悠久の古都で見つけた懐古情調 in Luang Prabang★2013　04　3日目【LPQ】

2013/08/09 - 2013/08/19

旅行３日目。
朝から焼け焦げそうなくらい強い日差しが降り注ぐルアンパバーン。
今日は寺院＆美術館巡り、そして夫が参加するツアーを申し込むため、徒歩で旧市街界隈をぐるぐる散策した。
ラオス特有の参加人数によってツアー料金が変動するシステム（ツアー当日までに人数が増えれば既定の額で人数割りして返金してくれるけど、雨季だと滞在者数が少ないので難しく個人ツアーになりがち）に翻弄され、10軒近くツアーデスク行脚する羽目に。
夜はずっと楽しみにしていたナイトマーケットでテンションが上がる♪

エリア ルアンプラバン(ラオス)

少しゆっくり目に起床したのでまずはブランチへ。
昨晩のレストランの隣にある、サッカリン通り沿いの“GARDEN RESTAURANT”に向かう。

店の入口にはガネーシャ像が祀られている。

Menu。
インド料理とタイ料理が充実していて品数が豊富。

お客は私たちだけなのに料理が出てくるのが滅茶苦茶遅いのが難点だけど、トイレは綺麗だし、Wi-Fiが早いのでお腹が空いていない時間帯なら、まったりと過ごせるかも。

【ビアラオ（大)】12.000Kip

【北ラオスソーセージ入ソムタム】30.000Kip
写真では見難いけど、ブロックベーコンのようにカットされた白いのが北ラオスソーセージらしい。
昨日の水牛ソーセージとは違って癖は無く、蒲鉾や魚肉ソーセージのような口当たりだった。

【青菜炒め】20.000Kip
オイスターソースが使われていないので、サッパリして食べやすい。

【チキンマサラ】30.000Kip
インド料理のMenuが沢山あったので頼んでみたけど、大きなピーマンが入っていて、辛すぎずまろやかな口当たりでタイのマッサマンカレーに近いイメージ。

【フレンチフライ】25.000Kip
合計：134.000Kip。

お腹が満たされたのでLuangprabang National Museumへ。
ところがランチタイムは休館するらしく、中に入れないので…

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

昨日登ったプーシーの丘の入口に小さな寺院があるのを思い出したので、少し階段を登って行く。
少し高い場所からLuangprabang National Museumを見下ろすとこんな感じ。
ナイトマーケットは、このLuangprabang National Museumとプーシーの丘前の道路を毎晩封鎖して行われている。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

寺院の名前は“WAT PAHOUAK”。

長い参道を奥へと進むと…

あまり見かけない外観に、屋根の細やかな装飾が目を引く。

本堂入口を見上げると天井に薄らと文様が残っていて、小振りだけどかつては美しかった姿が想像できる。

３箇所の入口の内１つだけ閉ざされていて、扉の装飾を確認することが出来た。

中に入ると、頭に思い描いていた雰囲気と違い驚きの声が出てしまう。

内部に照明は無く、大きく開けられた窓から入ってくる自然光のみだけど、壁一面を埋めるように描かれている壁画の数々。

色褪せて見づらい部分もあるけれど、歴史を感じることが出来る。
もしプーシーの丘に行く予定があれば、登る少し前に立ち寄ってみると良いかも。

手書きの案内によれば1860年建立されたのだそう。
下書きや線が残っていて、綺麗に書こうとする気持ちが伝わってくる。

まだ、Luangprabang National Museumの再開時間まで時間があるので、隣の“Wat May Souvannapoumaram”に行ってみることに。

入場チケット１人：10.000Kip。

炎天下のランチタイムに観光しているのは他におらず、とても静かな境内。

金網があったので覗いてみたら…

さほど大きくない仏像が鎮座していた。

こちらが本堂。

黄金色に輝く立派な装飾がまぶしい。

とても豪華な装飾が壁全体を埋め尽くす。
中央の扉が開いているので中へ。

中央奥には大きな仏陀像が鎮座していて、その周囲を様々な大きさの仏像が囲んでいた。

妖艶な雰囲気を醸し出すエメラルド仏陀。

天井を見上げると、お守りサイズの小さな仏像が壁面上部に隈なく埋められていて、まるで模様のように収まっていた。

ランチタイムも過ぎたのでLuangprabang National Museumへ。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ちなみに開館時間はこちら。
2時間もシエスタをとるなんていいな♪ラオス人。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

Luangprabang National Museum入場チケット１人：30.000Kip。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

入口門から入場して、すぐ右手に建つ建物が気になり入ってみる。
さっきWAT PAHOUAKから見下ろしていた大きな屋根の建物がこちらで、パバーン像安置祠となっている。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

新しくてキレイ。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

中は、赤をベースに黄金色の装飾が施されていて派手な造り。
ところでパバーン像はどこだろう？

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

格子の隙間からは緑豊かな庭が広がる。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

窓・扉の装飾は凝っているけど正直…この建物は何のためなのか、よくわからなかった。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

木々に囲まれた建物がNational Museum。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

近づいてみるとかなり大きい。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

靴は入口で脱いで…

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

撮影禁止・手荷物持ち込み禁止のため、鍵付きのロッカーに預けて財布だけ持って列に並ぶと順番に入場させてもらえる。
ちなみに小さ目のバックパックがギリギリ入るかどうか程度の大きさなので、大きな荷物は適当な硝子戸家具に押し込まれるから、身軽で行ったほうが良さそう。
スマホを手にしたまま列に並んでいた人は、ロッカーに仕舞うように注意されていた。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

少人数のグループに分けられ入場が許される（中に入ってしまえば自分のペースでOK）。
床板を踏みしめながら進んでいくと、ラオスの王朝時代の調度品や歴代の王様が使用してきた家具を中心に、1975年まで王宮だった場所で見学することが出来る。
玉座の部屋は大変豪華で見ごたえがあるけど、奥の生活エリアは一転、とても簡素な造りで驚く。
BKKのウィマーンメーク宮殿を思い出したけれど、その違いは歴然…世界各地から取り寄せた贅の極みに思わずため息が漏れるウィマーンメーク宮殿と比べると、質素で堅実な生活だったのが伝わってきた。

王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー

Luangprabang National Museum見学後は、付近のツアーデスクを10軒近く徘徊。
わかったのは結局ツアーデスクは多いけど連携は無く、どこで頼んでも大概同じツアー主催者なのに、人数割り返金してくれるのは【ツアー参加者数ではなく、そのツアーデスクに申し込みに来た人数】なので、物凄く確立が少ないということ。
そしてツアー自体に人数が集まらず、直前キャンセルも視野に入れて申し込まないといけないため決め手に欠け、ヴィラに戻って休憩することにした。

ヴィラ チッチャレウン ブティック ホテル ホテル

陽が傾き涼しくなった頃に再び出かける。

シーサワンウォン通り 散歩・街歩き

昨日登ったプーシーの丘とツアーデスク巡りで、足の疲れが抜けないのでマッサージへ。
フットマッサージ（1時間)：40.000Kip。
値段は安いけどマッサージが有名な国でもないので、可もなく不可もない感じ。

シーサワンウォン通り 散歩・街歩き

そのままプーシーの丘前まで真っ直ぐ歩くと、昨日立ち寄ったTIGER TRAILという人気ツアー会社のことを思い出して立ち寄ってみることに。
こちらは自社でツアーを主催しているので確実に決行されるし、何よりも人が集まってくるから“人数変動料金”じゃないところが良い。
詳しくは下記の口コミをご覧くださいませ。
http://4travel.jp/overseas/area/asia/laos/luangprabang/tips/10816532/
今回はまず、夫が１人で参加する明後日の“フェアトレッキング１Dayツアー”330.000Kipを申し込んだ。
このツアーは、ツアー料金の10％がトレッキングで通過する貧しい村々に還元されるそうで、その趣旨も素敵♪

プーシーの丘前からずっと奥まで広がるナイトマーケット。
テントが張られ、屋根もあるので多少の雨でも問題ない。

ナイトマーケット 市場

丁寧に並べられた商品。
どこの店も見やすいよう工夫されていて、奥の商品が見たいときは指をさせば取ってくれる。
布製品は同じものでも刺繍や柄が違うので迷っていると、どんどん奥から出してくれるし「これに座りなさい」と椅子も貸してくれた。

ナイトマーケット 市場

可愛らしいハンドメイドの数々。
アジア圏はどこへ行っても似たようなお土産ばかりで選ぶ意欲を失いがちだけど、ラオスは、ラオスらしいお土産が沢山あり、久々にわくわくしたので、右上の伝統柄を用いたペットボトルホルダーを購入♪

ナイトマーケット 市場

“Khmu Restaurant”
猫の親子が店内を追いかけっこする、にぎやかな店で夜ゴハンを。

カム レストラン 地元の料理

Wi-Fiのスピードを測ると早いのに、何故か繋がらず。

カム レストラン 地元の料理

Menuは豊富で、料理提供もとても早かった。

カム レストラン 地元の料理

【ビアラオ（大)】10.000Kip

カム レストラン 地元の料理

【ルアンパバーンソーセージ】39.000Kip
焼き目が香ばしくて、昨夜のルアンパバーンソーセージよりも脂を感じる。
残念なのは切れてるように見せかけて、１つも切れていなかったところ(笑。

カム レストラン 地元の料理

【Or Larm（鶏)】30.000Kip
きくらげ・レモングラス・インゲン・青菜がたっぷり入った具だくさんスープで、Menuにはシチューと書いてあった。
この料理は牛肉が主流らしいけど、今回は鶏肉をチョイス。
とろみがあって、ミントとレモングラスの強烈な香りが鼻を衝くので飲める人を選ぶけど、ハーブ好きには堪らないと思う。

カム レストラン 地元の料理

【ラオバジル炒飯（牛)】28.000Kip
牛肉は固めで、インゲン・人参・玉ねぎ入り。
濃いハッキリとした味付けでビールが進む。

カム レストラン 地元の料理

【白ワイン】28.000Kip
【ラオカオ】12.000Kip
ラオカオとはモチ米のウィスキーのことで、韓国焼酎に似て甘みがある。
多分40度前後の強さ。
合計：155.000Kip。
明日はツアー呼び込みドライバーに誘われて急遽、クアンシーの滝ツアーに参加することに。
続きは05へ。

カム レストラン 地元の料理