2011秋、ブルガリア等・東欧旅行記(52/52：補遺5)：ルーマニア・ブラン城の展示品(2/2)武器類、什器類

2011/10/05 - 2011/10/13

ルーマニアにあるブラン城の展示品の紹介です。2006年にイレアナ王女の実子であり遺産相続人のドミニク・フォン・ハプスブルク氏と、その姉妹に返還された時、3年間は博物館としての用途を変更出来ないとの条件が付けられましたが、現在も博物館として公開されています。ルーマニア国は、城の改築と維持の費用を引き受け、将来の城の買い上げに関する優先権も持っています。

エリア ブラショフ(ルーマニア)

甲冑のコレクションです。保存状態がいいのか、レプリカなのかは、説明書きがありませんので分かりません。装着すれば、かなり重そうです。

武器のコレクションです。これらの武器も、保存状態がいいのかレプリカなのかは、分かりません。8種類あります。

武器と甲冑のコレクションです。2本の長い柄の武器は、日本の武器で例えれば、槍に相当する中世の武器のようです。

甲冑のコレクションです。リング状の物を繋いで動きに柔軟性を持たせた鎧となっているようです。リングにしても、相当の重量がありそうです。

小さな大砲も室内に展示してありました。ブラン城は、トランシルヴァニアとワラキアを結ぶ交通の要所に当たります。このため、その山道の要所に関税を徴収する施設が設けられました。

金製の王冠です。歴代城主が使用したものでしょうか。ブラン城の所有者は、ハンガリー王家、1407年にワラキア公国、1427年にトランシルヴァニア公国、1513年からはブラショフ市へと変遷しました。

ブロンズ製の容器です。左右に羽を持った二人の天使、その中間に十字のマークがあります。

同じくブロンズ製の容器です。天使の飾りや文様は全く相似形に見えます。裏側に十字のマークがあるかもしれませんが、確認は出来ません。

足と取手付のブロンズ製の容器です。料理に使われたものでしょうか。鳳凰のような鳥や唐草文様の陽刻があります。

実用品として使われたような銅製の薬缶(ヤカン)です。マリヤ王妃やイレアナ王女が居住していた頃のものでしょうか。

シックな彫刻の飾りが付いた年代物のピアノのようです。マリヤ王妃かイレアナ王女が実際に弾かれたものでしょうか。

少し明るい色をした木製の什器類です。鍵が掛けられる観音開きの扉のようです。鳳凰のような鳥は、王妃か王女の紋章でしょうか。

アンティークな装いの長椅子です。什器類も補修されたものでしょうか、保存状態は良いようです。

重厚な感じがする木製の家具です。前面やコーナーに、多くの人物像が彫刻されています。

高さは2メートルに近い、大時計です。時刻は現在時間に合っていました。今も正確に時を刻んでいました。

ブラン城の歴史を紹介するビジュアルコーナーがありました。その室内光景です。

ビジュアルコーナーの画面に映し出されていた画面のアップです。ブラン城の外観です。

建物の外周の壁にあった石像です。塑像かも知れません。

室内にあったレリーフ像です。聖母子像のようです。

屋外にあった石造物です。今は使われていない古井戸です。