2015/08/20 - 2015/08/30
82位(同エリア105件中)
錫さん
グラナダを後にし、地中海に面する町へと移動することにしました。
ここアンダルシア地方には「白い村」と呼ばれる美しい村がいくつもあります。そのひとつであるフリヒリアナへと向かいました。
【ここまでの旅の行程】
□8月20日 中部国際空港→【飛行機】→ヘルシンキ(フィンランド)→【飛行機】→バルセロナ(スペイン)
□8月21日 バルセロナ郊外(スペイン)
□8月22日 バルセロナ(スペイン)
□8月23日 バルセロナ(スペイン)→【飛行機】→ グラナダ(スペイン)
□8月24日 グラナダ(スペイン)
■8月25日 グラナダ(スペイン)→ネルハ(スペイン)
*ネルハ到着後フリヒリアナへ日帰り
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は地中海に面したネルハ、そして白い村のひとつであるフリヒリアナへと向かうため早起きです。
早朝(でもないけど)7時のグラナダの町はまだ眠っているようです。みんな夜更かしだから、7時はまだ朝じゃなくて夜の終わりなのかもしれません。
グラナダの中止部、カテドラルの前からバスに乗り、長距離バスが出発するバスターミナルまで向かいます。ヌエバ広場 広場・公園
-
バスに乗るときは薄暗かったグラナダですが、30分もしないうちにすっかり明けて、青空が広がりました。
こちらがバスターミナルです。 -
バスターミナルからは、スペインの色々な地方に向けてバスが出ています。電光掲示板で確認確認。チケットは窓口か券売機で購入できます。
グラナダからネルハまでは10.76ユーロ、1時間半の旅です。 -
バスターミナルの前にあるカフェももう営業していましたが、私たちはターミナル内にあるフードコートで朝食を済ませることにしました。ここにいれば乗り遅れることもないですし。
でもね〜、ここの店員はやる気なし。「通り過ぎて二度と来ない客」と思っているのか、まぁ適当なこと。
7:45頃「8時にならないとホットチョコレートはできない」と言っていたので8時にカウンターにいくと「できない」とかなんとか。ふぅ。 -
これはパンを半分に切って焼き、トマトペーストを塗ったもの。オリーブオイルと塩が別添えでついてきます。トマトペーストがもうちょっと美味しくて、量があったらいいんだけどなぁ。とりあえず小腹を満たした、というところでしょうか。
でも座席は沢山あるので、座れなくて困るということはなさそうなのがいい点かな。Exit (グラナダバスステーション店) その他の料理
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ハラル対応メニューはあるみたいですが。
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9時発のバスに乗り、一路ネルハを目指します。
こちらが私たちが乗ったALSAのバス。快適でした。 -
野を越え、丘を越え、高速道路をぶっ飛ばし・・・
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小さな集落をいくつも抜け、海の横、山の横を越えて・・・
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はい、ネルハに到着しました。わかりづらいのですが、ここがバスターミナルです。奥の方にちっちゃなプレハブのインフォメーションがあります。
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これからフリヒリアナへと向かいますが、今日の宿はネルハなので、宿に荷物を預けます。フリヒリアナ行きのバスが出るまで、少し時間があるのでちょっとだけ街歩きです。
これから行くフリヒリアナは「白い村」と言われていますが、ここネルハも結構白いじゃん(笑) -
日差しが強いので、グラナダと同じように道の上に布が張られています。
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南へ歩いていくと海が見えてきました。暑いから海水浴も気持ちよさそう!砂浜に下りられるらしいので、行ってみることに。
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青い海、青い空。
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海に来れば、ちゃぷちゃぷ足をつけてみたり、海水を舐めてみたくなるのが人情というもの。あ〜、やっぱり水着持って来ればよかった!
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海に足をつけても、足を洗うところがちゃんとあるので大丈夫♪タオルを忘れても自然に乾くし。冷たくて気持ちいいです。
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振り返って見れば、青い空と白い建物。きれいですなぁ。
そうこうしている間にバスの時間が迫ってきました。もっと海で遊んでいたい気持ちをぐっと抑えてバス停に向かいます。
海からさっきのバス停までは歩いて10分ほどでしょうか。 -
フリヒリアナ行きのバスです。片道1ユーロ也。フリヒリアナまでは20分くらいかな。
因みにフリヒリアナ行きバスを運行しているのはALSAではないので、注意が必要です。 -
フリヒリアナはネルハの北に位置します。向こうに白い集落(塊?)が見えてきました。あれがフリヒリアナかな?
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看板が見えてきました。フリヒリアナFrigilianaです。
白い壁に細い路地、素朴なたたずまいの「白い村」と呼ばれる村々がこの辺りにはあります。ミハスMijasやカサレスCasares、ガイドブックを見ると他にもたくさんあるそうです。
最初ミハスを訪れるつもりだったのですが、どうやら観光地化されている模様。そこであまり観光地化されていなさそうな、ここフリヒリアナにしたという次第です。
これは、「スペインの最も美しい村のひとつ フリヒリアナ」という看板。 -
大型の普通のバスが、細い路地を縫うように抜けていきます。これで対面道路なので、向こうから車が来たら大変。
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バス停到着です。
村の高いところにその名も「展望台El Mirador」というレストランがあるらしいので、そこを目指そうと思ったものの、最初の一歩が右か左かわからない。
すると地元のおじいちゃんがベンチに数人集まっていたしたので尋ねてみると、指をさして「あっちにいくといい」と教えてくれました。ああ、おじいちゃんたちの写真取り損なっちゃったよ〜 -
おじいちゃんが教えてくれたとおりの道を上っていくと、白壁にかこまれた通りに出ました。本当に右も左も白い壁なんだぁ。
お土産やさんも結構多く、ん?ひょっとしてここも観光地化されてた?
ここフリヒリアナは、以前「スペインで最も美しい村」に選ばれたこともあるそうなので、観光客もそりゃ来ますよね。日本人ツアーの観光バスも見かけました。フリヒリアナ旧市街 旧市街・古い町並み
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ガイドブックによると、16世紀にグラナダを追われたムーア人たちがこの地で反乱を起こしたのだそうです。壁にあるタイル画はその時の様子を描いたものなんだそうです。
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マンホールのふたも凝っています。
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フリヒリアナは山の中腹にある村なので坂道が多いです。しかも石畳なので滑りやすく、歩きやすいとは言い難いです(雨の日じゃなくてよかった!)。
そんな道をえっちらおっちら上っていくと、頑張った甲斐のある景色が広がります。 -
白い壁に濃いピンクのブーゲンビリアが映えてとてもきれい。
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こちらが高台にあるレストラン、エル・ミラドールEl Miradorです。
ではここで昼食を・・・と思ったら、まだ営業時間外!この時12時40分なのですが、開店は午後1時。おなかぺっこぺこだったのでその20分が待てず、ここはほんのり眺めるだけで、下山(?)致しました。レストランテ エル ミラドール その他の料理
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降りてふらふら歩いていると、なんとなく良さそうなお店を発見。看板が出ているので営業中でしょう。きっと。
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覗いてみると、中は誰もおらず。でも「テラスあっち」とあるので、上って見ましょう。テラスの方が気持ちいいし。
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そんなに広くないレストランのテラスですが、気持ちの良い風が吹き、悪くない感じです。景色がちょいと見づらいのが惜しいですが。もうちょっと壁が低ければねぇ。
とりあえずはビールで喉を潤します。あー、美味しい。 -
私はビール(1.5ユーロ)、夫はフリヒリアナワイン(1ユーロ)です。フリヒリアナワインは甘口と辛口がありましたが、これは甘口。甘そうな色をしております。
右はミガスMigasという食べ物。
このレストランはメニューがスペイン語、英語、ドイツ語の三カ国語で表示がされていました。ですがミガスはどの言語でも「Migas」としか書いてないのです。きっと英語とドイツ語に訳せない、ミガスはミガスということでしょう。
なんだ、ミガスって?
果たして運ばれてきたのがこれです。洋風おからといったところでしょうか。おから好きな私の口にはよく合いました。腹持ちもよさそうだし。
後日グラナダの日本語情報センターでもらったチラシを見直していたところ、ミガスについての情報が記載されていました。それによると、
「貧しい家庭から生まれた西部、中部の食べ物。昔の人が固くなったパンに工夫を凝らし、ニンニク、パプリカ等と炒めたもの。決して天カス等ではなく、グラナダではミガスが有名」
とのことです。 -
他はオリーブたっぷりのサラダ(左上)、ニンニクの冷製スープ(右上)、カレー風味の焼き鳥っぽいピンチョス(左下)、キューバライス(右下)です。
この日はとても暑かったので、冷製スープはひんやりしていて美味しかったです。
石畳で疲れた足をいたわりつつ、乾いた風を受けつつ、時間を気にせず食事をし、ビールを飲む。なーんて幸せな時間なんでしょう。因みに幸せな食事の御代は二人で23ユーロ也。 -
レストランを出て振り返ったところ。街並みが本当に美しいです。
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壁は真っ白ですが、道はシックなモザイク模様です。
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壁が白いから、花の色が映えます。そしてどこからともなく鳥のさえずりが聞こえてきます。多分どこかのおうちで飼われている小鳥ちゃんの声です。
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バス停に戻ってきました。残念ながらさっきのおじいちゃんたちの姿は見えず。暑いからお帰りになったのかしらん?
本当はフリヒリアナで1泊したかったのですが、連泊必須だったり、ここからかなり遠いところとかで、希望の宿は取ることができませんでした。残念。夕焼けとか朝日が昇るところとか、すごくきれいなんでしょうねぇ。 -
ちなみにこちらがインフォメーション。
バス停からちょっと坂を上がったところにあるので、来てすぐの時は気づきませんでした。 -
バスがなかなか来ないので、アイス屋さんを覗いてみます。ジェラートではなく、売られていたのはコンビニにあるような袋アイスでした。
お店の外にかけてある壁掛け(売り物?)が素敵。 -
少し遅れてバスがやってきました。さあ、ネルハに戻りましょう。
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