悠久の古都で見つけた懐古情調 in Luang Prabang★2013　10　8日目【LPQ：セー滝】

2013/08/09 - 2013/08/19

旅行8日目。
夫1人でマウンテンバイクツアーに参加する予定が、インストラクターの家族に不幸があって当日の朝、中止の電話がきた。
急に予定が無くなったので、夫がもう一度行きたいと言っていたセー滝へ、原付をレンタルして2人で行ってみることに。
セー滝への道程は意外に遠くて、地元の人も原付ではあまり行かず、ソンテウやロングテールボートがメジャーな手段らしい…(笑。
何もない山道を抜けて、ボートで川を渡り着いた先に広がっていたのは、爆音で唸る滝と優しい目をした象たちだった。

エリア ルアンプラバン(ラオス)

• 交通手段: バイク

マウンテンバイクツアーに間に合うように支度をしていた夫にTIGER TRAILのオフィスから着信があり、引率予定のガイドの家族に不幸があって、代理のガイドも立てられないので今日のツアーはキャンセルとのこと。
事情が事情なので返金対応してもらうためオフィスに出向き、手続きをしてもらったけど丸1日開いたから相談の結果…

ヴィラ チッチャレウン ブティック ホテル ホテル

天気も良いので近所のレンタルバイク屋で24時間：140.000Kipで原付を借りてみた。

ヘルメットも2個借りて出発！
目指すは先日夫がトレッキングツアーで立ち寄った、地元で人気のセー滝。

まずは給油を。
この時は１L：11.000Kipだった。

市街地を抜けて段々ローカルエリアへ。

旧市街エリアではあまり見かけないけど、ラオスも大人３人乗りは当たり前。

いつの間にか民家が無くなって、対向車もいなくなった。
ゆるい坂をひたすら登っていく。

巨大な発電所辺りでこれは迷ったかも…と地図を出して確認。

手前に小さな売店があったので道を聞いたら、セー滝に行くにはもう少し手前で曲がる必要があった事を教えてもらいUターン。

時々出現する野良馬。
さっきの道とはうって変わって高度もあがり、クネクネした山道をひたすら走る。
緑に囲まれた道はヒンヤリどころか寒いくらいで、持ってきていた雨合羽を風対策のために着用。
時々小さな村があるけど、本当に何もないのでそのまま走ること約1時間…

セー滝の看板が見えてきた！

今まではアスファルト道路だったけど、ココからは未舗装道路。
ガタガタな上に、走ると砂埃も酷い。

え…ルアンパバーン市内から自転車で来ている人がいる。
半分以上登坂だったのにすごいな、と感心していたらすぐ目の前が駐車場だった。

一応屋根付き。

原付駐輪料金：5.000Kip。
実は帰り際に夫が「原付の鍵が無い！」と騒ぎだし、荷物をひっくり返して大捜索していたら、駐車場係りの女性が「これでしょ？」と。
どうやら鍵を挿しっぱなしで駐車場を離れたらしい…あり得ん！
付けっぱなしなんて盗られても文句は言えないし、鍵を失くして弁償になったらシャレにならないし、それ以前に山奥から帰る術もなくすところだった。
感謝のチップでは感謝しきれない事件。

後でそんな大騒ぎになるとは露知らず、滝で遊ぶことに頭がいっぱいで浮かれポンチな夫は、足早に川への道を急ぐ。
何もない砂利道を進むと…

急に民家が見え始めた。

見かけるのは年配女性と、なぜか鶏ばかりウジャウジャ見かけた。

駐車場から歩くこと約5分で川に到着。
カヤックツアーの出発地点にもなっているようで、沢山のカヤックとツアー参加者を見かけた。
私たちのように個人で訪れる人は他にいない模様。

ラオス国旗が立っている川縁が船着き場らしい。

見事な青空。

川手前の東屋に船頭や車のドライバーが集まっていて、そこでセー滝への往復乗船券を購入する。
往復で1人：10.000Kip。

ロングテイルボートを岸ギリギリまでつけてくれる。

今までになく不安な造りだけど…

緩やかな流れに沿って出発。

時々、カヤックツアー客に追い抜かされた。

セー滝の水は川に注ぎ込まれ、ここが終点になっている。
ただでさえ水量が多いこの時期、滝の分も増えるので雨が降った後は凄いことになりそう。

セー滝入口の船着き場が見えてきた。

階段を登って上へ。
帰りも復路のチケットを見せればすぐに舟をだしてくれるみたい。

上まであがって最初に目に飛び込んできたのは象の姿。
象ライドは何度も経験しているので利用しないけど、セー滝の象ライドは、象が滝の中を渡ってくれるらしい。

セー滝の地図。

滝入口手前にあるチケットブースで入場チケットを購入する。

セー滝入場チケット（大人）1人：15.000Kip。

ゴォォォォォ！！！！という爆音と共に、滝が出現。
茶色く濁ったクアンシーの滝よりも、水の色が綺麗だった♪

セー滝 滝・河川・湖

棚田のように若干の高低差を付けて広がっていくセー滝は、クアンシーの滝とはまた違った雰囲気。

セー滝 滝・河川・湖

滝を眺めていたら足音が聞こえて象が登場。
ズンズンと躊躇なく滝に踏み込んでいく。

セー滝 滝・河川・湖

これが噂の、滝に入れる象ライド。
いたずら好きな象（＆象使い）が、鼻シャワーで水を振りまくので橋の近くや、象が脇を通り過ぎるときに掛けられないよう注意が必要。

セー滝 滝・河川・湖

象ライドを楽しんでいるのはラオス人観光客が多かった。

セー滝 滝・河川・湖

滝のすぐ目の前に食堂があったので、先に腹ごしらえをすることに。
店は2階にあって、チケットブースを道なりに進めば到着する。

セー滝 滝・河川・湖

食堂は迫り出すように建てられているので景色は抜群。

セー滝 滝・河川・湖

食堂から滝を見下ろすとこんな感じ。
食堂目の前の滝はプール状に腰壁で仕切りがされていて、泳げるようになっている。

セー滝 滝・河川・湖

その奥は階段状の地形になっており、木々の間を埋めるように滝が流れていて、白い水しぶきが糸のように流れてて美しかった。

セー滝 滝・河川・湖

Menu。

セー滝 滝・河川・湖

【レモンジュース】7.000Kip
夫は原付の運転、私は昨日に続いてなんとなくお腹がすっきりしないので珍しくアルコール抜き。

セー滝 滝・河川・湖

【チキンヌードル】15.000Kip
麺は中細米粉麺で、辛くなくてサッパリした口当たり。
お好みで生野菜を投入して。

セー滝 滝・河川・湖

【フライドチキン＆バジルご飯】20.000Kip
小粒の赤・青唐辛子満載でとにかく辛い！辛いもの好きな私でも、お腹が弱っているときにこの刺激は辛い。
付いていたスープはぬるくて、パクチーだけが入ったコンソメ味。
このスープだけじゃ、とても辛さを押さえられないので…

セー滝 滝・河川・湖

【ベジタブルスープ】12.000Kip
トマト・白菜・青菜が入っていて胡椒が効いて、バジルご飯の辛さも和らぐ優しい味だった。
合計：59.000Kip。

セー滝 滝・河川・湖

食堂の下はテーブルがあって、滝で遊ぶお客が自由に利用できるようになっていた。
この後は滝探索へ。
続きは11へ。

セー滝 滝・河川・湖