2014/05/06 - 2014/05/10
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台南にある鄭成功縁の史蹟、赤嵌楼と延平郡王祠の紹介です。延平郡王祠は、死去した彼を慕う人々によって1662年に創建され、当初、開山王廟と名付けられました。
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赤嵌楼の扁額がある建物のアップ光景です。赤崁樓の跡地には、清の時代に造営された海神廟と文昌閣が建っています。この建物は、正式の名前は海神廟のようです。
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イチオシ
高い石垣の上に築かれた赤嵌楼(海神廟)と文昌閣の建物光景です。石垣の周りに、多くの石碑が展示してありました。
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発掘調査が行われているかと思った一角の光景です。フェンスに掲示された説明版で、消防用の地下池が建設されているようでした。ホソバナンヨウスギ(細葉南洋杉)とオウゴンチク(黄金竹)はそのまま残されていました。工事の前に、慎重な発掘調査も行われているようです。
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鄭成功のお墓を守っていた石馬との伝説がある石像です。今は、足が補修されていますが、夜中に歩き回ったので、切られてしまったとの伝説が残されています。石馬の立場で言えば、鄭成功ではなく、他の人が代わりに埋葬されたので、それを拒んで歩き回ったとの伝説です。
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『石馬』の説明文です。漢文と英文で記されていました。国姓爺(鄭成功)のお墓の周りにあった像との伝説や、鄭成功のお墓が福建省の南安に移された後、この石馬が夜中に田圃を荒らしたので、怒った農民が足を切ってしまったとの伝説などが記されていました。もう一頭は、現在永康州の天后宮廟に置かれているようです。
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『荷蘭建築之原始入口』のタイトルがあった説明プレートです。1653年、オランダが建築した時代の建物エントランスです。1944年の修復作業時に見つかったものです。
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乾隆10年(1745年)の日付があった石碑です。中央上部には皇清の文字、その左右に龍のレリーフがありました。中央下部には、『陳先生墓道』の文字がありました。
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イチオシ
白と黄色のコントラストが綺麗な、プルメリアの花です。花の香りが素晴らしい、キョウチクトウ科プルメリア属の小低木です。
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中央上部に、『軍工廠図』のタイトルがあった石碑です。その両脇に中国皇帝のシンボルの龍がありましたから、清朝時代の石碑のようです。
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清朝、乾隆年間の石碑です。上に龍、下には麒麟が刻まれた格式高いものです。上部の2頭の龍の間には『皇清』の文字がありました。その下には、建物平面図などがありました。
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赤嵌楼重修碑記のタイトルが記された新しい石碑です。末尾には、中華民国83年・台南市市長の名前が刻まれていました。民国83年は、1994年(平成6年)になります。
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緋鯉が泳ぐ池の光景です。確認したわけではありませんが、中国系ではお目出度い赤色が好まれることから、鯉も緋鯉が多いようです。
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池で泳いでいた緋鯉のアップ光景です。一部の鯉は、白地に赤い模様が入っていました。その赤色に比べますと、緋鯉はオレンジ色です。
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石碑が周りに並ぶ、赤嵌楼の建物光景です。石碑群は、次に紹介する案内図では、『贔屓記念碑』と紹介されていました。碑文は乾隆の時代、1788年に書かれたものです。林爽文の役を平定した福康安を賞賛する内容とされます。
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『赤嵌楼・導覧平面図』のタイトルがあった案内看板です。各部の写真入りで紹介されていました。一通り見学してきました。
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椰子の木陰から眺めた、鄭成功の講和図です。オランダからの観光客の方にとっては、昔のこととは言え、胸に痛い場面です。
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赤嵌楼の文字が刻まれた石碑です。入口門近くに建てられていました。『嵌』の文字から判断して、それほど古くはなさそうな石碑です。
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オリジナルの塀がどれほど残されているのか分かりませんが、一時旗は、塀を覗いた遺跡全体が消失していたようです。
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ここからは、鄭成功にまつわるもう一つの遺跡、延平郡王祠の見学です。台湾を占領していたオランダ人を駆逐した鄭成功(1624〜1662年)の功績を賛えて、彼を慕う人々によって1662年に建てられた、開山王廟が起源とされます。
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ガジュマルの樹です。台南は北回帰線の南に位置しますから、熱帯地方になります。ガジュマルの聖域には適しているようです。
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日本統治時代、開山王廟は鄭成功を祭神とする開山神社に改称されました。第二次大戦後、中華民国政府によって社殿が全て取り壊され、中国北方式建築を模した鉄筋コンクリート製の廟に建て替えられました。この鳥居は、壊されなかった遺跡かも知れませんが、延平郡王祠は古蹟には認定されず、史跡として残されています。
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地上に降りて餌探しをしていた、タイワンリス(台湾栗鼠)さんです。リス科ハイガシラリス属の小型の栗鼠です。
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カノコバト(鹿子鳩)さんです。この鳥も潮来メジロさんに確認していただきました。アジア南部に広く分布し、インド、インドシナ半島、マレー半島、大スンダ列島、海南島、台湾、中国黄河以南に自然分布するようです。
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イチオシ
カノコバト(鹿子鳩)さんのアップ光景です。首の後ろ側から横にかけて見ることができる、白黒の鹿の子模様が和名の由来です。
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同じく、カノコバト(鹿子鳩)さんのアップ光景です。農耕地、市街地や浅い林を住処とするようです。草の種子を好むとされます。
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『延平郡王祠沿革』のタイトルがあった案内看板です。2006年5月、台南市文献委員会名による解説文です。民国36年(1947年)に起きた2.28事件の収束を図った国民党政府の取り組みと、鄭成功が残した業績の評価の関わり等が解説されていました。
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同じく、『延平郡王祠沿革』のタイトルがあった案内看板です。一番下に日本語の説明文がありました。清朝時代に鄭成功は、『明王朝の遺臣であって、清王朝の逆族に非ず』との評価を受け、1875年に台南に祠を建てることが認められたことなどが紹介されていました。
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『前無古人』の文字が記された扁額です。この後に『後無来者』が続くようです。鄭成功に対し、かつて居なかった人物で、これからも現れることはないだろうとの賛辞とされているようです。
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延平郡王祠の境内光景です。中央には鄭成功の座像が祀られ、後殿には彼の母『翁太妃(田川松)』の位牌が安置されています。
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同じく,延平郡王祠の境内光景です。鄭成功は今日では台湾人の宥和的精神の支柱・象徴として、開発始祖(ピルグリム・ファーザーズ)と呼ばれているようです。(ウィキペディア)
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