2015秋のスロバキア　22　ハフラーノク(Havránok)野外考古学博物館

2015/10/21 - 2015/10/27

　10月25日日曜日、朝暗いうちから列車に乗りスロバキア最大（貯水量）の湖へ来ています。湖畔の教会を見た後は野外考古学博物館へ。

　リプトフ湖のダムが建造された時、湖底に沈む地域の考古学調査も行われました。
　そして発掘結果を高台の野外博物館で展示しています。

エリア その他の観光地(スロバキア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　教会があった湖畔から舗装道路を2〜300ｍ行くと上の看板があります。
　そこからはまたこんな道。今回の旅行は未舗装の坂道だらけだ。

ハフラーノク野外考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　あれが展示物らしい。

　だいぶ登ったぞ。湖は霧に包まれてます。

　10分近くかかってやっとチケット売り場があるところまで来ました。距離は大したことないのですが傾斜がキツイ。

　ところが、窓口は閉まっているし、鍵もかかってる。

　10月は日曜も含めて9：00〜17：00まで開いていると書いてあるのに。

　入場料の価格表。支払うすべもないけど。

　とりあえず説明看板を撮影。
　旧石器時代から中世（12〜16世紀）にわたる遺物を移築展示しています。湖岸の聖マリア教会もここの管轄なんですね。

　園内の地図がありますが、ここから見える唯一の展示物までの距離を考えただけで、その先に行くことを躊躇してしまいます。たぶん相当広いです。

　料金は払ってないけど、とりあえず一番近い展示物だけ見せていただくことに。

　紀元前３〜１世紀にかけての農家らしいです。

　当時の機織り機。

　住居だけでなく、手工業的なことにも使われていたそうです。

　説明書き。

　英語版をアップで。

　住居の隣には土器を作る作業小屋。

　土器を焼いた窯だと思います。

　屋根は植物の茎で葺かれてます。

　こっちは貯蔵庫かな。

　最初の展示物からして、入り口からはかなり離れてます。チケット売り場が遠くに見える。

　この先の道を行く気にはなれなかった…。（入場料払ってないしね）

　湖畔についたころはかなり霧が出ていましたが、だんだん晴れてきました。太陽もちょこっとだけ顔を出してます。
　ここで霧が晴れて行くのを見ているのも楽しいな、と思い、ベンチでパンを食べながら湖を眺めていました。すると、背後の森でパキパキと枝を踏みしだく音が！ストレチュノ城の誘導路で見たヒグマとオオヤマネコの写真が頭をよぎります。ヤバイ、こんなところで襲われたら死体すら発見されないかも。冬眠前だし。
　慌てて身支度して坂を下り始めました。

　すると森から鹿が走り出てきました。
　なんだ、鹿か…。ほっとして写真を撮ったりして。
　でもこの鹿がクマに追われてるかもしれなかったので、安心してる場合じゃなかったですね。

　一人で海外旅行に行くというと、「治安は大丈夫なの」「悪い人に騙されないで」と心配されますが、最近の私の旅行で最も脅威なのは動物かも。
　別にアウトドア派なんじゃありません。今回も「野外博物館」に来たのであって、森林のトレッキングに来たわけじゃないんです。

　とりあえず野草を見て心を落ち着けましょう。

　山の中にいるとやばそうなので、もう一度湖畔に戻り、少し晴れてきた空の下、教会の写真を撮り直したりして過ごすことに。
　帰りの列車は11：37発。念のため一時間くらい前に湖畔を離れました。