2011秋、ブルガリア等・東欧旅行記(40/52)：ブラショフ、聖ニコラエ教会

2011/10/05 - 2011/10/13

ブランからブランショフに移動して、聖ニコラエ教会の見学です。市街中心部から車で15分程の位置にあるスケイ地区に建つゴシック様式のルーマニア正教会です。1292年に創建された時は、木造だったとされます。スケイ地区は、ドイツのザクセン人によってブラショフが建設された時、ルーマニア人を隔離した地区とされます。その区域境の名残がスケイ門です。ドイツによる植民地の時代のことになります。

エリア ブラショフ(ルーマニア)

ブラショフ地方で最も古い教会とされる聖ニコラエ教会の入口門の光景です。ドイツ支配の時代、ルーマニア人が住んでいたシュケイ地区に建ちます。

入口門の脇に張ってあったポスターの1枚です。教会の行事などの案内のようです。正教会の司祭らしい、立派な髭を蓄えた人の写真もありました。

緩い坂道を登って聖ニコラエ教会の聖堂に向かいました。当初はゴシック建築様式で建てられましたが、のちにバロック建築様式に変えられました。

聖堂に向かう途中の緩い坂道の左手にあった、モノクロの絵画です。上手な絵とは見えませんでしたが、とりあえず撮影しておきました。建物光景です。

こちらも門の黒の建物光景です。道を挟んで両側に家が並んだ街並み光景です。白い部分は、汚れを拭き取った跡のようです。

モノクロの絵はもっとたくさんありましたが、紹介するのはここまでです。これも風景画でした。長い塀の窪んだ部分に描かれていました。

十字架に屋根を付けたようなデザインの木製の碑です。花が飾ってありましたから、お墓かも知れません。

聖ニコラエ教会の聖堂の全景です。アクセントに針葉樹を傍らに入れました。写真撮影は禁止されていましたが、内部には有名な壁画家であったミシュ・ポプのフレスコ画があります。

寺院の庭の花壇で、濃いピンクの花を咲かせた薔薇です。花の数は少なくても、色鮮やかな秋薔薇です。

こちらはオレンジと黄色のツートンカラーの薔薇の花です。同じ花壇で咲いていました。

オレンジと黄色のツートンカラーの薔薇のアップ光景です。中々可愛らしい花です。

聖ニコラエ教会の脇には、ルーマニア最古で、ルーマニア人のための初めての学校があります。この塑像は、ルーマニアで初めて印刷機を造ったCoresi(コレシ：?〜1583年)です。その印刷機で教科書が印刷されました。

右前から見上げた聖堂の光景です。尖塔の先端の飾り部分が5つ見えました。

オレンジと黄色のツートンカラーの薔薇のアップ光景です。中々可愛らしい花です。

聖堂の入口光景です。この教会の建設に当たっては、モルドヴァとワラキアの教会の協力を得たとされます。

聖堂入口から見上げた尖塔の光景です。先端までは入りませんでした。

同じ場所からの撮影です。今度は先端部分を入れて、下の方をカットしました。

同じ場所からの撮影が続きます。今度はカメラアングルを横にして先端部分のアップ光景です。

次は頭をカットして、建物の中間部分のアップ光景です。

聖堂の壁面部分にあった、聖ニコラエのモザイク画のアップ光景です。聖ニコラエについて、いくつか調べてみましたが、詳しいことは分かりませんでした。

ひびが入った古い壁がそのまま保存され、古い絵画が残っていました。聖マリア像のようです。貴重なフレスコ画のようです。

こちらも古い壁に残された壁画です。聖人群像です。聖堂の修復工事が行われた際も残された記念のフレスコ画のようです。

聖堂入り口の装飾のアップ光景です。ヒマワリらしい花がデフォルメされたデザインでした。

聖ニコラエ教会の正面入口です。内部の写真撮影は禁止されていました。撮影できるはこの入口までです。

聖ニコラエ教会に隣接する墓地の入口光景です。修復されたのでしょうか、綺麗な建物でした。

この墓地に眠る著名な方が記されたプレートのようです。一番上に『NICORAE SULICA(1877〜1949)』の名前がありました。聖ニコラエ教会の名前に関係しているかもしれません。

門柱に描かれていた聖人像です。装飾文字で記された名前ですから、上手く読み取れませんでした。聖ニコラエではないようです。聖堂正面の壁画とは、顎鬚の形が違っていました。

十字架が建てられた墓標の光景です。日本の追善供養のために使われる卒塔婆のような、木製の十字架がありました。

横から眺めた墓地の光景です。棺の蓋は簡単には開けられないよう頑丈な作りでした。その蓋を持ちあげるにはクレーンがいるようです、そのフックが付いていました。

墓地の中から眺めた聖堂の光景です。聖ニコラエ教会の紹介は、この後も続きます。