェシャ猫です。
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花好きの妻を案内して庭を回ってみます。
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花を見るなり「あら、この庭すごいわね。春から夏、そして秋の花までいっぺんに咲いてるわ。」こういった知識や感性は自分には無いので一緒に旅していると勉強になります。
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色とりどりのカーネーションを見ると日本に帰ったらすぐに母の日だなと思います。
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背の高いデルフィニュームが満開でした。
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誰もいない庭園を2人で楽しみます。
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これくらいは自分でもわかります。サルビアは子供の頃に家の庭にも植えました。
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本当にきれいな庭でした。
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赤いポピーの花を見るとジョン・マクレーの「 In Flanders Field(フランダースの野にて)」という第1次世界大戦の時の詩を思い出します。
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アイビーに覆われた表の入り口からレストランに入ります。
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今回このホテルの予約では食事無しの素泊まりで予約していました。朝食は15ドル位の金額なので朝食付きの予約にした方が良いかもしれません。昨晩レストランで見掛けた団体ツアーの15人は朝ご飯も食べずに7時前には出発していきました。
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最初はフルーツからサービスされます。
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スリランカのフルーツはどこで食べても美味しかったです。
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アフタヌーン・ティーのフレアプレートでパンが出てきました。本当はこのホテルでアフタヌーン・ティーも考えていたのですが、時間的に無理だったのでこれで満足です。最後に妻とアフタヌーン・ティーをいただいたのはヤンゴンのストランド・ホテルでした。
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ゴールの「アマンガッラ」ではアフタヌーンティーをしようと話していましたが、普通にお昼を食べて終わりになってしまいました。
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ヌワラ・エリアですからやっぱり紅茶ですね。スリランカのミルクティーは美味しかったです。このホテルで使っている茶葉はショップで買うことが出来ますが、大きなパックで5000ルピーくらいしていました。
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卵料理はお好みで作ってくれます。
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出来立てを年配のウエイターさんが給仕してくれるのでサービスは最高です。
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朝食には特にドレスコードはありません。
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オープンしたての一番で来てしまったのでちょっと寂しい雰囲気ではありました。
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このチャーチルの写真はロンドンの「サヴォイホテル」のアメリカン・バーにも額に入って並んでいました。
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ホテルのショップで買った絵葉書を母宛てにホテルのポストに投函します。
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お勘定場という言葉が似合いそうなキャッシャーは鉄格子付きです。
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朝になって館の中が明るくなったところで豹の写真も撮っておきます。
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ホテルのトレードマークにならなかったらハンティングトロフィーにならなくて済んだのかもしれません。
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お酒はこの窓口で買うことが出来ます。
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この日は「ペドロ・エステート」に寄って紅茶工場を見学して、「イチゴ農園」にも立ち寄りゴールまでの長距離移動です。山を下れば暑くなるので背中のリュックには着替えの半袖も用意しました。
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