2014/05/06 - 2014/05/10
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旅人のくまさんさん
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台南の観光名所、鄭成功に纏わる赤嵌楼の紹介です。赤嵌楼は紅毛楼 とも呼ばれ、17世紀にオランダによって構築されました。鄭成功がオランダを駆逐した後、東都承天府と改められました。
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赤嵌楼の周りに並ぶ石碑群です。近くで文字を読み取ることができませんでした。写真を拡大しましたが、満州文字らしいものがぎっしりと書かれ、近くから眺めたとしても容易に判読はできないようです。清朝、乾隆帝時代の石碑のようです。
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同じく、赤嵌楼の周りに並ぶ石碑群の光景です。石碑を支えるのは、龍の9匹の子供の内の贔屓です。亀さんに似ていますが、歯を持っています。重い物を背負うのが好きな動物と考えられています。
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シロガシラ(白頭)の亜種、タイワンシロガシラ(台湾白頭)です。潮来メジロさんに確認して頂きました。今回の台湾旅行でよく見かけた鳥さんです。
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亜種タイワンシロガシラ(台湾白頭)さんのアップ光景です。頭の白と耳の辺りの白色もチャーム・ポイントです。ヒヨドリ科の野鳥です。
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こちらは日本でも一番お馴染みのスズメ(雀)さんです。日本の場合、雀さんを虐めると、害虫が増えて、お米などの農作物が被害を受けることを民話などで教えてきました。舌切り雀や、コブとり爺さんの話などです。
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芝生の上で餌探しをしているスズメさんですが、本心の所は、餌をくれそうな人を探しているのかもしれません。ちらちらと、こちらを見ています。
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イチオシ
石垣の下から見上げた建物光景です。1階にある『赤嵌楼』の扁額が読み取れました。
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同じく、石垣の下から見上げた建物光景です。こちらの建物は『文昌閣』の扁額が読み取れました。手前に細く伸びているのは椰子の樹です。
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丸く刈り込まれた庭木が青々とした葉を揃えていました。灌木が寄せ植えされたうえで剪定されているようです。
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発掘調査でも行われているのでしょうか、通路の左脇は工事用のフェンスで囲われていました。この一家鵜には、ホソバナンヨウスギ(細葉南洋杉)とオウゴンチク(黄金竹)が植栽されていましたので、よく覚えています。
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発掘調査で見つかったもののようです。オランダが築いた砦の城壁部分です。分厚く重ねられた赤レンガ造りです。もち米のとぎ汁に砂糖水、牡蠣の殻を灰にした物を混ぜた接合剤を使っています。最初に見学した時、現地ガイドさんからお聞きしました。
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この地に所縁があった日本人の胸像です。日本統治時代の昭和17年から終戦まで台南市長を務めた羽鳥又男氏です。戦後しばらくの間台湾に留まり、台南政府の行政アドバイザーを務めています。激化する戦争の中、財政難の中で軍の反対を押し切り、赤嵌楼や孔子廟を始め、台南の史跡の修復と保存に尽力したことで、今も台南市民に敬愛されている方です。
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『書院教育』についての説明コーナーです。中国の制度を下敷きにせず、台南独自に立ち上げた教育制度のようです。
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壁の一部に設けられたつ透かし窓と、その周りの装飾が印象に残りました。透かし窓からは、その先の建物の赤レンガや、軒下などが見えています。
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清代における科挙制度を説明したコーナーです。台湾では科挙を『考教』と呼んでいたようです。科挙は三段階あり、秀才の『童試』、挙人の『郷試』と、進士の『会試と殿試』です。清代の台南府城からは、進士に5名合格したことも祖愉快されていました。
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学問の神様、文昌帝君や魁星への願い事を書いた短冊でしょうか、受験生にとっては、努力を尽くした後の最後は、神頼みのようです。
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右が文昌帝君の絵、左が魁星のブロンズ像です。どちらも学問の神様、五文昌に数えられます。文昌帝君、魁星、朱衣神、呂祖、関帝の五者の学問の神様です。
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五文昌興魁星信仰のタイトルがあります。以前に見学した時、現地ガイドさんは、独特の宗教様式であることを説明されていました。五文昌とは文昌帝君、魁星、朱衣神、呂祖、関帝の五者の学問の神様を指します。像は魁星です。
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五文昌興魁星信仰のタイトルがあった展示室の光景です。日本で例えれば、顔は般若のようでしたが、跳ね上げた足に東南アジアなどの異国情緒がありました。右手に筆、左手に墨を持っています。
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廊下の軒下部分のアップ光景です。繊細というより、大削りにされた彫刻が温かみを感じさせます。横に渡された板は、中央が高く、弓を張ったような曲線を持っています。
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『赤嵌楼』の扁額があった建物の出入口光景です。もともとは、子の扁額に記された『崁』の文字が使われていたようです。
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一際高い樹木は、ホソバナンヨウスギ(細葉南洋杉)のようです。虫食いにあったのでしょうか、下の方の葉の密度が薄くなっていました。
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力強いタッチで揮毫された『文昌閣』の扁額です。文昌帝を祀る文昌閣は1886年に建築されました。赤嵌楼の隣に建つ建物です。文昌帝は、学問や受験の神様、日本で例えれば菅原道真公です。清代に台湾知事を務めた沈受謙の肉筆です。
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せん。四字熟語のようにも思えますが、敢えて読むなら、『東海活露』当たりでしょうか。
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オランダ人が建築した当時の建物模型でしょうか、現在の建物とは少し違っているようです。18世紀には、周囲の壁を残すのみにまで荒廃しました。
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発掘作業で見つかったか、改修作業で不要となった屋根飾りのようです。デザインは、現在の建物に生かされているようでした。
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イチオシ
周りを赤レンガで縁取られた、壺の形を思わせる出入り口の光景です。切り取られた景色を楽しむ目的もありそうです。
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イチオシ
竹を用いたような、風流な形の透かし窓です。暑い時期の通風目的と、透かし窓越しの景色も楽しめます。
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年代を感じさせる赤嵌楼の額です。近松門左衛門の人形浄瑠璃作品の『国性爺合戦』は、鄭成功がモデルとされます。国性爺は鄭成功の俗称です。実の母は、日本人です。
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赤嵌楼と文昌閣の建物外観です。大士殿、海神廟、蓬壷書院、文昌閣、五子祠などの建物は、19世紀後半に赤嵌楼の跡地に建てられた建物です。
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