2015秋のスロバキア　24　ルジョンベロク(Ružomberok)からジリナ、プラハへ

2015/10/21 - 2015/10/27

　10月25日日曜日、旅行5日目はスロバキア観光の最終日。
　最後の観光地となった世界遺産の村ヴルコリニエツから戻り。ルジョンベロクで食事をした後はプラハへと発たねばなりません。

　スロバキアの話題はこれで終わるので、旅行中に使ったスロバキア語を復習しておきます。
　一番使うのが「ありがとう：Ďakujem（ジャクイエム）」、次が「こんにちは：Dobrý deň（ドブリーデニュまたはドブリー）」。「ごめんなさい：Prepáčte（プレパーチチェ）」もよく使いました。「さようなら：Dovidenia（ドヴィデニア）」は、バイバイでも通用しますが、こちらがスロバキア語で言うと最後に笑顔が見られます。
　曜日は重要、数字は覚えておくと便利。
　あとは自分の行動パターンに沿った単語。私の場合はバス停：autobusová zastávka、駅：Železničná stanica、切符：Lístokなどが必須単語。

　実は最も必要なのは「スロバキア語はわかりません。英語は話せますか？」というフレーズなのですが、私が持っていた指さし会話帳は、現地の人と現地語でコミュニケーションをとるための本なのでそのフレーズは載ってません。単語を組み合わせて「Slovensko nerozumiem.Angličtina？」と言っていなんとかわかってもらってました。改めて翻訳サイトで調べると、「Slovenský Neviem.Hovoríš po anglicky?（スロヴェンスキーニェヴィエム。ホフォリーシュポアングリチュキ？）」と出ます。正確なのかどうか、お詳しい方のコメントお待ちしております。
　基本のアクセントは最初の音節。アクセント記号みたいなの（アキュートアクセント）がついた母音は長音になりますが、そこがアクセントになるわけではありません。子音の発音は英語と違うものが多いので、地名などの発音は調べておいたほうが通じやすいです。

エリア その他の都市(スロバキア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

　13：25、ルジョンベロク駅に戻ってきました。
　駅前を流れるのはおなじみバーフ川。川の中ほどには釣り人。テレビで見た光景そのままだ。

ルジョンベロク駅 駅

　欲を出してルジョンベロクの町で食事をすることに。ちょっと時間が足りないかなあ。

　市街地は川の向こうにあります。

　日曜日なのでお店はほとんどのお店がお休み。駅のレストランも閉まっていました。
　Mostová（モストヴァー）通りから街に入りました。

　モストヴァー通りにあった建物。ユーゲントシュティール（19世紀末〜20世紀にかけての美術様式）の装飾ですかね。

　Milo Urbanは20世紀の文学者。ルジョンベロクで学生時代を送り、最初の作品を出版したらしい。
　大戦中の親ドイツプロパガンダ雑誌の編集長として、戦後罪に問われたこともあるそうですが、それを凌駕する業績があるんですね。

　ヴルコリニエツへ行ったタクシーの運転手さんに食事ができる店を教えてもらっておいてよかった。マジでお店やってないんです。

　ホテルクルトゥラのレストラン。敷居高いけど、もう迷ってる時間もない。

　食事の時間は30分くらいしかないので、ウェイターさんにその旨伝えようとするのですが、英語ＮＧで伝わらない。ここでもやっぱり「ドイツ語なら…」とのこと。ドイツ語圏なのね〜。最終的には英語スタッフを呼んでくれました。
　英語スタッフ曰くこのメニューが早いとのこと。メニュー表記はスロバキア語オンリーなので、内容を口頭で説明してくれましたが半分くらいしか聞き取れず…。でもいいです、それお願いします。

　チキンヌードルが来ました。量も控えめでとってもおいしい。時間も余裕だ。
　食べ終わって支払いをお願いすると、「まだスープしか出てませんよ」と言われました。そうよねヨーロッパでこの量はないわね、台湾小吃じゃあるまいし…。

　メインが出てきました。
　ポークソテー（味付けはちょっと甘めのソース）、サラダ、ライス。ちょっと量が量が多めだったけど完食。食べきってウェイターさんに来てもらわないと、もう一度「まだデザートが出てませんよ」とか言われたら恥ずかしすぎる…。
　食べきってすぐくらいに、「支払いしますか？」と聞きに来てくれました。なんて気が利くんでしょう。助かりました。
　3.9ユーロ（533円）、激安だ。

　ルジョンベロクのメインストリートすら見てませんが、時間がないので仕方ありません。
　駅に戻って切符を購入。
　今回は急行列車だったので、座席指定の有無やクラスを聞かれるかと準備していましたが、何も言わずに２等の座席指定なし切符を売ってくれました。出発間際だったのですでに座席指定は不可だったのでしょうか。（座席指定は出発10分前まで）

　14：34の列車に乗車。
　今回も旧式車両。混雑していたので通路の窓にへばりついて外を眺めてました。スロバキアの景色もこれで見納め。
　15：28、ジリナに到着しました。
　

ジリナ駅 駅

　現在満腹ですが、これから５時間半も列車に乗るので食糧を調達。
　ジリナのケバブ屋さんは営業してました。イスラム教は金曜休みだもんね（勝手にトルコ人の店と決めつけてる）。ケバブって野菜、お肉も、炭水化物も摂れて、しかもテイクアウトできるので重宝します。
　ミネラルウォーターとチキンケバブで4.40ユーロ（614円）。やっぱさっきのランチセットは激安だ。

　駅の自販機でコーヒーを買いたいのですが、「砂糖入り」と「砂糖なし」の区別がわからん。写真には写ってないですが、「s cukurom」と「a cukurom」があったんです。翻訳ソフトに入れると、「with suger」と「and suger」。同じ意味では？
　迷った挙句「Ｓ」の方を買ったのですがお砂糖入ってました。

コインロッカーから荷物を出してホームへ。

　ジリナ16：21発、プラハ行きEx144。
　Dovidenia（さようなら）、スロバキア！

　チケットはあらかじめスロバキア鉄道のサイトで購入しておきました。もちろん座席指定して。
http://www.slovakrail.sk/en/services/online-sales.html

　予約しておいてよかったです。ずっと満席でした。５時間以上座席がないのはちょっとつらい。　

　ジリナが始発なので、最初はガラガラ。
　予約済みの席には、指定されている区間が書かれた紙が貼ってあります。指定券を持っていない人は、その紙が貼ってない（あるいは指定されていない区間である）ことをチェックして席に着きます。自由席の設定はないんですね。
　それにしてもヨーロッパの列車ってどうしてみんな向かい合わせ？目があっちゃうと気まずいし、赤の他人とテーブルは共有だし、なんといっても足が伸ばしづらい。

　一度だけ車内販売が回ってきました。迷わずビールを購入。
　２種類あったうちこのピルゼンビールを選ぶと、売り子さんが「僕もこっちがいいと思う」って言ってました。スロバキアビールには巡り合えなかった今回の旅行ですが、チェコビールはいろいろ飲めましたよ。

　ケバブを食べたりスマホに録音してあったラジオ番組を聞いたりして過ごしましたが、途中何度も工事の影響でスピードを落とし、最終的には40分遅れで到着。約６時間の移動はさすがに疲れた。飛行機より疲れたかも。

　22：17、プラハ到着。（予定は21：44）
　40分遅れても、誰も慌ててる様子はありません。国を跨いで走る長距離列車、１〜２時間の遅れは想定して利用するべきですね。

プラハ本駅 (プラハ中央駅) 駅

　今日は初日と同じホテルフロレンクに泊まります。
　明日は午前中にプラハ空港出発です。