2015/07/01 - 2015/07/01
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今朝着いてさっそく歩き始めたピランの町。
ピランはアドリア海に細いVの字型に突き出た半島の小さな港町。
青い空と海に映える赤い屋根の民家が集まる町は歩いて回るのにちょうどいいサイズで、町歩きが好きな方ならお気に入りの場所になるのでは?
前編では、町を見下ろす高台にある聖ユーリ教会や聖ユーリの鐘楼辺りで周辺の景色を楽しんだので、今度はもう一つの高台に残っているピランの城壁辺りへもどんどん歩いて行ってみます。
表紙の画像は、ピランの城壁から眺めた町並みと民家。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前編で聖ユーリ教会や聖ユーリの鐘楼へ行ってみたSUR SHANGHAI。
そのまま今度はピランの城壁を目指します。
その途中で見たこんな花の植え込みや民家は、「ああ、アドリア海沿岸の小さな町に来ている。」と実感させてくれる眺め。 -
ピランの町の中は、ちょっとした迷路のよう。
それでも主要な見所への標識は町角のあちこちに出ています。
この画像だと、さっき行ってみた聖ユーリ教会は左手、これから行くピランの城壁は右手。
一番下の標識は、城壁がある高台下のFIESAというナ名のビーチ・リゾートへの道でこれも右手。
城壁へ行く道とは途中で分かれ、高台下と続く道になっていました。
この時にはそのリゾートへは行く予定はなかったんですが、結果的には行ってみました。
その道筋もこの旅行記でご紹介します。ピラン城壁 史跡・遺跡
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ピランの城壁がある高台へと続く道。
ピランの町を外敵から守るために造られた城壁の起源は7世紀に始まるそうですが、これから見に行くのは1470年から1533年にかけて造られた保存状態のいい部分。
それ以前の古い城壁やゲートは、ピランの町の中に断片的に残っています。
たとえば、この画像に写っている塀も、元々はピランの城壁だったんだそう。ピラン城壁 史跡・遺跡
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ピランの城壁への道。
右手の石畳の坂を上って行くとピランの城壁。
左手の歩道を下って行くと、さっき標識に出ていたFIESAというビーチ・リゾートへと続いています。
SUR SHANGHAIはまず、本来の目的地のピランの城壁へと行ってみます。 -
聖ユーリの鐘楼辺りからだと、石畳の坂道を徒歩10分程度でピランの城壁。
ひゃ〜、今日は暑くなってきたし、上りの坂道で喉が渇いた。
いつもだったら、飲み物の1本くらい用意して来るのに、今日は途中で買えるだろうと油断してた…。(;^ω^)
城壁に上る前に、何か飲み物が欲しい…。 キョロ( 「・ω・ )キョロ( 「・ω・)キョロピラン城壁 史跡・遺跡
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…と、上掲の画像のピランの城壁のすぐ裏手に一軒のレストラン兼カフェが!
ヽ(*^ω^*)ノ
これぞ、救いの神! -
救いの神となったそのレストラン兼カフェの名はRISTORO OBZIDJE。
「お昼はこんなのがあるよ。」とお店のおじさん置いてくれた画像付きメニューが親切。
う?ん、肉や揚げ物はあんまり食べたくないな。
あ、エビのリゾットがある、これにしよう。
「おじさん、あとはガス入りミネラル・ウォーターね!(*^。^*)」 -
イチオシ
風が通る木陰の屋外席がうれしかったRISTORO OBZIDJE。
向こうで食事をしているおねえさんたちもピランの城壁を見に来て、ここで食事休憩?
エビのリゾットが出来上がる前に、SUR SHANGHAIはちょっとウトウト…。
おかげで食事の写真を撮り忘れてしまった。(―_―)
お味も内容も合格点で満足。(o^―^o) 「ごちそうさま〜。」
ピランの城壁近くには、気付いた限りではここしか食事場所がありませんでした。
見学前後にここで一休みしては? -
喉の渇きも癒されて腹ごしらえも出来た後は、いよいよピランの城壁へ!
ここで見えているのがそのゲート。
無人ゲートですが料金箱があり、1ユーロ・コインを入れると開く仕組み。
1ユーロ・コインは必携です。
4〜10月の開放時間は8:00〜21:00、11月〜3月は9:00〜17:00と出ていましたよ。
駐車場もそばにありました。ピラン城壁 史跡・遺跡
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ピランの城壁の敷地内。
入った後は自由に城壁に上って見学できるようになっています。
補修された階段や通路には、新しく作られた手すりもあって安心。ピラン城壁 史跡・遺跡
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ピランの町を守っていた城壁のうち、この保存状態がいい部分は1470年から1533年にかけて造られたもの。
この画像だけ見ると延々と続いているような感じですが、実際には200mちょっと位。
この通路は二人並ぶと狭い感じ。
所々に物見台があって、上って行ける場所もありました。ピラン城壁 史跡・遺跡
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ピランの城壁と、敷地外にある民家。
松の木もあっていい風情。
向こうに見える海は、トリエステ湾。
わ〜、あのお宅からの眺めはいいだろうなあ。ピラン城壁 史跡・遺跡
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ピランの城壁の物見台には、望遠鏡もありました。
3分1ユーロじゃなかったかな。ピラン城壁 史跡・遺跡
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物見台から見たピランの城壁。
この部分のピランの城壁はほぼ南北にまっすぐ伸びています。
これは、トリエステ湾がある北方向。
水平線向こうにうっすら見える陸地はイタリアです。ピラン城壁 史跡・遺跡
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物見台から見たピランの城壁。
これはピラン湾がある南方向の様子。
城壁下に駐車場が見えています。
画像左手の赤い屋根は、さっきお昼を食べたRISTORO OBZIDJE。
ピラン湾向こうの陸地はクロアチア。
上掲の画像と併せてみてみると、ピランがイタリアとクロアチアに挟まれた立地なのがよく分かります。ピラン城壁 史跡・遺跡
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イチオシ
そして、これはピランの城壁の物見台から見たピランの町。
ピランはアドリア海にVの字に突き出した半島なのが分かる眺め。
画像手前の民家に住む人たちは、この風景を独占してるんだな。
ちょっと羨ましい。
でも、住んでる人たちにしてみれば、いつもの見慣れた風景なんでしょうね。ピラン城壁 史跡・遺跡
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ピランの城壁にある物見台には階段が付いているんですが、傾斜が急だったり、足を乗せる部分の板が斜めに切ってあったり。
どうしてこの形に切ってあるんだろう。怖いんだけど…。(゚д゚ll)
とにかく、足を踏み外さないようにご用心。ピラン城壁 史跡・遺跡
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イチオシ
これもピランの城壁から見たアドリア海とピランの町。
天気がよくてラッキー!の眺め! ヽ(*^ω^*)ノ
同じアドリア海でも、半島の先端を境に左手はピラン湾、右手はトリエステ湾。
前編ではあの半島をぐるっと回りこんで、右手に見えている聖ユーリ教会や聖ユーリの鐘楼、それに洗礼堂も見てきたのよね。
この旅行記の終わりでは、画像中央に見えている古い塔の聖フランシス教会や、画像左手に見えるタルティーニ広場に寄ろうと思います。ピラン城壁 史跡・遺跡
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上掲の画像の風景を、パノラマでも撮ってみた。
これは、ピランの城壁から見ると西側の風景。
夕暮れ時に来てみても、アドリア海に沈む夕日がロマンチックでしょうね。
で、城壁の東側の景色は? と言えば…、ピラン城壁 史跡・遺跡
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…こんな運動場になっていたのでありました。(^◇^;)
ピランの城壁を隔てて、西と東の景色がこんなに違うなんて。(。・w・。) ププッ -
ピランの城壁の下を見ると…、
(◎◇◎)え! あれって笹よね。
スロベニアにも笹があったんだ。 -
さ、そろそろピラン城壁を下りて下界へ。
ピラン城壁 史跡・遺跡
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さっきは上って来た石畳の坂道を、今度は下って行く。
ふう〜、今日はずいぶん暑くなって、地元の人も木陰を選びなら上って来る。
時間にまだまだ余裕があるし、この旅行記の出だしに見つけておいた歩道を辿って、高台下のFIESAというビーチ・リゾートに行ってみようかな。 -
これは、ピラン周辺の遊歩道の地図。
ピランの町は、Vの字型に海に突き出た半島部分にあります。
オレンジ色の線が遊歩道で、海辺の道あり、高台を巡る道もあり。
この画像は、クリックすると大きく表示されます。
必要な方はご覧ください。
あ、今朝SUR SHANGHAIが歩いた半島沿いのプレシェルノヴォ通りも、この地図だとシーサイド・プロムナードの名前になっているのね。
今、SUR SHANGHAIがいるのは、黄色い☆印を付けた場所。
これから海沿いに高台を下って、黄緑色の☆印を付けたFIESAというビーチ・リゾートへ。
帰りはどうしようか迷いましたが、同じ道を往復することにします。 -
ビーチ・リゾートのFIESAへ下りて行く遊歩道。
階段ではなく、緩いスロープで歩きやすい。
高台下はずっと石の多いビーチ。
人が来ているということは、この遊歩道のどこかに、さらに下に行ける通路があるって言うことよね。
歩き始めに見えるビーチは、遊歩道からずっと下にあるせいか、スッポンポンの自然体の人多し。
聖ユーリの鐘楼下にあるビーチでもそうだったな。 -
このカップルもそんな自然体の海水浴客。
石に足を取られて転ばないよう、慎重に海に入って行く二人の姿は、リンゴの実を食べる前のアダムとイブを連想させた。
広々としたトリエステ湾の蒼と、この日の陽光に包まれた姿がまぶしい位。 -
遊歩道から、さらに下のビーチへ下りて行く階段があった。
おねえさん、これから日光浴?
焼き過ぎには気をつけて。 -
イヌを連れて散歩にやって来る人もいた遊歩道。
毎日ここを通るのかな? -
坂道を下り切って、ビーチが遊歩道そばの場所になると、水着着用の人ばかりになっていました。
向こうに見えてきたのがFIESAというリゾート? -
FIESAのビーチはこんな感じ。
リゾートと言っても、カジュアルで気軽な感じ。
でも、ピランの町中と雰囲気が全然違うこういう海辺に泊まってみるのもいいかもね。 -
FIESAのホテル。
トリエステ湾に面しているし、イタリアの陸地も遠くに望む立地よね。
家族連れが多いと言う印象でした。 -
そろそろピランの町に帰ろう。
帰り道は、また同じ遊歩道。
透き通ったトリエステ湾の水が爽やか〜!(*^。^*) -
ピランの町に戻って、行ってみたのは聖フランシス教会。
聖ユーリ教会とともに、ピランでは古い歴史がある教会なんだそう。
場所的にも聖ユーリ教会に近くて、あちこちからその塔が見えるんです。
この日行ってみた聖ユーリの鐘楼やピランの城壁からも見えました。
町中にはこんな画像付きの標識があって、真っ白い塔が写っていますが…、 -
…2015年7月上旬現在の聖フランシス教会の塔(鐘楼?)は、塗りが剥げていてボロボロ…。(´・ω・`)
標識の画像とずいぶん違う!(^◇^;)
で、こんな風に近くに見えるし、教会の正面入口も楽勝で見つかると思っていたら、これが結構大変。
迷路のように民家が込み入った場所にあるんですよ。
一発で正面入口が見つかったら偉い! -
聖フランシス教会の正面入口を探し当てたSUR SHANGHAI。ふぅε-(´ωノ|┬
こうして見る外観は地味ですが…、 -
イチオシ
…内部の造りや装飾がきれい。
聖フランシス教会は、地味な外観でも、内部の見ごたえあり。 -
聖フランシス教会の主祭壇あたり。
小さい教会とは思えない静謐と威厳がありました。 -
聖フランシス教会の中庭と回廊。
一回りしようかと思ったら、向こう側の通路に会食のためのセッティングが進行中。
邪魔にならぬように退散。 -
聖フランシス教会がある迷路を抜けて、タルティーニ広場に出た。
タルティーニ広場はピラン観光の基点となる楕円形の広場。
すぐそばにマリーナがあったり、広場周りには銀行、ホテル、カフェ、観光案内所、市庁舎などがあります。
高台にある聖ユーリ教会も聖ユーリの鐘楼も、こうして広場から見えるんです。タルティーニ広場 広場・公園
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イチオシ
タルティーニ広場の名前の由来になったタルティーニは、ピラン出身のバイオリニスト。
最も有名な作品は『悪魔のトリル』と聞けば、「あ、あの曲の…。」と思い当たる人は多いのでは?
その銅像も、市庁舎を背にした広場に立っていました。
広場の一角にはタルティーニの生家もあるんですが、SUR SHANGHAIは行きませんでした。悪しからず。<(_ _)>
タルティーニの生涯については、次のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8Bタルティーニ広場 広場・公園
-
タルティーニ広場は、マリーナに直結。
すぐにこんな港町の雰囲気が味わえます。
このマリーナ周辺にも海洋関連のミニ博物館が多いんですが、それは明日の朝のお楽しみ。
リュブリャーナに帰る前に寄ってみようと思います。 -
SUR SHANGHAIの今夜のお宿は、マリーナそばのヴィラ・ピラネシ。
画像右手のピンクっぽい建物がそのホテル。
アパート・スタイルのホテルで、マリーナの眺めがいいんですよ〜。
歩き疲れたから、ちょっとお部屋で一休み。
夕暮れ時になったら、この日の落日を見にまた町へ出てみます。
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