ニトラ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 ニトラに行きたいと思ったのは、昨日訪れたDražovceとこれから行くKalváriaのビジュアルがあまりにも自分好みだったからです。<br /> お城等は他の町にもあって、ニトラ城が見られなくても他の行きやすいお城で代替しようという気になれるのですが、この二つの風景だけは代わるものがなかったのです。<br /> 当初スロバキアで絶対外せないと思っていたのはスピシュ城でした。しかし、短い日程ではニトラとスピシュ城が両立しません。できないわけではないのですがいろいろと難しい。<br /> ほかの観光地を調べているうちに、スロバキアには廃墟の城が多くあることがわかってきました。それならほかの城を見て「これのすっごくスケールのでかいのがスピシュ城」と、脳内補完で納得できるかもしれない。それにスピシュ城は世界遺産、今後荒廃が進んで見られなくなることはないだろうし、逆にツアーに組み込まれてもっと手軽に行けるようになるかもしれない。<br /> そんな風に考えが進み、ニトラは私の中でスピシュ城との戦いに勝利し、晴れて観光となったわけです。<br />

2015秋のスロバキア 08 十字架の丘Kalvária

18いいね!

2015/10/21 - 2015/10/27

4位(同エリア9件中)

旅行記グループ 2015 秋のスロバキア

0

35

binchanさん

 ニトラに行きたいと思ったのは、昨日訪れたDražovceとこれから行くKalváriaのビジュアルがあまりにも自分好みだったからです。
 お城等は他の町にもあって、ニトラ城が見られなくても他の行きやすいお城で代替しようという気になれるのですが、この二つの風景だけは代わるものがなかったのです。
 当初スロバキアで絶対外せないと思っていたのはスピシュ城でした。しかし、短い日程ではニトラとスピシュ城が両立しません。できないわけではないのですがいろいろと難しい。
 ほかの観光地を調べているうちに、スロバキアには廃墟の城が多くあることがわかってきました。それならほかの城を見て「これのすっごくスケールのでかいのがスピシュ城」と、脳内補完で納得できるかもしれない。それにスピシュ城は世界遺産、今後荒廃が進んで見られなくなることはないだろうし、逆にツアーに組み込まれてもっと手軽に行けるようになるかもしれない。
 そんな風に考えが進み、ニトラは私の中でスピシュ城との戦いに勝利し、晴れて観光となったわけです。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  •  10月23日金曜日、旅行3日目。<br /> Centrumから7:57の7番バスでカルヴァリーへ向かいます。昨日24時間切符を買ってあるので、ただ乗るだけでOK。<br /><br /> カルヴァリーはGolgothaのラテン語訳で、英語で書くとCalvary、スロバキア語だとKalváriaになります。カタカナではカルヴァリーと書くことにしますが、Kalváriaのことです。もとは固有名詞(地名)ですが、キリスト処刑の地を模した巡礼地という一般名詞でもあり、スロバキアにはここ以外にもカルヴァリーはあります。

     10月23日金曜日、旅行3日目。
     Centrumから7:57の7番バスでカルヴァリーへ向かいます。昨日24時間切符を買ってあるので、ただ乗るだけでOK。

     カルヴァリーはGolgothaのラテン語訳で、英語で書くとCalvary、スロバキア語だとKalváriaになります。カタカナではカルヴァリーと書くことにしますが、Kalváriaのことです。もとは固有名詞(地名)ですが、キリスト処刑の地を模した巡礼地という一般名詞でもあり、スロバキアにはここ以外にもカルヴァリーはあります。

  •  二つ目のバス停で下車。

     二つ目のバス停で下車。

  •  バス停はこんな閑静な場所にあります。<br /> 

     バス停はこんな閑静な場所にあります。
     

  •  近くにあったレストラン。<br /> カルヴァリーは本来、人が住む地域から離れた静かな丘に造られるものです。ここもかつては人里離れた場所だったのですが、都市化が進み、この丘はすっかり住宅街に囲まれてしまいました。

     近くにあったレストラン。
     カルヴァリーは本来、人が住む地域から離れた静かな丘に造られるものです。ここもかつては人里離れた場所だったのですが、都市化が進み、この丘はすっかり住宅街に囲まれてしまいました。

  •  住宅街でよく見る像。

     住宅街でよく見る像。

  •  丘は遠くからはよく見えますが近づくと死角になってしまいます。住宅街を歩いていたおばさんに道を聞いて、無事たどり着きました。おばさんもこの教会へ行くところだそう。

     丘は遠くからはよく見えますが近づくと死角になってしまいます。住宅街を歩いていたおばさんに道を聞いて、無事たどり着きました。おばさんもこの教会へ行くところだそう。

  •  聖マリア教会。<br /> ここから丘の頂上にむかって「十字架の道行き路」がつくられています。

     聖マリア教会。
     ここから丘の頂上にむかって「十字架の道行き路」がつくられています。

  •  「十字架の道行き」とは、イエスの受難を描いた祠を巡りながら丘を登り、イエスの苦難を思いながら祈る巡礼路。オレンジ色の屋根の小さな建物が祠(正式には「留」で、英語ならStation)。

     「十字架の道行き」とは、イエスの受難を描いた祠を巡りながら丘を登り、イエスの苦難を思いながら祈る巡礼路。オレンジ色の屋根の小さな建物が祠(正式には「留」で、英語ならStation)。

  •  道行き路はこんな風に丘の上まで続いています。2人の人とすれ違いました。

     道行き路はこんな風に丘の上まで続いています。2人の人とすれ違いました。

  •  留(祠)の中の絵。これはおそらく十字架を担いで処刑場へ向かう途中、母マリアに出会う場面ではないかと。14まである留の4つめ。

     留(祠)の中の絵。これはおそらく十字架を担いで処刑場へ向かう途中、母マリアに出会う場面ではないかと。14まである留の4つめ。

  •  このあたりで振り向くとこんな感じ。まだあまり登ってませんね。ふもとの建物は伝道会と修道院。

     このあたりで振り向くとこんな感じ。まだあまり登ってませんね。ふもとの建物は伝道会と修道院。

  •  もう少し登ってみると、ニトラの町が見えてきました。

     もう少し登ってみると、ニトラの町が見えてきました。

  •  頂上が近づいてきました。疲れた。

     頂上が近づいてきました。疲れた。

    カルヴァリー モニュメント・記念碑

    神聖な絶景ポイント by binchanさん
  •  しかしこういう光景を見るためには坂を登らねばなりません。

     しかしこういう光景を見るためには坂を登らねばなりません。

  •  可憐な花も咲いてるし。

     可憐な花も咲いてるし。

  •  ほかの犯罪者とともに、十字架にかけられるイエス。<br /><br /> カルヴァリーがこの形になったのは1923年ですが、当時造られた像は現在修道院に保管され、こうして見ることができるのはレプリカです。

     ほかの犯罪者とともに、十字架にかけられるイエス。

     カルヴァリーがこの形になったのは1923年ですが、当時造られた像は現在修道院に保管され、こうして見ることができるのはレプリカです。

  •  十字架のイエスの先にあるのが13番目の留(祠)「キリスト降架」。きっちり時系列順に並んでいます。

     十字架のイエスの先にあるのが13番目の留(祠)「キリスト降架」。きっちり時系列順に並んでいます。

  •  13番目の留と十字架。

     13番目の留と十字架。

  •  頂上に建つこの建物はイエスの埋葬場所を表し、最後(14番目)の留です。

     頂上に建つこの建物はイエスの埋葬場所を表し、最後(14番目)の留です。

  •  神聖な祈りの場ですが、展望を楽しむこともできます。

     神聖な祈りの場ですが、展望を楽しむこともできます。

  •  望遠鏡はレンズ内部に水滴が付いてしまっていて使えませんでした。

     望遠鏡はレンズ内部に水滴が付いてしまっていて使えませんでした。

  •  丘の片方は崖になっています。

     丘の片方は崖になっています。

  •  南側は農耕地でしょうか。

     南側は農耕地でしょうか。

  •  朝から曇っていましたが、ついにポツポツと雨粒が。傘を持ってないのでここで本降りになると困る。

     朝から曇っていましたが、ついにポツポツと雨粒が。傘を持ってないのでここで本降りになると困る。

  •  丘を下ったあと、同じ道で帰るのはつまらないので、教会前から別の散策路へと入ってみました。

     丘を下ったあと、同じ道で帰るのはつまらないので、教会前から別の散策路へと入ってみました。

  •  散策路はここでおしまい。

     散策路はここでおしまい。

  •  住宅街に出ました。<br /> グーグルマップで現在位置確認。ナビ機能でニトラ駅へ向かおうとしたのですが、GPSがちょっとおかしい。<br /> 平時午前8:45。ほとんど人が通りかからない住宅街。やっとのことで通行人を見つけて道を聞きました。60歳くらいの夫婦づれだったのですが、道を教えてくれた後、奥さんのほうに「2ユーロちょうだい」と言われました。ひえ〜、大人にもお駄賃が必要なのね。<br /> しかも金額指定とは…。しかしこんな場所でもめるのも嫌なので手さぐりで2ユーロコインをとりだして渡し、とっととその場を去りました。<br /> う〜ん、お駄賃の相場は2ユーロなのか。あのおばさんに2ユーロ払うのなら昨日の女の子にも2ユーロあげたかった。(「昨日の女の子」については旅行記04を参照)

     住宅街に出ました。
     グーグルマップで現在位置確認。ナビ機能でニトラ駅へ向かおうとしたのですが、GPSがちょっとおかしい。
     平時午前8:45。ほとんど人が通りかからない住宅街。やっとのことで通行人を見つけて道を聞きました。60歳くらいの夫婦づれだったのですが、道を教えてくれた後、奥さんのほうに「2ユーロちょうだい」と言われました。ひえ〜、大人にもお駄賃が必要なのね。
     しかも金額指定とは…。しかしこんな場所でもめるのも嫌なので手さぐりで2ユーロコインをとりだして渡し、とっととその場を去りました。
     う〜ん、お駄賃の相場は2ユーロなのか。あのおばさんに2ユーロ払うのなら昨日の女の子にも2ユーロあげたかった。(「昨日の女の子」については旅行記04を参照)

  •  駅に行く途中にあった病院の入り口。車が渋滞してました。午前中の総合病院の様相は日本と同じ。<br /><br /> この後はニトラ駅へ寄ってからホテルに傘を取りに戻り、また買い物へと出かけました。駅とホテルについては後の旅行記で書きます。

     駅に行く途中にあった病院の入り口。車が渋滞してました。午前中の総合病院の様相は日本と同じ。

     この後はニトラ駅へ寄ってからホテルに傘を取りに戻り、また買い物へと出かけました。駅とホテルについては後の旅行記で書きます。

  •  ホテルの近くにあったスーパーの営業時間。<br /> 平日8:00〜18:00、土曜は8:00〜12:00、日曜日はお休み。ほかのお店もだいたいこんな感じです。現代日本人の感覚で見ると、これで商売が成り立つのか心配になってしまいます。

     ホテルの近くにあったスーパーの営業時間。
     平日8:00〜18:00、土曜は8:00〜12:00、日曜日はお休み。ほかのお店もだいたいこんな感じです。現代日本人の感覚で見ると、これで商売が成り立つのか心配になってしまいます。

  •  ホテルのお向かいにあった食料品店。<br /> 昨夜飲んだワインを小売りしてました(買ってないけど)。お寿司屋さんではボトルで26ユーロでしたが、ここでは10ユーロちょっとでした。

     ホテルのお向かいにあった食料品店。
     昨夜飲んだワインを小売りしてました(買ってないけど)。お寿司屋さんではボトルで26ユーロでしたが、ここでは10ユーロちょっとでした。

    ニトラ旧市街地 旧市街・古い町並み

  •  昨日お城に行く途中にあったこのお店。実はワイナリーの経営するお店です。<br />http://www.vinidi.sk/en/<br /> 店員さんは英語OK。<br /> 地元の人がマイボトル持参で量り売りのワインを買いに来ていました。ウオーターサーバーみたいな大きなボトルを持ったお客さんも。店の奥にはワインセラーとレストランがあります。すごく素敵な雰囲気でした。一人で入る勇気はないけれど、こんな感じのお店でお食事できたら幸せ。<br />

     昨日お城に行く途中にあったこのお店。実はワイナリーの経営するお店です。
    http://www.vinidi.sk/en/
     店員さんは英語OK。
     地元の人がマイボトル持参で量り売りのワインを買いに来ていました。ウオーターサーバーみたいな大きなボトルを持ったお客さんも。店の奥にはワインセラーとレストランがあります。すごく素敵な雰囲気でした。一人で入る勇気はないけれど、こんな感じのお店でお食事できたら幸せ。

  •  Red Traminer(Tramín červený)という品種の白ワインを一本買いました。もちろんニトラ産。<br /><br /> スロバキアの主要なワイン産地は南部にあります。このあと移動するジリナは北にあるためご当地ワインがありません。なのでワインは絶対ニトラで買おうと決めていました。<br /> 昨日飲んだワインはおいしかったけれどニトラ産ではなかったので、このワインを買えてよかった。

     Red Traminer(Tramín červený)という品種の白ワインを一本買いました。もちろんニトラ産。

     スロバキアの主要なワイン産地は南部にあります。このあと移動するジリナは北にあるためご当地ワインがありません。なのでワインは絶対ニトラで買おうと決めていました。
     昨日飲んだワインはおいしかったけれどニトラ産ではなかったので、このワインを買えてよかった。

  •  賞を獲得しているみたいですね。

     賞を獲得しているみたいですね。

  •  酒を飲まない夫に、「荷物が重くてあなたのお土産があまり買えなかった」と言い訳しながらこれをとりだしたら、「重くてもそれは買ってくるんだ…」と言われました。だって、これが重いからほかのものが買えないんだもん…。

     酒を飲まない夫に、「荷物が重くてあなたのお土産があまり買えなかった」と言い訳しながらこれをとりだしたら、「重くてもそれは買ってくるんだ…」と言われました。だって、これが重いからほかのものが買えないんだもん…。

  •  この後はニトラ駅から列車で次の町へと移動しますが、旅行記はニトラでのホテルの話へと続きます。

     この後はニトラ駅から列車で次の町へと移動しますが、旅行記はニトラでのホテルの話へと続きます。

この旅行記のタグ

関連タグ

18いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

2015 秋のスロバキア

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スロバキアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スロバキア最安 577円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スロバキアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP