2011秋、ブルガリア等・東欧旅行記(37/52)：ブラショフ、吸血鬼伝説のブラン城、屋上からの眺望

2011/10/05 - 2011/10/13

吸血鬼伝説の舞台とされるブラン城の見学の続きです。ブラン城が位置する場所は交通の要所、かつては関所としての重要な役割があったようです。ドイツ騎士団によって13世紀初めに建設された木製の要塞が、14世紀に石造の要塞に造り変えられた後、所有はハンガリー王家のものとなりました。

エリア ブラショフ(ルーマニア)

ブラン城の1階から4階は展示場として一般公開されています。その部屋と調度品などの紹介です。社会主義時代にも整備され一般公開されていた時期があります。

窓辺に置かれたソファー、各所に飾られたブロンズ像やブロンズ容器等の紹介です。静かで気品溢れる室内光景です。

窓辺に置かれたソファー、各所に飾られたブロンズ像やブロンズ容器等の紹介です。静かで気品溢れる室内光景です。

下の方に焚口が見えますから、暖炉のようです。焚口の上には陶器の飾りがありました。白地にデザイン化された花が描かれた青絵の陶器製のようです。

窓辺の光景です。植木鉢が置かれていました。赤い花を咲かせた菊でした。

マリア王妃(1875〜1938年)か、その娘のイレアナ王女(1909〜1990年)の蔵書のようです。ブラン城で暮らしたことがある2人です。

部屋の外に目を転じますと、赤い屋根と尖塔の光景です。その背後には山と青空の光景がありました。

室内の見学の合間に眺めた、ブラン城の各所の光景です。オレンジ色の屋根と白い壁が共通していました。

左手前の屋根は黒っぽく見えますが、陽が射せばオレンジ色の屋根でしょう。黄葉の山が見える長閑な光景です。一瞬、ドラキュラ伝説を忘れさせてくれます。

右手は建物の側面光景、左側がオレンジ色の屋根の光景です。右寄りの細長い建物の上には金属製の煙突のようなものが2つ見えました。途中の壁の塗装が剥がれ落ちているのは、排煙の熱の影響かも知れません。

屋根飾りに色々と工夫がされていました。同じような形の屋根飾りを探すのが難しいくらいでした。

尖塔の先端部分のアップ光景です。後代に細工されたのでしょうが、避雷針を兼ねていました。赤い屋根の部分の左手に、そのアース線が見えています。

日陰になって分かりにくい写真になりましたが、石畳の中庭光景です。その周りには、剪定された樹木が配されていました。

ここからは、屋上テラスのような場所からの眺望です。ブラン城の前身が、街道の関所であった頃の名残の石塀でしょうか。

年代を感じさせる石塀のアップ光景です。もし、ブラン城が世界文化遺産に登録される場合には、重要な遺跡になるかも知れません。

赤い屋根のアップ光景です。オレンジ一色ではなく、黒ずんで見える部分など、随分と変化があります。

屋上から見下ろした街道の光景です。この場所が交通の要所であることが見て取れました。

屋上のテラスから眺めた光景でお勧めできる1つです。多分、西北方面と思われる山々の光景です。

同じ方角の撮影ですが、今度は手前の林に重点を置いた撮影です。針葉樹の中の黄葉の光景です。

最上階の屋根の光景です。屋上のテラスのような場所からすぐ近くに見えました。

ブラン城から眺めた山々の光景です。大分色付き始めていました。あてずっぽうですが、西北方面でしょうか。

街道辺りのアップ光景です。ブラン城の手前で大きくカーブしていました。その周りには、工場やその事務所らしい建物が見えました。

屋上のテラスからの光景です。転落防止のための手摺の上部は赤い瓦でした。街道が見渡せました。

針葉樹の中の黄葉の木のアップ光景です。銀杏の木辺りでしょうか。

別の場所からアップしますと、思ったより大きな『鳥小屋』でした。

別の場所からアップしますと、思ったより大きな『鳥小屋』でした。

屋根の端にあった面白い形の金属製のポールです。屋根飾りか、避雷針か判別付きません。先端が鋭角ではなく丸いですから、屋根飾りの方かも知れません。

屋上からの眺望はこれでおしまいです。オレンジ色の屋根越しに黄葉が始まった山の光景が見えました。

螺旋風の階段の光景です。コーナーを回り易いよう、頑丈な添え木がありました。階段も添え木も年代を感じさせます。

階段の踊り場の光景です。木製の椅子席が用意されていました。草臥れた時の一休み用でしょうか。使い古されていました。