2017/04/07 - 2017/04/17
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polodaddyさん
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今回の旅行のハイライトの一つ、アルハンブラ宮殿内のパラドールに宿泊したい!と云う事で随分前から予約をお願いしてありました。
ハイシーズンには中々予約が取れないらしく特に旧館は部屋数が少ないので競争が激しいらしい。
現地で途中参加したツアー客の半分、我々を含む3組がパラドール泊で残りの半分は下の街で宿泊すると云う事だそうだ。
チェックインしてみると旧館の部屋に案内されホッとしたが、部屋に入って見てビックリ!
此れまでインターネットで紹介されていた部屋の様子、天蓋付きの旧式なベッド、なんて物は一切なく現代スペイン人が大好きなモダンなブティックホテル風に改装されていた(泣)スペインに限らず、ラテン系の一部にこう云うデザインが好きな人たちがいて伝統を壊す。
バスルーム、水回り等は改装されて使い勝手が良くなって結構だが、部屋の調度にもう少し歴史を残す配慮が欲しかったー。折角世界遺産の中で泊まるのだから・・・。
とりあえずホテルを出て宮庭内を散歩する。ナスル宮殿の中やパルタル庭園、離宮のヘネラリフェなどは明日の午前中に皆で入場予定なので今は食事前の散歩を兼ね、カルロス5世宮殿やアルカサバの外観などをブラブラ見学した。
その後別邸ヘネラリフェが見えるホテルダイニングルームで今回のツアーで唯一マトモと思われる夕食を食べ、その後夜景を見る為に又パラドールの外に出かけて眼下のグラナダの夜景やライトアップされた宮殿を楽しんだ。
表紙の写真はパラドールのテラスから見えるヘネラリフェ離宮の夜景!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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此れがアルハンブラ宮殿の奥に元フランシス会修道院として15世紀に建てられたものをホテルに改装した通称「パラドール・デ・グラナダ」の門です。
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「Parador de Turismo San Francisco」と門の上に遠慮がちに表示されていました。
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門を入って庭園を奥に進むと、左手に地味な入口があって・・・、
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中に入ると直ぐ右側にレセプションがあり、正面奥にこのパティオがあります。
この棟が旧館です。 -
入口を左に入ると新館になっていてこの様なユッタリしたロビーがあり、
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階下に降りて進むとこんなバーコーナーと
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ダイニングルームの外は屋外テラスの藤棚の下にテーブルが設えてあって、カフェ、バーとして使われています。
既に到着した他の宿泊客が寛いでいました。
此処からは正面に離宮のヘネラリフェが良く見えます。これは素晴らしいロケーションの様です。 -
さて先ほどの旧館パティオの奥の階段を上がって私達の部屋に向かいます。
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階段踊り場から2階に上がり直ぐ右手の部屋が私達の201号室です。
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2階廊下の天井の装飾。
美しい植物をモチーフとした模様です。 -
カードキーを差し込みドアを開けると・・・何だか思ったよりも随分モダンな部屋でした。
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バスルームがジャクージだったり冬の寒い時期を想定したヒーターなんかは有難いのですが、仕切りのガラスのスライドドアが少しモダン過ぎてシャラクサイ感じです。窓の内格子の代わりに星形のパネルを使っているのは合格!です。
洗面シンクは石で出来た昔の「流し」を思わせる造り、タップが2つ並んでいて2人で一緒に並んで歯を磨けます。(別にこだわっている訳ではありません(笑))
アメニティ類はパーフェクト! -
室内が狭いのは他の部屋も同様らしく、それはこの建物が元修道院だったから。修道士がゆったり広い部屋に住んで居たらそれはおかしいですからね。
クローゼットは余裕があって良かったですが、傍に近づくと一々センサーライトが点灯するのは鬱陶しいです。 -
3重になった両開き窓を開けると外にはプールが見えますが今は未だ寒いので使われてはいません。プールのデザインもアルハンブラ宮殿内の中庭の池を意識している様です。
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プールサイドを挟んで向こうにヘネラリフェ離宮が見えます。
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2階の廊下はパティオをぐるりと囲む様になっていて各部屋に続きます。
夕陽が差し込んでいますが、読書をするには良い場所なのかな?
出来れば此処に3泊以上宿泊出来たらいいなと思いました。 -
さて部屋に荷物も届きましたので、夕食まで少し外を散歩してみる事にしました。
夕陽が差し込む細長い庭園を門に向かって。 -
門から外に出ると100mぐらい歩いた処に「ホテルアメリカ」と云う名の1つ星の宿がありました。
バックパッカーでも此処を予約さえできれば、パラドール以外でもアルハンブラ宮殿の中で宿泊する事が出来ると云うことですね。
後で多分此処に宿泊していると思われる若い子達を見かけました。 -
少し先に行くと「メスキータの風呂場」という建物がありました。
「Bano」(バニョ)は日本語ではトイレ或いはバスルームの意味がありますのでシャワーやお風呂も含みます。 -
此れがそのバスルームの建物。入口には藤の花が満開でした。
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入口を入ると天井が藤棚でした。チョット素敵です。
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中に入るとこんな感じで、王様はこんな蒸し風呂に入っていたのですね。
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星の形の明り取りがあるバスルームって素敵ですね。
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さらに坂を下って行くと右手にカルロス5世宮殿が見えました。未だ観光客の人が沢山歩いています。
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建築好きなカルロス5世は新婚旅行で来たこのアルハンブラに新しい宮殿を立てる事を思いついたらしいですが、途中で建設が止まって、残念ながらこの宮殿を使ったことは無かったそうです。
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奥に明日入場して見学する予定のナスル宮殿の外観の一部が見えます。
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此れが「葡萄酒の門」で昔この前でいつも葡萄酒を売っていたからこの名前が付いたと云うのですが…
いつもアヒルを売っていたら、アヒルの門って名前になるのかな? -
はじめ見た時にはこの門の石材の色が赤い色だから葡萄酒の門と名付けられたのかと思ったが違うらしい。
家内の服の色は別にブドウを意識した訳ではありません。 -
門の向こうはアルカサバ、ローマ時代からある要塞の遺跡を9世紀にアラブ人が都を守る為に築いた難攻不落の要塞都市ですが、今回中には入りません。
敷地内には彼方此方にネコが居て、たまに被写体になってくれます。 -
綺麗に咲いた花を前景に砦の写真を撮りました。
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カルロス5世宮殿の中はこの様な円形になっています。
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明日訪問する予定のナスル宮殿が見えました。
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城壁の端からは眼下に古い街並みが残るアルバイシンが見下ろせます。
右手には山の向こうまで城壁がが続いているのが見えます。右手奥からキリスト教徒軍が攻めてきたのでしょうか? -
アルカサバの外で見つけた現代の消火栓。
アルハンブラの文字とザクロのマークが見えます。 -
城壁から見下ろすと、此処は明日のナスル宮殿見学の時に入場する入口のようです。
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下界のアルバイシンも見学したかったのですが、今回せっかくのアルハンブラ宮殿内宿泊なのでこちらを堪能する事に。
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そろそろ夕食の時間になるのでパラドールに戻ろうと歩き始めたら、途中に小さな郵便局があってこんな投函口がありました。ライオンの口に郵便物を入れます。
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またパラドールに戻って来ました。
入口門に近い左手が新館。 -
この塔の下がパラドールの入口ですが…
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実はこの右手の旧館と左手の新館の間に挟まれた奥にカルロス5世夫妻が亡くなった後一時的に安置されていた場所があります。
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此処が一時安置所だった所。天井の装飾が細かいです。
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このパティオから奥は宿泊客だけに開放されています。
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パティオに面した宿泊客の為の休憩所。
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さて夕食の為にダイニングに向かいました。
未だ外は明るい様ですが、じきに暗くなるでしょう。 -
最初に出て来た冷製スープ
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前菜はシーフードとオレンジのサラダ。
グラナダは比較的海から近く、海の幸と地中海のオレンジの組み合わせだけでなく
ソースや野菜とのコンビネーションも良い。
このツアーで最もまともで美味しい料理が出た!
まあ山の上の此処に宿泊すると食事はホテルで摂るのが第一選択になるし、一応4つ星のホテルなので美味しくて当然かも知れない。 -
グラナダの郷土料理だそうですが、バカラオ(タラ)のロースト。
此れも美味しかった。食事のボリュームという点では少ない感じでしたが、同行3組の中で私達が一番の若手だったのでそう感じたのでしょう。何か1皿追加注文しても良かったかも。
他のご夫婦はグラスワインとかを注文されていましたが、私達酒飲み夫婦はカヴァをボトルで注文しあっと言う間に空けてしまいました(笑) -
デザートも凝っていて味も最高でした。
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イチオシ
夕食を終えて隣のテラス席に出ると夕闇の中ライトアップされた離宮ヘネラリフェが浮かび上がる様に見えました。
この夜景はパラドール泊の人にだけ許された贅沢です。 -
ダイニングルームからバーコーナーを抜けて、ホテルの外で夜景を見ながら散歩する事にしました。
処でこのバーコーナー、誰も使っているのを見た事が無い!皆外の席で夜景を見ながら寛いでいました。 -
夜のパラドールの前庭もライトアップされて綺麗です。
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イチオシ
殆ど音はしません。静かな夜です。
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昼間見かけたアメリカと云う名前のホテルと云うか多分B&Bもライトで照らされ良さそうな雰囲気の入口が見えます。
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ライトアップされた通りは既に観光客の姿も消え静けさが戻ってきたようです。
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夜の「王様の風呂場」も照明で照らされていました。
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カルロス5世宮殿もライトに浮かび上がっていました。
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遠くにグラナダの街の夜景が見下ろせます。
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下町宿泊組は今頃ガイドさんとバル巡りで飲んだくれているのだろうなぁ?
ちょっと羨ましい気分ですが。 -
夜景をバックに一枚!
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円形の宮殿内部もライトアップされています。
夜、アルハンブラ内に宿泊していない旅客向けに下の街からタクシー等で上がって来て入場券が必要ないこれらのライトアップされた建物を見学するツアーもあるらしいです。 -
パラドールのパティオの夜景も綺麗です。
バーコーナーに戻ってもう少しお酒を、、、と思いましたが未だ明後日からモロッコに行って長距離移動するので体力温存せよ!と家内に言われて諦めました(泣);
大人しく寝る事にします。 -
翌朝、朝食のビュッフェ!
此れは種類も多くて素材の質もなかなかです。スペイン料理好きを差し引いてもOne of Bestですね。 -
パンの類もこの種類の多さ!
スペイン風の朝食では甘いパンと普通のパンは全く分けて考えられています。
甘いパンは目覚めた直後にフルーツやコーヒーと共に「お目覚」として血糖値を上げるためのモノ。それ以外のパンや料理(タンパク質など)は「朝の食事」、実は別物です。 -
生ハムやチーズ類も沢山あってどれも美味しそうです。
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暖かいオムレツなどもあります。
朝食ビュッフェとしては種類だけでなく質もなかなか高いのがわかるでしょ?
でも自分で食べたい物を少しずつだけ食べてお終い。
此処に2時間も座っていたら食べ過ぎでえらい事になりそうです。 -
何と朝からカヴァ(スパークリングワイン)が出ていました。
私は飲まなかったのですが同行の名古屋夫婦の旦那は2杯も飲んでいました(笑)
今日出発じゃなくて2泊しているのであれば、、、当然飲んでいた所です。
私はグッと我慢して隣のフランボワーズジュースを!でも此れは随分美味しかったですよ! -
パラドールのヘネラリフェに面したこのテラスの先に部屋から見えたプールのある辺りが有ります。
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昨晩は余り気になりませんでしたが、テラスはかなり広い様です。
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今日はナスル宮殿とパルタル庭園の後、あのヘネラリフェも見学します。
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テラスの一部には遺跡がそのまま残されている処がありました。
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バーコーナーに国王や海外からの賓客の写真に混じって、何故かテレビ朝日のクルーと伊東四朗さんの写真がありました。何かの紹介番組の撮影でもあったのでしょうか?
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この旅行記へのコメント (1)
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- purimoさん 2018/12/01 12:19:39
- 夜のアルハンブラについて質問させていただいた者です。
- 早速旅行記見させていただきました!
こんなところに泊まれたらいいなぁと思います!
パレス内の明かりも問題なさそうですね。
以前昼間行きましたが 夜も幻想的で楽しみです。
寒くないことを願っています(かなりの寒がりなので南国に行きたかった)。
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