2011春、韓国旅行記23(20/32)：海印寺、伽耶山海印寺から儒城温泉へ

2011/04/12 - 2011/04/16

満開の桜並木が見頃の世界遺産の八万大蔵経を蔵する伽耶山海印寺（カヤサン・ヘインサ)の見学でした。見学の後、大田(テジョン)市の儒城温泉(ユソン・オンチョン)に向かいました。

エリア その他の観光地(韓国)

往きにも通った、川の上に施設された木製の桟道です。海印寺の宿泊の話しに戻ります。日韓共同開催のワールドカップの時、外国人観観光客のための宿泊施設が足りなくなったため、お寺が急遽宿泊施設を提供するようになったようです。

川の上に施設された木製の桟道の上からの撮影です。川下方面の光景になります。新緑には少し早い時期、絶好のビューポイントとはいきませんでした。笹の緑が僅かにありました。

『フォト・ゾーン』のタイトルがあった案内看板です。本通り川分かれた木の桟道のことでした。渡り終わってからの撮影です。

海印寺への山道は、歩きやすい道です。新緑の頃等には、ハイキングコースとしても絶好です。落葉樹が多いようですから、紅葉の頃もシーズンかも知れません。

往きにも目にした、顕彰碑らしいものが林立していた一角です。歴代住職のお墓とは違うようです。ネット情報を調べてみても分かりませんでした。

往きにも渡った石橋の上からの光景です。この時期、水量は少ないようです。大きな岩が折り重なっていました。小石になるまで削る水量はないためでしょうか。

往きには看板だけを撮影したお店の光景です。達磨図を専門に販売していました。達磨大師は、6世紀頃の人で、禅宗の祖とされます。インドで生まれ、中国に渡り崇山少林寺で長年座禅を組んで、悟りを開いた高僧とされます。

緑色の粉をあちらこちらで販売していました。薬効のありそうな粉でしたが、手が出ませんでした。お茶のように、お湯か水に溶かして飲むのでしょうか。３種類の粉は、価格のところは空白でした。

伽耶山海印寺の山門が見えてきました。内側の額には、『海東第一道場』の文字がありました。これから見学するグループが門を潜ってやって来ました。

参道の脇にあった古井戸風の丸い穴です。山門の近くです。少し離れた場所を通りましたので、その正体は分かりませんでした。その奥には、小さな池も見えていました。

伽耶山海印寺の山門を潜るところです。これで、世界遺産の海印寺の見学はお終いです。以前に見学した世界遺産で、写真を摂っていない場所は、順番に回る予定です。残りは、アンドン(安東)の敵視的民俗村、ハフェマウル(河回村)です。

伽耶山海印寺の山門まで戻ってきました。一柱門(イルチュムン)です。この後、麓の駐車場での再集合ですから、引続いて山を下ることにしました。

山門に別れを告げて、後はひたすら下山です。若い頃の旅行の時、京都のお寺に泊まったことがありまが、海印寺も泊まることができるようです。そのきっかけは、日韓共同開催のワールドカップの時とされます。

伽耶山海印寺の額があった山門の前の光景です。世界遺産の標識があった石碑の前にあった石です。面白い文様を持った石が複数ありました。その内の一つです。この地で産出した物でしょうか。

再集合地点の駐車場が近付いてきました。見覚えのある建物が眼下に見えてきました。往きには気が付きませんでしたが、前庭では小規模の市場が開かれていました。

横から眺めた市場の光景です。買い物客の姿は見当たりませんでした。写真を拡大して確認しましたら、建物の中にあるお店が出している品物のようでした。

変圧器か開閉機が中に施設されている、電力供給用の施設です。不粋差を補うため、風景写真が貼り付けてありました。

こちらはピンク色をした丸い案内看板です。基礎の部分が壊れたままでした。駐車場の脇にありました。全員が定刻に集合し、儒城温泉に向かいました。ソウル方面に向けて、北上となります。

海印寺の見学を終えて、儒城温泉(ユソンオンチョン)に向かう途中に立寄ったドライブインの光景です。儒城温泉は、韓国の大都市の一つ、大田（テジョン)市に属する保養地です。

駐車場の先に満開の桜と、記念碑らしいものが見えました。僅かな時間でしたが、休憩時間を利用して撮影に向かいました。

『平和統一祈願詩碑』の文字があった石碑です。詩文は、『光復當年国分断　歓降万歳亦悲歌　●敏(?)山川祈統一　運回天地願平和』のようです。南北朝鮮の平和統一を願っての詩碑でした。

背後の丘の上にはノッポの記念碑らしいものが建っていました。小休止の時の取り急いでの撮影でしたから、その場所までは登っていません。

満開の桜の花です。時刻は4時半を回りましたので、写真撮影には、やや光量不足になりました。ドライブインではなく、隣接する公園の桜の木のようでした。

丸く刈り込まれた常緑樹の庭木と、その間で咲いていた黄色のレンギョウの光景です。満開の桜と同様に、レンギョウも満開の花を各所で見ることが出来ました。

満開の桜の花と、黄色のレンギョウの光景です。白と黄色の組合せも、季節を感じさせてくれて、魅力たっぷりです。

満開だった桜の花のアップです。ソメイヨシノか、それに近い品種のようでした。薄いピンクの蕾が、開くと白く見えるようでした。

この日の夕食です。先に用意されていたキムチやナムル等の小鉢です。やや浅漬けのキムチでしたが、いい味でした。酒の摘みは揃いました。

メインディッシュの韓国風しゃぶしゃぶです。予めご飯などを包んだ野菜が用意されていました。この上に軽くシャブシャブした肉を乗せて食べる料理です。キムチやナムル等も一緒に乗せました。

この晩の飲み物は、百歳酒(ペクセイチュ)にしました。朝鮮人参やクコ実などの漢方薬材と、生米を発酵させて作られたもので、韓国では古くからある醸造酒です。百歳酒と焼酎を1対1で割ったものを『五十歳酒(オーシッセジュ)』等と呼ぶようですが、試したことはありません。日本酒並のアルコール度です。

部屋に戻って、一番気になるのが、やはり東日本大震災のことです。NHKの海外放送では、リアルタイムで地震情報を伝えていました。14日の7時32分の地震発生を伝える画面です。