戦後の南北分断と北朝鮮訪問　その１（砂布巾のLW　終章１１）、韓国旅のハイライト

2014/05/31 - 2023/09/11

戦後の南北分断と北朝鮮訪問　その１（戦後史、朝鮮半島）

＊半分身を残して北側を警戒する韓国側兵士、境界線ギリギリで警戒する北側の２人の兵士

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エリア その他の観光地(韓国)

　日本が「降伏」した日、朝鮮半島は「光復」を迎えた。

＊写真２枚は光復６０年を迎えた２０１５年８月１５日のソウル　北から代表団も来ていた

　冷戦の煽りで北緯38度線を境に米ソに分割占領され、分断の道を歩み始める。1948年大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が成立した。1950年6月25日に北が武力統一を目指して起こした朝鮮戦争は３年後の7月27日まで続き、半島をローラーにかけた挙句「休戦協定」によって僅かに国境線（実際には「軍事境界線」）を変更して現在に至っている。
　現在も公式には相手を承認しておらず、世界一長い休戦状態が続いている。同じ分断国家となった両ドイツは1972年に相互承認を柱とする基本条約を締結していた。
　＊北朝鮮で買った地図　軍事境界線は入っていない全部自国の領土の意味がある

＊青瓦台　かつては写真を撮ることなどタブーだった　でも北は場所を知っていた

青瓦台 史跡・遺跡

　記憶に残るところでは1983年ラングーン爆弾テロ事件、オリンピック直前1987年工作員金賢姫による大韓航空機爆破事件、1996年東海岸江陵への潜水艦侵入事件（2005年訪問）、2010年延坪島への砲撃事件、2015年夏の軍事衝突寸前に至った事態、2020年開城の南北連絡事務所の爆破など緊張が高まることが再三あった反面、

　1972年の南北共同宣言、1984年北から韓国への！洪水支援、2000年金大中政権下で初の南北最高首脳会談など融和ムードが高まった時期もあった。
　南北共同宣言直前に韓国では金日成暗殺のために結成された部隊が実尾島（シルミド　映画にもなった）で抹殺されるという悲劇も起こった。

　軍事境界線周辺では、２カ所の統一展望台、
　＊こちらはソウル近郊オドゥサン統一展望台

烏頭山統一展望台 山・渓谷

休戦会談が開かれた板門店（中央のコンクリートが境界線）、

板門店 文化・芸術・歴史

＊建物内ではマイクのコードが境界線　内部のみ境界線を越え北側に入ることができる　万一それ以外で越えるとしたら、少なくとも銃撃戦にはなる　

中部激戦地鉄原（チョルウォン）周辺の「鉄の三角」を訪問した。「三角」の白馬高原は1952年10月に10日で24回支配者が代わり、雨が降ると山から血の色をした水が流れてきたという。

＊鉄原周辺　山肌の削ってある部分が境界線と思われる

＊旧朝鮮労働党鉄原支部跡

労働党舎 史跡・遺跡

　なお実際に休戦協定が結ばれた本物の！？板門店はすぐ近くの北側領域内にある。
＊中央後方

　＊ソウルの戦争博物館、

ほか朝鮮戦争関連では、巨済島の捕虜収容所、

＊北側の捕虜で韓国国旗を持っている人も

＊島には金泳三元大統領の生家もある

国連軍墓地（釜山）、

上陸作戦が行われた仁川の自由公園（中国への原爆使用を検討し、解任されたマッカーサーの像がある）

仁川自由公園 広場・公園

＊仁川の博物館

臨時首都記念館（釜山　質素！）などを訪問した。
　朝鮮戦争は戦後日本の歩みにも影響を与えた。アメリカの対日政策が極東のスイスから共産主義の防波堤へと変化し1951年に対日講和条約とともに日米安保条約が結ばれた、特需景気が経済復興のきっかけとなった、自衛隊の前身警察予備隊が結成された。

臨時首都記念館 博物館・美術館・ギャラリー

＊ここからは韓国旅のハイライトです
＊初めての韓国　ジイさんこと長谷川氏ら　ソウル駅前　ソウル・オリンピックまであと１３８日
＊この頃は夕方５時になったら国歌が流れ、人々は歩みを止めた

「初めての韓国は『釜山港』から」　http://4travel.jp/travelogue/10274281

＊２回目の渡韓で慶州?釜山間の高速道路で事故に遭遇

「第２次渡韓作戦顛末記」　http://4travel.jp/travelogue/10243879

＊これは行ってみたい

「自称国際ジャーナリスト　砂布巾が歩く軍事境界線　その２　中部鉄原編」
　　　http://4travel.jp/travelogue/10205180

＊食の本場全州（チョンジュ）家族会館（カジョクフェガン）の石焼ビビンバ

「光州事件（1980）、石焼ビビンバ、そして独立記念館」（２００５）
　　　　　　http://4travel.jp/travelogue/10230292

家族会館 地元の料理

＊市庁（シチョン）前広場　涼しそう

「Silm２　ソウル初日」（２００８）http://4travel.jp/travelogue/10261190

＊メガネを２回買ったアンギョン２４時（イーシプサーシ）（メガネ２４時の文字にもご注目）

「Silm２　ソウル初日」（２００８）http://4travel.jp/travelogue/10261190

＊ソウルでブッシュ訪韓反対デモに遭遇　一時は封鎖線の中に閉じ込められた

「Silm　その３　ソウルでデモに遭遇」（２００８）　http://4travel.jp/travelogue/10260987

＊骨董品街で比較的新しいスポット仁寺洞のスタバにて（店名がハングルで書かれている韓国唯一の店）

「Silm　その４　ソウル最終日」（２００８）　http://4travel.jp/travelogue/10261207

スターバックスコーヒー (仁寺洞店) カフェ

「砂布巾、妻布巾、子布巾のドタバタ韓国旅日記　チャングム編」（２００９早春）
　　http://4travel.jp/travelogue/10300114

＊釜山のチャガルチシジャン

「１２回目の韓国は１２年ぶりの釜山から　Operation　Kyon３　その１　旅は良いよな?編」（２００９）
　　　http://4travel.jp/travelogue/10366264

チャガルチ市場 市場

＊九ちゃんの命日を海雲寺で迎え、シングルスのＣＤを聴いた

「Operation　Kyon3　その　九ちゃんの命日を海雲台で」（２００９）
　　　　http://4travel.jp/travelogue/10366552
　
「さわやかの夏　その３　九ちゃんの命日を海印寺で（無人島シリーズ第５位）」
　　　　http://4travel.jp/travelogue/10174311

海雲台ビーチ ビーチ

＊釜山で親切にしてくださったお店
「Operation　Ｋｙｏｎ３　その４　表忠寺と嶺南楼（密陽編）」（２００９）
　　　　http://4travel.jp/travelogue/10366656

　夕食は駅近くのこちらのお店。今回の旅で一番印象に残った。ずいぶん迷ってやっと読めた「スンデ チゲ」を頼んだが、しばらくして、たまたま隣に座っていた日本人（あるいは在日の方）に「レバーでかなりクセがあるのに大丈夫か」と聞いてくれ、結局上陸後最初に食べたプデチゲに変更。

　そのご夫妻が帰ろうとした時には、「足を怪我しているようだが大丈夫か」と聞いてきた。確かに靴下も履かずに歩き回ったので、水ぶくれ状態になっていた。それからが大変。クスリにバンドエイド、はたまた消毒用の焼酎まで準備し、しかも持って帰れと言う（「飲んだら駄目よ」も）。おまけに「履きなさい」と靴下まで出してくださった。何と優しいお店。やっぱり「旅は良いよな?」。

　朝食は応急セットを返しかたがた昨日のお店に。朝食を食べていたおばちゃん（アガッシ）達に同じのをくださいと頼んでみる。最初は「メニューにはないのに」らしきことを言っていたけど、もう１回言ってみたら持ってきてくれた。値段はW4,000（\370）。

「靴下履いてるよ」と言わんばかりに太極旗ソックスを見せたが、スルーされた

蔚山の鯨博物館

＊浦項駅前の飾り窓　今時こんなものがあるとか、驚天動地
　　http://4travel.jp/travelogue/10367090

＊釜山の乾物商街　まるで昭和の日本のよう
「旅の終わりは悲しいよな?」
「でもちょっと嬉しいよな?」

＊ご存知慶州の仏国寺

仏国寺 寺院・教会

＊ハングル文字と広島、巨人戦の違和感が何とも言えない