新疆キルギス・カザフ旅８▼イシクアタ温泉とイシククル湖

2014/06/12 - 2014/06/13

イシク・クルは熱い湖の意味。その名のとおり冬でも凍らないそうだ。
イシク・アタのほうは熱いお父さん？の意味だとオーナーから聞いた。僕の勝手な解釈だとこの国では「母なる大地」ではなく「父なる大地」というのではないか。すると熱いお父さん＝熱い大地＝温泉となって納得がいく。
【交通】
6/12 ビシュケク0830 ⇒ イシク・アタ1020　マルシュルートカ 70ソム
6/13 ビシュケク0914 ⇒ チョルボン・アタ1315　マルシュルートカ 250ソム
【宿泊】チョルボン・アタの宿　ツイン　シャワー無し　200ソム
【標高】イシク・アタ：1870ｍ　チョルボン・アタ：1630ｍ
【為替】1ソム≒2円

エリア イシククル湖周辺(キルギス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はイシク・アタ温泉に日帰り観光。夕方６時にはパスポートを取りに行くのでなるべく早く出発したい。

ゲストハウスから東バスターミナルまで１キロほど歩く。歩きたくなければ１１３か１１４のマルシュルートカでも行ける。途中には建設中のモスクがそびえていた。

ターミナル内に停まっているマルシュから３１６番を探すが見つからず。人に行き先を見せても分からず。

乗り場はターミナルの一番奥にあった。始発は８時半で１日７本。
屋内の窓口があったので椅子に座って待つ。

４０分前に乗り場を見るとすでにマルシュが停まっていて満席になっていた。しまった！１時間以上前から来ていたのに。頭を抱えていたら近くの女性が席を詰めてくれて座れた。

こちらの人は車内でよく席を譲る。老人に対してばかりでなく、男性が太ったおばさんに譲るのも半ば常識となっているようだ。譲らないと非国民のような目線を感じることになる。僕も途中から立つことになった。

１０時２０分、温泉に到着。

人について山道を進むと温泉が吹き出ていた。

宿泊所らしき建物はあるが、さて温泉プールがあるはずなのだが。

一本道の奥にはレーニン像。

その先に雪山が見えている。

水が冷たくて気持ちいい！

川沿いでお弁当を食べる一家族。

敷地を一周して、

門まで戻ってきた。

モスク

山側に入ったところでやっと温泉プールを見つけた。

入場料60ソム（120円）で大プール１つに小プール２つ。うち１つは女性専用。

プール自体は温いのでみんな熱めの打たせ湯に集まってくる。

山の斜面を行く羊を眺めつつ温泉プールでしばしノンビリできた。

周囲に休憩所はあるけど荒削りな観光地。

レストランでラグマンを頼むと中国のとは違うスープ麺が出てきた。トマトスープにセロリと人参、肉が入ってこれはこれでうまい。

一本道(メインストリート)には物売りも出ていた。

こちらはハチミツ売り。

帰りは立たなくていいように一番後ろの席をせしめる。お姉さんはシャネルのスマホ。宿に戻って休憩。

宿からカザフ大使館へ。途中チュイ通りの地下でキリル文字の入ったカード入れをお土産に買った(15ソム）。

地下道の入口には物乞いが大抵いる。ジプシーみたいな連中もいる。

不用品交換会みたいに小規模な店が並ぶ。

大使館までの道にリスがいた。６時ちょうどに行ったら２０人ほど集まっていた。すぐに事務所が開いて無事にビザを貰えた。

昨日と同じレストランに行き、周囲で食べている中から肉系を探して注文。160ソム。食べている途中で食べ飽きた。自分はつくづく肉食ではないと思う。

宿に戻って記念すべきキルギス初ビールを入国８日目にして飲む。乾杯！いや〜長かった。一番普及タイプの銘柄で500ccで33ソムは中国にせまる安さ。味もそれなり。肴に買ったチーズがチョコ味で予想以上に甘くて肴にならなかった。

６月１３日(金)
パスポートが戻ってきたので今日から２〜３泊の予定でイシク・クル湖に出かける。青い３５番バスで西バスターミナルへ。

客引きに連れられてチョルボンアタ経由のマルシュルートカに乗込む。ある程度の長距離便になると座席以上に客を乗せないから席を譲ることはなくなる。

客満になるまで待って９時１４分出発。車内のモニターでは８０ｓポップス復活ライブをやっていて「怪僧ラスプーチン」が流れてきた。

僕のノートを覗き込み「日本語か？」と聞いてきたのはノボシビルスクから来た若い二人。

２時間ほど走って食事休憩。

ちょっと早いけどみんな食べているので軽くボルシチを貰う（80ソム＝160円）。野菜たっぷりで満足した。実はこの前にビュッフェで肉ジャガみたいな料理を指差したら大皿に山盛りくれて「そんなに要らない」と付き返した。店員さん、すみません。

川沿いに線路があるが列車は見かけない。

キルギスの国旗が山肌に。

イシククル湖が見える前にチョルボン・アタに着いた。降ろされたのは町の西外れ。

目の前にWIFIと書いた宿があったのでトイレ共同シャワー無しの部屋に泊まる（200ソム＝400円）。WIFIは別途100ソムだったのでやめた。

決めてから気づいたがドアに内カギが付いてなかった。仕方がないので寝るときはカーテンでドアノブを引っ張って固定。

何はともあれ湖畔を見てみたい。色とりどりの屋根に向かって歩き出す。

スマホ地図で最寄の湖畔をめざすが１キロくらい離れていた。

やっと湖が見えた。

ここはローカル度の高いビーチ。

対岸は遠くて山がきれいに見えない。

ぼ〜っと過ごすにはいい。

明るい家並み。

今度は町の東側へ歩いてみる。

地元のおばあさんの服はウイグルの柄に似ている。

ホールでは毎晩ダンスパーティーをやっているみたいだ。

続いて噴水公園

噴水の水が風に流され歩くだけで濡れる。

公園の中にはこれ

屋外ミュージアムがあったが外から眺めたのみ。その先にビーチが見えたので行ってみる。

でも入口が分かりにくかった。赤い門の左側をすり抜けて民家の横を通る。

放置された機械の横を通り過ぎると

やっとビーチが見えてきた。

琵琶湖の９倍の広さで最大水深は695m。対岸にテルスケイ・アラトー山脈が薄ぼんやり見える。

北側のキュンギョイ・アラトー山脈は迫力があった。

少し塩味の水。

神秘の湖という感じはなく明るいリゾート。

浜辺のカフェもある。

綿菓子売りの姉弟。

殺風景な一本道を戻る。

木造の電柱が東部戦線のジオラマぽくてよい。

スーパーでアイスを買って食べる（13ソム）。

商品サンプルを兼ねた看板のようだ。

宿に戻ると部屋の前にさくらンボの樹があって邪魔だ。ドアの蝶番に持参の小型鍵がかろうじてはまった。

夕方は街の西北にあるはずの岩絵野外博物館を探してみたが早々に諦める。もしこの辺りの地図をスマホで取り込んでいたならば行けただろうが、案内板すらない状況であえて探す気にはならず。

途中にあったモスク。

かなり歩いて湖畔に出たがローカルビーチの対岸に出ただけで成果は得られず。

おばあさんが白い花を摘んでいたので、高い枝を引っぱり下げて協力する。肌に塗るそうだ。

おつかい帰りに自転車から卵と砂糖をしこたま落としてしまった少年。その一部始終を見てしまった。

レーニン像のある公園。

バックにそびえるキュンギョイ・アラトー山脈の向こうはカザフスタンのアルマトイ辺りか。

表の看板に肉入りスープがあったが店は準備中。この写真を他のレストランで見せたところショルポーという料理が出てきた（130ソム）。

大きな骨付き羊肉とジャガイモ２個が豪快に入っているコンソメ風スープ。ディルの葉もたっぷり。こういうザックリした料理は手の込んだのより好き。

地元のガールズ（店員さん）。

この旅行記へのコメント （2）

• worldspanさん 2014/08/31 21:23:19

  イシククル湖

  halonさん
  
  こんにちは、キルギスの旅行記楽しく拝見しています。キルギスには今回4回目の訪問なのですが、イシククル湖には初めて7月に訪れました。単なる「キルギスのリゾート」くらいにしか思っていませんでしたが、訪れてみるとカザフスタンからも多くの観光客が押し寄せ、しかも湖も周辺の山々も美しく、納得の場所でした。また機会があれば訪れてみたいと思います
  
  worldspan

  Halonさん からの返信 2014/09/01 06:49:49

  RE: イシククル湖

  こんにちは
  
  worldspanさんは７月にイシククル湖に行かれたんですね。私が行ったときも恐らくロシア系と思われる方々がいらっしゃいました。きっと７月はもっと多いんでしょうね。
  なんとキルギスは４回目ですか！お気に入りの場所へのリピートも楽しいですよね。私も繰り返し通うのは大好きです。