新疆キルギス・カザフ旅完▼西安さらっと観光～帰国

2014/06/29 - 2014/07/02

旅の最後に西安で一泊。いにしえの長安の都についに来た。大雁塔を見上げれば気分は遣唐使かはたまた科挙を受験しに来た学生か。ここは街中が歴史の博物館のようで歩くだけで楽しめた。
【交通】
6/30 西安1714 ⇒ 上海1421　K558次 新空調硬座 180.5元(1509km)
7/2 上海0845 ⇒ 佐賀1140　春秋航空　\3000+TAX\10150+手数料\390＝\13540
【宿泊】西安七賢国際青年旅舍　ドミトリー　50元
【標高】西安：400ｍ 【為替】1元≒16.6円

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 春秋航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

6時前に西安南着。中心部から遠く離れた田舎の駅だ。918路バスで「雁南路南口」まで移動(3.5元）、

道を渡ると「杜陵東路」というバス停があり、500路バスに乗換える（1.5元）。

西安駅には8時ごろやっと着いた。

ユースまで歩く途中でパオズを食べる。香菇包(左)はシイタケはちょっとだけでほとんどキャベツ。地軟包には豆腐とニラが入っていて初めて食べた。

予約した七賢ユースは古い家屋を利用して趣はあるが兵舎みたいな宿。

6人ドミトリーが50元。部屋はエアコン、ロッカー付。シャワー、トイレ問題なし。トイレは手桶がありインド式でも使えた。洗濯干し場あり。wifiはフロント付近で可。駅の西１キロほどにあり。満足度：60点

ザイアン 7 セイジズ ユース ホステル インターナショナル ホテル

ユースの南側に八路軍記念館があったので見ておく。中の展示は抗日戦争時のルートとかだ。

この侍の絵は欧米人には受けていた。

ユースの中庭と建物が似ているなと思ったら、八路軍事務所の北半分をユースとして使っていたのだ。

西紅柿鶏蛋龍須麺（７元）はソーメンに近い。トマト卵はスープに入れるとあっさりし過ぎて美味しくない。やはり炒めたほうがいい。

名前の画数がものすごい麺屋があったが麺そのものはさえない外見だったので食べなかった。

610路バスで移動。

陝西歴史博物館に到着。

無料なのはいいが、入場券を貰う行列が長いので入館は諦めた。日曜のお昼は
避けたほうがいい。

人出をめがけて物売りが集まってくる。ヒマワリの種売りとか。

胸一杯のバラ、じゃなくてリンゴ飴！

四足のものなら机以外なんでも飴細工で作れるおじさんが大人気。

ひとつ５元でその場で作ってくれる。河南省非物質文化遺産に認定されていた。

大雁塔まで歩いてきた。周辺は一大記念写真スポット。

日差しが強い。6月なのにセミが鳴いていた。

天井パネルの映像を階段に座って鑑賞。

春夏秋冬、山から海まで一通り見た。

鑑真和上、玄奘三蔵、慧能の横に空海の像が並び立つ。

この辺りの建物はスケールがでかい。

ピザハットがこんな建物。

看板もでかい。

憩いの公園

大雁塔の北側は噴水公園。

コスプレ記念写真屋がいたり

大型５D映画館があったりする。綺麗な免費トイレもある。

この工芸品をよく見かけた。

西安は数日前には３７度もあったらしい。まだ６月だというのに。

この日もほぼ日本の真夏並み。ただ乾燥しているからそれほど身体にこたえない。

歩道橋の上からの眺め。

小雁塔に行く途中にあった大興善寺。中国密教の総本山。創建は3世紀というから相当古いが建物は新しい。

お堂の中もわびさびとは無縁の賑わい。

地獄のあらゆる責め苦が三方から迫ってくる。

こういう戒めが布教には一番効果的なのかな。

次に屋根の上チェックは鳥のようなものを発見。

大雄宝殿の中央が五智如来。

左奥から宝生、阿弥陀、大日、不空成就、阿閦如来でそれぞれが違う印を結んでいる。

ユニークなまゆのお方は慈覚大師円仁像、唐に留学した僧の一人で日本人初の本格的旅行記を残した人、つまりフォートラベラーの元祖のような方だった。この像も日本から奉納されたようだ。

大きなマニ車。

白い象に乗った普賢菩薩

青い獅子に乗った文殊菩薩

逃げないで写ってくれた鳩。

色鮮やかな扁額。

寺の外の店もそっくり。

再び歩いて小雁塔の裏門へ。

小雁塔が見えているが手前の博物館が閉館していて通れなかった。警備員に聞いたら明日は月曜だが開館するとのこと。

永寧門（南門）をくぐりぬける。

城壁の演舞隊らしき一団に地下道で遭遇。

交差路の中心に建つ鐘楼。

久しぶりに米の食事。鶏腿套餐飯（12元）。

ユースまで歩いて帰還。

ユースの中庭にて一本。

６月３０日(月)　朝、近くの公園を散歩しているとコマ回しをやっていた。回したあとで鞭のように叩いて加速させる。

こちらは違うタイプのコマ。おじさんがひょいと禿げ頭に乗せてしまった。カメラを意識して頑張ってくれたようだ。

ユースのすぐ北にも城壁が走っている。

城壁に上がる通路は立入り禁止。

かわいそうなつながれ猫。野良犬に負けずたくましく生きてくれ！

お昼に食べた肉丸糊辣湯（5元）は不思議な味だった。辛くはないのに舌先が痺れるのだ。

中身は羊の肉団子、キャベツ、インゲン、冬瓜､ジャガイモ､人参。

きのう見れなかった小雁塔へ610路バスで来た。

まずは右手にあった民家のようなお土産コーナーへ寄り道。

牛皮の影絵人形。

皮影劇の舞台もあった。

ニーハオと鳴く九官鳥。

敷地続きの西安博物院を見学。ロッカーにぎりぎり荷物が入った。ここはエアコンが効いていて快適。

まずは西安とは関係ない青海仏教芸術展に入る。

神の面

どくろの面

別の部屋の常設展へ。北魏の四面造像碑。

北宗代の観音像

明代の彩絵毡帽俑。兵馬俑とはいかないまでもなかなか壮観。

唐代の不気味な鎮墓獣シリーズ

中国もオリジナリティーあるやん。

こういうキャラを遊園地で使えばいいのに。

外のお土産屋にも兵馬俑。

小雁塔に接近。

塔に上るのは有料。

４０路バスで駅へ直行。
まだ空腹じゃないけど乗車前に食べておく。チャーハンの量が少なめでちょうどよかった。

西安駅前で座って待つ人。

駅前だけ城壁をくりぬいてある。

待合室に入るだけでこの行列。

待合室からの眺め。今日はこれから上海まで20時間半1509kmの移動。

車内では珍しく周りと交流なく過ごす。向かいの男性は時刻表持参。

途中でもぐりの販売人が冷えたビールをバッグに隠して売りにきたので、純生を1缶購入してやる(3元）。支払いを待つ間も男は周りをきょろきょろ。
窓側進行方向の席でよく眠れた。

７月１日(火)　蘇州から乗ってきたおばさんと会話。若いころは文革で農家に行かされて苦労したそうだ。車内販売の弁当１０元は美味しかった。

14時12分、約３０分遅れで上海着。途中は1時間半も遅れていたがかなり挽回してくれた。外はあいにくの小雨。

地下通路で駅の北口へ。

駅近くのスーパーで念願のポットを購入。容量３リッターでなんと21元＝350円。それからは片手にポットをぶら下げての珍道中。浦東空港では搭乗するターミナル２よりT1のほうが寝やすいのでそちらに移動。
７月２日(水)　オスプレイ配備案でにわかにニュースに出始めた佐賀空港へ。税関検査では「（ポットの）中に何か入っていますか？」「いえ、からっぽです」「ＯＫです。どうぞ」と質問だけでパス。到着ロビーで札を掲げて待っていたタクシーの運転手を見つけてすぐに発車。今日は同乗者がいないそうでラッキーだった。

旅を終えて・・・新疆ではユース以外の安宿を探すのが困難だった。キルギス料理をもっと試してみたかったなあ。おわり
旅の始まり→http://4travel.jp/travelogue/10904404

この旅行記へのコメント （2）

• おぎゃんさん 2014/10/16 23:26:49

  八路軍紀念館。

  Halonさん
  
  こんばんわ。
  
  こちらには学生の頃に立ち寄りした覚えがあります。確かエドガー・スノーの展示会を見たような。
  
  日本人の方で紀念館を訪れるなんて珍しいなあと思いましたが、ユースがあるから？だったんですね。
  兵舎みたいなユースというのも、なるほどです。
  
  では。
  
  
  おぎゃん

  Halonさん からの返信 2014/10/17 19:44:18

  RE: 八路軍紀念館。

  おぎゃんさん　こんばんは
  
  ご推察の通りでして、八路軍紀念館はたまたまユースの近くにあったから見学しただけでした。
  エドガー・スノーの展示があったような無かったような・・・中のお土産屋に軍の丸っこい水筒が売ってたなあ。そんなことしか覚えていない。あいすいません。
  おぎゃんさんはかつて目的を持ってここを訪問されたようですね。