悠久の古都で見つけた懐古情調 in Luang Prabang★2013　13　9日目【LPQ】

2013/08/09 - 2013/08/19

旅行9日目、2度目のワットシェントン編。
午前中に寺院巡りをした最後は、ワット・シェントンでまだ見ていなかった王様の霊柩車を見学。
ルアンパバーン様式と呼ばれる幾重にも重なった、地面まで届きそうな美しい流線型の屋根を持つ本堂の向かいの建物が、ホーラーサロットと呼ばれる霊柩車庫で、ナーガが沢山装飾された豪華な霊柩車が小さな出入口から顔を覗かせていた。1960年に行われた、シーサワンウォン王の葬儀で使われた霊柩車は本当に豪華で、当時の王の力を想像することが出来る。
遅めのランチは、先日クッキングクラスでお世話になったルアンパバーンの人気レストラン：Tamnak Lao Restaurant。名店の上品で洗練された味に舌鼓をうった。

エリア ルアンプラバン(ラオス)

いつもは通らないシーサワンウォン通り側の入口から、ワット・シェントンに。

ワット シェントーン 建造物

20.000Kipを支払って２度目の入場。
ルアンパバーン様式と呼ばれる大きく美しいシルエットを持つ本堂の屋根はとても魅力的で、ラオスの寺院の中でも最も美しい寺院の１つといわれている。

ワット シェントーン 建造物

今日の目的は本堂向かいに建つ、前面を細やかな装飾で埋め尽くした黄金色に輝く建物。

ワット シェントーン 建造物

この建物には1960年に行われた、シーサワンウォン王の葬儀で使われた霊柩車が納められている。
入口は思いのほか小さい。

ワット シェントーン 建造物

入口扉にかすかに残る刻印…昔は何が描かれていたんだろう？

ワット シェントーン 建造物

5つの頭をもつナーガを先頭に巨大な船のようなものが出現して驚く。
その大きさは広角レンズでも全く収まらない巨大さ。

ワット シェントーン 建造物

足元には大きなタイヤを履いていて葬儀の際、恐らく練り歩いたのでは…と推測。

ワット シェントーン 建造物

中央に乗せられた壺みたいなのが棺なのだそう。

ワット シェントーン 建造物

通路に似たサイズの棺が置かれていたけど結構大きかった。緻密な装飾が施され、教えてもらわなければ棺だとはまず思わない。

ワット シェントーン 建造物

無数の仏像の背面壁にもタイルのモザイクが。

ワット シェントーン 建造物

ルアンパバーンは放し飼いの鶏をどこでも見かける。

ワット シェントーン 建造物

本堂をもう一度見ようかと誘ったら、夫が急にお腹が痛いと言いだして、先にヴィラへ帰ってしまったので1人で向かう。

ワット シェントーン 建造物

正面入口は緻密に描かれた文様でびっしり埋め尽くされて、派手さとシックさが入り交ざったような感じ。

ワット シェントーン 建造物

脇に回ってもまだ続く壁面の装飾。
どこも手を抜いてないのが凄い。

ワット シェントーン 建造物

黒色の壁に隙間なく描かれた金色の仏教絵画。
近くで見ると、少し情けない顔に描かれていて面白い。

ワット シェントーン 建造物

本堂の中へ。
正面入口の裏側はも天井からびっしり描かれている。

ワット シェントーン 建造物

入口扉の内側。
しなやかなシルエットのデバダーが守っている。

ワット シェントーン 建造物

ふと上を見上げると長い木の棒が…

ワット シェントーン 建造物

正面の仏陀像の方まで伸びていた。
近くの観光客が受けてた説明に聞き耳を立ててたら、どうやら水かけ祭りの際、この本堂は水浸しになり、その時に使われる道具なのだそう。

ワット シェントーン 建造物

薄暗い本堂が落ち着く。

ワット シェントーン 建造物

最初干支の動物を描いているのかと思ったけど、よく見たらガルーダや象もいるので、仏教絵画に登場する動物たちだと思う。

ワット シェントーン 建造物

黒光りする壁に金色で描かれる人物像。
稚拙だけど、よく見ると皆行動が違っていて面白い。

ワット シェントーン 建造物

こちらは神々の世界。

ワット シェントーン 建造物

外に出て向かったのは、ガラスモザイク画が可愛いレッドチャペル。
本堂内はダークなイメージだったけど、こちらはカラフルでキュートな印象。
やっぱり可愛い。

ワット シェントーン 建造物

田植えをする農民と、象の上からその光景を眺める人。

ワット シェントーン 建造物

壁のいたるところで、多様な物語が繰り広げられている。

ワット シェントーン 建造物

正面から見たレッドチャペル。
三方のガラスモザイク画とは違って2トーンでまとめられていて印象が全然異なる。

ワット シェントーン 建造物

建物の内側は本堂と同じく黒色壁に、金色で仏像が描かれている。

ワット シェントーン 建造物

本堂と反対側の壁は動物や舟が多く表現されていた。

ワット シェントーン 建造物

そろそろヴィラに戻ろうと思ってヴィラに通じる道側の出入口へ向かうと、帽子を被った人がへばり付いてた。

ワット シェントーン 建造物

ワット・シェントン⇒ヴィラは徒歩３分強。
毎日この1本道で、朝の托鉢の終点を見ることが出来る。

この道は民家が多くて長閑。

ダウニーの香りが通りの先まで漂う小道を曲がると…

ヴィラに到着。
原付をヴィラ内に持っていくための階段に掛ける板が立てかけてあった。

ヴィラ チッチャレウン ブティック ホテル ホテル

私たち以外、ほとんど出入りが無いのでとても静か。
車の往来も無いから聞こえてくるのは、隣家から漏れるTVの音と鶏の鳴き声だけ。
夫の様子を見に行ったら、回復したっぽいので少し遅めのランチに向かうことになった。

ヴィラ チッチャレウン ブティック ホテル ホテル

ランチは先日クッキングクラスでお世話になった、サッカリン通りに建つ大きな白い建物の“Tamnak Lao Restaurant”。

タムナック ラーオ 地元の料理

Tamnak Lao RestaurantのHP：http://www.tamnaklao.net/

タムナック ラーオ 地元の料理

地図はこちら。

タムナック ラーオ 地元の料理

席の希望を聞かれたので、道路からいつも見上げていた2階テラス席をチョイス。
柔らかな光が差し込む。

タムナック ラーオ 地元の料理

Menu。
周りに比べると価格帯は少々お高め。

タムナック ラーオ 地元の料理

オーダー後にテーブルに並べられたのはピーナッツと、ミネラルウォーターが注がれたグラス。
この周辺のレストランを何軒も行ったけど、このサービスはTamnak Lao Restaurantだけだった。

タムナック ラーオ 地元の料理

【マンゴーシェイク】20.000Kip
【グラスワイン（赤)】30.000Kip
さっきまで体調悪いと言っていたのに、この後マウンテンバイクをレンタルして遠出をしたいという夫は、飲酒運転にならないようシェイクをオーダー。

タムナック ラーオ 地元の料理

【ラオス版カオソイ】30.000Kip
カオソイといえばタイのチェンマイが思い浮かぶけど、ラオス版はトマトベースのスープに挽肉がたっぷり、フォーのような平麺とクレソンが入っていて、酸っぱ辛くて箸が進んだ。
カオソイ自体がミャンマー⇒北ラオス⇒チェンマイに伝わったらしいので、チェンマイカオソイの原型といったところかも。
チェンマイカオソイはカレーベースにココナッツミルクを使っているので、これがラオス版カオソイだと言われなければ、多分気づかないと思う。

タムナック ラーオ 地元の料理

【カオニャオ】10.000Kip
赤米が混ぜてあって見た目も華やか。

タムナック ラーオ 地元の料理

【Phanaeng Gai】45.000Kip
クッキングクラスで作ったアレがもう一度食べたい！と思って、この店を選んだのにオーダーしてみたら全然違うものが登場。
スープ状になっているし、クリームシチューっぽかったのにトム・カー・ガイに味が似ていた。
これはこれで美味しいけど、思い描いていたのと違って残念。

タムナック ラーオ 地元の料理

【UA NOR MAI】40.000Kip
筍を一口大にカットして、こんがりと揚げたもの。
食感は柔らかくてスウィートチリソースをつけて食べると、おつまみにピッタリ♪

タムナック ラーオ 地元の料理

【Watercress soup with pork ball】35.000Kip
クレソンが山盛りに入っているけど全然クセが無い。
ポークボールは濃厚なのに、スープはスッキリした口当たりで美味しかった。

タムナック ラーオ 地元の料理

ワインをお代わりして、合計：240.000Kip。
夫がマウンテンバイクをレンタルしてハイウェイ13沿いを40km走行している間に私は昼寝を(笑。
夜は素敵なBarレストランでまったりする予定。
続きは14へ。

タムナック ラーオ 地元の料理