2015秋のスロバキア　19　ストレチュノ(Strečno)駅からジリナ(Žilina)へ

2015/10/21 - 2015/10/27

　ストレチュノ城からは鉄道で帰ります。
　

エリア その他の都市(スロバキア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　10月24日土曜日、旅行４日目（まだ四日目が終わらない…）
　タクシーで向かったストレチュノ城ですが、帰りは鉄道で。
　住宅街の鶏。

ストレチュノ城 城・宮殿

　城の駐車場から18号線の高架をくぐって振り向くと、道の向こうにお城が見えました。よくあそこまで登ったもんだな。

　川沿いの道に出てすぐに、渡し船乗り場があります。
　ジリナ市街地を外れてしまうと、バーフ川を車で渡れる道がほとんどないんです。なので車を運ぶ渡し船が現役です。

　電信柱の根元にご注目。
　地中に埋め込まれたコンクリートの土台に、木製の電信柱が固定されています。これほかの場所でもよく見かけました。全部コンクリートじゃだめなのかな？

　川沿いの道からもお城が見えます。

　人が渡れる橋が近くにあります。
　高所恐怖症だから、こういう橋を歩いて渡るのはとても苦手。怖くな〜い怖くな〜いと、自己暗示。

　がんばって撮った橋の上からの写真。

　これもめっちゃ頑張って撮りました。絶対下を見ないようにして…。
　頑張った甲斐がありました。水面に映るお城がちゃんと撮れてるんで。

　対岸に着いてから落ち着いて撮った写真。

　これも対岸から。

　川に沿って住宅街が広がっています。

　このあたりの人にとっては白鳥なんて珍しくないんでしょけど…。

　私は熱心に撮影。
　しゃがみこんで撮影に没頭していたら、お城のガイドさんと礼拝堂でピアノを弾いたお兄さんが追い越していきました。お二人とも電車通勤なのね。

　バーフ川、きれいだなあ。
　2004年に行われた世界フライフィッシング選手権のドキュメンタリー番組を見たことがあるのですが、その開催地がスロバキア（バーフ川とその周辺）でした。（スロバキアはその年優勝しました。）その番組で見た景色の美しさも、私をスロバキアへひきつけた要因なんです。
　番組の名前は「静かなる川のチャンピオン・スロバキア（ＮＨＫ）」。帰ってきてから録画を見て気付きましたが、その番組にストレチュノ城の映像も出ています。

　教会が見えました。

　橋からかなり歩いてきました。

　鴨と白鳥。
　暮れなずんでいく川が美しくて、馬鹿みたいに写真を撮ってます。でも大して伝わってないなあ…。

　木々と川面。

　そろそろ鉄道駅があるはずなんだけど…。

　ストレチュノ駅発見。
　知らなかったら通り過ぎちゃうくらい目立たないです。

　川沿いの道から、民家の裏口みたいな小道を入ると駅舎が。
　駅の正面に面する道はありません。
　ストレチュノの市街地は少し離れたところにあり、そちらにはバスが通っています。

　味わいある駅舎です。

　１日に１６〜７往復くらいしか列車は止まりませんが、駅舎は立派です。かつてはもっと賑わっていたのでしょう。

　駅には猫が住んでいました。

　駅員さんが面倒を見ています。

　この子はナデナデもＯＫ。

　仲がよい２匹。もう一匹いましたがすぐに隠れてしまいました。

　駅舎の中。
　

　窓口の営業時間。
　営業時間中でも、列車が来ない時間帯は駅員さんがどこかへ行ってしまいます。列車が来る15分くらい前になると窓口が開きます。私が切符を買った時は列車の時刻まで１時間近くありましたが、偶然反対方向の列車が来る時刻だったので窓口が開いていました。

　駅舎の隣にあるパブ。
　駅の設備というより地元の人の憩いの場。店先でビールを飲んでいる人は列車を待っているわけではないのです。

　コシツェ方面行きのホームにて。

　同じくホームにて。

　対面式のホームにこう表示されても、このホームがどっち行きかわからないじゃないか。
　ちょうどホームにお城のピアニストさんがいたので、「ジリナ行きは反対側ですよね？」と聞いてみました。彼は英語ＮＧだったのでスロバキア語で。単語程度だけどスロバキア語が通じるようになってきたぞ。

　16：42、ポプラド行き（反対方向行き）の列車がやってきました。
　お城のガイドさんとピアニストさんもこれに乗車。毎週土曜はこの列車で帰宅するのね。

　反対側のホームには地下道で渡ります。
　この地下道は反対ホームだけでなく、線路の向こうにある集落への通路でもあります。

　ホームからもお城が見えました。

　17：20、ジリナ行きの列車に乗車。
　旧式の車両。混んでいたので狭い通路に立って乗りました。２区間、12分の乗車ですけど。

　17：32、ジリナ駅に到着し。
　朝とは違う道でホテル方面へ向かいました。
　すると通り沿いに中華料理店発見。

ジリナ駅 駅

　漢字が繁体字ですね。で、お城は日本風。実際何が食べられるんだろう。

　別の看板にはスロバキア語で中華レストラン、そして簡体字で幸運鍋と書いてありました。
　この時は「今日こそスロバキア料理」と思っていたので入りませんでしたが、ちょっと興味ありました。

　駅から少し西へ行ったところにある公園。ここから市街地の方へ。

　公園に面しているこのペンションも口コミがよかったんですよね。満室で泊まれませんでしたが…。
　

　市街地を歩きまわってスロバキア料理店を探しましたがみつからず…。それっぽい店もその日は貸し切りらしくて入れないし。
　そういうわけで、今日もイタリアン。
　３泊しかできなかったスロバキアで、夕食が「寿司」「パスタ」「パスタ」とは。ジリナのお店を調べておかなかったのがいけなかった。

　ビールもチェコ製だし。
　（この時の私はスロバキアビールが飲んでみたかったので、がっかりしたのですが。チェコビールおいしいですよ、すごく。結局飲んじゃえばどっちでも幸せです。）

　ビールはおいしいのですが、注文した料理は微妙。
　しかもすごくおなかが空いていたのに、ぶっちゃけおいしくない。
　これはトマトスープですけど、トマト汁にシュレッドチーズが散らしてあるだけ。これ、すごくやる気のない時に私が作るやつじゃん。

　ホウレン草のタリアテッレ。
　ゆでたパスタに生のホウレン草をまぶしてチンした感じ。ホウレン草のシュウ酸がエグ過ぎて他の味がしない。もしかしてヨーロッパ人ってシュウ酸ＯＫなの？
　上に乗っているチーズはおいしかったかも…。

　ホテルに戻る途中でテイクアウトの中華屋さんを発見。こんなことなら中華にしとけば…。いや、それは言うまい。

　こうして長かった４日目はやっと終わり。

　そして今夜は「ヨーロッパ夏時間が終わる」夜なんです。夜中の３時に、普通時間に切り替わる。明日の朝も早い時間から出かけるので、時間を間違えたら大変です。